デルInspiron 14 3000シリーズ・レビュー
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Inspiron 14 3000ベーシックreview
ノートパソコンの概要及びレビューの目的
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レビューをするInspiron 14 3000シリーズは、品番(3442)というベーシックモデルである。
写真を見ると赤い天板が目立つが、これを選ぶことができるのは1種類である。
このInspiron 14 3000シリーズは、廉価版のノート型パソコンでいながら必要なところはすべて備えているというCPの高いものである。
今回は、そのコストパフォーマンスはどんなものなのかを種々調べていくことにする。
尚、Inspiron 14 3000シリーズは販売店からの借用品である。
又、記事の図表その他の解釈は筆者個人の見解である。
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目次・デルInspiron 14 3000シリーズのレビュー
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○概要及びレビューの目的
○主な仕様
メモリ仕様など
○外観
*Inspiron 14 3000キーボード
*Inspiron 14 3000メモリースロット
○基本性能
*WIN SCORE SHAREによるスコア
*HDDスピード
○起動時間測定、Microsoft Assessment Consoleによる
★Boot performance(Fast Startup)
*過去のレビュー機の起動時間とBIOS・Boot performance実測値
○Microsoft Assessment Consoleによる
★Battery run down with energy efficiency diagnostics
( エネルギー効率診断を含むバッテリーの寿命テスト)
○グラフィックカード性能
*HeavenBenchmark
*HeavenBenchmark4 FPS(当サイトでの測定結果)
*ファイナルファンタジーXIV新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編Benchmark
*DirectX 9.0ゲームベンチマーク
●モンスターハンター フロンティア
●バイオハザード6
○OCCTによるInspiron 14 3000 ベーシック3442
の3Dゲームの動作
●CPUの負荷テスト(OCCT CPU)
●GPUの負荷テスト(OCCT/GPU 3D)
●GPU 3Dの負荷テストFPSについての考察
○メディアカードスロット速度測定
○Inspiron 14 3000 (3442)ベーシックのノートパソコンを使ってみての感想
○パソコンreviewのSyuunの記事の見方・視点
○筆者Syuunの目(ひとこと視点)
デルInspiron 14 3000シリーズ・レビュー
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Inspiron 14 3000 (ベーシック)の仕様
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仕様は、平成26年9月12日現在のもので変更もありうる。
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●OS--Windows 8.1 64ビット (日本語版)
■CPU--第4世代インテルCore i3-4030U プロセッサー (3M キャッシュ, 1.9 GHz) (動作周波数1.9GHz・2コア、4スレッド・3M キャッシュ, ターボブースト 不可)
■マザーボード-:DELL 0GW16F
●メモリ-4GB シングルチャネルDDR3L 1600MHz (4GB)(実機はSK Hynix製)
■HDD-1TB SATA HDD(5400回転)(実機はSeagate ST1000LM024 HN-M101MBB)
●ドライブ--トレイロード式 内蔵DVDスーパーマルチドライブ
●グラフィックカード内蔵Intel HD Graphics 4400
■ディスプレイ-14.0 インチ Truelife HD ディスプレイ (LEDバックライト採用、1366 x 768)
●カードリーダー : 、メディアカード(SD、SDHC、SDXC)
●LAN-デルワイヤレス-N 1705 @2.4GHz+ Bluetooth 4.0
■電源・4セルバッテリ(40WHr、リチウムイオン)(実機は41440mWh)
★バッテリ持続時間は最大6時間15分。
■ACアダプター・65ワットACアダプタ
●マカフィー® リブセーフ (12ヶ月間更新サービス)
■USB 3.0×1、USB2.0×2、HDMI(v1.4a)出力×1、セキュリティスロット、コンボヘッドフォン / マイク入力ジャック 1
■フルサイズ防水設計キーボード・ジェスチャ操作対応マルチタッチパッド(スクロール機能内蔵)
■カメラ・HD(720p)対応Webカメラ、マイク
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●寸法(仕様書による)346×26.6×246mm
※最小重量(2.16 kg)
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Inspiron 14 3000 (ベーシック)の外観
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Inspiron 14 3000 (ベーシック)は、「14.0 インチ Truelife HD ディスプレイ」という光沢液晶を使っている。そして、解像度は1366 x 768であって、外部液晶モニターには1366 x 768となるので広い画面が必要な作業には向かない。
(外部液晶モニターを繋いでもフルハイビジョン・1920 x 1080の解像度にならない。)
