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2009年6月12日 (金)

鳩山総務相の性格・人物を分析する

鳩山総務相・鳩山邦夫氏の性格・人物を分析する

「『妥協知らず』鳩山総務相 一体どんな人物なのか」と題してJ-CASTニュースが報じている。
鳩山総務相と言えば、今現在も日本郵政の西川善文社長の再任を認めないと頑張っている人物として最近賑わしている。
別に、今回だけでなく「アルカイダ発言、ベルトコンベヤー発言」など何かと妙な言動をする人物である。
J-CASTニュースでは、
「解決の糸口は見えず、『閣内不一致』とも言える状態が続いている。自民党内にも『パフォーマンスがすぎる』といった批判も出ているが、本人は気にする様子もない。なぜこれほど『頑固』なのか。真意はどこにあるのか。その人となりに迫ってみた。」
と言うのだが、
「頑固さを、どのように読み解けばいいのか。」
「上杉(元秘書のジャーナリスト)さんは、09年6月11日朝のテレビ朝日系『スーパーモーニング』で、『一度、正義感を求めて『ロックオン』してしまうと、絶対曲げない人。兄(由紀夫氏)も共通していて、一度決めたことは、選挙に落ちようが変えない』」
と分析しているという。
これだけでは、良く分からないのだが実は東大時代の成績が一番だったというのがご自慢のようだ。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』にはこんな風に書かれている。
「学 生時代から秀才で知られ、高校時代は大手予備校『代々木ゼミナール』で行われる年3回の模擬試験を全てトップで通した程であった(元公設第一秘書の上杉隆 は、かつて立ち読みで受験参考書を暗記していた邦夫の記憶力を指摘している)。大学時代はゴルフ部の活動に明け暮れていたが、専門課程への進学試験を学年 1位で通過し、法学部でも記録的な数の『優』を獲得するなど、成績は抜群であったという。邦夫自身は『(みんなが必死の)予備校の模試はともかく、大学の 成績なんて自慢にならない』と述べている。」
(出典・大下英治「小説 東大法学部」、AERA2005年4月25日号「『一番の人』その後の人生」)
実は、阿比留瑠比(産経新聞・政治部外務省兼遊軍担当記者)のブログ「国を憂い、われとわが身を甘やかすの記」のエントリー「調子に乗りすぎた鳩山総務相の言動について」
にこういう記述がある。
〈鳩山氏の法相時代のエピソード〉
「鳩山氏の法相時代のエピソードとして以前、こんな話を聞いたことがあったからです。
 あるとき、鳩山氏のところに何の用かは知りませんが、やはり成績自慢の片山さつき衆院議員(同じく東大法卒)が訪ねてきた際に、こんなやりとりがあったそうです。
 片山氏 『鳩山先輩はずっと首席だった聞きますが、テストは全部一番だったんですか?』
 鳩山氏 『…二度ほど、一番じゃなかった』
 片山氏 『なーんだ』
 この話を鳩山氏本人から直接聞いたという人によると、鳩山氏は『片山は全く失礼なやつだ』と激怒していたそうですが‥‥以下略」
余談だが片山さつき衆議院議員の『ウィキペディア(Wikipedia)』にはこんな風に書かれている。
「幼 少の頃から並外れた記憶力を有し、高校時代には駿台全国模試で全国1位となるなど成績は優秀であった。1977年、高校3年の時、イギリス保守党党首(当 時)のマーガレット・サッチャー(後のイギリスの首相)が来日し、視察のため片山が通っていた東京教育大学附属高等学校(現・筑波大学附属高等学校)を訪 れた。彼女の経歴を知り、『女性でも国を動かすことができるのだ』と感銘を受けた片山は、以後国を動かす仕事として官僚になる道を選んだ。」(出典・日本 テレビ『いつみても波瀾万丈』(2006年5月7日放送))

何かこの大学時代の話を聞いて、何か思い付くことがあるだろうか。
何に似ているのか。
昭和で言えば、陸海軍の参謀の話になるのだが、参謀になるほどの人物はもっと賢い(?)から馬鹿な参謀の口だ。
日露戦争、司馬遼太郎著「坂の上の雲」によれば、第3軍乃木希典大将の参謀長伊地知幸介少将(後男爵)と言う事になろう。
この人達の特徴というものは、この鳩山邦夫総務相と同じように他人の意見というものを聞かなかったということに尽きる。
昔の軍人さん特に陸大、海大出身の軍人さんは、戦史を読むと学校秀才で応用が利かなかったと、これでもかという記述が多い。
さて、鳩山邦夫総務相の様な人物が一般社会の会社の社長だったとしよう。
もしそうなら、いっぺん何かで思い込んだら「これをやれ」という命令で、ワンマン社長だろう。
しかし、そんな会社は社長が「商売の神様」でもない限り直ぐに潰れる。
一方、社長が「商売の神様」なら大発展で、あの松下幸之助氏を思い浮かべると言うものだか、松下幸之助氏と鳩山総務相とは似てもにつかない人物である。
「商売の神様・経営の神様」松下幸之助氏は、丁稚奉公から始め、失敗もし、戦後になってからGHQによって「制限会社に指定」されて苦労もしている。

