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2010年1月

2010年1月30日 (土)

施政方針演説・甘ちゃん民主党政権はマンガの世界か

施政方針演説・甘ちゃん民主党政権はマンガの世界か

「検察捜査に検証必要」「検察も公衆の前で説明を」総務政務官(産経新聞)
という報道があった。
こ れは「階猛(しな・たけし)総務政務官は28日の参院総務委員会での答弁で、小沢一郎幹事長の秘書だった衆院議員の石川知裕容疑者の逮捕に関し、『被疑事 実がマスコミ報道と違う。政治資金収支報告書の記載漏れが逮捕に値することなのか、当然検証に値する』と述べ、検察の捜査に疑問を投げかけた。‥‥中 略‥‥『検察は十分行政府のコントロールが及んでいないので、いろいろ検証すべきポイントはある』」
と言うものだった。
この政府の一員である政務官が、同じ政府の検察を批判するというのは指揮権発動に繋がるとして厳しく批判されたはずなのだが、未だに民主党議員政務官には「蛙の顔に何とやら」である。
実は、この件に関してはWebで検索する限りに於いて産経新聞以外報道していない。
一方、この階猛政務官というものから「有志勉強会参加は『当然』=階政務官が答弁 (時事通信)」というのがヒットする。
時事通信によると「石川知裕衆院議員の逮捕に批判的な民主党有志による勉強会に出席した政務官4人」とは、
階猛総務政務官、佐々木隆博農林水産政務官、小川淳也総務政務官、大串博志財務政務官。
この中で確信犯は、階猛総務政務官(衆院岩手1区選出)で選挙区の都合からか28日の答弁でも同じことを繰り返しているから政府の一員としては失格だろう。
佐々木隆博農林水産政務官をフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で調べてみると面白いことに気づく。
目につくのは、「衆議院議員選挙当選後の2005年10月10日、自陣営の運動員である労働組合職員が公職選挙法違反の疑いで逮捕された。」
「2008年1月、在日韓国人等に参政権を付与することを目的とする『在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟』に参加。」
小川淳也総務政務官、大串博志財務政務官は、過去官僚と言う事である。
従って、「勉強会に出席した政務官4人」の態度というものは、はっきり区別が出来る。
過去官僚の二人は義理立てのような感じで参加し、階猛総務政務官は選挙区の関係から必死になって参加、北海道出身の元社会党の佐々木隆博農林水産政務官というのが実は良く分からないところではある。
こういう政府の一員が、自らの立場も分からず三権分立を冒すような行動をする。多分自民党時代ならマスコミが総攻撃して、100%辞任と言う事になったかもしれない。しかし実際は大した報道もなされていない。
階猛政務官が国会で答弁した「被疑事実がマスコミ報道と違う。政治資金収支報告書の記載漏れが逮捕に値することなのか、当然検証に値する」という件に関して雑誌「正論2010_3」「これでも『小鳩』政権に日本を託せるか・花岡信昭」で明確に反論されている。「逮捕の用件は、自殺、逃亡、証拠隠滅のうち、いずれかのおそれがあった場合に発動される」とあって、石川議員の場合「自殺の恐れ」の濃厚なのは従来からの報道から明確であろう。
その他、検察に関する取材方法、経験なども書かれていて、階猛政務官などが主張する事柄というものは、どう見ても「政治的な圧力」であると間違いない。
彼ら政務官が、そんな基本的なことも分からないのか、又は知っていて憲法の基本である三権分立を冒す冒険をしてまで政治的な圧力を掛けようとしているなら、政府は即刻政務官の職を解くべきだろう。
それならば、階猛政務官が「今後も政務官としてではなく一人の国会議員として検証を続ける考えを強調した。」というのも勝ってとは言うものの不見識はまぬがれない。
こんな解任が出来ないと言うのは、今の民主党政府というのが政府の「体」をなしていないことを表している。
政治というものは、常に「李下に冠を正さず」なのである。
そして、今の民主党の政権政党としては疑問なのは、民主主義の原則も(一部政権与党が守ろうとする)日本国憲法すら無視する行為に出るという超法規的政権であると言う事である。
与党議員が国会議員の過半数を取れば憲法違反でも法律違反でも、脱税でもなんでも許されるというのは「独裁政治」でしかない。
そして今回、階猛政務官というのは小沢幹事長に対する「茶坊主」と言う事になる。
こんな人物に対して秘書給与も含めて、年に約6,500万円(議員支給額約4,400万円)程度の税金を国民はくれてやっているのである。
我々庶民は、実際のところ数千円のものを買うのにどうしようかと散々考えた上に止めたりするが、小鳩政権の月額1,500万円の子供手当てやら、4億円のタンス預金を見れば誰だって嫌になる。
だから、こんな民主党政府が国民のために何かやってくれと思っていたら、大間違いだというのは鳩山首相の施政方針演説を見れば良く分かる。
「いのちを、守りたいいのちを守りたいと、願うのです 生まれてくるいのち、そして、育ちゆくいのちを守りたい」
‥‥というが、誰が守ってくれるのか。今の信頼性のない民主党政権では怖くても自己防衛しかできないではないか。
「この宇宙が生成して137億年、地球が誕生して46億年。その長い時間軸から見れば、いわゆる『人間圏』ができたこの1万年は、ごく短い時間にすぎない」
‥‥だからなんだというのだ。庶民は一日一日で生きているのだ。

こういう感覚など、今の日本の置かれている状況から逃避しているとしか見えない。
あらゆることを自分で決められず、他人様を相手にする外交も「その場限りで相手様に気に入られることしか」言えず、その付けは国民に廻す。
こんな甘ちゃん民主党政権というのは、夢、マンガの世界だけにしてくれと本当に思う。昔から抽象論を論ずるのは「愚」とされている。
ところが今の政権というのは、常に具体性と政策理念が無い。
結果、我々庶民のところに何か変わったことがあったのか言えば、生活が厳しくなるだけのことである。
そして、収入が増えるどころが毎年減る以上、常に生活防衛として不必要な支出は削減するという方向である。
しかし、無駄な会費や宴会を削減しても何とか年間数万円にしかならず、どうしたものかと思うというのが本音である。

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2010年1月28日 (木)

日本相撲協会の役員改選と日本の閉塞感を助長する老人支配

日本相撲協会の役員改選と日本の閉塞感を助長する老人支配

2010/01/28の朝のTVは「日本相撲協会の役員改選」について報道されていた。
それは、定数10の理事に11人が立候補して4期8年ぶりに選挙戦となるという様子だった。相撲協会の理事というのは、従来からいわゆる年功序列制で一門から調整されて無投票選挙だから一種のギルドの様なものだ。
こういう年功序列の弊害というものは間違ったこと、おかしいことがあっても誰も言い出せないと言う事である。大体、常に「事なかれ主義」に陥るというのが常である。
相撲協会の理事の年齢を見れば70歳以上の政治家、実業界OBがゾロゾロと日本の国徘徊しているのに比べ、精々61歳程度だから一見若いように思える。
ところがこういう場合というのは、年齢を10歳足してやらないと実年齢にならないのではないかと思えてならない。
そうすれば、貴乃花親方37歳は、47歳相当。三重ノ海理事長61歳は、71歳相当となって「なるほど」と思わせるものではないか。
一方、日本の政治、経済、文化界では70歳代の重鎮花盛りである。
要するに、日本の高度成長を謳歌した人達のなれの果てというものである。
例えば「日本航空の最高経営責任者(CEO)」に就任する京セラの稲盛和夫名誉会長は78歳、今度NHK会長を退任する福地茂雄氏は75歳。
最近妙な発言や時代を無視した口出しをする、大勲位の中曽根康弘元総理に至っては、91歳である。
ついでに言えば、「鳩山首相について、『思慮の足らないところをジャーナリズムでうんとたたかれる過程を経て、政治家は成長する』と述べた。」(読売新聞)と未だに鳩山総理を2~30歳代だと考え違いしている口ぶりの感覚である。
論語に言うではない「四十にして惑わず」。
孔子の時代に比べて、若くなっているから10歳足して今では「五十にして惑わず」かもしれない。
実際、今の世の中では50歳にでもなれば人生の優劣、成功不成功というものは粗方定まる。
例えば小生の職とする書道‥‥40の手習いなら何とかなるかもしれないが、今や50歳の手習いでは「師」となる頃には手が効かなくなって引退が迫っている。
それが、70歳を超して引退どころか政治家、経済人の仕事、仕事しか趣味のない人達が未だに職を離さない。
結局彼ら老人達は、昔の成功体験を糧にして自分より若い人達を指図する。
その指図する相手が、会社ではとっくの昔にリストラ対象か定年間近の人達ばかり。
こう言うのはどこか狂っている。
もう世の中では誰も相手にしなくなった老人が、政治、経済に口を出すというのはろくなとがない。
元々彼ら高度成長期に活躍した人達というのは、戦後のGHQ政策によって重役以上が引退させられていなくなってしまった世代である。
小説「坂の上の雲」を読めば分かることは、明治維新も老人が行ったのではなく若い人達であり、戦後の高度成長も当時の若い人達なのである。
そして、成功体験と言うものは、不都合なことは常に葬り去られた。
例えば勝ち戦であった日露戦争後は、ろくな戦闘も出来なかった将軍も「戦死傷者」が多かったということで戦功を認められる様な、第一次世界大戦前夜の頃の世界の感覚で立身出世。
ついでに本当の不手際の失敗は、戦史に残さない様にしたというのは、司馬遼太郎氏自身が資料を調べて言っていることであった。
歴史を調べいゆくと長生きして権力を握り続けた国王、皇帝の晩年という時にはろくなことがなかった。
例えば、ルイ14世、武則天(則天武后・唐)、玄宗皇帝(唐)、ついでに言えば徳川将軍吉宗などいろいろ。
要するに日本相撲協会の役員改選も、貴乃花親方ぐらいが当選するくらいでないと従来通りと何も進まないと言うものだろう。

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2010年1月26日 (火)

Acer・Aspire M5802 ASM5802-A48へDVDドライブ追加

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AcerAspire M5802 ASM5802のスーパーマルチドライブというのはほぼ「ジャンク品」に近いものだと分かったので、信頼のある最新のDVDドライブを追加するか、換装するか検討してきた。
いずれにせよ、DVDドライブを買わないとどうしようもないので、一番安く手に入るものを選択した。
近年DVDスーパーマルチドライブというのは、限界に来ていてどの製品を買ってもそこそこである。
今はパルク品並の価格で7240Sが売られていたのでこれを選択した。同じ製品で種々のものがあり、価格も異なるが所詮入っているソフトの関係で、ソフトがいらなければ安くて充分と言うことになる。
特に最近は黒い筐体のPCが多くて黒ベゼルのものがほとんどなので選びやすいものである。
IODATAのDVR-S7240LEKは、製品としてはカタログにも載っていない製品だが、製造年は2009年10月だった。
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さて、まず換装と言うことを考えてフタをあけてみるとLGのドライブは配線が邪魔で取り出せない。
元々ドライブというのはフロントパネルから入れるものなので当然と言えば当然である。

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取り合えず、ドライブがとのように止められているかを見るために少しずらしてみた。
邪魔になるケーブルは、電源スィッチとUSB、カードリーダーのもので、元々ケースを作るときにくみ上げられたものと思われた。
だから、これはビクとも動かない。

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ドライブは、ケースの底の側の部分にはネジがないので簡単に動かせるが、限界がある
それで、電源部を外して作業スペースを確保した。‥‥多少注意が必要。
こうなると、フロントベイの内側のパネルに手が入る。
元々外せるように作ってあるはずで、大方ねじ切ると言うのが普通である。
但し、今回のパネルは昔のタイプで、ドライバーを差し込んでねじ切るというもの。
昔のパソコン雑誌では、これを金鋸で切り取っていたから発想が貧弱な編集者もいたものだった。
今回は、ドライバーを入れるスペースもないので手でねじ切った。
それにしても、こういう風にメーカー製のPCにドライブを追加するとき、サポセンに電話すると決まって「ドライブを追加するように出来ていない。追加できないかもしれない。」という。
以前、EPSON EDi Cube TP830AVという酷いPCを買ったことがあって、これも二段目にドライブを追加できるものだったので聞いてみたときもそうであった。
このEDi Cubeというのはあの悪名高き「 Intel Whitney i810E 」搭載というもので、なんと電源は250W。
EPSONというのは、Dellのまねをした構成をしていたから電源が小さい。
今でもDellのこのタイプは350W、ハイエント上級モデルで450W。
これでは、何も手を入れられないと言うものだろう。
尚、EDi Cubeは例のHDDのController欠陥で2年できっちり壊れた。

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あとは、7240Sを内側からねじ込む。
ケースの下側(右側面)のポッチを押し込んでおいて、押し込む。
これには、こつがあるが力任せでもすんなりと入るものである。
実際は、元々そこに入っていたようにネジ位置(片方のみ)も当然ビッタリ。
収納されれば、後はネジを締めてSATA電源ケーブルと、SATAケーブルをつなげばそれで終わり。

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電源を元に戻して、フタを締めて完了。

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考えてみればあっけないもので元々、気になっていた二段目にドライブ設置できた。
動作もあつらえたように普通に動き、これで既製品ながら自作機並の性能が確保できたと言うものである。
本当に、これならメイン機でも使えそうである。

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neroのソフトは古いやつで24倍速に対応していないが、書き込みの様子は分かる。

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2010年1月25日 (月)

FlexScan EV2334W-TBK・ナナオ23型カラー液晶モニター

FlexScan EV2334W-TBK・ナナオ23型カラー液晶モニター

FlexScan EV2334W-TBKを昨年11月に注文して、12月上旬の発売と同時に手に入れた。液晶モニターを買うのは3台目で、買うごとに価格が安くなって高性能になった。
価格的には、秋葉で欺されて買ったCT-1710 17inch液晶ディスプレー、通販で買ったナナオ Flex Scan T765(CRT)、Justsystemの通販だったナナオ S1910-HRBK、いずれも60,000円程度した記憶がある。
S1910-HRBKというモニターは、ナナオがSamsonのVA液晶を使い始めた頃に直販されていたのと同じ仕様でJustsystemがJustsystem仕様(クリーナーをセットにしただけ)にして売ったもの。
S1910-HRBKは、購入記録によれば2010年で丁度4年が過ぎ保証が切れる。(EV2334W-Tは5年保証
耐用年数から見ればまだまだというものの、液晶の輝度を最大にして丁度良い明るさになるほど暗くなってきている。しかし時代の変化というものは驚くべきもので、あっと言う間に時代遅れになって、地デジチューナーの適合判定では不可に該当していた。
以前からHDMI搭載のワイド液晶はどうかと思っていたのだが、秋口にWindows7を導入したのを切っ掛けに購入に踏み切った。実際のところ、Win7になるとワイド液晶が標準になっている様な気がする。
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それで発売当日、宅配便で届いたのが平たい箱のようなもの。
開けてみると、最初に説明書が入っていて、足を組み立てると言う事らしい。
シャープのAQUOS液晶テレビの足を組み立てるような面倒だと嫌だと思ったが、単にはめ込むだけ。‥‥とは言っても、大した説明もないから試行錯誤である。
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‥‥説明書を見ながらやらないと液晶画面を傷つける可能性があってその方法に従う。2009_12150007
組み上がって、高さを調節するピンを抜き完成。