*Inspiron 14 3000のキーボードは、テンキーボードがないタイプの一般的なもので特に目新しさはない。
*Inspiron 14 3000メモリースロット
写真の通り「4GB シングルチャネルDDR3L 1600MHz (実機はSK Hynix製)」で8GBにするには交換が必要。
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Inspiron 14 3000 (ベーシック)の基本性能
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*WIN SCORE SHAREによるスコア
WIN SCORE SHAREの数値は、4.7で内蔵グラフィックカードの性能が遅い原因になっている。プロファイル画面を見ても平均以下でそれほど高性能という数値は出ていない。
*HDDスピードも平均的なもので特質するものはない。
Inspiron 14 3000 (ベーシック)のCPUには、第4世代インテルCore i3-4030U プロセッサー(超低電圧版のCPU)が使われている。
このCPUはターボブーストもしないのでCPUの発熱も少ない。(OCCT/CPUで検証)
■起動時間に関しては、「Microsoft Assessment Console Boot performance(Fast Startup)」によって検証して、おおよその起動時間を想定している。
■この4セルバッテリ(40WHr、リチウムイオン)は、後段で稼働時間を「Microsoft Assessment Console Battery run down with energy efficiency diagnostics」で述べる。
カタログデータによると「バッテリ持続時間は最大6時間15分」とある。
しかし、コードレスパソコンなので短すぎると思われる。
■グラフィックカードは、内蔵Intel HD Graphics 4400である。
近年のCPU内蔵グラフィックカードは、ゲームのベンチマークが動くほど高性能になった。この内蔵グラフィックカード特性は、
ファイナルファンタジーXIVのBenchmarkその他で検証。
CPU動作は、OCCTで検証している。
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Inspiron 14 3000 (ベーシック)の起動時間測定
Microsoft Assessment Consoleによる
★Boot performance(Fast Startup)
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Inspiron 14 3000 (ベーシック)の 起動時間は、コールドスタートで13.92秒だった。
これはInspiron 15 5000 /Graphic Proシリーズ(プラチナ)に次ぐ起動の速さ(初期設定の場合)で、CPUの内蔵グラフィックカードならではの速度である。
前エントリーで述べたとおり、少し前のHDDのUltrabook並みである。
★★「起動時間は、インストールされるソフトが増えれば遅くなるために、あくまでも参考値である」
又、Boot performance(Fast Startup)では、3.330秒であり、DellではBIOSに関してもWindows8.1に対して最適化を図っていることが分かる。
■Suspend継続時間は4.912秒でUltrabook並みにならなかったのは、普及機なので仕方がないものである。
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過去のレビュー機の起動時間とBIOS・Boot performance
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■Inspiron 14 3000 シリーズ(ベーシック)
●起動時間13.92秒(HDD・コールドスタート)
●Boot performance(Fast Startup)では、3.330秒
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■Inspiron 15 5000 ・Graphic Proシリーズ(プラチナ)
●起動時間13.5秒(HDD・コールドスタート)
●Boot performance(Fast Startup)では、3.127秒
■Dell Graphic Pro Inspiron 17 5000シリーズ
●起動時間11.92秒(HDD・コールドスタート)
●Boot performance(Fast Startup)では、3.794秒
■Dell Graphic Pro Inspiron 17 7000シリーズ
●起動時間18.581秒(HDD・コールドスタート)
●Boot performance(Fast Startup)では、5.289秒
■Inspiron 14 7000シリーズベーシックモデル
●起動時間21秒(HDD・コールドスタート)
●Boot performance(Fast Startup)では、8.979秒
■XPS 11 プレミアム・タッチパネル
●起動時間11.188秒(SSD・コールドスタート)
●Boot performance(Fast Startup)では、2.245秒
■XPS 13 Ultrabookプレミアム・タッチパネル
●起動時間9.45秒(SSD・コールドスタート)
●Boot performance(Fast Startup)では、2.644秒
■Dell Venue 11 Proタブレット
●起動時間19.65秒(コールドスタート)
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Microsoft Assessment Consoleによる
★Battery run down with energy efficiency diagnostics
( エネルギー効率診断を含むバッテリーの寿命テスト)
