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2008年8月22日 (金)

途上国利用・崩れる・ユニクロビジネスモデル。

最近のユニクロは売れているのか?
正直言って、一時期のような売れ方ではない気がしてならない。
数年前、日曜日にユニクロに行くと、広い駐車場で車が止められないことがあった。
しかし、最近の様子を見ているとどうも「そんなようではない」気がしてならない。なぜなら、近年ユニクロはご無沙汰になったからだ。
‥‥‥というのは、数年前からユニクロは商品企画を変えて若い人中心にシフトした。

価格に敏感な年寄りが大挙押し寄せて、若者離れしたと言うのだそうな。
しかし、若者が価格で飛びつくのか?それは疑問な事ではないだろうか。
価格で飛びつくのは、スタイルなど関係なくて、取りあえず着られればよいというジジイ、ハバアの世界だ。
但し、困ったことに年寄りは、品質にうるさい。年寄りに評価されるというのは、実は良いことだった。

だから季節外れになって、ジャケットが安いからと手を通してみたら着られない。
縫製と見たら正に安物というのいい加減なもの。
こんな程度のこんなものなら、最近よく見かけるロードサイド店などの方が製品はズットしっかりしているし安い。
チノパンやTシャツ、ブルゾン程度なら合格点だが、もっとビジネスでも着られると言うものは、ほとんど使い物にならない。
最近は、ブルゾンも細身になって、太めになったおじさんには、スーパーの安売りの方がズット似合っている。
さて、元々のユニクロビジネスモデルというものは、日本で2500円で売っていたTシャツなどを半値の1300円程度で売り始めたと言うことに尽きる。
日本でそのまま売れるまでにして、中国の港を出るときの原価は300円。それを4倍で売るから儲けは充分取れた。
しかし、中国の工場に委託して作らせるから、同じような製品が別系統で輸入されて、衣料品価格は暴落してしまった。
一方、中国の工場というものは、ある種の製品を作らせると同じ物を2倍、3倍と作る。
衣料品ならタグを替えて中国市場に300円で又は、米国に引き取られる。
機械部品ならほとんど本物の偽ホンダのバイクが大量に出で来るように、裏市場に流れる。

だから、ユニクロは中国製品の氾濫する米国でも成功しなかったし、消費社会ではない英国で成功するはずがない。
世界中で、物を買いあさるのは元々日本人と米国人ぐらいしかいないと言うことを忘れていた。
中国‥‥ユニクロはブランドではない。そして、同等品が半値以下、三分の一で手に入るから買う人などいない。
なぜなら、中国の富裕層というのは日本人以上にブランド志向だからだ。
こう言うところが、中国人富裕層が未だ成り上がりの域を出ていないという証拠である。
それで、「ブランド」を買おうと米国でがんばったが買えなかった。
だから、未だブランド品ではない。

ヨーカドーやイオンが中国に進出して、中国富裕層に物を売ろうとしている。しかし、未だに景気の良い話は聞かない。
なぜなら、単価が安い。
インドでタタが車を発売する。価格27万円。
スズキの車が約50万円。日本の車も、昭和45年なら35万円で車が買えた。
但し、安全装置もエアコンもなし。100キロもスピードを出したら止まれない、なぜならディスクブレーキではなかった。
当然排ガス規制もなく、排気は汚いまま吐き出す。衝突したら命はない。
ちょっと山へ行こうと思ったら、途中で休まないとオーバーヒートで上れなかったものだ。

日産も、トヨタも今度インドで激安の車を発売する計画だという。
まさか衝突したらイチコロという棺桶のような車を作るわけに行かないだろう。
今、車は、ロボットで作る。
世界中どこで作っても原価というのは変わらない。

途上国に物を売るというのは、全くやっかいなことだ。

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