S1910-HRBKとEV2334W-TBKを並べると丁度横の長さが違う事が分かる。
しかし、S1910-HRBKに比 べてコストダウンの様子も分かる。
S1910-HRBKは、USBでパソコンと繋いでカラー調整をすることが出来たが、今度は専用ソフトをダウンロードして調整する。
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但し、カラーマッチングツール「EIZO EasyPIX」を使って行うのではなく単に白い紙で調整するので、中々上手く行かないと言うのが真実である。
それで色具合というのは、S1910-HRBKとほぼ同じ色調なのは変わり映えしない感じはある。それは、S1910-HRBKもそれなりに高性能だったわけで見やすい画面である。
液晶モニターというのは、TN液晶かVA、IPS液晶かで大きく価格が違う。EV2334W-TBKは、VA液晶だから画角による差異はIPS液晶には敵わない。2009_12150013
しかし、PCを見るに当たって横から見ると言う事もないから実用的には充分である。
そして、気がついたのは1920×1080、フルHD対応、HDMI入力端子搭載23.0型液晶モニターというのはこれで地デジなりDVDを見るのだ思ったものだ。Pict10942
実際、DVDを見てみてたら結構充分だった。
特に、Windows7というOSは地デジやDVDを見ることに対応している。
但し、OS附属のWindows Media Centerを使うとそれなりに見られるが、やはり使い勝手が悪い印象はある。
そして、もう一つ気がついたのは1920×1080フルHDともなるとGraphicボードも問題になってくると以前のエントリーで挙げておいた。
しかも、Windows7になると場合によってはデスクトップの描写をGraphicボードに請け負わせて、メインメモリーの節約をするらしい。
そのためか LeadtekWinFast GeForce8600GT 256MBの空冷ファンから風切り音がかなり大きくなった。Pict10971
実際、起動時にWindows7がEV2334W-TBKを認識できない場面も時折出て来て、GeForce8600GT の限界の様であった。
多分起動時は、GeForce8600Gの搭載メモリーの関係でOverflowしてしまうのかもしれない。
それで最近のものはメモリーを不要と思われるぼとの1GBも載せているらしい
当然、認識できない時はケーブルを繋ぎ直して再認識させるという荒技が必要になる事もあった。

それで、以前述べたようにHIS RADEON HD4670 IceQ DDR3 1GB H467QS1GH(HDMI対応)というGraphicボードに換装して何事もなかったようにPCが立ち上がる。
又、安物のZOTAC製NVIDIA® GeForce® GT 220 1GB・DDR2でも最近の製品(2009年夏発売・(HDMI対応))であるから問題ない。
当然、Graphicボードのファンが暴走状態になる事もない。
結局、今や何のストレスもなくAdobe Photoshop Elements 8が使えるようになったと言うのは有り難いものである。
しかし、Windows7と言うものは厄介なものだった。
PCもWindows7がプリインストールしてあるものならば問題は起きない様だが、VISTAからアップグレードしたものは問題があってもWindows7で動いてしまうことが多い。
VISTAで正常に動くソフトもWindows7になるとBlueScreenを生じさせる原因にもなる。それで、ソフトの更新にはDVD-RWドライブを買うことによって、そのOEM版を使う事にした。
実際、Power2Go 6の体験版を入れると4,750円でソフトが買えると案内が来たが、今ではPower2Go 6アップグレード版  (バージョン5.0/5.5からアップグレード可)3,298円。
以前は、Power2Goのソフトからだとアップグレード版は2,980円でも買える。
しかし、4,750円でDVD-RWドライブを買うとMedia Suite 8 Ultraの一つ前のバージョンの7のOEM版がついてきた。
Windows7対応のNero 9 Essentialsはフリーソフトになってしまったが、今は英語版のNero 9 Liteであまり使い勝手が良くないものになった。こんな程度ならWin7のOS標準のもので充分である。


さて、EV2334W-TBKの使用感とは、S1910-HRBKに比べ文字が小さくなる。
ナナオらしく色むらなどはなく、トッと抜けもなく快調であることは、S1910-HRBKと同じ。従って、S1910-HRBKの文字を小さくして横長にした感じがある。
一方面倒なのは、調整が分かりづらいと言うことである。
モニターの下部に小さく並んだ8個のボタン。
どれを押して、何を設定するのかしばらくするとすっかり分からない。
そして、宣伝文句の「モニターの省電力モード」の「離籍時の省電力モード」(Eco View Sense)というのはなぜかほとんど役に立たない。
「オート」に設定すると作業をしていても人を感知せず切れてしまうし、それならと「マニュアル2」という感度を鈍くするとほとんど作用しない。
そんな説明書というのは、当然PDFで提供されているからPCで閲覧しながらなのだが、面倒なのはそれだけではない。
全体にわかりにくい感じがある。いっそのことリモコンでもつけてくれるとと思うが、価格を考えれば仕方がないと言うものだろう。

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2010年1月23日 (土)

小沢一郎・民主党幹事長の記者会見の茶番劇

小沢一郎・民主党幹事長の記者会見の茶番劇

小沢一郎・民主党幹事長の記者会見や記事を見て、納得したという国民は皆無だろう。
小沢サポーターの政府民主党の閣僚や議員達は、納得した事にして「解決したのだ」と言うかも知れない。
丁度それは、鳩山総理の「偽装政治献金事件」を贈与税を払ったから解決したと勝手に思って強弁している無責任さと同じである。
今の国民は、以前の自民党時代のように単に物事を処理したから解決済みというのを嫌った。要するに政治家は道義的責任も取れと自民党政権の末期には、加藤氏の様に議員辞職もしたし、国務大臣などあっと言う間に辞任した。
ところが一転して民主党になったら、鳩山総理は重大な失言ばかり。
それも政権政党としての自覚のない無責任な発言。
そして、不都合になれば大臣は居直るし、小沢幹事長だって知らぬ存ぜぬで逃げ切ろうとする。
小沢幹事長の金に対する「汚さ」というのは今に始まったわけではない。
だから、記者会見で「土地代金に充てた4億円は、自分の個人資産を陸山会に貸し付けた。建設会社からの裏献金など不正な裏金は一切もらっていない。」など誰が信じるかと言うものだろう。
なぜなら、以前国会議員が一年間で使う金額というものを公表したことがある。
その金額たるや約1億円だった。
今は、種々の行為が禁止されたりして7掛けかも知れないが、いずれにせよ従来通りまともに政治活動をすればそれだけかかる。
小沢氏なら年間最低4-5億円くらいは楽々掛かるだろうと言うことは、秘書の数からして間違いない。
そうすれば、タンス預金で4億円というのは甚だ怪しいというのが国民感情である。
しかも、「秘書の事務所兼不動産についての後援会に対しての原資の貸し付け、それを買うために原資を貸し付けたというのが事実のすべてだ。」という辻褄の合わないことばかり。
それにしても、「4億円のタンス預金」とは国民をバカにしている様なものだ。
国民から見て、国会議員というのは余程実入りがよい、そして何でもかんでも金を持っていれば国会議員になれると思われてしまう。
それで今国民に対して「民主党は国民のために頑張ります」とは白々しい。
そんなことは嘘だと誰だって思う。
なぜなら、民主党は国民のためではなく、「民主党のために、そして民主党が支持する『偏狭な』イデオロギー、反日のために頑張ると言う事だ」とは今回の小沢騒動に対する鳩山総理、閣僚、民主党議員から異口同音に述べられたではないか。
極めつけは、
「中井洽国家公安委員長は19日の閣議後記者会見で、東京地検特捜部が衆院議員石川知裕容疑者ら民主党の小沢一郎幹事長の側近3人を逮捕したことに絡み『(逮捕は)特捜部の権限としてあるが、特捜部も説明責任がある』と述べた。」
(国家公安委員長「リークある」に中立危ぶむ声)
「再審裁判中の足利事件に関連し、捜査機関からの“リーク”を「ある」と言い切った中井国家公安委員長の発言に波紋が広がっている。(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100116-014762/news/20100123-OYT1T00556.htm
自民党時代なら、今の民主党閣僚のほとんどが辞任という始末だ。
自らが権力を握っていながら、民主主義社会と別物の「指揮権発動」をほのめかす閣僚たち。
こんな政権は、全体主義を標榜したNaziと同じなのだと誰もが考える。
Naziは、政党の私設軍隊、突撃隊と親衛隊そして秘密警察で反対派国民を弾圧した。
民主党は、例の人権擁護委員会という言論弾圧機関を作って国民を監視しする?
外国人参政権が成立するようであると、この外国人の組織による人権擁護委員会が日本国民を弾圧すると言う事も現実化するかもしれない。

いずれにせよ、今の小沢幹事長というのは既に相撲で言う「死に体」だ。
土木建設業者は公共事業が減っていることもあるし、今更小沢氏に献金もしないし、パーティ券も買わないだろう。
そして、何も出来ない、何見発言も出来ない一年議員を国民は見限ったし、自浄作用もない民主党そのものをも見限った。
誰もが思うのは、小沢幹事長で今度の選挙が勝てるなど誰も思わないと言う事である。
そして、春になれば分かることだが景気は二段底、三段底に落ち込み「政府は何をやっているのだ」という怨嗟の声は高まる事は間違いない。

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2010年1月22日 (金)

Acer激安・Aspire M5802 ASM5802-A48

Acer・Aspire M5802 ASM5802-A48

激安PCの限界、拡張性の疑問

AcerAspire M5802 ASM5802を使って見て色々なことが分かってきた。
このパソコンの欠点というのは、ビデオカードとスーパーマルチドライブ。
ビデオカードは、1世代前のチープなものとはいうものの、最近の製品だけにWin7に対応してワイド液晶でも問題ないのがよい。
しかし、どこのメーカー製PCでもけちるのがDVDドライブである。
その昔NEC VALUESTER NX VE667J/3というものを買ったときのDVDドライブの酷かったのには驚いたものだった。
なんと言っても市販のDVDで読めないものがあったくらいだからである。もっとも、読めたとしてもうるさくて使い物にならなかったが。
それでも最近のものはバルク品でも高性能ものがそこそこ安い。
それで、HL-DT-ST DVDRAM GH41Nという日立LG製ドライブとはどんなものか調べ見た。
早い話、色々と焼いてNero Speed Testというソフトで品質検証を行ってみたというもの。
まず読み込み(DVD)に関しては、内周も外周も精々4Mb/secぐらいの転送しかできないし、書き込みも16倍速が限度。 (Neroのテストデーター参照)
それでいて、書き込み品質はよくて80%そこそこと最悪
妙なものだとSpeed Testをする前にErrorになる。

こんな低性能なドライブというのは、今やあまり手に入らないのではないかと言う代物で、3,000円も出せば24倍速書き込みのドライブが買えてしまうのである。Hldtstdvdram_gh41n_2

それなら拡張性はどうなっているのかと開けてみた。

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Serial接続なので、電源とコネクター位置。これは充分にある。
‥‥でドライブを取り付けるに当たって、全面パネルが外せるかが勝負なのだが、これが上手く行かない。

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マザーボードの底にあたる部分が外れないようになっているから、ノッチを外して廻してやれば取れるはずだが、壊れそうで難しい。その上外せば今度は中々はまらないというやっかいなもの。2010_01210003_2
いずれにせよ外れないと、追加HDDも固定できないし、DVDドライブも増設できない。
特に、ドライブの出口の金属板はかなり古いタイプで、何かで切り離さないと取れない。
ドライブ増設の場合、マザーボード側のネジがないようで4カ所で止めるのが全面の2カ所で止めることになるようである。2010_01210018
2010_01210010
そうであるならば、パンチメタルの金属板を全面のフタを空けて切り取るという作業でしかない。しかし、これは結構面倒な作業だ。

あとは、保証期間が過ぎたところでドライブをそっくり交換するという手段しかないかも知れない。
しかし、フタを2010_01210013 空けてみるとコストダウンを図ったパソコンというものは驚くほど貧相である。
ロープロファイルのZOTAC製NVIDIA® GeForce® GT 220もいかにも安物という印象が強いし、マザーボード事態が簡素だ。

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電源も500Wと言うものの、どう考えてもそう見えないと思ったら、450W(以下)というのが本当のようだ。500Wというのは瞬間的に500Wまで出せるという余裕の事のようだ。

うちのASUSのデスクトップの電源は、500Wといいながら、530~560Wぐらいなら瞬間的に流せる。2010_01210004 2010_01210007
それで、このジャンク品並みのDVDドライブは使わずに、使わなくなった外付けDVDドライブを使う事で何とか使えると言うものだろう。

COMSクリアのジャンピングピンは、シリアル端子のそばにあった。
それにしても何やらがっかりしたPCだった。

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2010年1月21日 (木)

民主党一年生議員は次回は落選・政党の体をなしていない政党は去れ

民主党一年生議員は次回は落選・政党の体をなしていない政党は去れ

今の民主党の様子を見ていると、あの夏の衆議院選挙とは何だったのかと改めて思い起こすものである。
なぜなら、新人議員は「日本の国を変えます、住みやすい国にします」と言うようなことを言いながら何の政治稼働をしている風でもなく、単なる人数会わせと見えるからだ。
伊藤敦夫氏によれば、野党時代の民主党は文化クラブの様だっが、今は体育会系のクラブの様になったという。
要するに、上意下達で上級生の言うことは絶対と言うやつだ。しかしそれというのは「体育会系クラブ」ではなくて軍隊ではないのか。
だから、鳩山首相でさえ「どうぞ戦ってください」という。民主民主主義国家で政党が軍隊化して本来自由な発言が政治家にとって重要なはずなのに、箝口令が敷かれ言いたいこともまともに言えない。
その上、現在の「小沢一郎民主党幹事長に絡む土地購入問題」に絡んで、検察が悪い「検察との対決」と現在の政戦政党である民主党、政府の国務大臣が言うのはおかしい。
そして、
○「石川知裕代議士の逮捕を考える会」が初会合を開き、「捜査情報漏えい問題対策チーム」の設置も決まった。
弁護士資格を持つ議員による「対策チーム」。責任者を務める元検事の小川敏夫参院議員は20日、「検察からのリークとみられる報道が多すぎる。(守秘義務のある)検察からの捜査情報の漏洩(ろうえい)は情報源のあり方として好ましくない」と述べた。
○平野博文官房長官は20日の記者会見で、小沢一郎幹事長の資金管理団体の土地購入事件をめぐる一連の報道で検察当局のリークがあるかどうかを問われ、「そういうふうに思うところもあるような気がする」と述べた。(産経新聞)
○放送行政を所管する原口一博総務相が19日に「電波という公共のものを使ってやるのは不適だ」と発言をした。
原口総務相は21日昼、民主党の小沢幹事長の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件を巡り、テレビの報道が情報源を「関係者」と表現しているのは「不適だ」とした(読売)その他。
ざっと数え上げたら、きりがない。
こんな政府というのは、どう考えても政権政党たり得ない。しかも、民主党は野党時代には今と反対のことを言っていたことから見て、ご都合主義とは誰でも思うだろう。
要するに、民主党などと言うのは自民党以上に信用できない政党であると言うことだ。
「国民の生活一番」とはどこの国(?)のスローガンだったか。
そのご都合主義で、都合が悪くなれば嘘をつきっぱなし民主党は、「国民の生活一番」どころか、国民でない外国人に参政権を与えようとするのだから「国民の生活一番」というのも嘘八百である。
そして、民主党の新人議員はどの面下げて有権者に「私が皆様のために頑張りました」と言うのだろうか。
頑張った?それは、何もせず有権者を欺いたことを頑張ったというのか。
次回の衆議院選挙では‥‥と言っても4年後だが、今度の一年生議員には絶対に一票を投じたくない心境というのは今や国民共通認識だろう。

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2010年1月19日 (火)

小沢問題で逆噴射する・大竹まこと ゴールデンラジオ!