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Battery run down with energy efficiency diagnosticsは、ソフトが満充電になったのを確認してから実行される。
そして、電池残量が5%になったところで終了する。
Inspiron 14 3000は、写真のような4セルバッテリ(40WHr、リチウムイオン)(実機は41440mWh)が搭載されている。
カタログデータでは、バッテリ持続時間は最大6時間15分とある。
ところが「コードレスパソコン」の部類なので約10時間バッテリが持たないとおかしいと思っていたのが検査の前であった。
このMicrosoft Assessment Consoleによる測定では、連続約9時間58分(598分)の起動が可能で、カタログデーター(6時間15分)を大幅に上回っている。
尚、6時間ばかり経ったところでInspiron 14 3000を見たところ、50%程度のバッテリ残量であった。
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Inspiron 14 3000 (ベーシック)のグラフィックカード性能
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内蔵グラフィックカードIntel HD Graphics 4400の性能を調べるというのも余り期待できないものである。
しかも、モニターの解像度が1366 x 768であるために、HeavenBenchmark(DirectX 11)では参考値である。
(HeavenBenchmark(DirectX 11)は、EXTREME設定、通常1600 x 900で測定)
■HeavenBenchmark(1372x751)
FPS 3.8(参考値)
Score 95
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HeavenBenchmark4 FPS(当サイトでの測定結果)
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・・・・NVIDIA® GeForce®GTX680(44.3~46.7)
(神の世界****)
40*****
↓
30****重いゲームでも快適
↓‥‥‥‥NVIDIA GeForce GTX 660(29.1~30.5)※
↓
25‥‥‥‥ELSA GLADIAC GTX 560 Ti mini(24.9)
↓‥‥……玄人志向・GF-GTX560-E1GHD/SHORT(22.0)
↓
20****軽いゲームなら快適‥‥玄人志向・RD-HD6870/OC(20.8)※
↓‥‥‥‥SAPPHIRE VAPOR-X HD7770 GHZ EDITION(19.4)
↓‥‥‥‥NVIDIA GeForce GT 755M・DDR5(15.1)
15‥‥‥‥玄人志向・GF-GTX650-E1GHD(14.9)
↓・・・・NVIDIA GeForce GT 750M・DDR5(12.5)
10・・・・NVIDIA GeForce GT 750M・DDR3(9.7~10)
↓・・・・NVIDIA GeForce GT 840M・DDR3(8.3)
↓・・・・NVIDIA GeForce GT 740M・DDR3(6.4)
■ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」のBenchmark
標準品質(ノートPC・1280×720)・2518・・・やや快適
高品質(ノートPC・1280×720)・1518・・ 設定変更を推奨
FF14のベンチマークで見るとおり、1280×720(標準品質)で使えばそれなりに遊べる。
但し、外部モニターを接続しても解像度は変わらない。
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●モンスターハンター フロンティア
DirectX 9.0ゲームベンチマーク(1280×720)
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●モンスターハンター フロンティアでは、1928
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OCCTによるInspiron 14 3000 ベーシック3442
の3Dゲームの動作
●CPUの負荷テスト(OCCT CPU)
●GPUの負荷テスト(OCCT/GPU 3D)
DirectX 11
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●CPUの負荷テスト(OCCT CPU)
(■OCCT・CPUによる検証は、1時間オートで測定)
第4世代インテルCore i3-4030U プロセッサー(超低電圧版のCPU)は前述のとおり、ターボブーストもしないのでCPUの発熱も少ない。
従い、動作は定格の動作周波数1.9GHzで動作して、CPUの温度は59℃くらいで推移してBenchmarkを終了している。
●GPUの負荷テスト(OCCT/GPU 3D)とInspiron 14 3000 ベーシック3442の挙動
Inspiron 14 3000 ベーシックは、未知のベンチマークソフトに対してGPUの最適化が即座に実行され、FPSの値は初期状態から最高値60に達しようとしている。
しかし、FPS50を限度として、階段状に推移して最終的にはCPUを稼働させない状況になっている。
これは、CPUの内蔵グラフィックカード(Intel HD Graphics 4400)の特徴のようで、OSがグラフィックカードの性能を上げるのを制御しているように思える。
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GPU 3Dの負荷テストFPSについての考察***
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FPSと温度、稼働率には相関関係があって、CPUの稼働率がほぼゼロに近い5%程度になるとFPSの値の低下している。
