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2011年1月29日 (土)

エルヴィス・プレスリー映画・「闇に響く声」清楚なドロレス・ハート他

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「闇に響く声」という映画はエルヴィス・プレスリー全盛ときに作られた映画である。そして、プレスリー映画不評の中で評価が高いものとして知られている。
プレスリー映画というと、ストリーと関係ない場面で歌が出てきてしまうので映画にならないのだが、本作は元々歌手の映画なのでそういう違和感がない。

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それで原題にもなっている「キング・クレオール(King Creole)」と言うナイトクラブでプレスリーが歌う。そのために不自然さが見られないというのが最大評価の一つでもある。
DVDを見ると、リマスターされたようで非常に画質が良く‥‥と言ってもモノクロだが、5.1chにもなっている。
映画の内容は、Web版のストーリーを見て貰えばそんなところ。
そして、映画の中でやはり「一輪の花」として光るのがダニー・フィシャー(エルヴィス・プレスリー)の恋人役ネリーで演じるドロレス・ハートである。

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元々プレスリー映画の相手役として映画に登場しているから綺麗なのは当たり前だが、この20歳前後のドロレス・ハートは格別に美しく、清楚、真面目を絵に描いたようである。
しかも結婚願望が強くて、直ぐにでも教会に連れて行こうとするあたり、何かにのめり込むの直情性は「地」だろう。
但し、女性としての助演はロニー役のキャロリン・ジョーンズである。
その他、この映画ではダニーが万引きをする雑貨屋にいる客やナイトクラブの客、ちょい役のダンサー等みんな美人揃いである。


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昔の映画というのは、結構現実離れして面白いものである。
それとチンピラのシャーク役にヴィック・モローが出ていることである。
ヴィック・モローと言えばTV映画「コンバット」が有名で、不死身だったのだが確か映画撮影中の事故で亡くなった。
調べてみたら「1982年『トワイライトゾーン/超次元の体験』」だったが、TVでその事故シーンが放映されたのを見たことがある。(『ザ・ショックス 〜世界の目撃者〜』(日本テレビ製作)など)

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この映画の背景では、エルヴィス扮するダニーの家は父親が大成功して裕福な生活を送っていたが、事業に失敗して破産したと言う設定である。
だからダニーは「お坊ちゃま」の筈なのだが、どう見てもその様には見えない。映画の役柄としては、チンピラ一歩手前の落第生である。
それはエルヴィスが本物の俳優でもないし、俳優をやるための「役作り」をしているわけでもない上に実年齢22-3歳では無理というものだろう。

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こういう無理な配役というのには、近年歌手・福山雅治が「龍馬伝」で坂本龍馬役をやっと言うことにつきる。最近少なくなったが1月の雑誌の広告には福山・龍馬がしかめっ面をして睨(にら)んでいる写真があった。
別に、福山雅治が嫌いというわけではなくて、そんな龍馬はいないだろう思われるのである。そして、あんな顔をした坂本龍馬だったら誰も信用し無かったに違いないと思われてならないのである。
実際、坂本龍馬を演じられる役者はそう多くないかもしれないが、福山雅治くらいの年齢で役作りが出来る役者なら可能だったろうと思う。
役者で良く言われることは、30歳代半ば以降になると良い役が回ってくるという。
その理由というのは、20歳代では生まれ育ちという「生まれながら」の背景が抜けないからなのではないかと思う。
1960年代の加山雄三の「若大将シリーズ」。
これは元々加山雄三の生い立ちを物語に織り込んだ映画だったが、この「若大将」には加山雄三以外誰がやっても上手く行かなかった。

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そして青大将を演じた田中邦衛は、映画を見ているときはお金持ちのボンボンには見えなかった。
しかし、その後の人生経験から戦後急成長した成り上がりの会社の息子というのには、あんな風な人物も珍しくなかったから田中邦衛の演技力の凄さというものを後で知った。
この若大将シリーズで面白いのが「澄子」役の星由里子。
映画では抜群の存在感を示すのだが役所(やくどころ)は、社会人で「スーパーの店員や宝飾店、化粧品店の店員など」。年齢的(18歳~)には不足はない筈なのに、若大将を取り巻く女子大生役にはなったことがない。
実生活では、その女子大生役(エレキの若大将1965年)の女優(松本めぐみ)さんが加山雄三の夫人。
この星由里子は「1958年宝塚シンデレラに優勝」で女優になった人なのだが、生まれは東京の典型的な下町育ち。従兄弟がこの星由里子の小学校の同期でその生家をよく知っていた。端的に言えば八百屋の娘で、下町育ち、お嬢様の女子大生には向かなかったというわけだ。
そして、この頃は女性が大学や女子大に進学するというのは、極めて希で通常は高卒で必ず裁縫学校へ行った。
裁縫学校へ通うのは、今の既製服がなかったからである。
だから洋服を着るには自分で作るか、そうでなければ高いお金を出してオーダーするしかなかったと言う理由である。
昔の「主婦の友」とかを見れば婦人服の型紙や作り方があった。街の婦人服店は既製服を売っているのではなく、布地やボタンなどが売っていたのである。
少なくとも1960年代半ばまでの女性の写真が洋服ではなく、和服だったというのはそう言う理由によるものであった。
だから、洋服の女性はそれなりのお金持ちか、婦人服を自分で作れる器用な女性と言うことである。
加山雄三の「若大将シリーズ」‥‥‥の後に、いろいろな俳優が演じようとしたが上手く行かずシリーズはなくなった。それに続く「シリーズ」として、三浦友和と吉沢京子のコンビで売り出そうとしたが上手く行かなかった。
だから三浦友和は夫人の山口百恵との共演で有名だが、元々は年齢的にも近い吉沢京子の筈だったのである。
三浦友和は今では、何でも出来る俳優として多くの賞を取るほど評価が高いが、二十代では自分の分を超えて(自分にないもの)の演技は出来ないと言うのは自然だったろう。

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