小沢問題で逆噴射する・大竹まこと ゴールデンラジオ!

民主党の支持率急落を受けて、民主党の応援団「日本放送」は、少数派の民主党の応援団の意見をわざわざ採り上げて小沢一郎氏擁護を繰り返した。
それは、週刊朝日(週刊朝日 2010年1月29日号)で「検察の狂気・これは犯罪捜査ではなく権力闘争である・ジャーナリスト 上杉 隆」というものを紹介するとともに、民主党の主張そのままという見苦しいものになった。
上杉隆氏は、と見れば「民主党主催のゴルフコンペに参加や安倍晋三との批判合戦( フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)」で見られるように民主党のシンパと言って良いかもしれない。

その番組の中で、「衆院議員・石川知裕容疑者(36)が政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕」はおかしいと、あの鈴木議員の話を借りて主張する。
これを聞いて納得する国民などいるはずはない。そして、大竹まこと氏にしろ山本モナ氏にしろ台本を言わされているのが見え見えで実に見苦しかった。
なぜなら、石川議員を逮捕したのは「自殺予防」であるというのとは間違いないからである。現に逮捕前夜に父親が石川容疑者にたいして「自殺するなよ」と諭した報道があった。
事実として、石川容疑者は秘書時代に、小沢幹事長に相談しないで事を起こしたとして、一日土下座して詫びたという逸話を持つ「小沢教」に洗脳された人物である。
彼らは火の中に飛び込めと言われれば、率先して飛び込む人物だろう。
自殺に限って言えば、過去に多くの人物が自殺や不思議な死亡をしている。
検索してみると、
○09/01/21 西松元専務 死亡(09/01/21 西松社長を逮捕 )
○09/02/24 長野知事の元秘書自殺(西松事件での重要参考人)
○09/03/01 元衆議院議員ソウルで死亡(心臓発作で死亡・小沢スキャンダルを告発した人-ちなみに小沢には韓国人女性秘書がいる)

その他、止め検の同じような民主党シンパの昔の話を持ち出すが、自民党から民主党に時代が変わった様に世の中も「政治と金については」より厳しくなった、時代が変わったのである。
しかも、この不景気でそれこそ庶民は数万円でもヘキヘキしているときに、鳩山総理も小沢幹事長も億単位の金銭だ。
それこそ毎年LOTO宝くじやら、年末ジャンボが当たっているような金銭感覚というのは異常でしかない。
その異常な金銭のやりとりを「大したことはない」と言い放ってしまったのが、民主党の応援団の「ジャーナリスト」や「日本放送」などの限られた人たちである。
世論調査を見ても分かるように、今や日本中で利害関係がある民主党応援団しか小沢一郎幹事長の擁護はしていない状態である。
そのために、今や指揮権発動を取りざたれる姿態になってるが、民主党が野党時代に自民党の「指揮権発動」批判をしていただけに、
「千 葉法相は、『個別事件についてコメントはしない』としながらも、『一般論として指揮権を発動することはある』と発言した。‥‥中略‥‥『捜査は公平公正に 行わなければならないし、基本的にはそのような捜査が行われていると考えている』とも述べた。(読売新聞)」と言うに止まっている。
なぜなら、1954年の造船疑獄事件の時と時代が違うからである。
だから、今「指揮権発動」をしたら民主主義の否定になるばかりでなく、三権分立を侵し民主党政権は崩壊する。
だから鳩山首相は、「小沢氏の問題については『検察の公正な捜査を信じたい。小沢氏も潔白を訴えるのが権利だ。国策捜査(との批判)や指揮権の発動は考えていない』と述べた。」(朝日新聞)としている。

小沢一郎氏に関しては、以前から土地に絡んでは良い話がない。昔「小沢一郎研究」だったか文藝春秋に「土地転がしによる錬金術」が書いてあった。それは、今では難しい「中間省略登記」を利用して安い土地を買い取って、高く売るという不動産屋まがい。
免許を持っているわけではないから、正に闇不動産屋であった。
そして、国民が問題としているのは、政党助成金の隠匿や、談合の仕切り役としてその上前をはねて闇献金させるという国民の税金をくすねたことである。
文化放送も民主党も言ってはいないが、要するに国民の血税という税の「税金泥棒」と言うのが小沢氏である。
その金で、小沢名義で土地を買った。相続となると小沢相続人の相続も可能となれば、単に政治資金と言いながら自己の資産を増やしたに等しい。

それにしても、朝日新聞社説「石川議員逮捕―小沢氏に進退を問う」(2010年1月16日(土)付)で小沢幹事長を批判しながら、同じ系列の週刊朝日で擁護するというのはどういう感覚なのだろうか。
又、「小沢一郎秘書」で探すと、いろいろと妙なことが出てくる。
「小沢一郎・民主党代表を補佐する韓国人女性秘書(2007/08/09)」、(第7回世界韓民族女性ネットワークに日本側代表として参加した。)
日本の政治家という人たちには、なぜ韓国や中国に情報を筒抜けに流すような人が多いのか実に不思議な国だ。
小沢氏の「外国人参政権法案」に関しても不可解なもので、小沢氏に限っては何やら「金」の臭いがしてならない。
鳩山総理の「友愛」など、きわめて狭い範囲の「身内だけの友愛」と言うことが分かってしまった。
だから、その国民とは無縁の「限定した友愛」と言うものは、ハイチ大地震にたいして緊急援助も及び腰という1.17阪神大震災の教訓も生かさない体たらくである。
日本の国益を考えない政治家は必要ないと言うのが国民の意見だ。

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2010年1月17日 (日)

東芝USBメモリーTransMemory16GB

東芝USBメモリー16GBを買う

最近、USBメモリーを買うと言うこともなくなってきている昨今である。
なぜならば、外に持ち出すファイルはネット上(InternetDisc)に保存し、事務所ではLAN・HDDでどのPCからでも見ることができる。
それでもという場合は、以前物に憑かれたように買った1GBのUSBメモリーがそこここに転がっていて、それを使えば充分なのである。
従い、少し大きなデーターをという場合様に8GBのUSBメモリーを一つ使っておいたがこれが便利なのである。
なぜなら、デジ一眼の写真を一括移すとなると2-3GBは当たり前、すると持っている1G~4Gでは空き容量がなかったりして持ち出せない。
その場合は、8GBのFusion Plus(Team)というサンワサプライで売っているもので結構つかえていたのである。
USBメモリーも容量が多くなるとスピードが遅くなってなぜか最近は「高速転送メモリー」を言うものをあまりきかなくなった。台湾製のメモリーというものは、読み込みは早いが書き込みが激遅というものがほとんどで結構使いにくい物が多い。
このFusion Plusでは、こんな速度だった。
--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 2.1 (C) 2007-2008 hiyohiyo
      Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
fusion plus 8GB
   Sequential Read :   33.199 MB/s
  Sequential Write :    8.120 MB/s
Random Read 512KB :   32.464 MB/s
Random Write 512KB :    2.458 MB/s
   Random Read 4KB :    5.988 MB/s
  Random Write 4KB :    0.028 MB/s
         Test Size : 100 MB
              Date : 2008/11/24 10:28:13

これを見てみると分かるように、読み込みは早いが書き込みは遅い。そして、ワープロデーターなどのように小さいデーターの書き込みはかなり遅い。Rimg1932

さて、今回購入したのは東芝製。東芝製と言いながら、パッケージも中身も中国製という代物。それでの特性は小さなデーターの書き込みが早い特徴がある。全体的な書き込みも台湾製に比べたら早いし16GBという大きさから見てそこそこなのだろうと思われる。

Tyshiba
--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
      Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------

   Sequential Read :   23.734 MB/s
  Sequential Write :    9.781 MB/s
Random Read 512KB :   23.754 MB/s
Random Write 512KB :    5.533 MB/s
   Random Read 4KB :    4.568 MB/s
  Random Write 4KB :    0.650 MB/s

         Test Size : 100 MB
              Date : 2010/01/17 11:21:21
::Comment::Toshiba USB Memory 16GB

いずれにせよ、今回は「楽天ポイント」の期間限定ポイントがあったから無理して買ったが、そのために送料を負担する羽目になった。楽天ポイントに多少追加ポイントがつくから最終的には送料分210円がチャラになる計算だが、楽天店というのは結構割高の時がある。

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2010年1月16日 (土)

小説「坂の上の雲」を読み直す・その14

小説「坂の上の雲」を読み直す・その14

小説「坂の上の雲」の第3巻において、原作者の司馬遼太郎のロシアの貴族世界とロシア軍の認識というものは違和感がある。
「その13」で説明したとおり、ステバン・オーシポウィッチ・マカロフ中将の経歴に関してもいい加減なものだった。
近年は、ネット社会だから一々書物で探す必要がないために、「どうもそうではないらしい」と言う事は直ぐ分かる。
但し、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』だからといっても間違いなどは数多くある。それでも、当たらずとも遠からずなのである。
又、原作者司馬遼太郎氏の認識違いというのは言語である。
はっきり言えば、ロシア貴族は「ロシア語」を話さなかったということに尽きる。
ネットでは、「ロシア貴族」で検索すれば直ぐに出て来ることで、「ピョートル大帝(1689即位)の西欧化政策以来、帝政ロシアでフランス語が宮廷語とされた」とある。
17世紀、18世紀という時期のヨーロッパではフランスが最強国であるばかりか文化的にも文明の中心をなしていた。
従って、当時の宮廷人は共通言語としてフランス語を話した。これは、中東のスルタンでもそうであったし、プロセイン、オーストリアでもそうであった。
(一生まともにフランス語が話せなかったルイ15世の王妃、マリー・レクザンスカは別(落ちぶれ貴族だったためか))

実は、「坂の上の雲」では第2巻「列強」でこのピョートル大帝について書かれている。
そこには、「ロシアをピョートル以前とピョートル以後に大別することもできる」とある。
それを司馬氏は「ピョートルがやった上からの文化大革命」と称している。
このピョートルは、野蛮で遅れていたロシアに進んだ技術と西欧文化を導入した事である。
それと同時に、西欧の宮廷慣習をもロシア宮廷に導入した。
その象徴として小説に書かれているのが

「今後、ひげをはやしている者には課税する」
「みな長靴下をはけ」と西欧風の服装にさせた。

要するに、フランス語が宮廷語になったのがこの時期であると言われる。
そして、長年フランス語がロシア宮廷で使われるうちに、ロシア貴族の中にはロシア語がまともに話せない貴族もいたと言うことである。
何と言っても、ロシア語は「野蛮な言葉」としてロシア皇帝によって排除されたのだから当然の帰結というものだろう。
それならば、軍隊では都合が悪いかと思えばそうではない。
将校の内緒話は兵には分からないし、元々最下級の兵士は占領国から連れてきた兵士だからロシア語が通じない。
それで、命令は下士官に伝えられ、下士官が兵士に命令を翻訳して伝えるという具合である。
そして、その下士官とは何か。
将校は貴族であって、荘園領主である。兵士をその小作人から出すとなると、領主としては困るから征服地域の農民と言う事になる。
そして、下士官は自作農である‥‥というより、小作人の農民出身者の兵士が下士官になると国家から土地を拝領して自作農になるのである。
従って、下士官になれば小作人から脱出することが出来、その上頑張ればそれを維持することも可能であったと言う事である。
こんな風に、種明かしをしてしまうと司馬氏描いている「坂の上の雲」というのはロシア側から見ると妙な部分が出て来ると言うものである。
しかも、貴族社会と一般民衆とは言葉か違うのであるから士官学校など平民が入れなかったと言う事も頷けるものである。
「その13」紹介した部分。
先ず、秋山好古が騎兵少将になった後、ロシア陸軍の大演習に参観武官としてニコリスクへ出向いた時、浦塩港(ウラジオストック)で。
皇族待遇で儀仗兵に出迎えられて‥‥

「ミルスキー大尉が、きれいなフランス語で好古に話しかけてきた。かれはこの日本の少将がフランス語に堪能だということを、あらかじめ知っていた。」
‥‥中略‥‥
「ロシアの将官はことごとくといっていいほどに貴族の門閥に属し、当然ながらフランスの宮廷的な優雅さを身につけている。」

‥‥‥‥の部分は、ミルスキー大尉は通常の言葉で貴族と思っている秋山好古に話したのであって、大した意図はない。
その後、秋山好古は竜騎兵のウォルノフ大佐や多くの騎兵と面談をしているし、リネウィッチ大将やアレクセーエフ提督にも旅順で会ってしまっている。
その偵察旅行について、こう書かれている。

『いまハバロフスクの総督代理に任じておられるリネウィッチ大将とは、わしは天津在任中、さかんに往来して親しくしてもらった。ここまできてリネウィッチ大将にあいさつしてゆかぬというのは、‥‥‥‥』
わざとフランスの田舎なまりをつかい、のんきそうな顔であくまでも言い張ったから接待委員たちはこまってしまった。‥‥‥

ここまで書いているのに司馬氏は鈍感だったようだ。

さて、この様に見てくると第3巻「風雲」冒頭に、広瀬武夫が「(貴族の間で)もっとも人気のある外国武官だった。」と書かれている理由が良く分からない。
しかも「海軍士官のあいだだけでなく、宮廷の婦人たちのあいだですら、広瀬は人気があり」とは怪しすぎる。
続けて、「そのなかで、当時ペテルブルクの貴族になかできっての美人といわれたアリアズナ・コヴァレスカヤという娘に熱烈な求愛を受けたりした。

広瀬武夫というのは、ロシア語は話せたがフランス語が流ちょうに話せたという記録はない。司馬氏は、「日本人としては、ロシア文学をロシア語で読むことができたごく初期の人々の一人であろう。」と解説し、アリアズナ・コヴァレスカヤ(ウラジミーミロヴナ・伯爵令嬢)との往復書簡では、「彼女がロシア語で詩を書いて送り、広瀬がそれに対し、漢詩で返事をし、ロシア語の訳を付けたりした。」とある。第3巻「旅順口」
これを読んでみると苦笑せざる終えない。
なぜなら、「アリアズナは文学的教養の高いむすめで、その知性と美しさはロシア海軍の独身士官のあいだでの評判であった、‥‥」とあって、普通の貴族の令嬢ではない。

