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2008年10月 2日 (木)

第31回 馨香会展 を見る。(書道)

第31回 馨香会展は、東京銀座画廊美術館(銀座貿易ビル8階)で9月30日から10月5日まで開催されている。
馨香会は、香川倫子先生を会長としている団体。
香川倫子先生は、(財)毎日書道会参事、(財)書道芸術院理事の要職にある先生で、その世界では知らない人がいない。



入り口の様子。


作品は、三分の二は、前衛書。
要するに読めない書。
全体的に、淡墨系の薄い色が今回は特徴である。
ある先生に言わせると、最近は濃墨系ではなく淡墨系が多くなったのかな?と言っていた。



もう一面は、伝統書や刻字、篆刻など。
一般の展覧会では、刻字が展示されるというのは非常に珍しい事である。
しかし、馨香会は、元々香川峰雲先生(書道芸術院・第3代会長)と第4代会長の香川春蘭先生の系譜を次いでいるからである。
香川峰雲の書作は2004年10月「生誕百年記念展」で作品を見ることがあり、元々篆刻作家である。
その後、刻字という分野を開拓した先生であるというのは、刻字の世界なら有名であろう。




一方、峰雲先生の奥様である香川春蘭先生は、前衛書の分野に位置する。
そして、共に書道芸術院の設立メンバーであると言うだけでなく、事実上の創設者であることは常に記憶に新しいことではないだろうか。(http://www.lincs.co.jp/shogei/enkaku.html)




入り口に香川先生が見えるが、今回なぜか挨拶をしてこなかった。



今回の展覧会の挨拶状には、
「今までとは違った形式に挑戦して、それぞれの個性を生かした作品造りをしたつもりですが、如何でしょうか」
と書かれていた。



最近、毎日展を見ても、「前衛書」と「一字書・小字数」というのが区別が付かないときがある。
元々前衛書は「篆書」や「甲骨文字」を元にして書かれることがあって、実はルーツが同じ事がある。
そんな場合、甲骨文字はそのままのデフォルメして書かれるが、前衛書は逆に線を簡略化して書くために全体的に似てくるというものではある。

但し、馨香会では文字性ではなく、非文字性と言うことで、確かに文字的ではない。

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