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2010年3月10日 (水)

アカデミー賞「ザ・コーヴ」と舐められた日本の構図 その2

アカデミー賞「ザ・コーヴ」と舐められた日本の構図
  その2

その1では、舐められる日本という構図の一つトヨタ問題に言及した。
昨今の新聞報道では、非核三原則は実は非核二原則だったことが明らかになっているが、そもそも沖縄返還に当たり「非核三原則」など度言う訳の分からない言葉を導入したのがおかしなものだった。
実際、そんな非核三原則やGHQが「東洋のスイス」にと非武装中立国又は、軽武装中立国を目指すようなことをしていても、たいして舐められなかった。
核持ち込みの密約を暴露したというか、「核の持ち込みは核の傘にある限り当たり前である」という事を毎日新聞社の記者時代の古森義久氏のインタビューでライシャワー元大使が暴露した事実があった。
そのライシャワー元大使というのは、MacArthurの日本無力化と小和田氏のいう日本・ハンディキャップ国家を強く考えた人物でもあった。
要するに、日本という国は「本当に怒ると、怖い国だ」というイメージである。
怒らせると怖いという前の戦争の遺産というものは、ベビーブーマーが世界の指導者の位置に付く現代にあっては、消え失せて今や羊のような国というのが日本である。
あの調査捕鯨に対するグリーンピースの妨害の仕方をみても、日本だけを目標にしている事だけでよく分かるではないか。
そして、捕鯨船に乗り込んで捕まっても、待遇は客船に乗っているようなものだし旨いものだって幾らでも食べられる。
これがロシアや中国の船だったら、初めから妨害などするわけはないし、もししたとしたら命の保証はない。
日本の捕虜に対する扱いの寛大さというのは、第一次大戦のドイツ軍捕虜の扱いで有名になって、東南アジアでの英軍の捕虜が大量に出た事からでも明らかであった。
そんな記憶は、活動家にはとうになくなっている現状だから、「甘い日本・甘っちょろい日本」という印象が広まっている。
しかも、日本というのは米国のように本当に怒ると国際組織からでも脱退してしまうと言うことがない。IWCなどでも日本が脱退してしまえば、単なる鯨愛護団体になり、かつ資金の枯渇するために事実上空中分解というのが真実であるのにである。
だから、今の民主党のように日本の国を守るという気概のない政府が誕生してしまった以上、自ら守ると言うことしかない。
農林水産大臣が多少何か言ったところで、何の影響力がないものというのは無意味だろう。

結局対処としては、和歌山県太地町が米国で訴訟を起こすしかないだろう。
アカデミー賞・長編ドキュメンタリー賞を貰ったいとうことで多少興行収入でも上回った所での提訴と言うのも有りだろうが、その辺の所は文殊の知恵である。
何せ、肖像権やら名誉毀損だとかいろいろと絡んでいる。
兎に角、一番悪いのは昔の日本のように、無視してそれでよいとする事だ。
それにしても、弱い国家、奴隷の平和や中国を宗主国とするような政府というものでは、国民は多いに苦労する。
そして戦後、軍事は軽装備でやってこられたのも、所詮前の大戦の遺産であって、これを食い潰した後だから、この日本というものの今後の構築に迫られている。
そんなことが分からないノー天気な民主党と、政権政党であることが目的だった自民党というのは、日本にとって害以外ではないというのが現実問題である。

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