広瀬武夫は、貴族の象徴であるロシア宮廷語を話す人物ではなく、野蛮なロシア語を話す人物である。特に貴族の女性などは、ロシア語はあまり上手ではなかったに違いない。
そして、「ロシア文学をロシア語で読むことができた」と司馬は書くが、その昔はラテン語であり、次にフランス語最後にロシア語で書かれたというのが本当である。

この様に考えれば、アリアズナはハニートラップであることが想像できる。
ロシアはヨーロッパでないというところもあるが、このハニートラップに関しては充分ヨーロッパである。
貴族階級では女性も「ノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)・貴族の義務」をたたき込まれ実践するというのは、甘ちゃんの日本では考えられないことであろう。
そして、広瀬武夫とアリアズナが常識なら相当な関係にあったというのとは間違いない。もし、司馬氏が言うようにプラトニックラブ程度のものだとしたら、広瀬は「男色家」としか思えないではないか。
そして、アリアズナが努力もせずに、広瀬武夫と(肉体)関係を持てなかったとしたら、アリアズナには相当厳しい制裁が待っていることも常識でもある。

このハニートラップのかけ方というのも、伝統的に同じ方法がとられているらしいというのは凡そ想像できるところである。
それは、「宮廷の婦人たちのあいだですら、広瀬は人気があり」で分かるとおり、掛ける相手に女性を選ばせる手法である。
それで、広瀬は「その知性と美しさはロシア海軍の独身士官のあいだでの評判であったアリアズナ」を選んだと言う事である。

事実、二次大戦の時のロシア駐在武官だった将軍(少将)はハニートラップにかかって、子供まで作り戦後その娘が日本に尋ねてきたという話しもある。
しかし、当時の日本陸軍は鈍感で問題にされなかったという。

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2010年1月15日 (金)

小説「坂の上の雲」を読み直す・その13

小説「坂の上の雲」を読み直す・その13

反日プロパガンダと化したNHKスペシャルドラマ

NHKスペシャルドラマの第1部については、軍神・広瀬武夫とロシアでの生活、ロシア貴族の関する部分で最後になる。
NHK版では、広瀬武夫とのちに海軍大将にまでなった八代六郎とのロシアの首都ペテルブルグでの出来事。
この部分というのは、NHK版の作り話で原作「坂の上の雲」にはない。
但し書かれているところと言えば、第3巻の「風雲」の冒頭、広瀬が駐在武官の任務を解かれて日本に帰ってきた時、日露戦争の真っ直中の「旅順口」という項目である。
だから、映像で見る限り、単なるマンガでしかないというのはNHKの原作者があまりにも当時のロシアというものを知らないと言う事なのだろう。
事実、原作者の司馬遼太郎とて、ロシアの貴族世界とロシア軍そのものに対して無知を丸出しにしている。
但し、色々な文献に当たっているうちに多少概観が見えてきたようで、曰くありげな文章が散逸される。
それを第三巻から取りあえず抜き出してみると
先ず、秋山好古が騎兵少将になった後、ロシア陸軍の大演習に参観武官としてニコリスクへ出向いた時、浦塩港(ウラジオストック)で。
皇族待遇で儀仗兵に出迎えられて‥‥

ミルスキー大尉が、きれいなフランス語で好古に話しかけてきた。かれはこの日本の少将がフランス語に堪能だということを、あらかじめ知っていた。

‥‥中略‥‥

ロシアの将官はことごとくといっていいほどに貴族の門閥に属し、当然ながらフランスの宮廷的な優雅さを身につけている。

同じく貴族に関しては、
広瀬武夫が秋山真之の質問にこう答えている部分。‥第3巻「風雲」

『しかしふしぎなところも多いな』といった。」
「まず、士官階級は貴族が独占しているということである。広瀬は滞露中、列車のボーイ長から、貴下は日本の海軍士官だそうだがそれでは伯爵か侯爵かときかれたことがある。

‥‥中略‥‥

『日 本はいま国民的熱気のなかで海軍建設をやっているが、ロシアも海軍建設については日本以上の勢いでやっているくせに、庶民はその事実すら知らないし、関心 をもとうともしない。国家というのは貴族の所有だから、海軍建設についても庶民からみればその貴族たちが勝手にやっていることだとおもっている。その無関 心な庶民の階級から、戦時にあっては下士官と水兵が提供される。かれらにどれほどの戦意が期待できるか、疑問だ』」

そして、少し後ろの方の「旅順口」、マカロフの解説

ステバン・オーシポウィッチ・マカロフ中将は、ロシア海軍の至宝といっていい。
かれは正真正銘のスラブ人で、しかもロシア海軍にとって例外的な存在であることは、貴族の出身でなく、平民の出身であることだった。帆船時代の水夫からたたきあけ、しかもたたきあげにみられるような単純な実務家という人でなく、‥‥中略‥‥平民出身ということなどもあって、下士官や水兵のかれに対する人気は圧倒的であった。

先ず、司馬遼太郎氏のトンでも記述から多少見てみよう。
それは、マカロフの部分。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば、ステパン・オーシポヴィチ・マカロフは、「ロシア帝国の領土だったウクライナのヘルソン県ニコラーエフ(現在のムィコラーイウ)で海軍准士官の家庭に生まれる。」とある。
そして、「父の転属に伴いニコラエフスク・ナ・アムーレに移り、1858年、ニコラエフスク航海士学校に入学する。1865年、航海士学校を首席で卒業したが、父の希望により航海士ではなく、海軍士官候補生となる。

これだけ見ても、司馬氏が言う「水夫からたたきあけ」というのは嘘である。
しかも、父親は海軍士官であるから貴族である。
だから「貴族の出身でなく、平民の出身であることだった。」と言う事も嘘。
当然、「かれは正真正銘のスラブ人で」もない。

ロシアにおいて、海軍、陸軍士官というのは「貴族」であると規定されている。
逆に言えば、貴族でなければ「士官」になれない。
「ロシア貴族」(ユーリー・ミハィロヴッチ・ロートマン著・筑摩書房1995年) ロシア貴族
軍人のうち「将校は皆貴族である」と規定されていれば、司馬が広瀬に言わせたことは変な話しである。
そして、NHK版でのアリアズナ・コヴァレスカヤ(17歳)という伯爵令嬢との恋愛。
NHK版では、一見プラトニックラブの様な雰囲気だが、かなり卑猥な部分である。
そして、常識から見ておかしいと感じない人は、歴史を知らないか平和呆けをしている。

同じ様な立場にいたのがポーランド名門貴族の夫人で、絶世の美女だったマリア・ヴァレフスカ(19歳)伯爵夫人ではないかと考えているのである。
この人物は、歴史上ある程度有名人なので事は大きすぎるが。

次回、その種明かしをして行こう。

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2010年1月13日 (水)

小説「坂の上の雲」を読み直す・その12詳細8-1

小説「坂の上の雲」を読み直す・その12詳細8-1

反日プロパガンダと化したNHKスペシャルドラマ
12月27日(日)放映第5回、留学生

NHKスペシャルドラマの第1部の考察は最後に近くなった。
それは、例の軍神・広瀬武夫とロシア貴族の関する部分である。
第1部では、広瀬武夫のロシア時代の映像というもので、大した会話もない。
宮廷シーンや、劇場シーンは原作「坂の上の雲」では存在してないので実は論評しようがない。只、多少現実離れをしている「ショー」感じで、かなり違和感がある。
取りあえず、広瀬と八代六郎が妙な会話をしているシーンを採録してみる。

八代「海軍兵学校に潜入したそうだな」
広瀬「潜入したちゅうより、監視付の見学です。」
     「まあ、それでもロシア海軍の実態は、おおよそ把握出来ましたが。」
八代「ほ、ほ~」
広瀬「幹部候補生のほとんどは貴族出身」
     「試験になると不正が横行し、有力者のつてがあれば寄宿舎に住まんでもいい。」
    「外泊はほとんどおおっぴら、江田島とはまるで違いますけん。」
八代「士官達の規律が緩んでいると聞いたが、いがい噂は本当だったか。」
     「だが海軍力の差は‥‥‥」
広瀬「圧倒的に違います。主力艦だけ考えてもロシアは日本の4倍です。」
八代「去年からロシアは、飢饉が続いておるが、政府は軍事費に巨額の予算を投じ、
    すこしも民衆を救おうとしとらん。」
     「元々、皇帝と一握りの貴族が、莫大な富を独占しとる国だ。」
     「民衆の不安はつのっとる。」

この会話は、ほんの2分くらいなものでロシアの実態を描いていいる風景である。
ここで少し突っ込みを入れておくと、「ロシアの海軍士官学校」の様子はどこかで聞いたことがなかったか‥‥
記憶にあるとすれば、ナポレオンのリエンヌ陸軍幼年学校か、1784年に入学したパリの陸軍士官学校の逸話と似ている。
日本の士官学校の様に全くの平民を士官に育てなくてはならない学校制度と、元々個々に貴族教育をと言うものがなされ「ノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)・貴族の義務」を幼い時から教え込まれたの人達の差と言うものである。
だから、
八代「士官達の規律が緩んでいると聞いたが、いがい噂は本当だったか。」と述べさせているところで、原作「坂の上の雲」では広瀬が秋山真之の質問にこう答えている。
第3巻「風雲」
秋山「士官の質はどうか」
広瀬「決してわるくない」「士官はほとんどが貴族だから、皇帝への忠誠心もつよい」
そして、この
「幹部候補生のほとんどは貴族出身」というのは誤りで、実は全て貴族であって、貴族でなければ将校になれない。
例えばあの文豪トルストイは、一兵卒で軍隊に入り、その後幹部候補生学校に行って、砲兵中尉となった。
帝政とかの国では、常識として平民から将校になるというのは先ずあり得ない。
英国では、貴族でない階層からも将校になれたが、大方全寮制のパブリックスクールは最低線出る必要があった。要するに、ある程度成功したブルジョワジー階層までに限られていた。

原作「坂の上の雲」でもロシア貴族のことは良く分かっていないらしく、実際とはかけ離れた表現が散逸する。
この件に関しては、流れに沿って次回より徐々に説明して行く。
そして、「元々、皇帝と一握りの貴族が、莫大な富を独占しとる国だ。」と言うが、その一握りの世襲貴族は約125万人もいる。
人物ロシア革命史 「人物ロシア革命史・鈴木肇・恵雅堂出版2003」によれば、1897年に行われたロシアの全国国勢調査によると総人口は1億2564万人。
そのうちの身分別の内訳は、世襲貴族1%、一代貴族・非貴族官吏0.5%、聖職者0.47%、町人10.7%、農民77.1%、異民族(ユダヤ人など)6.6%である。
要するに、日本人が考えている貴族と、ヨーロッパ貴族というのは全然違うと言うことである。

このことから考えると
八代「去年からロシアは、飢饉が続いておるが、政府は軍事費に巨額の予算を投じ、すこ   しも民衆を救おうとしとらん。」
    「元々、皇帝と一握りの貴族が、莫大な富を独占しとる国だ。」
    「民衆の不安はつのっとる。」
というのは一方的な見方である。
そして、「民衆の不安はつのっとる。」というが、後のロシア革命では住民は蜂起していない。
ロシア革命を起こしたボリシェビキの革命家は、世襲貴族か一代貴族・非貴族官吏などの大学卒のインテリである。
そして、日本人が一般的に考える、農民や労働者階級の指導者はほとんどいなかった。
‥‥‥というのが実態である。
その例を挙げると、貴族出身と言われるのは、プレハーノフ、ツェレテリ、チヘイゼ、ポトレソフ、ジェルジンスキー、ルチャルスキー、レーニンなどである。
又、トロッキーはユダヤ人の大地主で貴族の仲間である。

当時のロシアを論じる時、そう簡単にゆかないというのが真実である。

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2010年1月10日 (日)

初市・だるま市・風景写真ぐんま・まえばし

平成22年もあれよあれよという間に10日も過ぎた。Img_1413
実際、今年の年末年始は「パソコンのお勉強」に終始したが、それもこれもWindows7を導入してしまったのが切っ掛けである。Img_1391
例年なら、デジカメをどうしようかと考えるところだった。
しかし、最近のデジカメというのは恐ろしく性能がよくなってきたために、普通に撮る分には買い換える必要がない。ここのところ20,000円以下で買える製品末期のデジカメで充分なのである。
一方、一眼レフの方も2-3年前のもので何とか収まっているし、スナップ写真だとコンパクトデジカメ(コンデジ)の方が良かったりする。Img_1416
但し、持っているデジ一眼もキャノン、ニコンではないからスポーツだと中々上手く行かないと言うのが真実である。Img_1424
この世の中、デジカメでなくともあまりに変化が激しい。昨年の今頃は何やらせわしかったものなのである。
そんなわけで、今年も前橋の初市の日が来た。
小さい頃のだるま市というのは、国道50号の起点から前橋駅までと膨大なものImg_1395だったが、今では寂し限りとなった。
最近では、ダルマなど買わない家があるようなのだろう。
昔は、ダルマを買わない家などはなくて、どの家にもそれなりの家に合わせた大きさのものがあった。
今年、土曜日で結構暖かい日だったが、少々で遅れて10時を過ぎてしまったので八幡様のお炊き上げに間に合わなかった。
そのためか今まで見た事が無い行列に出会った。

これは今まであったのには気がつかなかった。一応ぐるりと廻って見たものの今年はめぼしいものは無かったね。Img_1397
いつもは、文房具屋で初売りをやっていて全品20%offなのだがどうも製品がない。
何年か前には、文房具の福袋10,000円、15,000円というものを買ったことがあった。Img_1400
これで、万年筆やファイロファックスの手帳など買いそろえたが最近は売れないのでしょうか。但し、筆記用具は時代遅れで使い物にならなかったものもある。Img_1407

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2010年1月 9日 (土)

