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2011年1月24日 (月)

「ビスマルク号を撃沈せよ」DVD版を見る・紅一点ダナ・ウィンター

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映画「ビスマルク号を撃沈せよ」DVD版を見た。 1960年制作のモノクロ映画だが実は3回目である。その内の二回は昔のTVであって、今16-9サイズで見ると又違った印象になる。
この映画というのはついつい引き込まれるのだが、モノクロだから実写フイルムを各所に入れて本物の様に見せている。

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Web検索してみると実際の戦艦ビスマルク (Bismarck)の戦闘と映画とは細かい部分で違うところがあるようだ。しかし、人物描写では異論があるようなものの、大筋ではそんなようなものなのではないかと思う。
時は、1941年5月で日本の真珠湾攻撃の半年以上前の話である。当時の日本海軍はマハンの思想に影響されたのか艦隊決戦論であった。

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通商破壊戦は貨物船改造の仮装巡洋艦2隻を持って、インド洋で展開されたものの例外中の例外というものである。
この当時のヨーロッパ戦線というのは、海軍力に関して英国が圧倒的に強くドイツは組織的な機動部隊を作ることもなかった。そして、マハンの思想の影響もなかったから通商破壊戦である。
よって、この戦艦ビスマルクの艦隊海戦自体珍しいものであったはずで、大艦巨砲主義の最後の決戦というものかも知れない。

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そして、1941年の時点に於いて海軍力、海軍航空力というものは当時の日本軍が最強だったと思わせるものがある。
映画の内容や戦艦ビスマルクに関してはウィキペディアを参照してほしい。又、当時英国で最強の軍艦の一つとして上げられ、この戦艦ビスマルク追跡戦にも参加した戦艦プリンス・オブ・ウェールズ。
1941年12月10日マレー沖海戦において、日本海軍の航空部隊(一式陸攻、九六式陸攻)に撃沈され、大艦巨砲主義が終焉した。

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この映画は、見始めるとなぜか目が離せないうちに見入ってしまうのであるが、昔の映画の特徴で相手側をわざと悪そうに描くという欠点は残っている。
今ではそう言う視点で描かないから多少違和感があるが、それは時代というものだろう。

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この映画に登場する紅一点の女優さんというのは、ダナ・ウィンター(Dana Wynter)という非常に綺麗な女優さんで、英国海軍婦人部隊士官(大尉)アン・ディヴィス役をキリリと演じている。
久々、二次大戦を背景にした映画を見たが、英国海軍の階級章というのは変わっている。それは正規の現役兵科将校は変わらないものの、婦人部隊などの実戦部隊でない階級章は銀線に◇リボン。予備役や元商船からの将校は波線と言う具合である。

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日本海軍では、予備役将校に軍艦の艦長などはさせなかった。
日本との戦争前夜を描いた米国小説「戦争の嵐」(全3巻)を読むと、予備役でも開戦時に現役任務に就いていると「現役」と同じ扱いになるという。

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小型艦艇(魚雷艇)では、予備役の将校が艇長、艦長だからいろいろと国の違いがあるというものである。


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