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2009年6月16日 (火)

鳩山邦夫前総務相を擁護する奇っ怪なマスコミ

鳩山邦夫前総務相を擁護する奇っ怪なマスコミ

鳩山邦夫総務相が6月12日に辞任して、逆に何やらマスコミが鳩山邦夫前総務相を持ち上げているのは何やら奇っ怪としか思えない。
そして、朝日・毎日新聞世論調査ではそれぞれ「内閣支持率:19%に下落…首相『私の責任』」「内閣支持、19%に急落 朝日新聞6月世論調査」と報道関係者は喜んでいる節もある。
鳩山邦夫前総務相も妙な記者会見をして、それが空気が読めないのか、行き当たりばったりな事しかできない麻生総理と言うのを暴露してしまった事もあるのではないだろうか。
朝日新聞Webには、インタビューの質問としてこんな風に書かれている。
「鳩 山前総務大臣が今日記者会見で、今年の春頃、麻生総理から手紙をもらったことを明らかにしました。その手紙の中では、総理の言葉として、『西川社長の後継 人事で悩んでいることと思います。自分なりの考えで後継にふさわしい人が何人かいますのでリストを同封します』と書かれていまして、鳩山前大臣はそのリス トをもらったと述べられています。このことに対する事実関係を教えて下さい。」

つまり、麻生総理も鳩山邦夫前総務相もお互い「空気が読めない」人物だと言う事なのだが、麻生総理の方が鳩山邦夫前総務相ほど政治的に馬鹿ではなかったと言う事でしかない。

ここで、鳩山邦夫前総務相の肩を持つというか、同情するどう見ても民間の経営者としてはオヤと思うことが書かれていた。
「【週末に想う】「出来レース」責任不問は疑問・エフシージー総研 小林静雄・SANKEI EXPRESS」
そこでは、「かんぽの宿」の格安の払い下げ問題に関して、
「民間企業なら、会社の資産を破格な安値で特定企業に払い下げようとしたことが判明すれば、経営責任をとるのが当然だ。」
「自民党内からは鳩山批判が出され、マスコミは鳩山氏を『奇人扱い』で報じるというおかしな騒ぎになった。社外役員などで構成する指名委員会は『西川続投』のお墨付きを与え、かんぽの宿問題の責任には目をつぶってしまった。」

何を書いているのか、良く分からないというか「会社の資産を破格な安値で特定企業に払い下げ」と言う感覚が本来間違っている。
先ず、「かんぽの宿」は、「民間企業」が作ったものではないと言う事で、もし「民間企業」ならば採算が合わないところで直ぐに撤退していたはずだ。
元々、割高な工事費、採算性だけでなく、元々採算性を度外視して作られたものであるから、「民間企業」であるなら計画立案した人物は即刻責任を取らされている。
しかし、「かんぽの宿」では誰も責任を取ったと言う話はない。だから「民間企業」という話はお門違いだろう。
そして「経営責任をとるのが当然だ。」と言うのだが、本来経営責任を取るのは総務省の方ではないか。
フ リー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』にはこう書かれているではないか‥‥「実質的に、郵便貯金会館やその他の官庁の「公共の宿」などと 同様に、かんぽの宿が旧郵政省の中堅幹部の天下り先確保の目的もあったことは、旧郵政省時代の人事から明らかであった。」
「かんぽの宿」は西川社長が作ったものではない。そして、民間感覚なら不良資産として、即刻処分する。しかも、法律によって期限が決められているのである。

あのバブルの頃の不良資産・債権というものは、30%戻ればよい方だったと言うではないか。
そして、そんなことはほとんどあり得なかったが、80%~100%戻れば大栄転だったと当時の金融マンから聞いたことがある。
だから、「民間企業」であるならば「民間」感覚で、西川社長は実行したに過ぎないと言うものだ。
それを良質債権を投げ売りしたふうに取ると言うのは、どう考えても理解できないものではないか。
少なくとも、バブルを経験してその後の不良債権処理に奔走した企業人の感覚からすれば非常識だろう。
今、「かんぽの宿」などはバブル時代に役人が、自分たちもと踊って作った不良債権のようなものだ。そして、今頃になって不良債権を解消しようとしている。
民間ならそんな会社はとっくの昔責任を問われて破産し、その不良債権は処理済みだ。

そして、【週末に想う】で続いて驚く記述が
「与 党内にも『民間のことに政府が口出しするのはよくない』との声もあったが、バカを言うなと言いたい。日本郵政の資産は、もともと国民共有の財産である。そ れを総務相が『認可』という形で、国民に代わって監督しているのであって、注文をつけるのは当然の職務であり、鳩山氏がいうように至極『正しいこと』なの だ。」

「総務相が『認可』という形で、国民に代わって監督している」というのは形式であって、経営をしているわけではない。
もし、細かい事まで指図するのであれば、民営化する必要もなく国の責任でするべきものの筈。
そしていったん民営化された以上国は「口出しするのはよくない」というのは当たり前で、
もし出来るのなら民営化以前に処理していればよいものだったはず。
その出来なかった事に対して文句をつける、何のための民営化かと言うことが問われる。

そして、格安で投げた様に報道された「かんぽの宿」などは、民営化前の時代のものだ。その方がよっぽど酷かったのではないかと不正確ながら思われてならないのであった。

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