Acer激安・高性能パソコンAspire M5802 ASM5802-A48

激安・高性能パソコンAspire M5802 ASM5802-A48

今年の年末年始、パソコンに関しては散々だった。
‥‥というのも、Windows7・hp32bit搭載した持っているPCの中で最新のもの。これが起動しなくなってしまったからである。
理由は、以前述べたようにBIOSのアップデート後なのだが、最新BIOSが上手く導入できたのかすら未確認だった。
いずれにせよ、マザーボードメーカーの専用ソフトを使ってBIOSのアップデートをしたと言う事で、間違いはなかったが、今から思えばUSBメモリーに保存したASUS EZ Flash 2を使った方が確実だった。
それからCMOSクリアを何回も繰り返したり、BIOSの設定を変更したりの10日間。
可能性のある部分を切り分けて問題部分に切り込み、そして色々な資料を参考にしてやっと通常起動することが出来た。
実は、ASUSのサポートにメールを送っておいたのだが、48時間以内に回答というものの全然返事はなかった。やはり海外メーカーのサポートというのはどうしようもない。
サポートセンターの知識の欠落、特にハードの部分ではほとんど素人に近いというのは実際は、どこの会社でも同じようであった。
Dellのノートが壊れた時、日本語がたどたどしい女性のサポートは意味をなさなかったが、所詮保証期間中の修理だったから問題はなかった。
液晶モニターのナナオのサポートもどうも知識が不足の感じがした、どこのサポートも似たようなものなのかも知れない。
そんなこんなの時、Core2Quad Q6600を積んだPCが当分使えなくなるという想定から激安高性能パソコンというものを買ってみた。
元のPCが復活した今となっては、多少無駄使いだったと反省しきりなのだがこれは仕方がない。事実、正月明けから投げ売り状態になって今では安いところが売り切れて、激安とも言えなくなってきている。(多分50台ぐらいはあっと言う間に売れたか?)
Dscf0497
Aspire M5802 ASM5802-A48、
Acer製のパソコンで最近では常時色々なタイプが格安で売られている。(1月7日時点で66,800円・税込・送料込)
ASM5802-A48の構成は、
Intel® Core™2 Quad プロセッサー8400 2.66GHz
Intel® G43 Express(Acer EG43M)MicroATX
DDR2 800 MHz SDRAM・4GB
NVIDIA® GeForce® GT 220 1GB
640GB 7200rpm、SATA
マルチカードリーダ
DVD スーパーマルチドライブ
外付けスピーカ- (2.5W USB 給電)
10/100/1000 Mbps Gigabit Ethernet
500ワット電源・Windows 7 Home Premium64bit。
http://www.acer.co.jp/acer/product.do?link=oln85e.redirect&changedAlts=&kcond48e.c2att101=-1&CRC=2759084358#wrAjaxHistory=0
実際、これだけ見ても良く分からないところ実際に調べてみないと何とも言えない。
それでネットで注文して翌日到着。年末だと配送も遅かったが、1月になると通常通りに持ってくるようになった。Dscf0468
送ってきたのは、製品そのままの写真の箱。
しばらくぶりのメーカー製パソコンなので色々と面食らってしまった。

Dscf0481 そう言えば、キーボードからスピーカー、マウス、マウスパットまで同梱してある。
要するに、フルセットなのである。
しかし、あまり初心者用でない感じで、マニュアルというのはパンフ並である。

どこかのBTOだとどこ製だか分からない部品が色々は言っていることがあるが、全てAcer。
Dscf0484_2 ケースも正面から見ると、中々である。
写真の二段目はドライブが入る様になっていて、開けてみるとガランドー。
正面の「acer」は、起動すると白く光るようになっている。

起動してみたら、色々で出来たのだがアクチベーションの部分が出てこない。メーカー製パソコンというのは元々プリンストールが基本だからそうだったかと思ったりして。

この裏を見てみると、何やらチープな印象。
自作用のATXマザーボードというのは、結構豪華仕様で見た目もまずまず。
しかし、メーカー製パソコンというのは久々ビックリする。
Dscf0490_2 (全てクリックすると大きな写真になります。)
何と言っても、電源のスイッチがない。
強制排気ファンがない。
eSATA ポートがない。
イーサネットポート×1は仕方がないか。

電源は、この手のタイプとしては不思議と大きい。
要するに、上位機と同じ筐体を使っているからその恩恵だろう。

Dellだとこのタイプで350W、最上位機種でも500Wに満たない。
自作機なら今は、最低Dscf0496_2 500W以上、ゲーマーマシンだと650W以上というところである。

元々のMicroATXのマザーボートは、オンボードグラフィックのようで、その片鱗が見られる。見る限りにおいては、PCI Express® 2.0 X16 スロットにクラフィックカードが入っているのが異彩を放つところだ。
それにしてもStudio Desktop(冬モデル販売終了)の安いヤツによく似ている。
但し、これ又は、同型のHP選ぶと8万円を超える。ショップでBTOで組んでみるとなんと9万円を超えるから不思議なもの。
Dscf0486 そして、カードリーターが附属(最近の傾向の様だ)というのは、USBに制限されることなく転送が出来ると言う事だが、どんな性能なのかは不明。
UDMAには対応していないだろうなぁとは思うが。

ところで、入っているHDDはWesternDigital製だった。又、NVIDIA® GeForce® GT 220はどこ製かと思ったらZOTAC製だった。
但し、1GB DDR2である。(安さ追求のためと言えDDR3でないのが残念)
DDR3ならそこそこの性能が見込まれたが、GeForce® 9500GT以下というところか。
Ihfoacer この情報を見るとほとんどのことが分かる。

尚DVDドライブは、日立LG製のHL PT-STGH41Nというどう見ても古いもので、3,000円も出せば高性能のものもあるから保証が切れたら換装したいものである。

そして、筐体になんとシールが貼ってある。
保証書を見るとシールを剥がすと保証外とはなっていないから剥がしても問題なと思うが、取りあえずそのままと言う事になる。
Dscf0489 実際の性能は、部品、ソフトがWindows7に対応しているし、
64bitなので快調に動く。
但し、CPUクーラーに大きなものが使われていてるからか、何やら少し煩い。

ケースの後ろに来たら、廻りが少し暖かくなっていたからそれなりの排気効率はあるようだ。
そして、ZOTAC製NVIDIA® GeForce® GT 220も、今年の秋発売のものでフルハイビジョンに対応しているのがよい。
Acer001
但し、64bit版と言う事でカジェットと選択枝は少ないし、入らないソフトもある。
そして、今回奇妙に思ったのはネットワークプリンターに繋がらなかった事である。
他のPCの共有プリンターもPCから見られるものの、ソフトを導入できない。
同じく、ネットワークプリンターもPCから見られるが、メーカーのインストーラーを使うとプリンターがでで来ない。
この場合は、ウィルスソフトのファイアーウォールに係わる事があって、「許可」を与えてやらないと繋がらないのは常識なのだが、一応設定してダメなのは困りもの。
多少時間が掛かるのだろうと思う。
一方、32bit版はVistaからアップグレードしただけあって、全くそう言うことはなかった。

それにしてもWindows7・64bit、色々なソフトが32bit版を元にして何とか動いているようなソフトがある。
それでソフトによっては何やら重い感じがするものもある。
実際その一つはWMPだとは恐れ入った。最近のメーカー製PCはDellも含めて64bit版となっている。その理由は、何やら性能が高そうと言うものかも知れないが実際には使いにくいものだ。
そして、PCの感じを見ていると32bit版に比べて、CPUの負担が大きい様な気がする。
実によく動いているのである。
4CPUがある感じなので、別にストレスを感じることはないが、64bit版はまだまだという気がする。

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2010年1月 8日 (金)

小説「坂の上の雲」を読み直す・その11詳細7

小説「坂の上の雲」を読み直す・その11詳細7

反日プロパガンダと化したNHKスペシャルドラマ
12月27日(日)放映第5回、留学生
NHK版の「坂の上の雲」この第5回は、恐るべき策術に満ちたものだった。
前回のその9詳細5で述べた
その1は、NHKの隠れた反米感情。
その2は、日露戦争は、日本の安全保障(セキュリティ)のために起こされたのではなく、英米の手先となって好戦的な日本が起こしたというNHK的解釈。
‥‥‥の部分を拾ってみよう。
実は、広瀬武夫がロシアに行っているシーンを除けば、そのまま繋がるというNHKの創作オンパレードである。
但し、司馬遼太郎氏もロシア関係の資料が少なくと‥‥
「『坂の上の雲』執筆、露側の資料少なく苦心 司馬遼太郎の書簡発見2010.1.7 14:22」(産経新聞)に書かれているとおり、司馬氏はロシア軍の真の構成やロシア貴族その他についてはほとんど無知同然である。
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/100107/acd1001071424003-n1.htm
それで、日露戦争に入ってくるとかなり怪しい表現や「それはないだろう」という書き方が散逸する。
一応、近世ヨーロッパの貴族を研究したものとして後に、「坂の上の雲」の原作を訂正して行こう。

さて、NHK版「坂の上の雲」に戻ってみると、米西戦争後のロシア将校との会話の後、いきなりWashington DCになる。
小説では、日本大使館の3階の一室と言う事になっているから、そこにお客さんが来る。
その客とは、高橋是清で当然、そんな話しはないわけだからNHKの創作である
そして、その二人がナイアガラ見物としゃれ込むが、秋山真之の「馬鹿面」というのは目に余る。いい加減お上りさんなのである。
その後のシーンというのは、実は不思議な場面なのである。
小川が流れている公園のようなところで、上着を乾かしているのか焚き火をしながらの会話。
そこに、原住民と見られる、見るからにそれらしい「インディアン」が出て来る。