最近のノート型パソコンの場合、グラフィックカードの性能を引き出すのにCPUの性能が大きく関係する。
しかしながら、CPU内蔵グラフィックカードの場合には、OSによるグラフィックカード制御がどの程度おこなわれるかは疑問である。
ただInspiron 14 3000 ベーシックの場合、Boot performance(Fast Startup)の速度が3.330秒と速いことから、たとえ廉価品でも最新の最適化されたBIOSになっていると思われる。
こういう部分が、初期のFPS50という数値を出しているのかもしれない。
尚、OCCT/GPU 3DでFPS60の最高値を出したとしてもゲームでは本来のグラフィックカード性能が関係する。
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★メディアカードスロット
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メディアカードスロットは、UHS-Iの対応していないもののUSB3.0相当に対応していようである。
Inspiron 14 3000 (ベーシック(3442))のノートパソコンを使ってみての感想
Inspiron 14 3000 シリーズ(ベーシック)(3442)は、廉価版のDVDドライブも備えた14インチノート型パソコンである。
それで廉価版と言っても、通常に使う分に不足はなくSDカードスロットもUSB3.0相当並みの速度は出る。
多少エンジニアリングプラスチックを使ってあるというものの安っぽいところがなく、何時ものDellそのままにしっかりとした作りである。
BIOSも最新でWindows8.1に対する最適化もされて起動も速く快適である。
しかも、「コードレスパソコン」なので、約10時間(598分)の連続稼働を可能にしている。
しかも最新設計らしく、CPU内蔵グラフィックカードでも低解像度ならゲームもできてしまう高性能。
取りあえず、パソコンが欲しいというエントリー向きには最適であろう。
但し、モニターの解像度が1366 x 768で広い画面を使いたいときには適さないことを注意する必要がある。
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パソコンreviewのSyuunの記事の見方・視点
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○目的・概要
レビューするパソコンの主要な着眼点、ポイントの説明。
○起動時間・BIOSの検証
パソコンメーカーが最新の技術を導入しているかの目安。
近年は、Boot performanceが目標の2秒に近いものも出てきている。
但し、ベアボーン(bare bone) やOEMマザーボードを使って、組み立てているメーカーでは、一番安定しているBIOSを使用することもある。
○HeavenBenchmark4 FPS(DirectX 11)
これはグラフィックカードの性能ランク付けの目安である。
ゲームはDirectX 9で動くことが多いが普通DirectX 11に対応している。
○ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編
(DirectX 9c)
ある程度重いソフトであるFF14ベンチマークは、グラフィックカードベンチマーク測定の基本となっている。
CPUの影響が大きい数少ないソフト。
*(数値としては7,000以上(FPS60相当)であれば「非常に快適」である。)
○OCCTによる3Dゲームの動作・ベンチマーク
●CPUの負荷テスト(OCCT CPU)
●GPUの負荷テスト(OCCT/GPU 3D・DirectX 11)
OCCTは、本来自作デスクトップパソコンがうまく組み上げられたかを調べるソフトである。
これを市販のメーカー品で使っている。
OCCT CPUは、CPUクーラーの放熱具合を調べるもので、現実にはこういう動作はソフトウエアでのFHD動画の長時間、書き出し、レンダリング(rendering)ぐらいにしか使わない。
●CPUの負荷テスト(OCCT CPU)
ノート型パソコンの場合、一般に省エネ型のCPUはターボ・ブースト利用時の最大周波数まで高くならないのでベンチマークは完走することが多い。
その一方、ノート型パソコン、デスクトップ型パソコンの内で高性能のCPUが使ってある場合、CPUクーラーの性能が追いつかず、ベンチマークが完走しないことがある。
そうであっても、一般には全く影響がない。
●GPUの負荷テスト(OCCT/GPU 3D・DirectX 11)
グラフィックカードとCPUがどういう働きをして、FPS(上限60に設定)を上げる動作をするかを検証する。
(FPS. Frames Per Secondの略。フレームレートを表す単位。)
又、ゲームをするようなハードにパソコンを使う場合、どの様にパソコンが動作をするかを見てみる。
★ここで、OCCT CPUでベンチマークが完走しても、OCCT/GPU 3Dで測定停止になることも多い。
これは低価格帯のCPU内蔵オンボードグラフィックカード搭載のパソコンに多い。
一般には、OCCT/GPU 3Dのベンチマークが完走(約一時間)する場合は、ハードな使い方でもパソコンが正常に動くことを示している。
特に、ゲーマーパソコンの特化した製品は、このOCCT/GPU 3Dには見るべきものがある。
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○筆者Syuunの目(ひとこと視点)
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Inspiron 14 3000 ベーシック(3442)は、コードレスパソコンだから約10時間連続に使えるのが当たり前、それでカタログで「最大6時間15分」というのはなぜなのだろう。
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↓↓↓↓以上のことは、メーカー直販サイトにて再確認していただきたい。
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