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2009年8月17日 (月)

紫舟作・読めない題字・読売新聞「言葉のアルバム」

読売新聞の金曜日夕刊に「言葉のアルバム」というコーナーがある。
このコーナーの題字を「紫舟」という書道家という女性が書いている。
毎回、この題字を見ると気分が悪くなるのだがこれはお盆の頃だったから、読売書法会の「本格の輝き」と朝刊に載った当てつけではないかと思えたりする。
以前、この題字に使われている「印」について述べたことがある。
印に刻してあるのは「紫」だけで妙なものである。元々、本人が名字を公表しておらず「紫舟」で通しているからまた妙なもの。
そして、以前書いたように偶然この印を使ってしまったとも思ったが、本人のHPを見てもこれともう一つの印しかない。
しかも拡大してみれば良く分かるとおり、良くも恥ずかしくなく鈴印出来ると感心してしまうくらいなものである。
書作の雅印を見れば、これを書いた人物がどれほどの感覚、技量を持っているか分かってしまうことがある。
だから、書家はそこそこ文句のでないような印を使うのであって、印でケチを付けられるようではお里が知れると言うものであろう。

Img757_3

さて、今回の「題字」は読めなかった。
1字目の「貴」は、紫舟氏が勝手に作ってしまった文字で古典には存在しない。強いて辞書を調べてみたら「張旭吉詩四帖」に似た形の文字があるが、草書であるし第一書き順が違う。
初めの第一画など何つもりだというものだ。
次に「女」も繋げて書いてあるので全く分からない、強いて言えば「め」の字なのだかそうにもなっていない。
そして極めつけは、繋がっての「の」。

この書き方は、産経新聞で「今日の言葉」を書いていた中国人の女流書家と同じ書き方である。要するに、漢字とかなを分けて書いていない。
中国人では、かなという考え方がないのは仕方がないとしても、近代詩文・調和体を書く常識として、はっきり分けるというのが原則だ。


それを勢いで書いてしまうと言うのは、独りよがりでしかない。

やはり以前、読売新聞に掲載された女流書道家で全く違う文字を書いて、「別の読み方」をさせていたのがあった。
それが、前衛のように読めなければ、題名として良いとしてもはっきり読めてしまうのに勝手に「途方もない読み方」にするというのは驚いたものだ。
本人曰わく、その本来の文字では考えている事を表現出来ないのだそうな。

スキルのない自称書家という人たちというものは、高校レベルの文字感覚、書で止まっている。

そして、読売新聞では「本格の輝き」と新聞見開き中央にでかでかと掲げる書団があるのに、一方で「本格の輝き」が泣くように書の題字がある。

それにしても、毎週金曜日になると「いやらしい・品のない」題字を見せられて、苦痛の連続と感じる人がいることを編集者は気がつかないのか不思議なものだ。


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