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2009年7月 1日 (水)

D'Artagnan(ダルタニャン)物語「第2部二十年後」の背景とあらすじ その1

D'Artagnan(ダルタニャン)物語

第2部 「第2部二十年後」の背景とあらすじ その1

ダルタニャン物語第2部は、三銃士の事柄があってから20年後の話になる。
小説では、主人公ダルタニャンは、単なる一兵士「士官」にすぎず大きな活躍というものではない。

その第3巻は20年後であるから、1648年フロンドの乱が始まった頃の時点である。

物語は、今後の小説の中で登場する人物の説明で過半である。

フ ロンドの乱の背景説明から、ルイ13世が崩御した後の混乱。マザランの暗殺計画による結果、ボーフォール公の逮捕・投獄。シュヴルーズ公爵夫人、オート フォール夫人の追放。そしてロングビル公爵夫人(Longueville,Anne-Geneveve de Bourbon-Conde,Duchesse de)の愛人となっているデルブレー神父(アラミス)のこと。いろいろな出来事を大后、アラミスの言葉として繰り返し説明している。

物語の背景となるフロンドの乱の混乱は既にパリで起き始めており、パリの街を巡視するためにマゼランは当番の銃士隊「黒組」(黒馬の)の指揮官ダルタニアンに護衛を頼む。(2夜の巡視)
この巡視によってダルタニアンの軍人としての優秀さを認めたマザラン枢機卿は、三銃士が活躍した真相を探るためにローシュフォール伯爵をバスチーユ要塞(監獄)から召還する。
ローシュフォール伯爵はかってリシュリュー枢機卿の腹心だったからである。
召 還したローシュフォール伯爵に、マザラン枢機卿はリシュリュー枢機卿と同じ忠誠を求めた。しかし、ボーフォール公爵への忠誠を崩さなかったため再びバス チーユ監獄へ戻されることになった。そして戻される時パリの混乱を利用して逃走に成功する。(パリ市民・プランシェ・元ダルタニアンの従僕の助力)
一方近づくフロンドの乱の混乱に備えて、ダルタニアンはマザラン枢機卿から昔の三銃士をも昔のように腹心の部下になるように要請され、旧友を訪ねる旅に出る。

旧友三銃士を捜しあぐねたダルタニアンは、偶然出会ったプランシェの情報からバザン(アラミスの従者)を探り当て、ノワジー・ル・ロワの村へ向かう。
そこでマルシャック公爵(後のラ・ロシュフーコー公爵・ロングビル公爵夫人の愛人・歴史上の)の刺客に追われているデルブレー神父に出会うことになる。
しかもアラミスは5歳も年齢を誤魔化して、当時の社交界で一二を争うといわれる絶世の美女・ロングビル公爵夫人の愛人になっていたのを見いだした。
アラミスはレス大司教補派即ちフロンド派であった。このため勧誘を諦め、ポルトスの元へと向かった。(10デルブレー神父)

ロングビル公爵夫人の容貌・人物について、小説では
「… ロングヴィル夫人という名前を聞けば、考え込まざるを得ない。王国きっての名門の出だし、宮廷でも1.2を争う美人。好きでもない老人のロングヴィル公爵 と結婚したが、まず最初にコリニーとの仲が怪しいという噂が立てられた。そのコリニーは、夫人のことからギュイーズ公といざこざを起こし、新王宮前の広場 で決闘して一命を失った。それから、弟のコンデ公と姉弟以上に親しすぎるとかいう評判もたてられて、気の小さい宮廷人たちの眉をひそめさせた。それからま た、こんな噂もあった。あんなに仲のよかった姉弟が、いまでは互いに心の底から憎しみあうようになり、ロングヴィル夫人は、ラ・ロシュフーコー老公爵の長 男マルシャック公と気脈を通じ、老公爵と自分の弟コンデ公と仲たがいさせようとしている、と取り沙汰されていた。」
「……ダルタニアンはロングヴィル夫人の大きな青い目、金色の髪、品のよい顔立ちをはっきりと見とどけることができた………」

