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2008年10月 3日 (金)

米国不良債権を日本に買わせる・日本大不況で崩壊

米国不良債権を日本に買わせる・日本大不況

2008年10月3日東京株式市場は売りが先行し、日経平均株価は1万1000円前後でもみ合う展開が続いている。
相も変わらず、日本の景気に関係なく米国の株式市場に連動して株価が動くというのは阻止しなければならないと言い続けてきた。
しかし、即日で供給する緊急の公開市場操作(Open Market Operation)を見るといささか心配しなければならない。
なぜなら、日銀は今まで約20兆円ほども米ドルを供給したからだ。
要するに、「買いオペレーション」だ。
これが何を意味しているかと言えば、米国債やそれに相当する米国債権を金融機関から買い上げて現金化していると言うことである。
だから、当然円安になるとしても、その債権はどうするのだというものだ。
確か、米ドルと日本円を直接交換するという異例の事もやったはず。
日本ではそんなときにゼロ金利にしてその上、資金供給したではなかったか。
米国では、2.0%の公定歩合をぴくりとも動かしていない。
いつも思うようだが、米国より未だマシな景気の日本が、未だに0.5%という公定歩合を保っているのは、何か別の意図があると思うのは確かだろう。

はっきり言って、日銀は膨大な米国への債権を抱え込んだ。
その空手形のような債権とて所詮精算されなければならない。その付けは必ず国民に跳ね返る。
米国というのは、物作りに負けて金融で金を回す国になった。しかもその金は単に紙幣をするだけという信用取引だというものだ。
その信用がなくなれば、米国紙幣などただの紙切れだが、その信用を支えているのが債権という借金である。
借金である以上返すのが当たり前だが、金利が高いと言う理由で日本から膨大なカネが流れるというのが構図になっている。
それで、日本からカネが消えて、貸し渋りが増え上場企業の不動産会社が毎月のように倒産する。それどころか、建設関連、製造業など引きも切らない。
それは、銀行が延命措置を止めたというもあるが、貸し出せないという方が多い。
これは何かに似ていないか、そうバブル崩壊の時の貸し渋りにそっくりなのである。
低金利時代の貸し渋りというのは、本当に悪夢というものだろう。
なぜなら、借りなければ悪夢、借りても悪夢だからだ。
高金利時代というのは、インフレであり高金利で借りでも実は低金利だった。
しかし、低金利時代というのは、デフレで当然金利そのままがのし掛かると言うより、デフレで実質より高い金利負担となるからだ。

本来、日本はデフレ対様として超低金利を維持して、貸し渋り対策をしてきた筈だ。
読売新聞2008/10/03社説日銀短観 日本経済を覆う「内憂外患」には、「景気が悪いと融資判断は弱気になる。金融機関の貸し出し態度の厳しさを示す指数は、中小企業で4年ぶりにマイナスになった。」
「日銀による金融市場への大量の資金供給など、信用不安を和らげる措置を当面続けねばならない。資金繰りに苦しむ中小企業を助ける融資枠の拡大など、総合経済対策の早期実施も欠かせない。」と書かれている。
しかし、「景気が悪い」理由に円安による物価上昇が抑えられないとは書いていないし、日銀は低金利でいながら資金を絞ってきたのが真実だ。
要するに、日銀はアクセルとブレーキを一緒に踏んでいるのである。
そして、その共通項は市場の資金供給を減らすインフレ対策というものだ。

そして、今現在の銀行は、「三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)、みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループの「3メガバンク」グループが、米国発の金融危機という逆風下にもかかわらず、しっかりした値動きを続けている。」とあるように、日本に投資せず外国に投資すると言う事をしている。
外国に金を持ち出せば、新BIS規制によって国内融資は抑えざる終えず、貸し渋りが起きているというのは以前から言われていることである。

結局、金融に関してはわざと低金利にして、国内産業を潰してまで米国に金を貢ぐという構図に行き着く。
日本を再生する時間は一刻一刻と遠ざかっているとしか思わざる終えない。

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