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2008年10月14日 (火)

自衛隊は「かわいがり」をするのか・海上自衛隊集団暴行死問題

海上自衛隊集団暴行死問題は、昨今の相撲による「かわいがり」暴行死とオーバーラップされて大問題になりつつある。
そして、初め「特殊部隊『特別警備隊』隊員を養成する特別警備課程の3等海曹が、他の隊員15人を相手にした格闘訓練で頭を強打し死亡していたこと。」(朝日)に対して、呉地方総監部は男性が意識不明になった直後と死亡時に概要を発表していた。
しかし、15人を相手にした「通常は行わない訓練」の「見せしめの?」格闘訓練中だったことは公表していなかった。
「訓練の一環でいじめや集団暴行という認識はない。(15人を相手にしたことは)取材で聞かれなかったので、答えなかった」と説明。」(読売)
又、「教官らは3曹の遺族に『(異動の)はなむけのつもりだった』と説明しており、同課程をやめる隊員に対し、訓練名目での集団暴行が常態化していた疑いがある」(産経)

この様な「(異動の)はなむけのつもりだった」という集団リンチに対して、呉地方総監部は単なる事故で逃げようと考えていたようだ。
しかし、事の重大性に気がつき海自の杉本正彦呉地方総監が13日記者会見した。
「杉本総監は冒頭『訓練中に事故が起こり遺憾。亡くなった隊員や遺族に申し訳なく思う』と謝罪した。」
「事故調査委員会を設置したことを明らかにし『原因を徹底究明する』と強調、あくまで事故との認識を示した。」(産経)

この様な報道を見て、海上自衛隊の対応というのはあの相撲部屋の対応と全く同じだと感じることではないだろうか。
そして、妙なのは特別警備課程を止めると分かっている隊員をなぜ訓練するのかと言うことでいないか。

米国映画「G.I.ジェーン/G.I.JANE」(1997)では、米国海軍特殊部隊SEALSの訓練の様子を描いている。ここで、ついて行けないで「止めると宣言する」とその時点から「訓練」に参加する資格がなくなる。
それは、その時点から訓練生でなくなるわけで、当然と言えば当然だろう。
しかし、海上自衛隊の場合、「訓練生を止める」人間を更に訓練に参加させるというのはどう考えてもおかしい。
もし、米国でこんな事態か発覚したら、責任者、実行者は全て更迭されると言うのが常識だ。
そうでなくては、軍隊というものの規律は保てない。
自衛隊が、未だにどこかの運動部の様な体質を持っているとしたら、由々しきことだろう。
そして、呉地方総監部が考えているよりも、トップの杉本正彦呉地方総監が出て対応しなければならない重大事件だと言うことだ。
しかも、実行責任者は更迭というのは、今後この様な問題を起こさないためにも必要だろう。
そして、海上自衛隊自体の問題として、訓練生を止めた(る)人間を即刻移動させなかったというのは、大きな手落ちだ。
要するに、官僚主義が蔓延して使い物にならない実行部隊というものは、そう言うところから綻(ほころ)びる。

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