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2014年4月27日 (日)

オーバークロック(OC)で楽しむHP ENVY Phoenix 810-190jp/CT実機レビュー

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HP ENVY Phoenix 810-190jp/CT実機レビュー
オーバークロック実機レビューの概要
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HP ENVY Phoenix 810-190jp/CTというのは、「インテル® Core™ i7 -4960X-EE(Extreme Edition) プロセッサー」という特殊なCPUを用いたパソコンである。
このCPUは「Ivy Bridge-E」というタイプで、Haswellの放熱に関する殻問題とは無縁であることからかなりハードに使えるというCPUである。
その一方で高性能のために価格も高い上に、水冷システムなどの本格的なCPUクーラーが必須となる。
この高性能のCPUは、CPUコア数6-スレッド数12ということから動画編集などを高度にこなすと予想される。
今回は、この「インテル® Core™ i7 -4960X-Extreme Edition プロセッサー」をオーバークロックしてどのくらいの性能が引き出せるのかを検証する。

尚、オーバークロックはメーカーの保証対象外であり、破損しても自己責任である。
今回は、販売店の承諾を得てPCに設定されているBIOSの許される範囲でオーバークロックをしてみる。
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HP ENVY Phoenix 810-190jp/CTによる実機の構成概略
(使われている部品品番などは、生産時に変更のこともある。)
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●OS--Windows 8.1 pro 64ビット
■CPU--インテル® Core™ i7-4960X プロセッサー エクストリームエディション
(3.60GHz-4.00GHz, インテル®スマート・キャッシュ15MB,6コア/12スレッド) /
インテル®ターボ・ブースト・テクノロジー2 (Hyper Threading Technology)Ivy Bridge-E
■マザーボード-:MicroATX・インテル® X79 Express チップセット
●CPUクーラー水冷式クーリングシステム(レッドイルミネーション付)
●メモリ-16GB(8GB×2)(PC3-12800 DDR3 SDRAM)(実機はMicron製)
■HDD- 128GB SSD((実機Micron製・MTFDDAK128M) )
●1TB(7200rpm)(実機Seagate ST1000DM003)×2
●ドライブ1--DVDスーパーマルチドライブ
●ドライブ2--ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応、DVDスーパーマルチドライブ機能搭載)(実機は、BH40N)
●グラフィックカード-NVIDIA® GeForce® GTX770 (2GB)
●カードリーダー : 15in1メディアスロット
●有線LAN:10/100/1000 Mbps オンボードネットワークコネクション
●無線LAN:IEEE 802.11a/b/g/n/ac (Draft) + Bluetooth 4.0
■電源・600W電源 【ATX電源、Active PFC搭載】
●マカフィー® リブセーフ (30日版)
●HP Beats Audio、HP Support assistant、リカバリマネージャ (リカバリメディア作成)、CyberLink (DVDムービー再生ソフト)、その他
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■ワイヤレス日本語(109A)キーボード & ワイヤレス光学スクロールマウス
●縦置き : 約175×430×415mm / 約10.7kg
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その他の詳しい情報はこちらりPDF(HP Webサイト)を参照。

http://h50146.www5.hp.com/lib/products/desktops/personal/spec_pdf/envy_phoenix_810-190jp_dp.pdf icon

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Winscore001


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★HP ENVY Phoenix 810-190jp/CTの外観、付属品などは以前のエントリー「HP ENVY Phoenix 810-180jp実機レビュー記事」などと同等であるのでそちらも参照のこと。


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HP ENVY Phoenix 810-190jp/CTのオーバークロックについて
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★今回のレビューは、標記の通りオーバークロックである。
HPなどを含めメーカー製のパソコンのCPUについては、Haswell系などは最後に「-K」の印の付いているCPUを標準で搭載している例はかなり少ない。
又、たとえENVY Phoenix 810-180jpのCPU「インテル® Core™ i7 -4770」に「-K」の印がついて4770Kになったとしてもマザーボードの仕様により出来ないことがある。
だから、ENVY Phoenix 810-180jpに使われている「インテル® Z87 Express チップセット」などの様にオーバークロック出来るマザーボードが必要である。


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メーカー製パソコンで注意する点はたとえ保証外であろうと、そのメーカーのBIOSの範囲内でしかOCしてはいけないことである。
なぜならメーカー製パソコンでは、OCなどの実験を想定していないためにBIOSが崩れたときの対処するすべがない。
「CMOSクリアによるBIOSを初期化」も元のBIOSがダメになれば直しようがない。
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自作パソコンで使われる市販のマザーボードでは、実験としてオーバークロックを行うことが想定されている。
従いマザーボードに付属しているUEFI・BIOSで容易にOCをすることができるだけでなく、簡単にボタン一つでリセットできる。
そもそもオーバークロックは「AI Suite 3(ASUSの場合)」などのユーティリティでOS上から変更できるようになっている。
その上にBIOS関連のプロテクションが厚く設定されている。


