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2008年12月10日 (水)

官僚に取り込まれた「麻生政権」の限界

官僚に取り込まれた「麻生政権」の限界

最近の世論調査によると、「麻生政権」の支持率低下が止まらない。
FNN・産経新聞が少し前に世論調査して危険水域と警告していたが、その後の読売新聞が行った全国世論調査では、支持率が20・9%。
この様な数値が出るのは予想されていることなのだが、普通は支持率を維持するために何か対策を打つというのが米国などの例では当たり前だろう。
ところが、どうも日々のどうでも良いような「多忙さ」に惑わされて、何も手を打てないうちに経済、政治、外交と全て「福田政権」以下に逆回転しているように見える。
しかも、公務員改革では明らかに「福田政権」より後退して、官僚寄りになると国民には見える。
旧来の官僚政治とは、世界が変わっても、危機が訪れても何も変わらない、遅遅として改革も国民のための救済も進まない。
リーマンショックが9月で、その後日本は何か変わったのがと言えば、その様なメッセージはさっぱり聞こえてこない。政策は、のろのろとして少しも動かない。
提言されていた、雇用・能力開発機構の解体も事実上「経済産業省との共管とすることで組織を存続させる方策」。
外交に関しては、領海侵犯した台湾の船に対して、2000万円ほどの補償をしたと報道された。これでは、領海侵犯しても逆に日本が悪いということになる。
そんなものだから、先日中国の調査船に9時間も領海内に入られて出す事も出来なかった。

要するに、麻生政権というのは取り巻きの官僚機構に振り回されて、何事も従来通り。
それだから何も変わらない。
領海内に入った外国船・艦船に対しても何も出来なかった「従来通りの対応」に対して全く反応していない感覚の鈍さ。
田母神俊雄論文問題でも、防衛大臣に任せて中身を知ろうともせず「丸投げ」。
どう考えても、政治感覚があるとは思えない。
なぜ麻生首相は感覚が鈍いのかと考えると、どうも「政治的ポリシー」が無いと言うことなのだろう。
分かりやすく言えば、「守るべき原理原則」がない。
もっともこれは、従来からの自民党政権の首相の特徴であって、あの宮沢首相が言った「大船の船長の様なもの」であるだろう。
ところが、そう言う「他人任せの」首相が要無しになったというのが、小泉元首相からの大きな転換点でだった。
福田元首相も似たようなものだったのだが、しばらくして気がついたのか「政治的ポリシー」を多少なりとも発揮しようとした。
そんな時代の流れを全くといって良いほど気がついていないのが麻生首相ではないかと言うものだ。
なぜ気がつかないのかと言えば、危機感がない。
指導者たるもの、「これだけは実施するという理念を持ち」、そしていつ辞任しても良いとの「背水の陣」を敷かない限り何も出来ないものだ。
そして、今の麻生政権というのは不思議なことに「守り」に入ってしまった感がある。

本来、田母神俊雄論文問題でもここで守れば、世論調査の結果は変わっていただろう。
なぜなら、従来の弱腰外交というイメージを変えることが出来たかも知れない。
しかし、何も変わらなかった。
要するに、国民を守る保守政権ではなく、村山政権から続く従来自民党政治であると証明してしまった。
その上悪いことに、対応は従来の防衛省の「官僚」(防衛事務次官)の言うがままに事が進み、本来政治が判断すべきシビリアンコントロールが破られてしまった。
そのことに、国会議員も無知で気がつかないというお粗末。
一方、クラスター爆弾に関しても前福田政権で決めたことと言うものの、何の政治的判断もしなかった。
以上で、日本の防衛に関して丸裸になったのに、何も気づかないというノーテンキさ。

景気の先折が懸念され、自動車産業に対する大打撃と報道されても何の対策もなし。
公共事業で、地方に金をばらまくと言っても、そう言う金は砂に水を撒くのと同じでその時だけ潤しても、直ぐに元の砂に戻るというのもの。
なぜ日本は内需拡大の路線を取らないのだろうかと不思議に思う。

その最大の理由とは、以前から述べているとおり日本は資本主義国ではなくて、政策的に「社会主義国」であると思えば、消費を喚起するなど国の政策ではあり得ない。
そして重大なことは、政府は日本経済をより良くしようなどとは一切考えていないということではないかという懸念だ。
景気が良くないと困るのは国民だが、景気が良くなくて喜ぶのは実は「公務員」だ。
なぜなら、景気が悪ければ「デフレ」になって限りある「給与」が有効に使える。
民間で支給されないボーナスもしっかり出る。
これならば、不況を外に「高笑い」していられるというものだが、そうであって欲しくないと望むものだ‥‥‥‥‥‥‥‥‥

いずれにせよ、議論をしても行動を起こしても、結果が出ない政策、政治は何もしていないのと同じ。
その上、官僚達が益々景気を悪くしようと、「代引き・収納代行の規制」など種々の「規制」を考え出しているというのは悪夢としか思えない。

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