それでは、採録しみよう。まず原住民の話から‥‥

「二人を見ていて昔を思い出しました。」
  「父の祖先は皆そういう風に笑っていました。」
 「誇り高く自由な生き方をしないと、そういう風に笑えません。」(色々考えられるが意味不明。)
~~~と馬の方へ戻ってゆく。

高橋「彼は、昔このあたりで、狩猟をして暮らしていたイロコワ族の末裔だそうです。」
      「今では、白人に土地を取り上げられ、限られた居留区に強制移住させられました。」
      「今から200年前に、この大陸に白人が渡ってきた時、先住民であるインディアンは、多くの種族に分かれて 抗争をしてました。」
      「そこに目を付けた白人は、彼らに銃を与え、賞金を出し、自らの手は汚すことなく互いに殺し合いをさせました。」
     「彼らの言葉で言うクリアランス、オブ、インディアンズ(Clearance of Indians)」
     「クリアランス(Clearance)」
     「すなわち、インディアンを清掃したと言う事です」
     「イロコア族はもイギリス人に最も便利よく使われた部族でした。」
     「かって、180万人いたインディアンも今では20万足らずに減少しました。」
     「大自然の名かで気持ちよくなってきたのに、こんな話をして申し訳ありません。」
     「アメリカは、素晴らしく楽しい国です。」
    「しかし、決して悲しい過去を忘れてはならない」
 「インディアンの敗北は、決して人ごとではありませんから。」

話の筋から、大凡明治31年8月頃の話である。
以上の、高橋是清が長々話したのは、小説にはなくNHKの作り話である。
そして、ここでなぜイロコワ族なのか実に不思議な光景なのである。
アメリカインディアンの絶滅に関しては、今やネットでも見られる。
「インディアンと米国・上. 草が生え、が流れ続ける限り上」。
NHKの言う英国人とその後の米国政府のインディアン迫害と虐殺は、NHKの言う様に単純ではない。
簡単に言えば出鱈目である。
要するに、暗に何かを示したかった、「イロコワ族」という言う言葉を強調したかったに過ぎない。
そして、9月になって小村寿太郎がアメリカ特命全権大使(明治31年9月13日付)となって赴任してきた。
外務大臣となるのは、明治34年9月21日。要するに、秋山真之が日本に帰った後なのである。(明治33年5月20日帰朝命令)

イロコワ族に関しては、小村寿太郎の英国観に関する言葉として原作「坂の上の雲」にも書いてある。
但し、何時どこで言ったのかは不明。
しかし、小村寿太郎がタバコを買う金もないほどであったとは書いていない。
何と言っても特命全権大使、タバコぐらい大使館でどうにもなる。
再び採録してみよう。

ニューヨークの街角。
小村 「秋山君、タバコをくれんかね。」
秋山 「小村さん、毎回も言いましたが、私はタバコをたしなみません。」
‥‥‥露天のタバコ屋に秋山は買いに‥‥
小村 「秋山君、イロコワ族というインディアンを知っているか?」
秋山 「一度その末裔をナイヤガラで見かけました。」
小村 「サスガ、秋山、知っとるなら話が早い。」
       「英国は、イロコワ族をうまみに使い、自分の手を汚さず他の部族のインディアンを、新大陸からクリアランスした。」
      「それが今のアメリカじゃが」
      「奴らは、今度はアジアでイロコア族の役割をはたす民族を捜している。」
秋山「日本はイロコア族と言う事ですか?」
小村「英国は、清国の利権をめぐって、ロシアやフランスと争っている。」
      「ここは一つ日本が使い物になると、やつらに、ドカンとぶつけなければいかん。」

‥‥意味不明。
当時としては、日本はそう言う感覚はなかった。
義和団事件でも最後まで出兵を拒んで、英国などの懇願によって最後に出兵した。
そして、一番早く北京に到着したことは歴史が証明している。

秋山「しかし、イロコア族は利用された末、白人に滅ぼされてしまいました。」
小村「難しさは分かっている。」
      「そのためにこそ、希有な外交官のワシがおる。」
      「この7月にはついに日英通商条約(註・1894年7月16日)が発効し、英国の治外法権は撤廃した。」
      「しかし、それだけではまだ不十分だ。」
      「ワシの狙いはもっとデカイ。」
秋山(馬鹿げに)「なんでしょうか?」
小村「英国との完璧に対等な同盟じゃ」
      「向こうが日本を利用するなら、こっちも英国を利用してやるわ」
      「英国に着任したら、君はさっそくイロコワ族になりなさい。」(小村は、言っていないしそう言う権限もない。)
      「今度は、英国駐在武官じゃ」(小村にその権限はない)

明治31年(1898年)12月。

小村寿太郎の「イロコワ族」の話は、当時の日本人の中でも特殊な部類に属する人で、その特徴として米国観、英国観を司馬遼太郎は述べている。
だから、高橋是清という民間経済人が「イロコワ族」の話を出すというのは単に、小村寿太郎の話を強調するためであることが良く分かる。
なぜなら、日清戦争後の三国干渉で揺れた伊藤博文などの会話の伏線から、その後の日露戦争は好戦的な時の政府と軍人、そして、変人の指導した外務省によって起こされたと主張するのである。
原作「坂の上の雲」による主張の安全保障によると言う事を否定する。
実は、余りそれをあまり強調すると、「坂の上の雲」ではなくなるので、ナレーションで言い、実写版で別の表現をするといういつものやり方である。

もう一方で、インディアンと言われて英国を思い起こす人は皆無だろう。しかもナイアガラのアメリカ滝を見せれば、米国の印象が強い。
実際、英国と高橋是清も小村寿太郎も言っているが、間違いなく聞き逃す。
インディアンの殲滅作戦は独立戦争後の米国でも行っていたことは明らかだし、
NHK版も高橋是清に言わせている
今では、白人に土地を取り上げられ、限られた居留区に強制移住させられました。と言う事をしたのは英国ではなく、米国である。
従って、英国を引き合いに出して実は、インディアンに象徴される米国の批判をしているというのが本当なのである。
又、原作では当然小村が「英国との完璧に対等な同盟じゃ」などとは言っていない。

「このとき小村はのちの日英同盟の構想を暗に語っていたのであろう。」と書くばかりであくまで司馬の想像である。

なぜなら、この時期に於いてボーア戦争に突入しつつある英国は「日英同盟」など夢にも思っていなかったからである。当然日本も同じ事である。
「日英同盟」が現実化してくるのは、1900年(明治33年)の義和団事件(北清事変)である。
ボーア戦争で苦戦中だった英国は、香港の海兵隊を中心とした兵力しか出すことが出来ず、それで香港が手薄になった。又主力となった日本軍の規律の正しさと優秀さから見て現実化するのである。
ちなみに、派遣軍で略奪が酷かったのがロシア軍でそのために間に合わなかった。

 そして、NHK版「坂の上の雲」では義和団事件は絶対に映像として入れることはないだろう。だから、米西戦争で秋山と同じ観戦武官として登場している柴五郎を登場させていない。(それらしき人物は映像にあるが)
原作でも義和団事件は、はっきりと書かれていない。
正確には簡単に流してある。
‥‥でも書かれていることは書かれている。
それは、主人公の秋山好古が「清国駐屯軍守備隊司令官」となるからである。
この事件がなければ日英同盟は結ばれなかったであろう事は常識になっている。
司馬遼太郎氏は、なぜ書かなかったのか不思議なところだ。

そして、「北京議定書」による「諸拠点に列国の駐兵権」がその後の満州事変に繋がる。
一方、小説にはこの北清事変を口実に、ロシアの「満州占領」が書かれている。
これは今年の暮れ、次回以降になるのでのちに検討しよう。

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2010年1月 6日 (水)

NHK版の「坂の上の雲」この第5回は、恐るべき策術に満ちたものだった。

小説「坂の上の雲」を読み直す・その10詳細6

反日プロパガンダと化したNHKスペシャルドラマ
12月27日(日)放映第5回、留学生
NHK版の「坂の上の雲」この第5回は、恐るべき策術に満ちたものだった。
第5回の放映は、詳細に検討して行くと余りにも問題点がありすぎてほぼ全編を網羅してしまわなければならないような雰囲気になった。
この問題点とは、NHKが独自の判断で原作「坂の上の雲」とは全く違う情景を挿入するという部分である。そこでは、原作の意図とは関係なくNHKの主張が盛り込まれている。それでいながら、ナレーションではその情景とは反対に思えるような原作によったことを説明する。
これれは一見司馬遼太郎の原作「坂の上の雲」と思いがちだが、視聴者にはNHKが作った再現シーンの方が強く残る。例えば20秒で話せる内容を、実写版の画像と声、音によって20分も使って説明すればその印象は何倍も残るからである。
さて、米西戦争に突入して、サンチアゴ湾(サンチアゴ要塞)の閉塞作戦に関して観戦武官が地図を前にして説明と意見を交わしいてるシーンがある。
このシーンは原作「坂の上の雲」では書かれていない通りNHKの創作である。
当然のことながら、観戦武官の意見が書かれた詳細な書物は現状では見つからない。もし見つかっていたなら、原作「坂の上の雲」で書かれているはずである。

その作戦会議の部分を採録してみよう。
米軍参謀 「これが閉塞作戦の全容です。」
モストポイ  「ロシア海軍大尉のモストポイです。」
               「スペインの砲撃によって、作戦は失敗だったと言うことだが」
               「今後も続けますか」
米軍参謀 「お答えできません」
秋山真之 「閉塞作戦は独創的で合理的な作戦だと思います。」 
              「いかに犠牲を少なくして目的を達成するか、われわれ武官にとって、とても
        重要な課題です。」
米軍参謀 「その通り」
モストポイ  「奇策に頼るのは良くない。戦争は手品ではない。」
         「陸地の兵が背後から要塞を攻めることが鉄則なんだ。」
他の将校 「モストポイ大尉に同感です。」
         「水上艦隊は陸上砲台には勝てないとマハン大佐も言っています。」

★★★★★★★★★★
これだけ見ると、秋山真之というのは、やはり付和雷同型の「バカ」である。自分の考え方も独創的な意見もない。
一方、ロシアのモストポイ大尉というのは、エリート将校だけのことはあるように見える。しかし、それはNHKが意図して創作したのであって、原作「坂の上の雲」では全く違うことが描かれている。
原作「坂の上の雲」では‥‥
「ここに、当然、ひとつの原則が生まれねばならない。敵艦隊は、軍港内にいる。
軍港は、要塞砲で鎧(よろ)われている。その鎧を海上から破壊することは出来ない。
『陸軍にはたらかせる以外手がありません』
とサムソン少将の参謀長チャドウィックは主張しつづけた。サムソンも同感だった。」
ここに書かれているように、サンチアゴ要塞のような要塞は背後の陸地から攻撃するという原則が米軍によって生まれた。
NHKがロシアに肩入れしようと、モストポイ大尉が主張したわけではないのである。
続いて、今度は米西戦争後に、このモストポイ大尉と秋山真之が別のシーンで意見を戦わせるところがある。
同じように採録すると。

モストポイ  「スペイン旗艦でずいぶん長い間調査していたね。」
秋山真之 「そちらこそ司令官夫人と踊って何か聞き出せましたか?」 
モストポイ  「もちろん! 外出する時に、司令官は必ず犬にキスをするが、夫人にはしないそうだ。」
         「清国旅順の詳細な地図を日本国は持っているとか」
               「それをロシアに譲ってもらえないかね」 
秋山真之 「『アジアの平和のために』と貴国に言われ清国に旅順を返還した。」
               「しかし、旅順に大軍を送り要塞を築いているのは誰でしょう。」
               「私が地図を持っていても死んでもお渡しできません。」 
モストポイ  「旅順は素晴らしい天然の要塞だ。サンチアゴ湾のようなね」
               「違いがあるとすれば、比較にならないほど堅固な要塞をロシアは築き上げると言う事だ。」
秋山真之 「ロシア艦隊がスペイン無敵艦隊と同じ運命をたどりませんように。」

‥‥‥Washington DC へ続く。
★★★★★★★★★★
二回目のロシア将校との会話は100%嘘である。
原作「坂の上の雲」によれば、7月5日、仮装巡洋艦ハーヴァードにランチを乗り付け、他の観戦武官とともに収容されている捕虜達を慰問して実態を聞き出したのはスペイン士官である。
旗艦インファンタ・マリア・テレサの乗組士官だったアザール少佐が詳細を答えた。
秋山真之は、各国の観戦武官があきれるほどの熱心さを持って取材したとある。

上述のロシア将校との会話によれば、なぜ旅順なのかと言う部分がおかしい。
三国干渉は旅順を含む遼東半島の返還である。
そして、旅順要塞攻撃というのは元々日露戦争の計画には入っていない部分である。
実態は、サンチアゴ要塞攻撃と同じ様な状況が日露戦争でも起こり、旅順艦隊による通商破壊が行われたのである。
それだけでなく、バルチック艦隊の東洋への回航という話が出て現実化した。
又、旅順攻撃に当たって、乃木大将以下の幕僚はロシアの要塞化、近代要塞というものは全く知らず、機関銃による攻撃も初めてだった。
一方、ロシア側としてはまさか日本が参戦するとも思っていなかったし、近代要塞を無謀にも攻撃してくるとも思っていなかったと文献にある。

こんな事を踏まえれば、ロシア将校との会話は結果論である。
もし、秋山真之がそれをよく知っていたなら、当然報告書に書かれるべきである。
そんな近代要塞と知って無謀な旅順攻撃をしたのなら、当時の日本軍というのはバカなのではないかと思わせるものである。
しかも、秋山真之が「ロシア艦隊がスペイン無敵艦隊と同じ運命をたどりませんように。」と言う予言をするなどナンセンスである。

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NHK版の「坂の上の雲」この第5回は、恐るべき策術に満ちたものだった。

小説「坂の上の雲」を読み直す・その9 詳細5

反日プロパガンダと化したNHKスペシャルドラマ
12月27日(日)放映第5回、留学生

NHK版の「坂の上の雲」この第5回は、恐るべき策術に満ちたものだった。
その策術とは、取りあえず3つほど考えられる。
但し、ロシアに留学した広瀬武夫の件は後に述べる。
その1は、NHKの隠れた反米感情。
その2は、
日露戦争は、日本の安全保障(セキュリティ)のために起こされたのではなく、英米の手先となって好戦的な日本が起こしたというNHK的解釈。
その3は、
主人公秋山真之は、独創性とか言うものでは無く、昭和の海軍軍人そのままに、全て教えられた「猿まね」によって知識と見識を得た凡人である。
取りあえずこんなところであろうか。
その3は、以前から真之をひ弱な凡人と言う様に表しているが、マハンと秋山真之との面会シーンでも「バカ振り」をこれでもかと描いている。
それは、マハンに逢うのに『海上権力史論』を読み切っていないと表現していること。
史実は、4年前の明治26年(1893)に日本語訳が出ているから余程の間抜けか。
次に、先生が生徒に講釈するように「決して艦隊を分離するな 先生の格言ですね」。
日本海軍を代表するようなエリート将校の大尉に、マハンが細部を講釈するというのが妙ではないか。
そして、秋山真之に「しかし、スペイン艦隊にアメリカ艦隊は勝てるのでしょうか?」という非常識の質問をさせている。
なぜ非常識かと言えば、正岡子規との(「坂の上の雲」原作)面談部分で

子規「ああ、そうじゃ。アメリカの海軍というのは、強いか」
真之「イギリスという別格をのぞけば、フランス、ドイツ、ロシア、それにアメリカ、ほぼ同じようなものかな」

と言っている。
その上、米国にはロシアの戦艦レトウィザン、巡洋艦ワリャーグ、日本では二等巡洋艦 千歳、笠置が注文されている。
スペイン艦隊などと比べるがそもそもおかしいというか、まともな海軍士官ならどの様にして勝つかという事ぐらいでしかない。
実際の真之は、その通りの事前調査をしているのであり、エリート士官なら当然と言う事だろう。
従って、先の質問をする士官というのは、ド素人の予備役将校並と言う事になる。
「このキューバにおける米西海戦のレポート。」
「極秘諜報第百十八号」という表題の報告書は、真之独自のものであるが、NHK版「坂の上の雲」では、マハンによる指摘、指南ではないかという暗示を掛けている。
要するに、真之は指示又は、指南を受けないとものごとをすることが出来ない人物。

その理由は、マハンと秋山真之との面会シーンにはっきりとある。

マハン「我々には、日本と清国の黄海海戦の詳細なデータがある。」
      「あれは世界初の最新鋭の軍艦による戦いであった。」
      「貴重なデータを手にする願ってもない機会であり、」
      「アメリカ観戦武官によって詳細なレポートが作られた。」
      「それによって、今後の軍事作戦は我が国が優位に立つであろう。」

これほどバカにした言い方もないだろう。
なぜなら、観戦武官によってそれなりのレポートは作られるからである。
しかし、まともなレポートが作られなかった国があった。
もちろんそれはロシアである。
