BELDEN スピーカーケーブル 8470と古いクライスラー CE-5acIII
BELDEN スピーカーケーブル 8470と古いクライスラー CE-5acIII
前回BELDENスピーカーケーブル 8470と最新のデジタルオーディオとの組み合わせで述べてみた。近年の簡易のオーディオというのは、ミニコンポかそれに附属して売られているような極小のスピーカーが多い。
別の言い方をすれば、従来型のスピーカーシステムや一時期流行ったブックシェルフ型というスピーカーは本格的な部類に入るようである。
本格的な部類とは、電気量販店に行くと一般のミニコンポ・音響関係とは別にアクリルのブースがあって、そこに高級そうなオーディオが並んでいるというもの。
実際、そんなところに足を踏み入れるというのは、ここのところかってなかったことでもある。
それで、部屋の片隅に物置台としておいてあった「無用の長物」のスピーカーを持ち出してみた。
それは、「クライスラー CE-5aIII」(W270×H445×D300mm)。(5acIII同型)
発売されたのは1973~4年で5aIIの後継機5aIIIが出たというので買った記憶がある。
だからざっと35年前のスリーウェイ。
Web検索すると発売当時26,900円(1台)とあるから、2台で50,000円前後したかも知れないが、多分40,000円台(48,000円程度?)だったかも知れない。
当時の48,000円がどんな価値だったかと言えば、国家公務員の初任給がそんなもの。
民間の初任給が60,000円を切る時代だった。
だから、当時のJBLスピーカーが1台50,000円程度していたのはとんでもない価格だった。
この価格で換算すれば150,000万にも200,000万にもなってしまうが、元々そんな価値があるわけではない。
1ドル360円の時代だから単に物が高かったに過ぎない。
それで、これには余ったモンスターケーブルを繋いでみた。
久々聞くこの古いスピーカーの音は、デジタルアンプからでもやはりアナログレコードの音がする。
柔らかい、ふくよかな音質は、ミニコンポのスピーカーとは次元が違うと言って過言がない。
それで、テストとしてBELDENスピーカーケーブル8470、端子はオーディオテクニカ ソルダーレスバナナプラグ AT6301を用いて繋いでみた。
オーディオテクニカ ソルダーレスバナナプラグ AT6301
結果、もやもやとして音がとれて、音の定位ははっきりした。
しかし、アナログの音ではなくなった感があるし、何やら微妙な音が小さく聞こえる。
不思議なことに、ミニコンポに附属する極小のスピーカーの音がする。
やはり、BELDENスピーカーケーブル8470で繋いで聞いていればそれなりだが、昔のスピーカーというのはどうもそう言う設定にはなっていない様だ。
これは、モンスターケーブルに戻すことになったが、再度聞いて見ると音の定位や明確さは薄れたものの「アナログ的」と言えばアナログ的でこれはこれでよいのではないかと感じた。
やはり古いスピーカーは最近のシステムとは中々相性が良くない部分があるようだ。
それにしても、バナナプラグというのは思ったよりしっかりしたものである。今度大量に買って(?)やり直すかと考えてみたりする。
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