« ロワジャパン製NP-FG1 モバイルチャージャーを使ってみる | トップページ | 菅内閣・戦前の軍人に見る子供じみた先見性のなさ »

2010年9月17日 (金)

手島右卿賞の大書家先生も公募展なら見事落選

手島右卿賞の大書家先生も公募展なら見事落選

2010/09/17のスポーツ報知を見たら「『龍馬伝』書家3Dで『志』」という記事があった。
東京六本木の某所で展覧会をやるそうで、その広告なのだが我々公募展中心の書家に取っては望むべくもないところなのである。
さすが商業作家はスポンサーが付いているからと言うものの、「書家」という範疇に入れるからややっこしいと前回に書いておいた。
それで今度もやってしまいましたねえ。

「心」という文字は4画とは知らなかったと言うより、書道字典を隅から隅まで見てしまいましたねぇ。
それでこの文字に近い「心」は何にあるかというと「禮器碑」に無理して当てはめればという感じもあるものの4画ではない。
形から言えば「喜平石経」に近いというものの隷書だからそもそも成り立ちが違う。
従って、真ん中の「く」の字の二画はどう考えてもあり得ないと言うことになる。
そして、さらに妙なのは「点」が4つ斜め横に並んでいることである。
心の文字の成り立ちと「志」の文字を構成することから、第一の点の入り方がおかしい。多分書き順としては、4つの点を書き、最後にくの字の跳ねを書いた。
点を繋げたのは細い筆で付け足した。そんなものだろう。

こういう人達の特長は、公募展に出品する以前の問題で文字の造形にたいして無知なところなのである。
以前も書いたことだが、読売新聞に掲載されていた女流書家が「文字が上手く気持ちを表せない」として、楷書で書いた文字を全く別の読み方で説明していたことがある。
こういうのは公募展にでも出している、書を少しでも知っていたら「なぜ」と思うことだろう。それは公募展では、それなりに工夫して文字の意味を表現するという手法はありふれたことであるからである。
それでもダメというのなら「前衛書」という分野があるがこれは「可読性」がない。
そこまで来ると、「楷書」しか頭にない人物にはどう書いて良いのか普通は分からないものである。
それにしても紫舟氏はあのTS氏の文字を真似ているようだか、TS氏は最近あまり間違い字は書いていない。‥‥というより紫舟氏が手島右卿賞をもらってからあまり見なくなったのでよく分からない。
いずれにせよ、一字書でこんな文字を公募展に出したら間違いなく落選というものである。理由‥あまり多くありすぎてというより、評論すべくもないのではないか。

全くこういう気持ちの悪い文字を見ると気分が悪いものである。
どうせ展覧会をやるなら7-8月に六本木でやったらよい。
毎日、読売展の先生方がきっと面白く評価してくれるに違いない。

|

« ロワジャパン製NP-FG1 モバイルチャージャーを使ってみる | トップページ | 菅内閣・戦前の軍人に見る子供じみた先見性のなさ »

日本の経済・金融議論」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 手島右卿賞の大書家先生も公募展なら見事落選:

« ロワジャパン製NP-FG1 モバイルチャージャーを使ってみる | トップページ | 菅内閣・戦前の軍人に見る子供じみた先見性のなさ »