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2008年10月19日 (日)

事故で幕引きを図る事故調査委・3等海曹リンチ殺人

海上自衛隊第1術科学校で9月、特別警備隊養成課程の3等海曹が同僚15人との格闘訓練後に死亡した事故で、海上自衛隊の事故調査委員会は、「訓練事故」として幕引きを図ると‥報道されている。

これは、あの「相撲協会」の対応と全く同じではないかと誰でも考える。
だいいち「事故調査委員会」という名称はどうなのだろうか。
事故を前提として「事故調査委員会」というなら調査の意味もない。
もともと杉本正彦・呉地方総監が「訓練中にこのような事故が起き、遺族に大変申し訳ない」と語り、「事故」で片付けたいとした考えがありありだ。
やはり、自衛隊というのも官僚化した。

しかも警務隊というのが、正式名前は忘れたが米国軍隊の「軍事警察(陸軍犯罪捜査部)」とは大違いだ。
確か、米国の軍隊の「軍事警察」というのは、「准慰」の階級で「おとり捜査」も行う。
そして、「准慰」の階級の昇進はなし。
だから、恣意的な事も行われないし、当然上官、将軍でも逮捕出来る権限をもつ。
この物語の小説を映画にしたものが「将軍の娘」ジョン・トラヴォルタ主演1999年小説では将軍の娘 (文春文庫) (文庫)。

小説では、事件が解決されないとFBIが操作に入ると言うが、実際ではこじれると別の裁判を起こされるらしい。
外国での話は別として、今回の自衛隊の事故調査委員会からの報告で、読売新聞報道によると‥‥

「これを受け、事故調査委が調べた結果、〈1〉7人目を終えた時点で男性が棒立ち状態だったのに、教官が訓練を続行させた〈2〉男性が倒れた時、教官に十分 な医療知識がなく、熱射病と勘違いした――ことが判明。このため事故調査委は、2人の教官が訓練中、適切な判断をしていれば、男性は死亡に至らなかった可能性があると判断した。」

‥‥と報道し、

「一方、15人の同僚は、事故調査委の調べに『5月の格闘訓練が感動的だった。もう一度同じ形で送り出してあげたかった』などと説明、男性へのいじめや嫌がらせも『なかった』と否定しているという。」と言うのは、死亡した海曹の言葉ではなかったと言うことだ。

「感動的だったのは残った隊員達」でやられた方は「苛め」と思ったろう。
しかし、つくづく不信に思うのは、「特別警備隊」を止めると言った時点で隊員を別にせず、なぜ止める隊員をそのまま訓練に参加させたのかと言うことだ。
米国なら、即刻どんな訓練にも参加出来なくなる。
なぜなら、不必要だからだ。
もう一つの疑問は、「訓練に立ち会った教官2人」と「他の15人」は今何をしているのかと言うことだろう。
やはり米国の例を引いて申し訳ないが、即刻担当部署から外される。
なぜなら、そういう悪癖は軍隊という組織を軟弱にするからだ。
脱落者を鉄拳制裁するというのは、いつもその組織の弱さを象徴するものだ。
実戦経験を持つことが出来ない自衛隊の「精神的弱さ」というのは、隠し通す事が出来ない事実だろう。

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