ところが、NHK版ではそのまともな判断もしなかったロシアの観戦武官と真之が2回も議論するところが出てくる。しかも、旅順攻撃に関しての部分もある。
詳細は次回記述するとして、これでは旅順攻撃の仕方をロシアの駐在武官が教えてくれたようなものだ。
ロシアの観戦武官が真之に教え、示唆して作戦を考えたというのなら、素人でも作戦は考えられるというものではないか。

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2010年1月 5日 (火)

小説「坂の上の雲」を読み直す・その8 詳細4反日プロパガンダ

小説「坂の上の雲」を読み直す・その8 詳細4

反日プロパガンダと化したNHKスペシャルドラマ

12月27日(日)放映第5回、留学生

NHK版の「坂の上の雲」、さらっと見流しすと何も感じない様だが、後に何か残るいやらしい毒の入ったプロパガンダ映像である。
第5回を見て、以前述べた以外にも上述のように見流すと何やら引っかかるところがある。後半最初に印象に残ったのは、アルフレッド・セイヤー・マハンと秋山真之との面会シーン。
そこでも、NHKは勝ち戦の黄海海戦を負け戦に、秋山真之を間抜けな人間として描いている。
小説「坂の上の雲」では、セントラルパークそばにある閑静な住宅街にあるマハン家をたずねた。日にちは、9月の晴れた午後とある。
そこでは、「夫人とともに待っていた。」とあって、応接室(米国では居間)で言わば雑談に近い話しをして、海軍省の三階の書庫の閲覧を出来るように手配してくれただけである。

「ツ ルリと禿げた頭髪、 無髭かと思われる程の薄い口髭、軽々しい其の挙措、 幾等高くふんでもブロードウエー街辺の安店のクラーク以上に出ぬ風貌、これが世界不朽の文豪マハン大佐かと度肝を抜かれたものである。 また其口をついて出る議論も、定めし海上権力史ぶりの堂々たるものと思いの外、 極めて地味な常識一点張りのものであった」
(篠原宏『海軍の創設ーイギリス軍事顧問団の影・http://www3.ocn.ne.jp/~y.hirama/yh_ronbun_senryaku_mahan_nihoneikyou.htm)

‥‥と資料にあるとおり、妙な議論はしない人物のようだ。
しかもその夫人と伴に待っていたのだから単なる表敬訪問というくらいだろう。
そして、実際

「秋山が渡米する時にはブルメー(Wihelm Blume)の本1冊しか持って行かなかったし(桜井清澄『秋山真之』)、また、 秋山が友人に良書として推薦した」ものの中には、「マハンの著作はない。」という。(前掲)
「『海 上権力史論』がアメリカで名声を博すると、 金子堅太郎はいちはやく海上ノ権力ニ関スル要素」を抄訳し、時の海軍大臣西郷従道に贈り、 それは1893(明治26)年7月号の『水交社記事』に「近来傑出ノ一大海軍書ニシテ、独リ米国ノ海軍社会ノミナラス、 欧州各国ノ軍人社会政事家外交官の間ニ広ク敬迎セラルル珍書ナリ。我社員ニ必読ノ書」であると紹介され、 次いで10月号から12月号まで3回にわたって第1編全文が連載された。」

さて、そのマハンと秋山真之との面会シーンはNHK版ではどの様に描かれたのかというと、何やら暗い書斎である。
案内をするのも、お茶を出すのも執事らしい男性。
そこでの会話を採録してみよう。
冒頭から馬鹿馬鹿しい非常識な展開で始まる。

マハン「私の本を差し上げましょう」
真之 「ありがとうございます。」
 「丁度この本を読んでおりました。」‥‥そんなはずはない明治26年に日本版
 「決して艦隊を分離するな 先生の格言ですね」
マハン「その通りです」
      「日清戦争の黄海海戦に参加しましたか」(鴨緑江海戦だが、ほぼ原文通り)
真之 「近くにおりました」
マハン「ネルソンの戦法を参考にすれば伊東司令官は艦隊を分離しなかったでしょう」
      「過去の戦史から学ぶことは沢山あります。いくさの原理は変わりません。」
      ‥‥‥(原文は「なにしろ、ネルソンに対してすらあのように厳格な採点をなさったのですから」)
真之 「はい」
マハン「様々な実例を研究して自分なりの原理原則を打ち立てる」
      「そして、それを実行する。学ぶだけではつまらないからね」(にた文章があり)
真之 「まさに私が目指すところです。」

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ここのまでのところでは、大分事実と違う気がする。何故なら、秋山真之が渡米した時点でマハンの新刊書に至るまで読んでいると言う事である。
司馬の「坂の上の雲」では、「ほとんど全巻を暗誦するほどに熟読した。」とある。
「米西戦争」という目次には、この真之を「読書きちがいの真之」、「例の速読で読んだ。」なのである。この真之というのは非常に読書家であったとある。もちろん原書である。
ところが、次の採録部分から急に生臭くなる。
当然も小説にはないし、マハン、真之の記録にも存在しないNHK版の創作。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

マハン「君はついている、直ぐに実戦が見られるかも知れない。」
     「キューバをめぐって、スペインと対立しているのを知っていますね。」
~~~地図を示す。
      「我々に必要なのはきっかけなんだ。」
      「それで宣戦布告できる。」
真之 「戦争の大義ということですか?」
マハン「そんな大げさなものではなく、」
   「アメリカ国民を怒らせる単なる切っ掛けがあればいい。」
真之 「しかし、スペイン艦隊にアメリカ艦隊は勝てるのでしょうか?」
マハン「もちろんだとも」
真之 「その根拠は?」
マハン「我々には、日本と清国の黄海海戦の詳細なデータがある。」
      「あれは世界初の最新鋭の軍艦による戦いであった。」
      「貴重なデータを手にする願ってもない機会であり、」
      「アメリカ観戦武官によって詳細なレポートが作られた。」
      「それによって、今後の軍事作戦は我が国が優位に立つであろう。」
      「しかも我々は、一滴の血も流さず、これを成し遂げたのだ。」
~~~北米のスペイン領の地図。ナレーション。
~~真之が来たのは、正に米西戦争直前のアメリカであった。

ナレーションは大部飛躍している。
この「坂の上の雲」によれば、秋山真之が訪問したのが9月。
翌年1898年3月9日米国、臨時国防費の支出決定、スペインの宣戦布告は4月23日。
それを受けて、米国の宣戦布告は4月25日。
5月末、観戦武官のもう一人は、柴五郎砲兵少佐。
そして、真之が本の虫になって、猛烈に読書したと言う事は省かれている。

「坂の上の雲」には、「日露戦争の海軍戦術はこのワシントンの日本大使館の3階から生まれたと言っていいだろう」とある。

「しかも我々は、一滴の血も流さず、これを成し遂げたのだ。」などは無意味の筈である。

実は、このNHKが創作として入れた一文というのは二つの意味がある。
それは、あとでも述べるようにNHKは、当時の米国の好戦性を強調すること。
即ち、隠れ反米である。
その上、NHK版では完全な勝ち戦の黄海海戦は全くスルーしている上に、あえて負け戦の様な表現をつかっている。
NHKによれば、日本が戦った戦争は勝ち戦でも全て負け戦のような表現するという悪辣さは変わっていない。

そうして、秋山真之というのが、マハンに逢うのにまともに本も読んでいないボンクラということである。しかも、教えて貰わなければ分からない学校秀才型人間を強調している。
要するに、猿まねしかできない創造性のない人間と言う事である。
だから「しかし、スペイン艦隊にアメリカ艦隊は勝てるのでしょうか?」と言わせてしまう。
事実は、米西戦争直前に全て調べたと言う事である。
「坂の上の雲」では

「読書きちがいの真之は、アメリカとスペインとの雲行きがあやしくなると、スペイン関係の書物を読みあさっては、その歴史や民族性を知ろうとした。」

そして、米西戦争の章で、

「ポケットに手をつっこんでは干し豆を食った。」
「干し豆が好き、というより真之にとっては主食に近い。‥‥‥」
「キューバでは観戦中も船上でこれを食った。」
「いつもポケットが干し豆でふくらんでいる。」とある。

しかし、この状況をNHK版では、見習士官時代から軍艦上で干し豆を食べているシーンがあるこれはやはりおかしい。
海外で、食事が口に合わないなど諸般の市場があれば分からぬ事ではない。
いまでも行儀が悪いといわれる行為をあえてキャラクターとして描くというのは、やはり妙な意図があると感じるものである。

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2010年1月 4日 (月)

オオカミ少年2009の鳩山政権とNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」

オオカミ少年2009の鳩山政権とNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」

昨年12月になって、プロジェクトJAPAN スペシャルドラマ「坂の上の雲」を見ていたら毎回何やら嫌な気分になった。
元々司馬遼太郎の「坂の上の雲」という小説は、日本が敗戦後「負け犬」状態でうちひしがれている時に、こんな時代もあったと元気を出させ自負心を回復させるものとしてみていた。
分かりやすく言えば、真実の「頑張った史観」なのである。
韓国のように元々独立戦争を戦ったわけでもなく、李朝という「いわば世界が中世期の頃に、古代国家として発生したインカ帝国に近い存在」を打破して自ら近代化をなしたわけではない。
「日本植民地時代に朝鮮が年平均で3・7%の経済成長を遂げたことが韓国人研究者の実証研究でわかっており、もはや隠すべくもない。」(【正論】筑波大学大学院教授・古田博司 国家の正統性確立に苦しむ韓国
そんな国であると「頑張った史観」は全て捏造になる、よって朝鮮半島に圧政を布いて朝鮮民族を苦しめた李朝を夢のような政権と書いてしまう。
一方、日本は「坂の上の雲」で見られるとおり明治維新という革命後、国を興して日清、日露戦争を勝ち抜いた。
ところが、NHK版「坂の上の雲」第1部を見る限りこの事実を快く思わない人達が、スペシャルドラマ「坂の上の雲」の制作過程にいたと思われてならない。
なぜなら、英雄となるべき主人公の中心となっている秋山真之は、わざと弱虫で普通の凡人な人物に描かれ、秋山好古は単なる酒飲みの頭も酒浸りの軍人なのである。
一方、日清日露戦争では何の役に立たなかった「頑張った史観」に関係のない正岡子規。
小説「坂の上の雲」ではその部分は「必要ない」と飛ばして読んでいる人達もいる蛇足の部分。この役に立たない部分を強調するというのは、原作意図真実の「頑張った史観」を目立たないように意図している。
しかも、正岡子規が一言も小説の中で発していない文人として反戦気分をNHKの言葉として創作。そして、反論をさせぬように、その映像と反対な当時の雰囲気を簡単なナレーションと写真で説明する。
そうして、実際視聴者に残るのは子規の反戦気分で、ナレーション事柄は残らないというのは高度なプロパガンダ手法である。
結局NHK版の「坂の上の雲」の意図というのは、日本の真実の「頑張った史観」の否定という日本人の感覚からしてあり得ない展開である。
そのうえ見え隠れするのは反米、親特亜、ロシアという一昔前、いや1960年代の戦後民主主義どころか新左翼の思想である。
正に、このNHK版「坂の上の雲」は、見た目は日本人でも中身は外国人の人物が制作したとして思えない。
そして、不思議なことにいやらしい隠れ反米。
プロジェクトJAPANという、反日放送の真骨頂と言えるのだろう。

そうして、諸外国に対する認識、反米、親特定(中国・朝鮮)アジア、ロシアというのは、今の鳩山政権の政治姿勢と一致するというのは不思議なものである。
「米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題はあてもなく迷走」、「海上自衛隊のインド洋補給支援活動」の中止を見れば、誰が見ても鳩山政権というのは反米であると認識する。
一方、小沢幹事長の中国朝貢外交や外国人参政権を韓国と約束してくるなど、親特定アジア(特亜)に傾倒していると言う事も明らかである。

そうして今の鳩山政権のやることなすことというのは、聖徳太子からの伝統である中国を宗主国としないことを否定し、明治思想の一つである「独立自尊」(福沢諭吉)をも否定する。
「坂の上の雲」で描かれる日本は、その「独立自尊」でもあるのにNHKと同じように鳩山民主党もそれを否定する。

しかし、2010年という新年になって思うことは、鳩山首相の言うとこは誰も信用しないと言う事に決まった事ではないか。
普通民間企業に勤め、色々思わせることは「一端言ってしまったことは、決して戻らない」。
そして、言ったことは必ず守ると言う事である。
だから、守れない、約束、実行できない事は「言ってはいけない」のであって、軽々というと信用されなくなって企業人として使い物にならなくなる。
要するに、「オオカミ少年」というのは、実業では役に立たない。

そんな役に立たない人物が鳩山首相と言う事で、もう国民は諦めてしまった感が強い。
世界中から信用されなくなった首相というのは、それなりに使いようもある。
しかし、これが内弁慶で国連という先生に、誉められたいことを何とかしたいマザコン願望を代償として国民に強く求めるというのは困りものである。
但し、既に国民からも見放されて、国民も鳩山総理の言う事に対して首を縦に振らない。

あとは辞任しかないが、辞任したら「錦の印籠」を放棄したようなもので、「オオカミ少年」がオオカミに本当に食べられてしまう事になるのである。

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2010年1月 3日 (日)

反日プロパガンダと化したNHKスペシャルドラマ

小説「坂の上の雲」を読み直す・その7 詳細3

反日プロパガンダと化したNHKスペシャルドラマ

12月27日(日)放映第5回、留学生

NHK版の「坂の上の雲」、さらっと見流しすと何も感じない様だが、後に何か残るいやらしい毒の入ったプロパガンダ映像である。
その毒とは、全て小説からではなくNHKの創作と言うべき挿入で、かなり不自然である。
少なくとも司馬遼太郎原作「坂の上の雲」と言うのなら、司馬史観に沿った構成をするなり、小説から飛び出すNHK的「蛇足」というものは排除すると言うのが筋というもの。
又、「坂の上の雲」という母屋を借りて、その中でこそこそNHK版の日清日露史観やら、反米、親中国、親朝鮮、韓国、親ロシアという思想をちらつかせるのは反則である。
だから、「坂の上の雲」の筋に沿って行くと、小説を読んでいる人ならその不自然さというのは鼻に付くものである。
そんなNHK版「坂の上の雲」を好意的に見ている視聴者というのは、反司馬史観という価値観を持っている人達は別として、ほぼ小説「坂の上の雲」を読んでいない人達である。
そう言う、人達に対して司馬遼太郎が書いている「坂の上の雲」と言う、母屋の下の洗脳はかなり効果があった様である。

NHKは、プロジェクトJAPAN スペシャルドラマ「坂の上の雲」と称しているとおり、
「プロジェクトJAPAN・アジアの一等国」と同じ感性を貫き通している。
だから、「アジアの一等国「台湾編」」でその批判に対して、NHK的思想を挿入しているにも拘わらず、史実を調べて実際そうであったなどと「木で鼻を括った」回答をしていたのと全く変わらない。
その後、その嘘はばれて釈明していたが、それだから今回も同じようなことをしている。

NHK版で沿って言うと、秋山好古が帰宅したシーンなど多分余りの違いに驚くと言うものである。
その前のシーンに広瀬大尉が、写真館で正装と裸の写真を撮り、そこに居合わせた秋山真之が同じく裸の写真を撮るというのは全くの捏造であった。
これでは秋山真之というのは、単に付和雷同型の頭筋肉の体育会系である。
米国留学の小説のシーンでも分かるように、小説「坂の上の雲」では他人の意見をそのまま取り入れず、全て真之の中で消化して新しい考え方を構築する人物。
即ち、「学校秀才」ではなく「謎解き秀才」という世界中探しても中々見つからない天才である。
実際、「謎解き秀才」である証拠を「坂の上の雲」で書かれている。
書かれているのは、同郷の後輩竹内重利に
「これが過去4年間の海軍兵学校の試験問題だ」という部分。
写真館で正装と裸の写真に戻ると、小説では、広瀬大尉が(駆逐艦・水雷艇)「盤城」航海長の時で、秋山真之は報知艦「八重山」分隊長だから逢うはずがない。
そして、真之は同様なことをしたとは書いていない。
秋山真之という人物は眼光鋭く、近寄りがたい人物であったと「坂の上の雲」には書かれている。
「広瀬さんは顔がいかつくて武張ったひとだったが、知り合ってみるとたいそうやさしかった。逆に秋山さんは顔はそれほどでもないが、肝から電気が出ているようで、おそろしくて近づきにくい感じがした。」(目次「渡米」)
だから、頭脳よりも体力勝負という感じの広瀬大尉とは、そもそも違いすぎる。
二人で一軒家を借りて同宿したのは、
秋山真之、明治29年11月軍令部出仕
広瀬大尉、明治30年3月盤城航海長より軍令部出仕
そして、明治30年6月26日米国留学発令だから精々3-4ヶ月の話である。
日曜日に広瀬大尉と秋山真之が揃って、松山の親戚から餅が届いたからそれを食べに行ったのはこの間。
そこに、NHK版では秋山好古(陸軍騎兵中佐・乗馬学校長)が帰ってきて、子供を抱き上げるシーンや、広瀬と真之と話をするシーンなどは小説にはないフィクションを挿入している。
