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2008年11月24日 (月)

蘭亭序を中心として‥碑法帖入門・伊藤滋先生講演

平成20年11月23日(日)、上野の精養軒で伊藤滋先生による講演会があった。
演題「碑法帖入門・蘭亭序を中心として」
蘭亭序は、あの「蘭亭序」の話である。
確か、この夏には東京江戸博物館で中国から臨模本の展示があって、大盛況だったと思う。
今回は、「蘭亭序」の拓本や臨模本を比べて年代が新しいとか、拓本を又石に彫って拓本を取るとかそう言う中国の訳の分からないことを説明した。

兎に角、蘭亭序と言うものは、真筆が存在しないで全て模造品が出回っている。
その上、その蘭亭序を石に彫って、拓本にしたものが何種類もあり、事実「宋時代」以降にしか遡れないから妙なものだ。

そして、その拓本自体に違うものが結構ある。
兎に角面白いのは、その拓本、臨模本の時代を遡ることも本物であるかも一切確かめようがないという。
そこで、時代を確かめるため押してある「蔵書印」で古いと見るしかないという。

拓本も何種類もあって、このうち二つずつが同じ石からのものと言うことを示したもの。

拓本の取り方、印面の部分の石の堀方に新旧の区別が付く。

拓本も、その前のものの拓本を元にして、石に彫って又拓本を作るとか。

それで、拓本に押されていた印を見てみると、同じ印のはずなのに微妙に違うということが分かる。
早い話、印も偽造されたのかも知れないということもある。
いずれにせよ、中国では偽物文化が盛んだから金儲けにたくさん複製品が作られたというのだろうし、多分現在でも作られている。
講演は、何やら興味を持って2時間半程度の講演を終わり、蘭亭序の本を売っているというので2000円で購入してきた。
綺麗な拓本の写真があって、こんな安い値段で販売出来るのも拓本本体を持っているからなのだろうと思われる。
今年の、春先香港、クリスティーズで「蘭亭序」の拓本が販売されたという。
買ったのは、日本の女性だそうで約5000万円とか。
但し、今まで見る蘭亭序とは、大分趣が違う写真が紹介された。

その後3時30分から上野精養軒の場所を変えてレセプション。
それにしても、休日は精養軒も人が多い。

よく知った顔を見るけれど、結構知らない人も多い。

2年前は、何かの関係からか、レセプションに出なかった人が多く料理が大量に余ってしまったことがあった。
そこで食い意地を張って、ピラフの中の「貝」を食べたら、火が良く通っていなくて??翌日から熱を出して3日間寝込んでしまったことがあった。
今年は、貝類は出でいなかったが、なるべく注意して食べたというもの。

なんというか、あまり食べないうちにお腹が一杯になり食べられないというのは困りもの。
又、今年は結構人数も多かったのが、少し気がついたらほとんど食べ尽くされていた。

今年は、不思議と最後のコーヒーとアイスクリームが早く出で、3時30分開始から1時間程度でレセプションが終わってしまったのは、帰る方としては有り難かった。
というよりも、料理が終わったと言うものだろう。
それにしても、上野精養軒のパーティ料理は結構美味しいのでいつも楽しみにしているものではある。

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