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2012年10月 8日 (月)

KRIPTON・HQM デジタルオーディオシステム KS-1HQMとは何か

KRIPTON・HQM デジタルオーディオシステム KS-1HQMとは何か

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●PCオーディオというのは、オマケにもらった安物のスピーカーから入り込んでしまった。それに我慢できず、数年前にパソコンのPCIスロットに差し込むサウンドカード(ONKYO SE-200PCI LTD)を買ってしまったのが運の尽きだった。
それは、最終的にアンプ、スピーカー、サブウーバー、SPケーブルの選定など試行錯誤で構築する有様のところで止めた。
その後の2nd、3rdマシンは、LogicoolのTV用のスピーカーにしたり、グレードアップに伴って使わなくなったシステムを組み合わせて繋げたりと言うことになった。

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こんなふうに何年か前から取り組んでいるパソコン用のオーディオというのも、際限がない。
ちなみに、サウンドカード(ONKYO SE-200PCI LTD)から始まった小生のPCシステムはボーカル、クラシック用に構築した。

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●今年の夏につい手が滑って、JBL CAS-33を買ってしまった。
このJBL CAS-33も、クラシックやボーカルなど聞かないとか、その他何も比べなければこれで充分である。
現状、クラシック音楽を聴くにはミニコンポ(Kenwood・Kseries・R-K711・LS-K711)でも難しく(クライスラー CE-5acIIIなどが使えれば別)、エージングに散々苦労した(ボーカル専門系の)ウッドコーンスピーカー・ビクターEX-BR3セットでもクラシックは聞くに堪えない。

*****PCの外に、ミニコンポ(Kenwood・Kseries・R-K711・LS-K711)、ウッドコーンスピーカー・ビクターEX-BR3セットなどと比較している。*****

そんなわけで、JBL CAS-33の高音域がサウンドカードで改善できるのかと思えばアンプの性能が追いつかず無理。

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要するにPCオーディオというのは、ある程度製品システムの値段に正比例する気がする。

そこでサウンドカードを買ってPCオーディオを組もうと思うのならば、いっそのこと「HQM デジタルオーディオシステム KS-1HQM」あたりを買ってしまうのが世話がない。

なぜならPC用のサウンドカードから始めると最終的に限りなく100,000円の域に達する。

だから単にそういうことを考えなければ、PCオーディオのアクティブスピーカーとなるとKS-1HQMシリーズはかなり高い方である。
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実物を見たところ「付属のスピーカーベースインシュレータ」という箱のうえに置かれたのスピーカーは、見た目秋葉原で売っている980円ものに見えてしまう代物。


だから、価格を見てスピーカーだけで4,980円だと思ったくらい。

だから中国製なんちゃってダイソン扇風機のリモコンのような「専用リモコン」も何に使うのかと思ったくらい。

それにしては4,980円で、音が本格的かな・・・・・・と
実はよく見たら一桁違いの49,800円だった。
PCオーディオで苦労したことがなければ、そんな値段では買えないなぁ・・・・
と言う値段。
そのプラスチッキーのスピーカーの実物は結構重くて、見た目よりずっしりくるもので、実は背面に押し出し加工のアルミ板が使われている。

そして、オーディオ・ボードがオマケの「置き台」でないところがミソ

重さ800gもあって、鉄の砂が充填されているという。
又、φ20×t5 ハイカーボンスチールのインシュレーターをオーディオの基本三点支持で支える。

これだけでこのKS-1HQMがただ者ではないと言う「音へのこだわり」が分かるのだが、言われてみてそうかと思うようなもの。

実際に聞いて見て感じることは、JBL CAS-33より低音はしまった感じて、高音部は多少音量を上げてもメリハリ感があった。(静かなところで聞き比べないと本当は分からないが。)

CAS-33は、高音部がサウンドカードを通しても上手く表現出来ないという部分がある。
これは中々改善されず、その欠点をKS-1HQMだと丁度補う感じがする。

要するに、JBL CAS-33を音の出口にして、DACを増設したりその他諸々とお金をかけるよりKS-1HQMを買ってしまった方が安いのではないかと思われる。

それでKS-1HQMをその他詳しく調べてみると、

ハイレゾ音源対応(24bit/96kHz)のフルデジタルアンプ機構(ハイパワー出力50W(25W+25W))、スピーカーユニットがTymphany製だったり、USB-DAC内蔵だったりする。

又、電源ケーブルが無酸素銅を利用した「クリプトンブランドのハイグレードOFC電源ケーブルPC-5」と言うものが付いている。

この電源ケーブルも音に凝り出すと太いものになったりするのは随分前からで、クリプトンの音のこだわりというものをやはり感じさせる。

いずれにせよ、DACからインシュレーターその他全て入ったオールインワンのシステムだけに、一つ一つ買って相性や試行錯誤をしなくても済むと言うところが便利である。

PCオーディオシステムも金額として30,000円位までは、それなりの「音」がするのだがそれを超えるとかなり難しく、勢い100,000円の域に達する。
そして、その金額を出しても気に入った音が出るかどうかと言うのは別問題だから厄介なものである。

近年、サウンドに凝ったパソコンがで出いる。しかし、その音を聞くには高価なヘッドホンかイヤホンを買わないと全く意味がない。
それでゆっくり聞きたいから、アクティブスピーカーとなるとなかなか選択が難しい。

 デジタルオーディオシステム KS-1HQMだと、一見高そうでないから隠れて買っても見つからないという利点は大いにある。


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主な仕様(クリプトンwebサイトより転載)

                                                           
品名HQMデジタルオーディオシステム
型名KS-1HQM / KS-1HQM(W)
スピーカーユニット6.35cmフルレンジ型(Tymphany社製)
スピーカー寸法85mm(W)、105mm(D)、170mm(H) (×2台)
パワーアンプデジタル方式50W(25W+25W)
入力USB2.0(24bit/96kHz)、アナログ(ステレオミニジャック)、光デジタル(24bit/96kHz)
電源ケーブル無酸素銅線ケーブル2m
オーディオボード寸法/重量100mm(W)、120mm(D)、50mm(H) /800g (×2台)
インシュレーターφ20×t5 ハイカーボンスチール (×6個)
消費電力57W
重量3.6Kg(内オーディオボード1.6Kg)

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