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この様な関係から、今回のレビューには「Extreme Tuning Utility」やその他OC用フリーソフトは使用していない。
インテルのCPUでは、4.3GHz程度なら「-K」印のオーバークロックは容易である。
しかし、Haswell系ではCPUの放熱問題から通称「殻割」しない限りCPUの発熱は押さえられず限界値が見えてきていない。
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「殻割」・・・第3世代CoreプロセッサーIvy Bridgeで熱伝導率の悪い素材がCPUとケースの間に使われていて、放熱効率が悪い。
そこで、Ivy Bridgeのケースを割って、グリスを入れ替えると言う作業。
この点は、Haswellで改善されていない。
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その一方で、「殻割」問題が発生しないインテル® Core™ i7 -4960X-EE プロセッサーでは、4.2GHzまで常用出来るオーバークロック可能なPCが存在している。従い、4.3GHz程度なら常用出来ると想定される。

もう少し突き詰めてゆくと、可能な限りオーバークロックができBenchmarkが取れたとしても常用として回し続けると言うのとは違うことである。

特にゲームをする場合には、CPUよりグラフィックカードの影響が大きく、CPUに余り依存しないことも多いことを確認しておく必要がある。


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セットアップ ユーティリティ(BIOS)の開始
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●「Esc」キーを押しながら(又は連打)パソコンを起動。
●「F10」を選択してBIOS(コンピューター) Setupを起動


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Hp_envy_phoenix_810190jpct2

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●オーバークロックを有効にして、41に数値を入れ替える。
(BIOS上では、41が最大に設定されている。)


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Cpuz


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HP ENVY Phoenix 810-190jp/CT外観
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「Intel Core™ i7-3970X-EE(Extreme Edition)搭載HP ENVY Phoenix 800-090jp/HP最高峰ゲーミングPCレビュー」という旧型のエントリがあるので参照

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HP ENVY Phoenix 810-190jp/CT
CPUのオーバークロックと

NVIDIA® GeForce® GTX770 (2GB)によるBenchmark
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「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」でオーバークロックの効果を検証する。
数値としては7,000以上であれば「非常に快適」であってBenchmarkマニア以外は余り関係がない。
又、ファイナルファンタジーXIVで快適ならば、他のほとんどゲームでは快適に使える。
オーバークロックの結果は、いずれの場合でも効果がある。但し、元々NVIDIA® GeForce® GTX770の性能が高いために直接のゲームには関係がない。

Ffstdoff

Ffstdoc4100


Ffoff

Ffoc41002_2


Ffmaxoff

Ffocmax


参考
キャラクター編Benchmark参考

NVIDIA® GeForce®GTX680(1,980×1,080)
最高品質・・・11,006
高品質・・・・11,469
標準品質・・・19,704
NVIDIA® GeForce® GTX760・グラフィックカード性能
最高品質・・・7,654
高品質・・・・7,876


Heavenbenchmark
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HeavenBenchmark4 FPS(当サイトでの測定結果)
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NVIDIA® GeForce® GTX770 (2GB)の性能は、NVIDIA® GeForce®GTX680の性能を上回ってしまっている。

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NVIDIA® GeForce® GTX770 (2GB)-46.8

・・・・NVIDIA® GeForce®GTX680(44.3~46.7)

(神の世界****)
40*****

30****重いゲームでも快適
↓‥‥‥‥NVIDIA GeForce GTX 660(29.1~30.5)※

25‥‥‥‥ELSA GLADIAC GTX 560 Ti mini(24.9)
↓‥‥……玄人志向・GF-GTX560-E1GHD/SHORT(22.0)

20****軽いゲームなら快適‥‥玄人志向・RD-HD6870/OC(20.8)※
↓‥‥‥‥SAPPHIRE VAPOR-X HD7770 GHZ EDITION(19.4)

15‥‥‥‥玄人志向・GF-GTX650-E1GHD(14.9)

10・・・・NVIDIA GeForce GT 750M(10)

AMD Radeon™ HD 8570 グラフィックス(7.4)
↓・・・・NVIDIA GeForce GT 740M(6.4)

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Hp_envy_phoenix_810190jpct15_2



