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2008年7月14日 (月)

老人経済人が日本を滅ぼす

日本経済を論じるとき、必ず出てくるのが「経団連」や「日本商工会議所」など、そして彼らは一様に「円安」、「低金利」を主張して来た。

実際のところ、米国の経済学者も「円安」が日本経済に良い効果をもたらすと宣伝していた。
しかし、円安で日本の景気が良くなったかと言えば、誰も良くなったと感じないだろう。
なぜなら、円安は米国に輸出するときには有利でも、国民が必要とする輸入物資を買うときは割高になるからだ。
そして、未だに米国は消費社会でものを買うから、米ドルに対して円安誘導をするわけだ。
米国経済の学者は、「円安」というのが実は米国経済にとって都合がよい事を隠している。
米国経済学者は、日本の見方ではなく基本的に米国経済を支える方策を第一に考えているからだ。
確か、あのリチャード・クー氏も経済的利益は米国第一に、そしてその後に日本などの経済を論じると言い切っている。
要するに、円安というのは「金利」と「日銀による米国債の買い支え」と言うことに大きく依存している。
「日銀による米国債の買い支え」とは、円高になりそうになると、日銀が介入として事実上米国債を買って米国経済を支える。
一方、日本の低金利によって、米国のヘッジフアンドに資金供給し、かつ日本の投資家が米国の債権を買うと言う次第だ。

実際のところ中国が、膨大な外貨(ドル)を取得するようになったのも、元が米ドルに連動するために、米国債を買ってドルを買い支えたというものだ。

結局、円安と低金利というのは、実は米国に資金提供する仕掛けなのである。
お陰で、日本では未だにデフレが収まらないというのは、このように日本に金がないからである。
考えてみれば、日本円はユーロに対して、大幅安だ。それでEUに輸出するかと言えば、EUは消費国ではないから実は商売にならない。

よく「輸出企業の代表であるトヨタ自動車 」などど取りざたされるが、実は今や世界企業であって、日本の輸出などそのほんの一部でしかない。
しかも、日本で作って販売する車は、ハイブリッド車などの競争力の強い車だ。早い話、高くても売れる車と言うことだ。

さて、今の原油高を克服するため日本経済を復活させるためには実は簡単で、今まで上手く行かなかったことの反対をすればよい。
円高、金利を最低でも米国の1%高、出来ればEU水準。
ここで、金利を3%にすれば、銀行の定期預金などなら2%程度にはなろう。1000兆円の現金があると言われているから、利子で20兆円。
そのうち4兆円が税(20%)。
そうであれば、1年の間に約16兆円の金が国内にばらまかれ、マネーサプライが増えると言うことになる。
当然、年金の運用も今のように5兆円の運用損などあり得ず、確実に運用益が出るし、1000万円程度は持っているお年寄りの懐も豊になるというものだ。

その結果、米国に投資されていた日本の金は、日本国内に戻り円高に、多分80円程度まで上昇。
原油は、瞬く間に20%以上下がって、ガソリンは140円台に。
その上、海外の米国系ヘッジファンドの資金が閉められるから、原油先物の投資が減少して、ガソリンは100円台に戻るというもの。

現在、金利に関しては、大企業は直接金融に移行し、零細企業はこの前金融庁に苦情が殺到していると報道されたように、実は貸しだしは絞られている。
しかも、返済の見込みが薄いところは、強引に貸しはがしをやっているのが現状。

古い、日本の高度成長時代しか知らない老人経済人には、自分の会社が今どんなことに苦慮しているか知らないのだろうか。
実は、大企業というのは、借りると言うより資産運用に重きを置いているところもあるのである。

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コメント

ベトナム経済についてのブログを書いてます。
TB'させていただきました。

投稿: ベトナム大好き | 2008年7月15日 (火) 10時40分

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Xin Chao!!(こんにちは!!)現在(2008/07/14)、VIETCOMBANKには、三つの定期預金金利があります。例えば、通貨USDにて3ヶ月の定期預金を行う場合、(1) 6.7%(2) 6.5%(3) 6.3%があります。(1)と(2)は8月1日までの特別金利です。(1)は途中解約した場合、解約するまで期間の金利は普通預金の金利が適用されます。(2)は途中解約しても、解約するまでの期間の金利は6.5%が適用されます。(3)は定期預金が終了した... [続きを読む]

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