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2009年7月17日 (金)

鈴木美潮のdonna 「『書道家らしくない』双雲さん」

鈴木美潮のdonna

「『書道家らしくない』双雲さん」

読売新聞2009/07/14夕刊掲載「鈴木美潮のdonna」というコラムがある。
鈴木美潮という読売新聞文化部のカリスマ記者氏は、どうも思い込みが激しい人物としてコラム「鈴木美潮のdonna」を散々やり玉に挙げたことがある。
「思い込みが激しい」とは何かと言えば、公平に物事をバランス良く書くのではなく、ほんの一部のことを以て全てとして書いてしまうところである。

以前「鈴木美潮のdonna」を批判したのは、
読売新聞2月6日版、鈴木美潮どんなdonna・「生みたい人が産めてない現状」に対して、
2007.2.13のエントリー
検証・鈴木美潮記者の「選択的夫婦別姓に寛容さを」

2007.2.7のエントリー
柳沢厚生労働相発言その後と少子化対策

この「生みたい人が産めてない現状」では、鈴木美潮記者は、
「内閣府が1月末に発表した世論調査によると、夫婦が別々の姓を名乗ることができる選択的夫婦別姓制度について、法改正容認派が前回調査から減少し、賛否がほぼ拮抗(きっこう)する結果が出たという。」
と述べるのだが、実はこれは嘘であった。
以前のエントリーの一部を再掲してみると。
実は、
1,選択的夫婦別姓制度・容認派‥‥36.6%‥‥‥鈴木記者
2,選択的夫婦別姓制度.積極・反対派‥35.0%
3,「夫婦は必ず同じ姓を名乗るべきだが、結婚前の姓を通称として使えるよう法改正することはかまわない」条件‥‥反対派‥25.1%
即ち、選択的夫婦別姓制度反対派は‥‥‥60.1%である。

このように実は世論は、賛否が拮抗する関係ではない。
これを平成13年の調査で逆転したと宣伝して、国民を騙そうとしたのが法務省の官僚達である。
そしてその証拠は以下の調査。

平成13年調査では、
1,選択的夫婦別姓制度‥‥容認派‥‥‥42.1%
2.選択的夫婦別姓制度積極‥‥反対派‥29.9%
3,選択的夫婦別姓制度‥‥条件反対派‥23.0%
即ち、選択的夫婦別姓制度反対派は‥‥‥52.9%である。

平成8年調査
1.選択的夫婦別姓制度‥容認派‥32.5%
2.選択的夫婦別姓制度‥反対派‥39.8%
3.「夫婦は必ず同じ姓を名乗るべきだが、結婚前の姓を通称として使えるよう法改正することはかまわない」選択的夫婦別姓制度‥‥条件反対派‥‥‥‥‥22.5%
要するに夫婦別姓反対派は、62.3%である。

こんな風に、調べれば直ぐに分かることであるのに、何故か人の言うことをそのまま信じて記事のする。
どう考えても、「裏」を取らないのは新聞記者としては失格だろう。
そして、このエントリーは、読売新聞の「鈴木美潮のdonna」にトラックバックさせたのだが、最近見たら「意見」どころかトラックバックの出来ないようになっていた。

さて、今回の「書道家らしくない」双雲さん
この記事も実は大笑いなのである。
そして、鈴木美潮記者の例の「裏」を取らない、思い込みの記事に終始しているというのは救いようがない。
「CS放送日テレG+の『どれどれトーク』に、書道家の武田双雲さんに来ていただいた。」(放送は17日午後10時)ということに対しての感想である。
その感想を端的に表しているのが「『書道家らしくない』双雲さん」なのである。
そ れには、「とにかく、打ち合わせから、爆笑続き。書道家を志したきっかけから、インタビューに来る記者についてのエピソードまで、話が面白くて飽きない。 こちらも調子にのって、筆で文字を書いて変身する今年のヒーロー、『侍戦隊シンケンジャー』の話まで持ち出し、盛り上がってしまった。」
とあるのだが、武田双雲氏が『書道家らしくない』というのは、多分的確な判断だろう。何故なら、武田双雲氏は「書家」「書道家」ではなくて単なる書パフォーマーであるからだ。書は芸術だ、「本格の輝き」などと言ってる書作だけを評価するニヒルな書道家とは大違いだろう。
鈴木美潮記者は「多くのテレビ出演など、『従来の書道家らしくない』活動に批判も多いという。だが、多くの人に書の魅力を伝え、書で人を幸せにしたいと語る双雲さんにはそんな批判に負けず、頑張ってほしいと強く思った。」と書いている。

正直言って、読売書法会・読売書道展を抱える読売新聞の名前が泣くというものではないか。
文化部である以上読売書道展にも関わっているだろうが 、読売新聞新聞紙上を見てみると読売書法会・読売書道展の人達はないがしろにしている風がよく見える。
何故なら、そう言う公募展に出品もしていない書家として大した実績もない、武田双雲氏や紫舟氏が読売新聞上で題字を飾ったり、記事になっていたりする。
女性の紫舟氏に至っては、毎週金曜日の夕刊で文字と毎回同じ「印」を拝見する。
その印面たるや見るに堪えられないもので、毎日書道展・特別展示・篆刻家・松丸東魚の全貌の「本格の輝き」を見れば、その稚拙さと言うものは素人でも良く分かる。

武田双雲氏にしろ、紫舟氏にしろその文字を見ると、筆を強く押しつければ強い線が出ると勘違いしている。そして、その勘違いの筆法に抑揚がない。

鈴木美潮記者は、今国立新美術館で開催されている毎日書道展を見た事があるのだろうか。
見た事があれば、松丸東魚先生の作とまでは行かなくとも素人でさえ直ぐに分かる。

こんな稚拙な書道家を大読売新聞の紙面上に掲載して、「本格の輝き」の読売書道展の人達を登場させないというのは、読売新聞の記者は読売書道展の書家を軽んじているのではないかと推察できる。

実際、その兆候というのは読売書法会・読売書道展の文字が新聞紙面上に載るのは、その展覧会が行われている前後のほんの僅かな1-2回しかないことからも見て取れる。

こんなことなら、いっそのこと読売書法会・読売書道展の「読売」の文字を下ろしてはどうか。

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