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2010年3月 6日 (土)

学習院初等科の学級崩壊・ 成り上がり者の正体見たり

学習院初等科の学級崩壊・

成り上がり者の正体見たり

2010/03/05「敬宮(としのみや)愛子さまが、同学年の児童たちから『乱暴』を受けていることを理由に、今週学校を続けて欠席されたことを明らかにした。」(産経新聞)
夕刊フジ(ZAKZAK)によると学習院初等科の学級崩壊というのは‥‥

「宮 内庁と学習院の話をまとめると、愛子さまが在籍する2年生の別のクラスで、昨年7月から11月ごろまで学級崩壊が発生。数人の男子児童が、(1)カバンを 投げあう(2)授業中に教室で縄跳びの縄を振り回す(3)廊下をすごい勢いで走り回る-などの乱暴行為を繰り返していた。」
「同校では、ほかにも授業中に騒ぎだし、勝手に立ち歩いたり廊下で走り回る児童が昨年から目立ちはじめ、1年生では男子児童が、後ろの席に座る女子児童の顔を鉛筆で傷つける事件も発生していたという。」

昔の記憶では、「カバンを投げあう」などと言うのは放課後ではあったように記憶するが、授業中では有り得なかった。昔の先生というのは結構怖かったのである。
何と言っても、特攻隊帰りの先生もいたから「デカイ声」で怒鳴られるとどんな「悪ガキ」でもシュンとなって以後絶対に悪さをしなかったものだ。
それなら最近はどうかというと、小学校では地域によって差がある。
地方都市の大方中心部の小学校では、割合と児童が大人しく学級崩壊などというのは聞いたことがない。
しかし、不思議なことに小生の子供時代から現在に至るまで、あまり芳しい噂を聞かない地域もあるらしい。
ただそれは、公立小学校という分野であるし、小中学校は全市から昨年まで自由に選べた。そして、当然のことながら試験で入る旧国立の附属小学校などでは、過去から現在まで絶対に有り得ないことであった。

ところが、この学習院初等科で学級崩壊と聞くと笑ってしまうと言う気がする。
なぜなら前述の夕刊フジ(ZAKZAK)にはこうも書かれているからである。

「学 習院初等科は、慶應義塾幼稚舎や青山学院初等科と並ぶ“お受験御三家”の1つで、競争率は常に10倍超の狭き門です。入学後も、毎年の授業料以外に『一口 15万円最低5口、平均10口』ともいわれる寄付金が存在するなど、経済的に裕福でないと通学させることは困難。学習院は、他の2校と違って全員が大学ま で推薦で進学できるわけではないが、生徒はみな上流階級に近い教育を受け、躾もしっかりしていることが圧倒的人気の理由だったのですが」

学習院が上流家庭とは関係ないとはとうの昔から言われてきたことだが、今回のことを見てみれば、入学する子どもの両親というのは子どもの幼児教育さえ出来ていない人達がいたと言うことである。
学習院に限らずこの手の入試には、両親共々面接を受けて、両親を見て入学させるというのは決まり切ったことで、中にはその場限りの俄・上流階級の成金がいたと言うとである。
世の中不思議なもので、金があるから、又事業で成功したから「大人物・大人」と言う事は無くて、成功は時の運みたいなことがある。
明治期の元勲は下級武士からの成り上がりとはいうものの、今の水準では信じられないほどの学問と武士階級としての規律をたたき込まれてきた人達だから今で言う「成り上がり」とは違うだろう。
その後の「成り上がり」の人達のことを、昔の人は「旭大尽(あさひだいじん)」と言ったようだが、今では死語で本当の意味は分からない。
多分あの「旭将軍(源義仲・木曾義仲)」から来た言葉だと思うが定かではない。
それで実際そう言う成り上がりの人達というのを、実は昔経験したことがあった。
それはある大企業の社長の娘婿一族が住んでいるマンションの部屋に絡んだことで、とんでも無いことばかり起こる毎日だった。
挙げ句の果ては、大学の教員をしていた奥様の「洗濯物を取り込んで」という電話に管理人と共に入った部屋は、泥棒にでも入られたような乱雑な有様。
保育園に行っていた子どもは、正に「絵に描いたような嘘」をつき、という表裏のある子供。

管理人共々、ああいう子どもが将来偉くなって‥‥と感慨に耽ったものだ。
但しこういう、すばしっこい子供というのは、表裏を上手く使い分けるのが上手いから目立つ様な学級崩壊などは起こさないのが普通である。
逆に言えば、成績優秀で先生に上手く取り入り、同級生を影で苛めるという手合いである。

その点、学習院の学級崩壊など可愛いものだろうが、公私のけじめが付けられないというのは、元々やはり両親に問題がある。

「成り上がり」、「旭大尽(あさひだいじん)」が本当の名家になるというには、どんなに考えても4-5代の年月がかかるというのは事実である。
逆に言えば4-5代(少なくとも100年)の年月まで、その家庭環境を維持して行くと言う永続性が求められる。
初代と2代目というのは、同じ世代に属するから2代目名家から妻を迎えても、孫はまだまだその要素をやっと受け継ぐ程度。だから初代が無くなって2代目の影響力の少なくなった4代目以降にやっと名家らしくなると言うものなのである。
ところが、相続というのも3代で何もなくなるという税制である事から分かるように、3代目で粗方潰れる。
4代以上続くと言うのが本当に希有であるから、やはり「仕来りの出来た名家」というものは中々生まれないものなのである。

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