さて、ポルトスは持参金付きの大金持ちの未亡人と結婚したが、その未亡人に先立たれ大金持ちになったものの名誉・男爵位が欲しくてたまらない。そこでそれを餌にダルタニアンは仲間に引き入れることに成功した。
ポルトスの説得に成功したダルタニアンは気をよくして零落しているだろうと思うアトス・ラ・フェール伯爵の元へ向かった。
ラ・フェール伯爵はブロワの近くブラジュロンヌに伯爵領(ブラジュロンヌ伯爵領)を相続しそこに住んでいるという。
訪ねてみると、大貴族ラ・フェール伯爵はダルタニアンからみれば信じられないような城・大豪邸に多くの召使いとラウル(ブラジュロンヌ子爵)ともに暮らしいた。
高位貴族と思われる訪問客も絶え間なくその上にラ・フェール伯爵は、ますます元気であった。
近所に住むラウルの幼なじみとして7歳になるラ・ヴァリェール嬢(後のラ・ヴァリェール《女》公爵夫人)を登場させている。
足を挫いた様子、母親がサン・レミ夫人(父親は執事)といいプロワ城のオレルアン公爵夫人の侍女であることを後の物語の伏線として紹介している。
アトスの説得に失敗したダルタニアンにパリへの至急帰還状が到着し急遽バリへ戻る。

パリへの至急帰還はマザランがボーフォール公のヴァンセンヌ監獄からの脱獄を杞憂したからである。
まだ30歳にもなっていないボーフォール公は、アンリ4世の孫即ち王族である。
正確には、アンリ4世と愛妾ガブリエル・デストレ(ボーフォール(女)公爵夫人、モンソー夫人)の孫である。
ガブリエル・デストレは、アンリ4世の時代の絶世の美女である。
下級貴族出身であるガブリエル・デストレの姉妹は皆美女で次々と愛妾にされているが、ガブリエルはアンリ4世の絶大な寵愛のため王妃の位を要求した。
古来愛妾が王妃になった例はなく、女性に弱いアンリ4世はもう少しで王妃にするというところであった。
よって、ガブリエル・デストレは暗殺された。……まだ23歳を少しすぎたころであった。
マリー・ド・メディシスが正規の王妃として嫁いでくることが決まりかけていたからであった。
……というわけでボーフォール公(ヴァンドーム家)は、まかり間違っていればルイ14世である。
ボーフォール公は、後に述べる陰謀に加担したとして1643年に逮捕投獄されたのであるから投獄されて5年になる。ここで愛人であったモンバゾン(Montbazon,Duchsse de)公爵夫人の援助で脱獄に成功する。(18ボーフォール公)
モンバゾン公爵夫人とは、シュヴルーズ公爵夫人の若い義母であり、ロングビル公爵夫人と並び称される宮廷一の美女である。
このときはパリ追放の憂き目にあっていた。

ボーフォール公が脱獄の準備をしている間に、ラ・フェール伯爵とブラジュロンヌ子爵はシュヴルーズ公爵夫人に面会する。(22マリー・ミション、旅先での一夜)
大 貴族であるラ・フェール伯爵をシュヴルーズ公爵夫人が知らないというのも不思議な話であるが、相変わらずの美しいブロンドの髪と生き生きとした大きな目の 公爵夫人と会う。いい年をしながら未だに色気たっぷりで気品の高いのシュヴルーズ公爵夫人にラウル(ブラジュロンヌ子爵)は大后様と間違える始末であっ た。
ラ・フェール伯爵はラウルの就職(仕官)…コンデ大公旗下の軍へ入隊するというを頼みを聞いてもらいパリを後にする。
ここにこのような記述がある。
「…… でも、ちょっと待ってちょうだい。義母モンバゾン夫人がロングヴィル夫人と仲違いしているので、わたくしはいまのところ大公の御覚えがよろくないのです。 でもマルシャック公爵にお願いしてみたら……ええ、そう、伯爵、それがなりよりですわ。………この若い子爵をロングヴィル夫人に推薦してくださるでしょ う。夫人から御令弟の公爵に(コンデ大公をしめす)手紙を書いてもらえば、………」
この辺の事情は、5年前に遡るが小説には書いていない。(後に解説する。)
実はボーフォール公の逮捕のきっかけとなった実話がありこれがこの第3巻の伏線になっている。これがわからないとこの第3巻は全くよく解らないといったところである。

物語はその後スカロン神父のサロンでシュヴルーズ公爵夫人から紹介状を受け取る。(23スカロン神父)
一方ダルタニアンはボーフォール公脱獄の報を受け、追っ手としてポルトスと従者全4人で追跡する。
追いついたものの相手は50人の軍隊その上アトス、アラミスが指揮を執り到底相手になるものではなかった。

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