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2010年9月20日 (月)

菅内閣・戦前の軍人に見る子供じみた先見性のなさ

菅内閣・戦前の軍人に見る子供じみた先見性のなさ

2010/09/18の新聞には第二次菅内閣の閣僚の顔ぶれが掲載されていた。
18日の社説では、産経新聞だけが「懸念は国家公安委員長を務める岡崎トミ子参院議員の問題だ。」として、元社会党出身で反日運動デモの中心人物である菅派の岡崎トミ子国家公安委員長の問題点を取りあげている。
ネット上では調べれば事実として、日本の政治家と言うより韓国の活動家という印象の記事写真が数多くある。
その記事によれば2003年の「元慰安婦女性らの『水曜デモ』に参加した日本の岡崎トミ子議員」である。
この事件によって、「岡崎氏は当時、『反日デモではなく、日本政府に謝罪と補償を求めるデモだ』と釈明したが、現場では日の丸に『×印』をつけた看板も並べられていた。このときは、民主党の役職停止処分となっている。」(産経新聞)
岡崎トミ子大臣の公式Webサイトでは2003年(平成15年)の活動記録だけ記されていない。
こういうどう考えても大臣には相応しくなさそうな人物を、菅首相は閣僚にすると言うのはどう考えても解せない。しかも「役職停止処分」というその活動歴は重々承知の筈であるから「なぜ」と思うのは当たり前なのではないだろうか。
穿った見方をすれば、菅首相や仙谷官房長官はこういう人事をしても国民には気づかれないだろうと考えたのではないかと思うものである。
なぜなら間違いなくあの年代というのは「ネット世代」ではなく「紙の世代」であると思われることである。
別の言い方をすれば「新聞が言い立てなければ」誰も気づかないと思うものだ。
事実、朝日新聞を始め読売新聞まで「岡崎トミ子」の「お」の字も出で来ないからそれて良い思っているのだろう。
しかし、国会開催になれば例の千葉元法相の時のように一悶着があるのは間違いない。
そう言う間違いなく一悶着ありそうな人物を閣僚にすると言う感覚はどういうものなのだろうかと考えると、どうも民主党というのは「先見性」に欠けるのが原因であると思われる。
「フェイルセーフ(フェールセーフ・Fail Safe)」と言う言葉がある。
これは元々機械設計や航空機、鉄道などの運用に用いられる言葉だが、「いけいけドンドン」と言う時代ではない現在の低成長時代。
企業運営という場合、ある部分この「フェイルセーフ」で成り立っている。
これが政治に用いられているかと言えば、官僚政治では「フェイルセーフ」では出世出来ないので行われていない筈である。だから政治主導??
実際の政治は「フェイルセーフ」がなければ危ない部分が多い。
そうでなければ、卓越した先見性を持って危ない「芽」を潰して行くと言うのが政治の本質であろう。
ところが、今の民主党政治というのはどう考えても先に述べた先見性というものは微塵も感じられない。先見性と言っても1~2ヶ月先ぐらいの予測ぐらいが一番重要である。
その先見性のなさが口蹄疫問題で失敗し、(内閣改造しておけば良かったものの)参議院選挙で落選した千葉元法相が民間人の資格で、前例を見ない法務大臣の約2か月の続投。(国会議員の歳費との差額が全額支払い)
8月10日に出した菅談話問題も、結局中国、北朝鮮、韓国から批判され、9月に防衛白書を予定通り出したところで元の木阿弥で何の意味をなさなかった。
この様に見てみると、菅政権というのは出たとこ勝負1週間どころか3日の先も見えていない。
今約70年前に始まった日米戦争と、それまでに関する本を数冊並行して読んでいると、時の指導者が先見性があるのかという有無につきる部分がある。

自らの思想に都合が悪いからと、実際の情報をねじ曲げたり無視したりするというのは、戦争という局面では惨敗という結果が待ち受けている。
日米戦争の発端の真珠湾攻撃も今となっては、なぜ「真珠湾攻撃」をしなければならなかったのか大いなる疑問である。
ドイツのヒットラーが米国との戦争を避けて、驚くべきほど慎重に事を運んだのに対して当時の日本は正に「子どもの暴発」の様な部分が多い。
「祖父たちの零戦」に真珠湾攻撃の話が出てくる。(「だまし討ち」の汚名)
ここで注目するのは「卑怯なだまし討ち」ではなかったと言う部分である。
それは「第一次の雷撃隊からも損害が出るほどの早さで反撃」(第一次攻撃隊、加賀(空母)雷撃隊5番機以降7機の内5機が撃墜される) という部分である。
「炸裂弾を弾薬庫から出して信管を取り付け、発射するまでには、ある程度の時間を要する。」と書かれている。
1999年5月25日、ハズバンド・キンメル(米太平洋艦隊司令長官兼合衆国艦隊司令長官)とウォルター・ショート(ハワイ方面陸軍司令長官)の名誉回復決議が上院で採択され、2000年10月11日、下院でも名誉回復決議採択された。」(ウィキペディア)

「だまし討ち」の汚名は間違いないものとはいうものの、それにうかうかと乗せられた子供じみた当時の軍首脳部というのも何やら今民主党政権に似ていないでもない。

ついでに言えば、産経社説に出でいた海江田万里氏経済財政担当相
野末陳平氏の秘書を止めて政界に色気を出していたころにある著作があった。それによると「金投資」の勧めだった。
「金は毎年値上がりする」とかで、毎年金貨を買っていると言う話。
しかし、この本か出て直ぐに金が値下がりしあっと言う間に半分になった。
実害はなかったが、それ以来海江田万里氏の経済本は信用しないことにしている。
そして、大げさなことを言う割には余り当たらない経済予測や節税は、経済評論家・長谷川慶太郎氏並かも知れない。
確か牧野昇氏は、「ふぐ料理」の店に行く時に、暖簾に向かって「長谷川慶太郎」を3回唱えると言っていたような、いないような笑い話があった。

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