2014042113h05memoryusagememoryused
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OCCTによる(オーバークロック時)
HP ENVY Phoenix 810-190jp/CTの筐体冷却性能
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Oc4100occt

Occt001

オーバークロックしない場合は、最大負荷が連続してかかると定格付近でしかCPUは稼働しないようである。
それでオーバークロック時は、4.1GHzで連続稼働して定格と同じように全く問題なかった。これなら、オーバークロックして4.1GHzで使っていても不具合はない。

2014042113h05frequencycpu0

2014042113h05temperaturecore0
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起動時間・BIOSの検証・HP ENVY Phoenix 810-190jp/CT版
Microsoft Assessment Consoleによる・BIOSの検証
Startup and Shutdown Experience・Boot performance(Fast Startup)

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Hp_envy_phoenix_810190jpct6
起動時間・13.6秒

「Boot performance--9.014秒Fast Startup・Microsoft Assessment Console」

Startupandshutdowne


「Startup and Shutdown Experience」のBoot performanceが従来のHPデスクトップに比べて改善され又、SSDの影響でデスクトップ機の最速の起動になっている。


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参考・Boot performance(Fast Startup)
当サイトで購入したPC又は、レビュー機での実測値
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(全て初期状態)            Boot performance
HP ENVY dv7-7200/CT・・・・4.743秒・15.3秒
(OP・インテルCore i7-3720QMプロセッサー搭載)
HP ENVY TouchSmart 15-j000・6.445秒・16.8秒
HP Pavilion g6-2200(AMD)・・4.027秒・起動25~26秒
(2GB搭載メモリー不足)
HP ENVY Ultrabook 4-1100・・2.339秒・起動11.3秒
HP ENVY 17-j000/CT・・・・4.633秒・起動12.4秒
HP 1000-1402TU・・・・・・4.960秒・起動29.8秒
HP ENVY17-j100 Leap Motion SE・・5.658秒・起動17.8~29.5秒

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デスクトップ機
HP ENVY h8-1560jp・・・・・14.79秒・22.4秒(SSD)
HP ENVY Phoenix h9-1490jp・・・11.327秒・20.3秒(SSD)
HP ENVY Phoenix 810-180jp/CT・・12.074秒・18.4秒(HDD+キャッシュドライブ)
HP ENVY Phoenix 800-090jp・・・・6.036秒  起動時間14.7秒

************(レビュー機)
HP ENVY Phoenix 810-190jp/CT・・・・9.014秒  起動時間13.6秒(SSD)



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★メディアカードスロット(15in1)
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従来と変わらず低速(USB2.0相当以下)でSDHC UHS-1にも対応していないようである。

Sdhcspeed

Speccy


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HP ENVY Phoenix 810-190jp/CTを使ってみての感想
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2014年の1月に「HP ENVY Phoenix 810-180jp/CT」という下位モデルのレビューを書いている。ここで「NVIDIA® GeForce® GTX 770」、「IEEE 802.11a/b/g/n + Bluetooth 4.0 / IEEE 802.11a/b/g/n/ac (Draft) + Bluetooth 4.0」をオプション追加したらとも書いている。
今回は、その2つのオプションが追加されているので性能として参考になる。


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今回の実機レビューは、構成で「インテル® Core™ i7-4960X プロセッサー エクストリームエディション」という高級なCPUが使われている。しかしながら、その性能を充分に生かし切れていないということから許される範囲でのオーバークロックをしてみた。
OCCTの結果を見ればよく分かるように高負荷が連続するとHyper Threading Technology・・・3.60GHz-4.00GHz・・・が無効になって、定格でしかCPUが動かないことが分かる。
従い、オーバークロックをすることによって、より高速処理が出来る。
これば特に動画のレンダリング、書き出し、RAW現像などに非常に有効である。
その一方で、ゲームなどではCPUのOCが有効な場合が少なく主にグラフィックカードに負うところが多い。

いずれにせよ、HP ENVY Phoenix 810-190jp/CTはあまりに高性能で一般的には問題ない。
但しメディアカードスロットはUSB3.0などには対応して欲しかった気がする。


「Intel Core™ i7-3970X-EE(Extreme Edition)搭載HP ENVY Phoenix 800-090jp/HP最高峰ゲーミングPCレビュー」参照

http://pub.ne.jp/Indianinkworld/?entry_id=5008448

「実機検証Win8.1で登場・HP水冷ゲーミングマシン・HP ENVY Phoenix 810-180jp/CT」
http://pub.ne.jp/Indianinkworld/?entry_id=5178733


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