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2010年2月13日 (土)

世にも不思議なコラム「女性と税金」(読売新聞)その1

世にも不思議なコラム「女性と税金」(読売新聞)その1

読売新聞に2月10日から掲載されている「女性と税金」という妙な記事がある。
これは、新聞の「くらし・家庭」欄の部分にある記事で、第一回は「『白色申告』妻への給与ダメ」。第2回は「配偶者控除 足かせにも」
第1回、副題「『自立妨げる』条項見直しの声」
先ず冒頭で「東京都内で開かれた集会で寸劇『56条劇場』」というものの寸劇を紹介している。
そんな税の寸劇など見た事も聞いたこともないから、どうせある種の団体の内部での話なのではないかと思われる。
そこで「白色申告の自営業者の妻はどんなに働いても給料が認められないという、56条の仕組みを最近になって知った。」とある。(事業専従者・配偶者で最高86万円)
しかし、青色申告なら何ら問題ないことで、なぜ「白色申告」をわざわざ選択して56条を問題にするのか不思議なのである。
逆に言えば、わざわざ「白色申告」を選択しなければならない理由があると言う事なのである。
確かに、記事では「正確な帳簿管理をして青色申告をしている自営業者からすれば、56条廃止は新たな不公平。『帳簿をしっかり付ければこそ認められる特典』との反論もある。」と書いてあって、正にその通りなのである。
‥‥というか馬脚を現した。
要するに「白色申告」というのは正確な帳簿も付けないで適当にやっている、どんぶり勘定でも申告が出来るシステムだと言うことである。だから、青色申告という複式簿記と貸借対照表などを備える青色申告とは大違いというもの。
そうであるならば、都合のよい利点だけを努力もせずに「よこせ」というのは、単なる甘えと脱税の手段と見られても仕方がない。
そして実際は、青色申告というのも今ではパソコンソフトがあるからそれほど敷居が高くない。
パソコンが苦手だというのなら、帳簿をもって税理士に駆け込むことだって出来る。税理士の費用と控除費用とどちらが安いのか天秤を計ってみれば良く分かることである。
要するに正確な帳簿さえ付けていれば、今では青色申告と白色申告との手間の差というのはそんなものでしか無くなっている。
そこで日大法学部教授Kさん(税法)に「『56条は配偶者と共に事業を営む人に、過大な税負担を強いる仕組みで、税の公平原則に反する。女性の納税者としての権利を無視しており、見直しが必要だ』と話す。」で記事は終わる。

ここで思うのはああまた「女性」と「権利」ばかり主張する議論だと言う事だ。
「女性」と言う言葉か出るというのは、それだけ「女性」を区別してると言う事で今の時代に逆行する。
そして、権利には必ず「義務」が生じるところであって、「権利」を有する以上「義務」も生ずる。
そのことから考えると、「税の公平原則に反する。」というのは逆に不公平になる。
そして、適当な申告ではなく、正確な申告をするという義務を負うことによって「専従者への給与を経費として認める権利」を有するのである。
だから、この記事の主張する「国民、国家」への甘えを認めよとするのではなく、本来なら税の仕組みを勉強して、税法に沿って適宜に対応すべきというのではないか。
男女共同参画とか男女同権とか言っても、例えば女性にだけ「別の権利」を与えよと言うのでは「男女共同参画」などには決してならない。
世の中のルールというものは、そのルールを守ることによって守られるというのは男女の別なく留意すべきことなのではないか。
この記事では「女性」という区分を設けて、そのルールを破ることを主張するというのはどう見ても賛同できない。

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