この鳩山邦夫総務相は、元々家柄が良くて、お金にも困らないし勉強では大自慢。
衆議院議員を10期も務め、文部大臣、法務大臣などにも就任した。
自分でも、大した人物だと思っているに違いない。
そして、自分が考えることは全て「正しい」そして、学校時代も全て正しかったから間違いない。
こんな人物が「商売の神様・経営の神様」であるはずがない。しかし、どう考えても鳩山総務相というのは自分は「商売の神様・経営の神様」だと思っている人物だと言うことだ。

そんな人物が経営する会社がまともであるはずがない。
改善意見をを言う者、欠点の痛いところを突く社員、役員は即刻首が左遷が待っている。
正に、「どてらい男」のモーやんが丁稚奉公に出た店の主人のようなものだ。
だから、東大出の社長というのはかっての重厚長大産業、疑似官僚化した即ち民僚化した企業にしか生息しなかった。

片山さつき衆議院議員が主計官だった時、のエピソードが2009/06/11産経新聞・【正論】に掲載されている。
片山さつき衆議院議員が官僚だったからこの人物も過去官僚と言う事になるが、言動を見てどう考えても鳩山総務相とどっこいどっこいのような気がする。

「〈財務省の軍縮政策の誤り〉当時の防衛担当主計官、片山さつき氏(現衆議院議員)は『平和な今日、一体どこの国が日本を攻めるのか』と防衛庁を叱責(しっせき)し、要求の75%を削った。」
(2009/06/11産経新聞・「【正論】佐々淳行 防衛費GDP1・5%に増額を」)
主計官時代の所行で有名な話のこう言うのが、学校秀才の典型例だろうと言うか、‥‥‥
片山さつき氏などは「木を見て森を見ず」と言うものだ。
そして、この「木を見て森を見ず」と言うのが戦前の軍人官僚の典型的な行動パターンなのである。
事実、陸大出の天保銭組の元参謀(少佐参謀)に話を聞いたことがある。
その時聞いたのは、陸大では戦術は教わったが、戦略は聞いたことがなかったと言う事だ。
そして、もし教わっていたらねぇ‥‥‥

こういう、鳩山総務相や片山さつき衆議院議員など、学校秀才で到底挫折したと言う事がないような人物は、いわゆる「官僚型」人物に多い。
即ち、戦略を描く「政治家」には不向きな人物と言うことだ。
よくよく見たら、日本の政治家には「戦術家」はいても、戦略家、政治家はあまり見えない。
あの民主党のもう一人の鳩山氏、岡田克也幹事長ともにそっくり瓜二つではないか。
実際、岡田克也幹事長の方が、過去官僚だけに官僚臭さえ漂う。

地球温暖化問題で政府は、「2020年までに05年比で15%削減する。」として、代表部にメッセージを送った。
日経新聞社説(2009/06/11)で「先進国全体の削減量とのつじつまは合わせているが、この考え方で国際社会をどれだけ説得できるだろうか。」などと書いているが、説得など出来るはずがないのは当たり前だろう。
先進国に出来るはずのない目標を要求して、自分たちはそれでは不満と称して何も削減しないで「金」をむしり取ろうとする。
以前言ったように、「話せば分かる」と言うものではないのは当たり前だろう。
そして、日経新聞では「温暖化防止は将来の子孫に残すべき地球のありようを問うている。科学が予見している地球規模の気候変動と被害を抑える強い意志があるか」と政府間パネル(IPCC)の話を無批判に信じ込んでいる。
しかし、IPCCは、地球温暖化に関しての議論は封じていて、「科学」とも思えないような予測、やっていることを無視している。
予測、即ちデーターは予測だから何でも使える。実験科学ではこれを普通、捏造というのだ。
地球温暖化議論というのは、科学でも環境問題でもなくEUが仕掛けてきた単なる政治問題だ。
そして誰でも、天気予報に似た予測に疑問を持っている。
それを、本当に外国の世間様が決めたものは何でも正しいと思っているのだろうか。

鳩山総務相の過去の失言「アルカイダ発言、ベルトコンベヤー発言」は、「これらの発言は「確信犯」だった様子だ。(先出・J-CASTニュース)」 という。
こんなもので、政治的な発言として悦に入っていたら全くお粗末なものだろう。
所詮、戦前の戦争に負けた軍人官僚的な思考回路では、日本を又第2、第3の敗戦とも言われるものに引きずり込むと言う事は間違いないかも知れない。

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