« 最近のコンバクトデジカメ・一眼レフについて思う | トップページ | 創立25周年記念 第9回書峰会展 を見る »

2009年4月27日 (月)

第10回記念 上毛書人会展 その2

第10回記念 上毛書人会展 その2

4月22日で上毛書人会展は閉幕した。入場者数は千数百人と聞いたが正確な数字は思い出せない。
高崎シティギャラリーという他に催し物があまりない単独の展示場としては良く入った方だという。
事実ボランティアで会場案内をしている「おじさん」は大盛況ですねと感想を述べていた。
何故というと、普通はそれほど観覧者がないそうだ。
さて、今回は大澤竹胎先生の作。

大澤竹胎先生はもともと仮名の大家で、艸風先生によると弟子が1,000人いて人力車を表に待たせて教場を廻ったのだという。
そしてあるとき、それでは体が持たないと一切止めたらしい。
この作品は、昭和23年頃らしいが詳細は不明で「近代詩文」「調和体」の趨りの作風になっている。

左は、大澤雅休作なのは、前回述べた通り。
真ん中は、故山本聿水先生の作。右端は、大澤竹胎先生の弟子に当たる木暮大洞先生の作。
山本聿水先生のこの様な作品は実は初めて見るものである。一般には、文字性の作が多い様に見受けられる。
山本聿水先生の弟子筋に聞いたところ、元々山本先生は富山の出身で、文検を通って教員になって群馬に赴任したかと言うことらしい。
そのために、大澤雅休門下では末席と本人は言われているそうな。言われてみれば、他の先生方は群馬出身ではある。
小生の師・横堀艸風が大澤雅休門下になる原因は、元々歌を大澤雅休に習っていたのだそうだ。そして、その時横堀艸風は裁判所の書記官をしていて判決文を筆で書いていた。
その毛筆が下手だったので、誰か「書道の先生」を紹介してくれと大澤雅休に聞いたという笑い話をしていた。

祝賀会は、18日高崎ビューホテルで行われた。

高崎市教育長から県内の書道関係者を来賓に迎えての盛大な祝賀会だった。引き出物は、関口先生がローラン(?)の砂漠の砂で書いた作品のレリーフ。
これは、10回記念で出品者全員と来賓に配られた。

来賓と関口先生の退場には、人の輪で。
当日結婚式が多くとりおこなわれていたから、‥‥‥

会場に戻ると‥‥

故金子魯空先生の作品。
金子魯空先生は、臨書なども達者で20年以上前に前橋市民文化会館で個展をした事があった。
その時、口が悪いので有名で、滅多に褒めない横堀艸風先生が「上手い」と褒めたほどの実力でもあった。
最後は、横堀艸風門下の高弟の一人、上条恵風先生の作。
上条先生の作は、横堀艸風流をもっとも上手に継承している。

鳥の頭の様な書き出しから下へ伸びる二つに割れた日本の線など、横堀艸風作そのままを思わせる。
しかし、中央部の側筆部分で実は失敗してるのではないかと思う。
なぜなら、その側筆の使い方は横堀艸風独特な筆の使い方で弟子のほとんど誰も成功していない。
その側筆の妙を再び見てみよう。

月の文字の絶妙なタッチ。
なんと味わいがあるではないか。実は、小生もこの側筆を真似ることが出来ていない。
それで何とか直筆で誤魔化していると言うのが実態なのである。

|

« 最近のコンバクトデジカメ・一眼レフについて思う | トップページ | 創立25周年記念 第9回書峰会展 を見る »

保存用美術館」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 第10回記念 上毛書人会展 その2:

« 最近のコンバクトデジカメ・一眼レフについて思う | トップページ | 創立25周年記念 第9回書峰会展 を見る »