こんなフィクションを挿入していると言う事は、NHK的価値観以外には、余り調査していないと言う事が分かる。
何故なら、秋山好古は公休にしか帰ってこないのは当たり前の上、子供と接することはほとんど皆無だったという。

「好 古は無欠勤主義であり、また医者嫌いでもあったことから、家に居るのは公休日だけであった。その公休日も来客対応で過ごすことが多く、まれに暇な時でも座 敷に独座して読書をするか庭を眺めて黙想するかで、子供はもちろん夫人といえども室内へ入ることはあまり許されなかった。このように、好古は家庭内で家族 と接する機会が少ない生活をおくっていた」(引用・「春や昔」・坂の上の雲のファンサイト)

さて、NHKが「反米」という価値観をこっそり出した秋山真之の渡米のシーンは先としてその前に、「根岸」という項目を設けて正岡子規に反戦演説をさせている。
そして、広瀬大尉のロシア生活の大笑いはまたあとに書く。
小説では同じく「根岸」という目次はあるものの子規の日清戦争中(明治27-28年)と過去のエピソードであって、二年も後の明治30年ではない。

このシーンを小説から飛び、飛びで、抜き出してみると

翌朝、真之は、子規を見舞って当分のわかれを告げるべく根岸へ行った。
(どうも気がすすまぬ)
‥‥中略‥‥
真之は、枕頭にすわった。
「痛むのじゃ」と子規は真之を見上げた。
「そんなにお痛みか」と真之はのぞき込んだ。
「穴があいているのよ」
子規は、ひどく優しげな表情をしていた。
‥‥中略‥‥
絵?」
枕頭に。絵が置いてある。
「その絵を、なんの絵と見たら?」と子規はいった。
‥‥中略‥‥
「海軍といえばイギリスかと思うたが、アメリカにも海軍はあるのか」
「ペリーの名をお忘れか」
「ああ、そうじゃ。アメリカの海軍というのは、強いか」
「イギリスという別格をのぞけば、フランス、ドイツ、ロシア、それにアメリカ、ほぼ同じようなものかな」
やがて子規は熱が出てきたのか、
「あしはもうねむるぞな」
といったため、真之はふとんのすそをたたいてやった。そのあとそっと立ちあがり、やがて正岡家を辞去した。

正岡子規は「結核性の脊髄炎」で寝たきりになっている。
それが、NHK版「坂の上の雲」では、起きて熱弁を奮っていいるのである。

子規、「日本人はな猿まねの民族といすわれておるが」
    「外国に行ってもひくつになってはいかんぞな」
    「西洋とても模倣を繰り返して、ようやく猿まねがおわったとこや」
    「イギリスもフランスもドイツもまねしおる、ぬすみおうて文明を作り上げた」
    「西洋は15世紀にそれをやって、日本は19世紀にそれをやっただけという違いや」
    「アメリカはそういう連中の吹きだまりや」
    「猿まねがどこが悪い、日本人‥‥」
    ‥‥中略‥‥
真之「そういう国をほろぼしてはならん」
子規「国が滅びるということは文化が滅びると言う事じゃ」

このシーンは、ほとばしるように病気で寝たきりの筈の子規が真之に説教する。
今回も何やら悲壮感のある暗いシーンになった。
またもや、子規は「NHKかと言いたくなるような言いぐさである。」
そして、不思議なことにこのシーンも秋山真之という人物を普通のそこいらにいる「小人」に見えるように描いている不思議さがある。
尚、「西洋は15世紀にそれをやって」というのはどういう意味だか理解しかねる。
何故なら、15世紀の欧州はスペイン、ポルトガルの大航海時代でまだ混沌とした時代。
しかも地中海はヴェネツィア帝国(共和国)、日本では室町時代。
説明して欲しいものだ。

後に述べる米国留学シーンも含めて、秋山真之というのはどう見ても賢く見えない。
秋山真之の感じというのは、「職人」であって、非常によく似ているのがあの大リーガーの「イチロー」である。
イチローの感じのストイックな秋山真之とするなら、NHK版「坂の上の雲」の真之は馬鹿すぎて辻褄が合わない。

只、イチローと秋山真之の違いと言えば、秋山真之は小男で驚くほど気が強く、どちらかと言うと暗闇からで出来たような人物である。
その上「格好が悪いことが嫌い」という目立ちたがり屋の人物で、考えてみればどう考えても泥臭い陸軍より海軍の方が「格好がよい」。
又、取っつきは悪いが話し出すと止まらない。器用貧乏で、子煩悩、多分女性には不思議ともてた。要するにB型人間??様な雰囲気である。
ちなみに六星占術では、土星人(+)、六白金星。
これ以上書くと、「坂の上の雲」と離れてしまうので置くとして、何やらNHK版の「坂の上の雲」とは一線を隔すようだ。

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2010年1月 2日 (土)

割引きクーポンの誘惑、正月から投げ売り紳士服り

割引きクーポンの誘惑、正月から投げ売り紳士服

最近デフレとか言うのではなく、何やら着るものが大分変わってしまった。
先ず、なんて言っても下着。
例の「あったか下着」、吸湿・発熱なんていって薄くて暖かい。
そして天然繊維ではないからかなり丈夫だ。こんなものだと以前から純綿の下着は、車を吹くぞうきんに即刻格下げになる。
‥‥とは言っても、今日オートバックスに行ったら、正月限定特価で500円でコーティング用の使い捨てウェットタオル。これなら、雑巾も入らない。
そんなので不意に入った車用品屋で、何やら妙なものばかり買ってしまった。
今年の年末年始というのは、何故か紳士物の背広が投げ売りだった。
この頃ではなく、この秋口からだから去年の持ち越しをさばいているのだろうか。
サティでは、29-30日にTern・ターンのスーツが9,500円とイオンカードの請求書と共に案内されていた。
これって、秋口では2着で19,800円の内に入っていたと思ったら正月になったら1着19,800円に戻っていた。但し、Ternというのは細身だから着られないかもしれないが。
正月の広告では、以前2着で19,800円だった背広が3着で20,000円という正月セール。
これには結構グッと来るところがある。
一方イトーヨーカドーでは、あるブランド系のスーツが14,800円の20%現金還元。一昔なら飛びついて買ったような値段も最近では驚かなくなったというか、高いと感じるから不思議なもの。
そしてもっと不思議なのは、表側にずらりと並んだ紳士服は背抜きの夏物だった。
奥に10,000円スーツというものもあって、キャッシュバック後8,000円になるが、布地、縫製その他一ランク落ちるというのは一目瞭然。
昔の縫製なら充分すぎるものだが、最近ランクが上がった。
昨年10月頃、ケヤキウォークで古着を持って行くと、二着で15,000円程度にまで下がる背広を見た事があるが、こんなものも1万円スーツの部類。

いずれにせよ最近の背広を買ったら、古い背広は皆ゴミになりそうな気がする感じである。何故なら、少し古い背広は縫製も簡素で布地ももう一つ、今の水準なら10,000円スーツにも価しない位だからである。

イオンの場合、1月はクーポン券が来ているし、クーポンを使うと裾上げのお直し台を含めて1着6,500円というのは、ジャンパーを買うのと同じなのである。
それにしても、子供の歯の矯正が700,000円以上もするとは、医療はデフレでない。

又、ヤマダ電機の携帯会員用の1月クーポンも来た。
これって、有料会員のプレミア会員だけのサービスと謳っていたはずなのだが、無料会員まで来るとは思わなかった。
但し、今更電気屋で買うものなど無いしね。

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2010年1月 1日 (金)

第54回全日本実業団対抗駅伝競走大会 写真

第54回全日本実業団対抗駅伝競走大会

第54回全日本実業団対抗駅伝競走大会が1日に群馬県庁を発着点とするコースで争われた。
毎日新聞の報道によると「日本実業団陸上競技連合主催、毎日新聞社、TBS、群馬県共催」とあって、今や群馬県の相当絡んでいる。
毎年、この元旦のニューイヤー駅伝というのは元旦に行われるようになってから恒例の行事である。
Dsc02221
お陰で、元旦の他の番組を見ないという日々が随分と続いてる。
そして、朝9時5分スタートの写真を撮る時、不思議と何か早朝のような気がする。
普通に思えば9時だから既に仕事始まっている時間なのだが、そう言う喧噪がないと言うのが元旦というものなのだろう。TVを見ていて気温は-0.2度だった。
携帯電話の天気予報を見たら-1度だったからそんなものだろう。いつも寒いのが元旦だが朝のうちは風が強くなかったのが幸いだった。
昔の子供時代を思えば‥‥‥
元旦の朝普通に起きて、新聞と年賀状を取りに行き道を覗いてみれば、人っ子一人おらずあちこちに日の丸の旗がはためいている音だけが聞こえた気がする。
本当に「死んだ街」のようだったのが元旦の朝だった。
母は、遅い朝食に重箱を開いて食卓の上にのせ、雑煮の餅の数だけ聞いて餅を焼き‥‥
それが今はどうだ、元旦から騒がしい。
Dsc02223
先ず神様に初詣にゆけば、心持ち車の数が少ない程度。帰りに昼飯を買いにイトーヨーカドーへゆくとヤヤ‥‥今年は多少閑古鳥だった。
午後は、ニューイヤー駅伝のゴールを見てから国道50号を渡り、お寺に元旦の御札(5,000円)を取りに行く。
ここで、檀家だけにタダでもらえるお守りを貰ったりして帰る。
ここのタダでもらえるお守りもバカにしたものではなくで、家の入り口に貼っておくお守りの効用は不思議とあったりする。
年賀状の不足分を郵便局へ出しに行きながら、イオンへ家族で出かける。
なんと元旦から買い物かよ!!なのである。
Dsc02225
ところがなんと、イオンは大混雑
お目当ての専門店の子供の福袋は残っていたから何とか買って、安くなったと普段買わないような妙なものまで買ってと大散財。
それにしても、今日は神様と仏様で30,000円弱も金が飛んだのだ。

本当に、仏の沙汰も金次第どころか葬式をしない神様の方が金がかかる。
頼み事は、神様にしかしないから仕方がないかと最近では思っている次第。
Dsc02241
最近、元旦からお出かけ買い物とは、風情がなくなった。
そして、昔から続いた家庭の元旦風景というものを子供に伝えられなくなったと言うものは何やら悲しい気がするものでもある。
何と言っても、重箱などなくなったしねぇ。

Dsc02249 【第54回全日本実業団対抗駅伝】初優勝を果たした日清食品グループのアンカー。
県庁のゴールまで後500mか。

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小説「坂の上の雲」を読み直す・その6 詳細2

小説「坂の上の雲」を読み直す・その6 詳細2

反日プロパガンダと化したNHKスペシャルドラマ

12月27日(日)放映第5回、留学生

「閔妃暗殺」などを含め、いかにも暗い明治の世相をわざと描くシーン。
18分頃から
突然、伊藤博文、陸奥宗光、井上馨が出てきて何やら深刻な話をする。
この部分は、小説「坂の上の雲」では存在しない。
理由は簡単である。
NHKとしては、明治政府の悪辣な侵略者の集まりと断罪しようとしているのである。
「え!、それは「坂の上の雲」の趣旨とは違うのではないの」と誰しも思うことで、完全にNHK版の創作と言う事になる。
冒頭から会話を見てみると‥‥

伊藤博文「陸奥、わしらは何のために清国と戦(いくさ)をしたんじゃ」
        「外務大臣は  した‥‥  いか不明……」
井上馨 「朝鮮の独立じゃのう」

‥‥‥‥ここでナレーション‥‥
「このころ朝鮮で大事件が起きた。」
「王妃閔妃が、三浦梧楼公使率いる日本人たちによって暗殺されたのである。」
‥‥‥‥写真(「角田房子/著 閔妃暗殺―朝鮮王朝末期の国母」の本から、これは本人ではないと言われている写真)

この部分は多くのブログで取り上げられ、
角田房子説の「閔妃を、日本の公使が主謀者となり、日本の軍隊、警察らを王宮に乱入させて公然と殺害する事件が起こった。」というのは誤りの「プロパガンダ」であることはほぼ分かっている。閔妃(ミンビ)暗殺―朝鮮王朝末期の国母 (新潮文庫)
書評では「閔氏を国母と呼ぶなど、無知の極みだ。」と酷評で韓国の歴史教科書に似ているという。

「首 謀に関しては、国立国会図書館憲政資料室 憲政史編纂会収集文書の整理番号 546 「朝鮮王妃事件関係資料」によれば、当時の日本政府による計画的な策謀でないことは判明している(フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia)』)」し、事実、当時の朝鮮政府は「周会、朴銑、尹錫禹3人とその家族を同年10月19日に処刑している(同)」
又、「閔妃暗殺の2日後(10月10日)、興宣大院君の意向により、閔妃は王后の地位を剥奪され、平民に落とされる。(同)」
従い、「閔妃暗殺」というのは当時の政治情勢から見ても、単に当時の日本が単純に暗殺を企てたとは言いきれないと言う事は明らかである。

それを「日本人たちによって暗殺」とNHKは決めつけてしまうのは、明治の日本も(NHKが思う昭和期と同じように)「悪」という概念を植え付けようとすることがありありである。
そう言う「悪の塊」だからか何故かと伊藤博文の別荘の薄暗い部屋での状況。
政治の事を話すのに別荘、自宅はないだろう。
いずれにせよ、この伏線をもって伊藤博文、陸奥宗光、井上馨の会話に戻る。

陸奥宗光「力の裏付けをもたん外交は、所詮絵に描いた餅に過ぎません」
        「外交が精一杯なのは、ひとえに軍事力が劣っているからです。」
        「この難局を突破するには、ロシアに対抗できる軍備の拡張しかありません。」
        「それは国民も痛いほど承知しております。」
        「いまなら国民は重税にも耐えてくれるでしょう。」
        (註・三国干渉に関しての事、NHK版ではそれが分かりづらい。)
伊藤博文「ロシアに対して腹をくくれ、ちゅうことか」
陸奥宗光「はい」
伊藤博文「おまえ正気か?陸奥、武器を背景にした外交など外交ではない。」
        「外交官は全員辞職して、その職を軍人に与えよ。」

‥‥‥伊藤博文は、NHKかと言いたくなるような言いぐさである。
確かに伊藤博文は、ロシア恐怖症でロシアとの戦争には反対していたという話が「坂の上の雲」の中にある。
特に、日英同盟の頃は、日露の交渉を画策しているのだが欺された上に、無駄に終わった。

しかし、小説には書いていない「おまえ正気か?陸奥、武器を背景にした外交など外交ではない。」などどこで言ったのだろうか。
朝鮮に関しては、井上馨の「朝鮮の独立」というのは当時の正論だったが、半島国家の宿命として元々清朝を宗主国とし、日清戦争で清国が敗れたらロシアか日本かという議論があった。

その李氏朝鮮の酷さというものは、2009/12/29産経新聞Web「【正論】筑波大学大学院教授・古田博司 国家の正統性確立に苦しむ韓国」に詳しい。

商 店も筆屋と鍮器(ちゅうき)屋くらいしかなく、人々は市場と行商人に頼っていた。曲げ物の技術がなく、車輪も樽(たる)もない。物は背負子(しょいこ)に 担いで人が運んだ。染料も顔料もないので、民間人は白衣、陶磁器は白磁だった。李朝は、いわば世界が中世期の頃に、古代国家として発生したインカ帝国に近 い存在として特筆される。

それにしても当時、帝国主義時代「武器を背景にした外交など外交ではない。」と言ったらお笑いぐさだったろう。
なぜなら、1893年(明治26年)米国は武力によってハワイに革命を起こし、1898年(明治31年)併合した。
ハワイで革命が起きたとき日本艦隊がハワイにあり、その艦隊の艦長が東郷平八郎であったことなどは有名であった。

(革命当時、ハワイには移民を含めた日本人居留民約2万人がおり、日本政府は同地に軍艦「浪速」(東郷平八郎艦長)を派遣して邦人の安全確保にあたらせました。「外務省・外交史料 Q&A明治期」)

NHK版ではの「坂の上の雲」は、日清日露戦争が近くなると益々反日的な情景が描き出される。
画面は常に暗く、重苦しく重税にあえぐ同じく暗い日本と考えがちだか、当時の日本人の大部分がろくに税金を払っていない筈である。
よく考えてみれば分かること、それは選挙権は今のように国民であれば与えられるのではなく高額納税者のみだった。

今現在の価値観で過去を断罪するというのは、NHKなどの左巻き反日文化人の得意技である。そう思うのは勝手だが、受信料を払ってそんな価値観を押しつけられる国民としては迷惑な話である。
そして、このNHK版「坂の上の雲」と小説が違いすぎたり、日本の悪いところを根拠もなく誇張したりすることに対して、抗議をしたというブログ報告があった。
見れば、あの「プロジェクトJAPAN・アジアの一等国」 に対する批判への回答と同じ傾向の「木で鼻を括った」ものであった。

そして、朝鮮は李朝という圧政が朝鮮人を苦しめたのに、李朝を礼賛するような本からの抜粋で「閔妃暗殺の日本人説」などを簡単に述べてしまう。
これは、韓国、朝鮮におもねる風潮があると思わざる終えない。
実は、韓国の教科書の頑張った歴史観に繋がると言うから、そう言う人達がNHKにいると言う事ではないか。

そして、不思議なのは米西戦争で小説にはないロシアの優秀な観戦武官が出来てしまう。一方、反米感情むき出しというのはどういう事か。
NHKの思想は、反米、親朝鮮、ロシアと言う事がよく分かる展開であった。

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