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2009年4月28日 (火)

創立25周年記念 第9回書峰会展 を見る

創立25周年記念 第9回書峰会展 を見る

第9回書峰会展が2009/04/27から30日まで「ベイシア文化ホール」で開かれいてる。
「ベイシア文化ホール」というのはどこ??というのが小生などの感覚なのだか、命名権を売った「群馬県民会館」である。

それにしても、あの赤い文字は「食品スーパー」を思わせて妙なものだ。
玄関口には、こんな感じ。

そして、群馬県民会館というのは展覧会とかの催し物をするという感覚はない設計であるというのをしみじみ思わせるのが入り口。

設計者はどういう意図なのかロビー階まで高く上がらせて、大ホールにも展示室にも階段を下りさせる。
実は、大ホールで催し物か終わって帰るときに、不要な階段を上がらせられるという設計ミスなのである。
県民会館というのは、確か有名な設計者の建物だったのだが、設計の「遊び」に終わって使いにくい。
使いにくいのは、隣の岡田新一設計の県立図書館、高崎の陸の孤島、原子力研究所の隣にある磯崎新の県立美術館。
県の施設の三悪、県庁も合わせれば四悪と言うべきか。
それで、この「書峰会」展も倉庫にでも入るような狭い入り口からが会場である。

会場は、平日の昼に近いとはいえ、大盛況だった。
しかし、会場にはほとんど知ってといる人がいない。
それは会長の荒井徳峰先生が、富士見村であるからで当然ほとんどが旧郡部か富士見村。
要するに、富士見村関係者ばかりなのである。
但し、5月には富士見村は前橋市に合併するから、事実上前橋市と言う事になる。
いずれにせよ、「書峰会」と名前で分かる通り、徳峰先生の社中展である。

それにしても生花が随分とある。前橋の漢字部門の書団体、日書美の関連団体から3つ、個人など、その他関連する書団体などいろいろ。
別のところには、胡蝶蘭の大きいのが表具屋から‥‥

展示作品を見てみると、テーマでも決まっているのか同じような形式で、色紙があったり、細字、大字の条幅‥‥
中には漢字かな交じり文もありなのである。
そして、星野紫山、片貝幸信、鈴木せつ子 という賛助出品があると書かれいてるのだが、見つからなかった。
見つからない理由の一つは、キャプションが非常に上手に書かれた毛筆の手書きだったからかも知れない。

兎に角、実用書道的なものを書かせたらここの会員の右に出る人は多くないかもしれない。
又一方、県展で山﨑賞を貰った「かな」作家が、実は雅号を使っていない筈なのに「鈴木慧雪」と名を変えて出品していたからなのかも知れない。

写真の大きさの制限で小さくてよく見えないが、会長の荒井徳峰先生の作品は一線を画すものがある。
条幅作品は、墨ののった部分と、それから走り出た細い線の鋭さは「小気味よく」見ていて飽きない。


全体像・
兎に角、徳峰先生の線質の鋭さには改めて驚嘆する思いがある。

茶掛けの品の良さ。‥‥‥おしゃれですねぇ‥

これは、石井清秀先生の作品。
個人的見解では、書峰会で一番上手いというか「好きな感じ」の作品を書かれるのではないかと思われる先生の作品。
右端の草書など素晴らしい。
但し、気になったのは左の条幅。
書峰会の会員に皆共通なのだが、渇筆になるとどうも線が荒くなる様な感じがするところである。
拡大すると‥‥‥

こういう風に見ると、あまり良い筆を使っていないのかなと思ったりして。
しかし、某社中の様に100万円の筆を誰でも買えるわけではないのは確かである。

最後に良く分からない漢字かな交じり文。

漢文の書き下し文なのだが、こういうものはどこの展覧会でも見た事がない。
調和体としても、行草体では書かないのが普通。
まして、近代詩文でもないから書峰会特有なものなのかも知れない。
但し、ほとんど会員が一点書いているのがこんなものだった。

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