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2013年3月26日 (火)

HP ENVY h8-1560jp東京生産フルカスタマイズモデル実機レビュー

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HP ENVY h8-1560jpというのは、今月に実機レビューした<水冷ゲーミングPC>HP ENVY Phoenix h9-1490jpというハイエンドモデルの「空冷CPUクーラー」版である。
この空冷といっても、いわゆる高性能空冷クーラーではなくBOX版(ここではリテールクーラーと言い換える)に入っている様なもの。

 

従って、今回のレビューはこのリテールクーラーと水冷クーラーとの差ということになる。

 

しかし、実際には「フルカスタマイズ」によって、h9-1490jpはSSDプラスHDDになっていたのにh8-1560jpではHDDのみになっている。

その他のPCケースなどは同じで、実機ではOPのワイヤレスキーボード、マウスセットがついていた。

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以下に実機のカスタマイズモデルの構成を書いてみる。

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★HP ENVY h8-1560jp ベースユニット
■OS : Windows® 8pro 64ビット
■CPU : インテル® Core™ i7-3770プロセッサー
■マザー:MicroATX・インテル® Z75 Express チップセット(PEGATRON・2AD5)
■グラフィックス : NVIDIA® GeForce® GTX660(HP original)
■メモリ: 16GB PC3-12800(実機はMicron製)
■HDD : 1TB  (SATA, 3Gb/s, 7200rpm) (実機はSeagate ST1000DM)
■光学ドライブ: ブルーレイディスクドライブ(HP-BH40N)
■無線LAN:IEEE 802.11a/b/g/n + Bluetooth 4.0(OP)
■有線LAN:10/100/1000 Mbps オンボードネットワークコネクション
■カードリーダー : 15in1メディアスロット
■サウンド機能:IDT 92HD73E (HighDefinition Audio 準拠、チップセット内蔵)
■電源: 600W電源 【ATX電源、Active PFC搭載】
■ワイヤレス・USB日本語(109A)キーボード & USB光学スクロールマウス
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これでパソコンの内部を見てみると実にすっきりしている。それだけ水冷というのは複雑になったりする。
この1560jpに使われている「リテールクーラー」は、メーカーではBOX版という付属クーラーと同梱されたCPUを買うわけ出ないのでクーラーは社外品である。
ここでは、クーラーマスター製のHPモデルというIntelのBOX版に付属するクーラーより、多少ヒートシンクが縦方向に大きめのものが使われている。

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しかし、OCCTによる実測では性能的にIntelリテールクーラーとほとんど変わらない。

このh8-1560jpは、見た目ではHP ENVY Phoenix h9-1490jpとほとんど変わらない。
違うと言えば、赤いCPUクーラーファンのLEDの光ぐらいである。

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それで起動にどのくらいかかるのかというと、22.4秒(スタートのタイル画面が出て来るまで)であった。

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これは、SSDを使う「HP ENVY Phoenix h9-1490jp」より約3秒ほど遅い。

しかし、感じでは気にならないレベルである。
それでいつものMicrosoft Assessment ConsoleでBoot performance、Startup and Shutdown Experienceを見てみると14.79秒3.47秒余計にかかっている。
この差というものがそのまま起動時間に反映されるというわけである。(多少の誤差はある。)
それはそのままshutdown継続期間に反映され8.114秒かかっている。
(Phoenix h9-1490jpは、5.381秒)
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それで問題は、このリテールクーラーとPhoenix h9-1490jpの水冷クーラーとの差をOCCTで1時間回してみて、その温度特性を計測した。

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結果は、一般的なリテールクーラーと全く同じでデーター的には95℃程度まで達しているが大方最大84℃である。
これはPhoenix h9-1490jpの水冷クーラーでは62~69℃であることから15℃くらい冷やすのに効果がある。
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それでは是非とも「水冷クーラー」が必要なのかというと、ゲームのBenchmarkを見ても分かるようにゲームではグラフィックスカードが中心になる。
従って、Benchmarkではグラフィックス : NVIDIA® GeForce® GTX660の温度が72℃まで上がっている。

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しかし、フルハイビジョンの動画編集をするときにはソフトウェアエンコードが普通なのでCPU をフル回転させる。
特にAdobePremierEelementsのレンダリングや書き出しであるとフル回転になる。

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ここでHP製のNVIDIA® GeForce® GTX660について考えてみると電源供給は、普通が6ピンx2なのに一つという省エネ設計でGXT650並になっている。近年NVIDIA® GeForce® GTX650で電源供給不要というものも出て来ている。
それでHeavenBenchmark4.0の時に、PC、モニター、スピーカーの使用で最大瞬間で180W程度だった。

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前回のレビューの小生(Syuun)のELSA GLADIAC GTX 560 Ti miniになると、GTX 560 Tiなので大食らいで6ピンx2でBenchmark時にも80℃に達する。従って、ヒートシンクも結構しっかりしたものになっている。
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その他、グラフィックス : NVIDIA® GeForce® GTX660の性能というのは、 HeavenBenchmark4.0、ファイナルファンタジーXIV・新生エオルゼア ベンチマークでも測定誤差程度のものでほとんど同じ。

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又、このレビュー機には、ワイヤレスキーボード、マウスセットがついていた。
今の時代では、「ワイヤレス」というのが普通に使われていて小生も「ロジクールのワイヤレスキーボードとマウス」を使っている。
しかし、この付属のものはあまり使い勝手が良くないもので、こういうものは無理しても良いものを別途購入した方が最良と思われる。

・・・・とは言うものの、BIOSに入るときに「ワイヤレス」が使えないことが多く、有線USBキーボードやマウスも手放せないものにもなっている。
それどころか現在買い増ししている状況でもある。
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その他、OCCTでメモリー消費量を見ると、Phoenix h9-1490jpでは4GBを使い切る様なものであったが、今回は多少オーバーしている。
しかし、メモリーは8GBで良いということが分かる。

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結局結論としては、
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長時間のフルハイビジョン動画編集をしなければ、敢えて「水冷CPUクーラー」を選ぶ必要もないところである。
そして、フルカスタマイズなので起動ドライブにSSDを選択すると起動が多少速くなりWindows8のさくさく感が増す。
但し、Windows7の頃の様に劇的に速くなると言うことはない。

従って、次回の自作パソコンにはSSDを使うかHDDで誤魔化すかと考えているくらいなものである。

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