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2009年2月19日 (木)

今更ながら「村上春樹『エルサレム賞』授賞式の記念講演」について

今更ながら「村上春樹『エルサレム賞』授賞式の記念講演」について

村上春樹氏が15日行った「エルサレム賞」授賞式の記念講演は、16日に新聞に載り報道機関のhaaretzに掲載された原文の訳はブログでも18日には何種類も訳された。

2009/02/19文化放送の「大竹まことゴールデンラジオ」では、ブログに掲載された全文を読み上げた。
問題の箇所は「卵と壁」論の部分であって、又他の部分でイスラエルの「ガザ攻撃」を批判している。
そしてナイーブなところは「私はどんな戦争にも賛成しませんし、どんな国も支援しません。」とあったり、「高く堅固な壁と卵があって、卵は壁にぶつかり割れる。そんな時に私は常に卵の側に立つ」という部分。

文化放送では、大竹まこと氏とそして、なんでも賛同する付和雷同型の落第点の光浦靖子。
「素晴らしいですね」と言うようなことしか言わない。多分良く分かっていなかったのだろうと思う。
特に、時事に関して光浦靖子氏は、小学生並だ。
そして、2009/02/16の産経新聞「イザブログ」では、ほとんどのブログで絶賛に近かった。
なぜ何を絶賛するのか何か書いてあるかと言えば、何も具体的な事はない。
今の日本人の悪い癖は、「何も考えないことだ」。
正確に言えば学校で「教わったこと」以外何も創造しえない、考えつかないと言うことではないだろうか。
酷いのが、今の経済学者という高給取り違いないが。

この「村上春樹氏の記念講演」の要旨は、政治的発言であると言うことにつきる。
そして、何時も左派人士が言う「自らを高みに置いて言う」ことである。決して、言う相手の高さまで下りて行かない。
原文訳では、
「ええ、どんなに壁が正しくてどんなに卵がまちがっていても、私は卵の側に立ちます。何が正しく、何がまちがっているのかを決める必要がある人もいるのでしょうが、決めるのは時間か歴史ではないでしょうか。いかなる理由にせよ、壁の側に立って作品を書く小説家がいたとしたら、そんな仕事に何の価値があるのでしょう?
この暗喩の意味とは?ある場合には、まったく単純で明快すぎます。
自爆犯(bomber)と戦車とロケット弾と白リン弾は高い壁です。卵とは、押しつぶされ焼かれ撃たれる非武装の市民です。これが暗喩の意味するところのひとつです。」(http://anond.hatelabo.jp/20090218005155)より

ここで良く分かるのは、村上春樹氏は、「わたしは常に卵の側に立つ。」のであって、「卵」ではないと言うことだ。
それはどういう事かというと、それは「傍観者」。
即ち本人は、絶対卵にならない「安全なところにいて」卵即ち、戦争の当事者にならないと言うことだ。
しかし、イスラエルは人工国家だ。
戦争によって領土を拡大し、やられたらやり返す。そして、そうでなければ領土も国民も維持出来ない極限の国。
他方、バレスチナは元々住んでいた土地が「オスマン帝国領(ウィキペディア(Wikipedia))」、英国などの植民地であったためにイスラエル建国と共に追われた人達。
国の成り立ちを考えれば、村上春樹氏のナィーブな「戦争論」などタダ苦笑するしかないだろう。
なぜなら、イスラエルは自主独立の国であるのに、日本は未だに米国の「保護国」だからだ。
「保護国でない!」と思っている人達は大きな間違いを犯している。
なぜなら、日本は米国の「核の傘」に守られ、米国の軍事基地が首都の近くにあり、未だに国連憲章で規定されている「集団的自衛権」が行使出来ないではないか。

元の「卵と壁」論に戻ると、村上春樹氏が自らを「高みに置いて」物を言うのだが、こういうタイプの人物というのは、実際その場に立った場合、ほとんど「でくの坊」で役に立たない場合が多い。
かっての、南米の大使館事件の時の「大使」氏もそうであったし、某野党国会議員もそうであった。
そして、自分父親に絡んで先の戦争の話が出てくる。
村上春樹氏は多分、中国戦線では「100人斬り競争」や西部劇の様な撃ち合いをしたのが戦争だと思っているのかも知れない。
しかし、西南戦争の田原坂(たばるざか)の戦いを見ても分かるように、ほとんど目に見えない敵から銃弾が撃ち込まれる。
上海事変では、国民党軍は最新式のドイツ製機銃で日本軍を全滅させた。
「味方と敵、両方の死んだ人たちすべてに祈りを捧げていると父はいいました。」とはいうものの、それは言葉の綾であることは間違いないものだ。

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