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2009年6月 7日 (日)

子供の親として考える文系気質、理系気質

最近の学習塾へ行かせる子供の親として考える
文系気質、理系気質

夜9時過ぎ、車で駅の廻りを通りかかると昼間では想像も付かない光景に巡り会う。
それは、明るい看板と、煌々(こうこう)と光る照明、そして大量の自転車が置いてある姿である。
それは何かと言えば、進学塾、予備校というアフタースクールである。
事実小生も子供を迎えに行くところである。
今、中高校生は塾に行くなどは当たり前になって、行っていない方が珍しいものになった。
塾に行っていないのは、ピアノその他のお稽古や、部活、その他など時間的に余裕が出来ないと言う場合である様に思える。
振り返って自分を見てみれば、小学校では個人の先生が進学塾をやっていたところへ通っていたものの、中学では当時常識となっていた英語専門の塾しか行っていなかった。
その進学塾、「分からなかったら質問しろ」と言う程度のものであるし、それではと質問すると「そんなことで質問するな」という昔ながらの(夏目漱石の「坊ちゃん」を思わせる)旧制中学式の馬鹿馬鹿しさ。
これでは、行っている意味がなかった。
塾の先生は前中から飛び級で一高東大へ進学したような秀才。
所詮頭が良すぎる人物が勉強を教えると「分からないところ」が判らないという妙なことになる。
事実うちの女房殿のように「昔神童今タダの人」だと、試験など一夜漬けで充分と言い張るが、実際言った通りに子供が勉強して、九分通り想像していた結果で良くなかった。
その女房殿が珍しくどこかで仕入れてきたらしく、文系気質と理系気質というのがあると言う。
それで聞いて見ると、文系気質で特徴的なのは「話せば分かる」と思うことなのだそうな。
「話せば分かる」を検索してみると、あの五・一五事件の「犬養毅首相の『話せば分かる』」
と共に、「話せば分かる」否定論がごまんと出で来る。
長年実業界に身を置いた感じで見ると、「話せば分かる」とは金の事であった。
経済、商売では「金」を払えば「話せば分かる」であって、実際の複雑な人間関係やいざこざなど「金品の絡まない」時では一切「話せば分かる」と言う事は通用しない。
逆に、「話せば分かる」、分かって欲しいというのは、甘えでしかないのかも知れない。
だから、「話しても分からない」となれば「恨み、辛み」を長年持ち続けてどこかで反撃しようと身構え、「言葉の武器」と飛躍のエネルギーとして蓄えておくというのが必要なのかも知れない。
実際、何をせずとも不思議なことに後に完膚無きまで「心の内で叩きのめした」と思えることも過去には多々あった。
それは兎も角も、この文系気質の考え方だと物事を展開して行くのにA→B→Cと順を追って一つ一つ発展させて行く。
しかし、子供によってはA→B→Cと発展して行くのに、Aをしっかり覚え込ませるとAに固執してB、Cに中々進めないケースがある。
昔数学の授業を受けた時、その教師は先ずCを示してはっきりと覚えさせ、次にA→B→Cと転換させて理解させた。
その時の教科書はどうなっていたのか覚えていないが、数学教師の教員免許を持っている小生も同じ教え方をするだろうと思う。
実際、そう言うものの考え方というのもが理系気質そのものなのだろうと思う。
その理系気質と言えば、前橋高校2年の時。
遠山教授(当時の群馬大学)の数学教室で「理系人間とは、物事を考える時1から順々に、コツコツ考えを構成して行く人間」、「数学も奇抜な解法ではなく、基本から解いて行くのが理系気質」、「初めから上手い方法はないかと考えを巡らせるのは文系気質」と言っておられたように今でも記憶している。
遠山先生の数学教室は、兄の時代から続いていたかなり古いもので、日曜日の朝6時半から中央前橋駅の裁縫学校を利用して行われていた。
授業料も経費程度で、当時の名の知れた学生はほとんどと言って良いくらい1回は通ったものだった。
但し、先生も定年を迎えてこの年(前橋高校2年の時)に閉鎖したかも知れない。
実際は、ほとんど受験に影響がなく小生など前女校(前橋女子校)の美人の女子学生に会いたさ、制服見たさに出かけたようなものだった。
ツイッギー(Twiggy) の影響か当時流行始めていたミニスカートが全盛だったのこの頃。私服でミニの女子学生は血気盛んな高校生にとって目の毒だった。
紺と黒の制服の中で妙に浮いていた、その美女。
別の数学(高校)の塾で1mの距離で2-3回お目に掛かって、附属(群大教育学部)出身の開業医の娘だとよく知っていた。附属出身の人は派手だからどこにいても何となく目立つ。
その年の秋の前高2年の時、前橋女子校のクラスとクラス交換会をした事があった時でも何となく「色っぽく」垢抜けていたのが附属出身者だった。
もっとも、公立出身者からは毛嫌いされていたというのは、高校を卒業した直ぐ後に、偶然「クラス交換会」をしたクラスの女子学生(後医学生)に出会った時に再確認した。

遠山先生の理論によれば、理系気質はA→B→Cと順を追って行くのと言うことになるのだが、その順を追って物事を考えて行くのは、実はかなり難しい物事の展開の場合、事象なのだと実は大学院に入ってから実感した。
だから、中高校の数学の様に早い話、暗記物の数学では実は意味をなさない。
逆に言えば、理系気質の子供はA→B→Cと順を追って行かなくても、Cを示せば理解出来る。
論理が難しければ、戻って簡単にA→B→Cを説明すれば良いことである。逆に言うと、文系気質の子供は簡単な理論でもA→B→Cと順を追ってでなければ理解出来ないと言うのかも知れない。

しかし、密かに思うのは、簡単なことでもA→B→Cと順を追って行かないと子供は理解できないと甘く見ているのは親、教師なのかも知れないと言う事でもある。
子供の能力と言うものは、大人が思っているほど馬鹿ではないと言うものではないだろうか。

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