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2009年2月17日 (火)

「ホームレス中学生」麒麟・田村裕氏のお寒い精神構造

「ホームレス中学生」麒麟・田村裕氏のお寒い精神構造

2009年2月16日日本放送「テリーとたい平 のってけラジオ」に麒麟・田村裕氏が登場した。
題して「1ヶ月のホームレス生活から印税2億円の結末は」なのだが、特集テーマは、「スペシャルプログラム『これで人生大逆転!幸せつかむ3つの魔法!』」
田村裕氏の「幸せつかむ3つの魔法」とは、
・ピンチはチャンス
・ノープライド
・笑顔
と言うのだが‥‥   
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
田村裕さんの幸せつかむ3つの魔法】
1.ピンチは、チャンス→
「何で俺が・・・」と嘆く前に、「こんな体験めったに出来ないぞ」と思えるように
2.ノープライド→
プライドを持たずに全てをさらけ出せば、道は開けると知った。
3.笑顔→
結局、楽観主義が大事。どんな状況でも笑っていられるようにと思っています。

「テリーとたい平 のってけラジオ」HP2009/02/16版より
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
麒麟・田村裕氏というのは、「ホームレス中学生」という自叙伝で有名になって、お笑い芸人としては、元々余り知られていなかったような人物だ。
それで「ホームレス中学生」から一躍時の人となって今に至る。
しかし、小生は「ホームレス中学生」を読んでいない。
なぜかと言えば、TVなどにで出て来た麒麟・田村裕氏と書評で大好評な「ホームレス中学生」の主人公とは違うのではないかと思うことだ。
そして、ラジオでその生き方などを聞いてみると益々違うと思わざる終えない気がする。
本の書評の95%のまでが、「高評」で「田村さんの優しさ、謙虚さ、人柄が感じられて好感が持てます。」と言うような事が大方一致する。
その他の少数が、どうも脚色しすぎではないかという実際の事柄との乖離を指摘する。
例えば、「破産」という事になって「差し押さえ」の紙が貼られたとする。
しかし、 実際に生活に必需品というのは差し押さえすることが出来ない。なぜなら、憲法で保障されているからである。例えお金があったとしても、「生活費」と言う名目ならこれも保障される。
だから、「ホームレス中学生」本人の学校の教科書などのものなど、差し押さえの対象にもならない。だから、何も持たずに野宿するというのは考えられない。
又、他の兄弟もしかりなのである。
して、もっとおかしいのは社民党党首「福島みずほ」氏が(子供が18歳になったら家族解散式をすると常々)主張するように、父親が「家族の解散式」をやって蒸発してしまうことだろう。
そんなことはともかくも、麒麟・田村裕氏と言うのが今時珍しい境遇で育った事は分かる。
そして、その境遇から学んだことが上述の3箇条なのかと思うとうら寂しいものがある。又「書評」にある通り、田村裕氏は「他人による施しによって」助けられたのであって、
そのような助けを受けられない、より過酷な境遇で成功している人物もいるからある意味幸運と言うべきなのではないだろうか。
考えてみれば、親戚は縁者はいないのかだろう。
実に不思議な家族なのだ。
TVでの印象で非常に妙だったのは、日テレ系の「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。」で「相続」と言うことに関しての議論だった。
題材は、「相続」の禁止の否か。
田村裕氏は、森永卓郎氏も太田光氏と同じように「相続」禁止派に属し、子(孫)に残すものはないとか、子供は無一文で‥‥と言うような事を言っていたような気がする。
相手は、狂言師の和泉元彌。
伝統芸能だから、先祖伝来衣裳の継承など伝統芸能と「相続」とは切り離せないものがある。そこで衣裳などは、太田光の「和服を洗えばよい」という無知な発言に苦笑という馬鹿な場面もあった。
ここで、森永卓郎氏もオモチャ博物館のようなものを作って実際「相続」とは縁が切れそうもない人物だが、言行不一致の人物であるが故に無視する。
しかし、この田村裕氏は和泉元彌氏の意見を聞いて呆然としていた顔が忘れられないのである。
さて、「ピンチはチャンス」‥‥何か意味が違うのではないかと小生なら思う。本来この体験から何か別の「考え」が普通浮かぶはずなのではないか。
この言葉はよく言う事なので、多少軽薄感を覚えるというものだ。
2.ノープライド
これも微妙に違う。
ノープライド‥‥とは、本来「誇り、自尊心、矜持(きょうじ)」と言うものは、本来持っているからこそ一時的に捨てられるのであって、人はその「プライド」を取り戻そうと努力すると言うのが本来の姿だ。
そして、その「ブライド」が捨てられない、「馬鹿になりきれない」からろくな事にもならないと言うこともある。
しかし、「ノープライド」ではない。
そして、「テリーとたい平 のってけラジオ」のHPでは「プライドを持たずに全てをさらけ出せば、道は開けると知った。」と書いてあるが、実際はそんなことを言っていない。
言っているのは「プライドを持たない」「貧乏は怖くない」なのである。
別の言い方をすれば、「人に集って(たかって)生きる」と言うことである。
依存心が強く、「奴隷の平和」を享受するのを本望とすると思えてならない。

そして、3.笑顔。
これだけは良しとしよう。

ここので書いてくるとやはり妙だと思うのは、田村裕氏は多少嘘をついているか、つかされていると言うことだろう。
書評に戻れば「優しさ、謙虚さの人柄」なのだが、どう考えても決して「優しく」ない。
なぜなら、「相続」の場面でも見られたように、自分の子供にも辛い思いをさせても構わないと言うふしがある。
それは、「貧乏は怖くない」と主張することであって、本当は「怖い」に違いないのである。
そして、もし過去の自分と同じようなことが起きれば、自分を守るために容赦なく自分の父親と同じように「家族を捨てる」という事も想像させてしまう。
はっきり言って、田村裕氏の父親も「自分だけが可愛いエゴイスト」。
田村裕氏は、種々のインタビューを聞いてみても「感謝する」「恩返しをする」という言葉は聞こえなかった様な気がする。
そして、田村裕氏が言っていたのは、「ホームレス中学生」の印税で家を父親にプレゼントするという事だけである。
結局、田村裕氏というのは「身びいき」で、自分から何か貢献しようという感じが見られない。当然、世の中の役に立ちたいという「矜持」は見られない。
女性から見たら、こんな人物に将来を託すとは思わないだろう。
理由は、今まで述べてきた事で事足りるのである。

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