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2010年8月30日 (月)

SONY Cyber-shot DSC-HX5VとRICOH GX200の新旧比較

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SONY Cyber-shot DSC-HX5VとRICOH GX200の新旧比較

コンパクトデジカメの進歩は激しく、今持っている現行商品の物はなんと二種類になってしまった。それは、この前買ったばかりのDSC-HX5Vと2年前(2008年9月)に買ったGX200(VF KIT)。
実際は、この二年間にGR DIGITAL IIやFinePix F100fd 、FinePix F200EXRも購入して便利に使っていたから、事実上のお蔵入りだったのがRICOH GX200VF KIT と言うわけである。

その最大の理由の一つは、背面液晶(2.7型 透過型アモルファスシリコンTFT液晶、約46万ドット)の見にくさである。DSC-HX5Vは「3.0型、230,400ドット(TFT)/クリアフォト液晶」とあって、荒いはずなのだがDSC-HX5Vの方が良く確認出来るのは、ここのところの液晶技術の進歩である。
もう一つは、暗いところに弱い致命的な欠陥で、この製品以降にCCDなりCMOSに画期的な製品が出て、リコーも今はそれを使っている。
この事から分かるように時代遅れなのである。
実際GX200は、事実上GXRに移行したようなもので新製品も出でいない。
GX200にGR DIGITAL IIIのCCD、GXR+P10 KITやCX3、CX4と同じレンズをつけたら妙な製品が出来上がるであろう。
今リコーが作り込んでいる裏面反射CMOS(SONY製)を使ったら、正にGXR+P10 KITの脱着出来ない製品になり、CX3、CX4と変わらなくなるという蛇足な製品になる。
だから、GX200というのはいずれ消えて行く運命の製品と言う事になろう。
それは、GR DIGITAL IIIという単焦点デジカメが、いずれレンズ性能だけでは生き残れない事になるはずである。
その事実は、今回 SONY Cyber-shot DSC-HX5VとRICOH GX200に付け加えて参考としてPentaxK10、SONY α700という一眼レフカメラとの画像比較をしてみても分かることなのである。
今回この二つのコンパクトデジカメは、DSC-HX5Vの夜景を撮ったところまで出かけていって撮影した。場所は群馬県庁周辺である。
夕方、西陽だったのでまずは逆光で県庁と群馬会館を夜景と同じように撮ってみた。
但し、妙な個性が出ないようにDSC-HX5Vは「おまかせオート撮影モード」。RICOH GX200は、シーンモードは使わずにオート撮影モード/プログラムシフトモード。
元々RICOH GX200は、マニュアル設定を中心にして使うものに対して、DSC-HX5Vは最近の傾向の通りオートが中心という基本的な違いは敢えて無視してみた。


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1   RICOH GX200  逆光

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2   RICOH GX200  逆光、+0.7

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3   RICOH GX200  逆光、+0.3

先ず、逆光のシーンでは、RICOH GX200ではマルチ(256分割)を使ったために、真っ暗に近くなる1。
高解像モニターだとそれほどでもないのだが、これは画質補正が必要なくらい。ここでスポット測光(TTL-CCD測光式、AEロック可能)に切り替えるか、プラス補正をしてやるとそれなりの「絵」になる。
しかし、+0.7だと、明るすぎ+0.3だと暗すぎるという中々難しいものなのである。
次に、反対側を向いての順光シーン。


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RICOH GX200 
これは、色乗りも良くて問題なし。
次は、位置を少し変えての逆光。
リコーの製品説明では「ゴーストを抑制。進化した24-72mmズームレンズ・新たなチューニングにより、逆光時に発生しやすいゴーストを抑制(GX100比)。光の状況や焦点距離に関わらず、優れた光学性能を発揮します。」
と書かれているが、写真の右下に大きなレンズフレア(ハレーション)が出でいる。
次は、日陰の写真もアンダー気味で補正を必要とする。

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RICOH GX200 
一方、日陰から明るいところを撮影するときなどは、高級一眼レフ並のなるほどという色合いと解像力をしめす。それにしても全てISOオートでISO64とはCCDの古さを感じるものである。

次に、SONY Cyber-shot DSC-HX5V
先ず驚くのは、画角の広さ。
35mm版相当で25-250mmの広角側は、かなり広角が使えることが良く分かる。

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SONY Cyber-shot DSC-HX5V
それでいて、逆光には「おまかせオート撮影モード」で「Dレンジオプティマイザー」がかなり効いて補正する。近年SONYのDレンジオプティマイザーが強力になってきたという良い例だろう。
一方順光では、多少味付けが薄い気がするから-0.3補正位しておくと少し色乗りは良くなる。しかし、マイナス補正をしすぎると全体に濁って来るので結構難しい。
但し、-0.3補正も印刷してしまえばほとんど区別がつかない。


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SONY Cyber-shot DSC-HX5V

又、RICOH GX200と同じシーンでハレーションは出なかった。日陰は、相変わらず明るく明るいところを撮ると多少薄味という感じがある。


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SONY Cyber-shot DSC-HX5V

このSONY Cyber-shot DSC-HX5Vで撮影したものをいろいろ印刷して見ると、L版、2L版あたりだと、印刷では紙に印刷するために多少明るすぎる方が良い結果をもたらすことが多い。

参考は、PentaxK10から
Dレンジオプティマイザーなどついているはずもないので、思いっ切り+0.7補正。

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 PentaxK10D
中央の木の葉のところに点状の緑のハレーションが出でいるものの、別物の解像度、色彩。デジ一眼レフというのは、条件が悪くなればなるほど威力を発揮する。
日陰写真の階調。その他順光写真も納得。


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 PentaxK10D

SONY α700は、
Dレンジオプティマイザーも効くものなのだが、今回広角レンズを持ってこなかったので参考写真に使わなかった。
それでも、PentaxK10Dと同等以上の描写力は、コンパクトカメラをやはり凌駕する。
SONY α700とPentaxK10Dと比べてみれば、α700の方が地味でネガフィルム的な印象を与える。
その地味で色づけしない絵作りと言うのがやはりCyber-shot DSC-HX5Vには受け継がれているかも知れない。


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SONY α700

結果RICOH GX200について分かったのは、旅行に行って簡単にスナップを撮るというのは不向きであることであろう。なぜなら、一瞬のシャッターチャンスに写真が撮れないことがあると言うことである。
じっくり構えて写真を撮るなら良いとしても、そうであればデジ一眼でよいわけで当然敵うものではない。
デジ一眼を持って行けないからRICOH GX200を使うと言うのなら、野外の順光でと言う事になる。それでいて、何か「柔」な感じがあるのはGR DIGITAL IIを受け継いでいるからかもなのかも知れない。

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