Creative Sound Blaster Roarレビュー・SB-RO20A
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クリエイティブ サウンドブラスター ロアー
ポータブルスピーカーSB-RO20Aレビューの目的と概要
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Creative Sound Blaster Roarという「ポータブルBluetoothワイヤレススピーカー」が 2014年8月に発売された。
「シンガポールで開催された展示会 IT Show 2014やPC Show 2014 Singapore」では非常に人気があったという記事がクリエイティブのWebサイトに掲載されている。
--と言うところまでは、メーカーの話。
このCreative Sound Blaster Roarとは何かと言えば、アクティブスピーカーである。
簡単に言えば、スピーカーとアンプを内蔵したそれだけで音を出すことができるスピーカーである。
一般のステレオスピーカーは、出力、アンプで増幅、音を鳴らすという構成である。
ここで出力は、Bluetoothなどのスマホ、PCそしてMicroSDカードから直接など、そしてアンプ一体型のスピーカーで音を出す。
今回、約1.112キロの小さな箱のスピーカーにどんな力があるのかを検証してみたい。
尚、このレビュー記事における見解、見方などは筆者個人の感想である。
※当記事は販売店からレビュー機の提供を受けて執筆している。
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Creative Sound Blaster Roarレビューの目次
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1)レビューの目的と概要
2)Creative Sound Blaster Roarを使って見る
●Bluetooth接続
3)Creative Sound Blaster Roarのインシュレーターを考える。
(Bluetooth接続、mp4音源)
4)USB DACとの音の聞き比べ(WAV音源)
●コルグの1bit USB DAC、DS-DAC-10+FOSTEX PA-2
5)その他の使い方など
6)Creative Sound Blaster Roarを使って見ての感想
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Creative Sound Blaster Roarレビュー
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2)Creative Sound Blaster Roarを使って見る
●Bluetooth接続
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ポータブルスピーカーSB-RO20Aは、写真の通りの大きさでカタログデーターは「約20.2×5.7×11.5cm」となっている。
一見して何か「使いにくそう」という違和感が湧いてくる気がしないでもない。
しかし、一端Bluetooth接続(NFCも可)でスマホで接続してみるとその考え方が一変する。
Bluetooth接続は、「Bluetooth/電話」ボタンを長押しして点滅し始めたら、スマホで「SB ROAR SR20A」を選択する。
これはあっけなく終わって、音楽ファイルを流してみる。
音が出た瞬間はホントに「のけぞる」ような衝撃である。こんなに小さな箱からこんなに大きな音か出るのかという印象がある。
音源はスマホの「mp4」で、元は竹内まりあの「Denim」である。
今回の音の聞き比べは女性ボーカルのこの音源で統一して検討した。
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3)Creative Sound Blaster Roarのインシュレーターを考える。
(Bluetooth接続、mp4音源)
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音響に関しては、過去のブログエントリにあるようにPCオーディオを構築して、パソコンにはサウンドカードとアンプ、そしてサブウーハーまでを設置した。
そこで大いに気を遣ったのがスピーカーケーブルとインシュレーターである。
スピーカーケーブルの場合、BELDEN 8470を使ってその長さで音の違いがあることで苦労した。しかし、今回は厄介なスピーカーケーブルはないのでインシュレーターを検討した。
インシュレーターによって、音の音質が違う。
ここでスピーカーによって何が良いのかは使って見ないと分からないのが現状である。
★Creative Sound Blaster Roarの性能を見極めるに当たり、スピーカーであるので最良の状態はどういうものかを検討することにした。
それにはどういうものの上に載せた場合に納得する音源になるのかを試してみる。
●製品版インシュレーター
低音部はひき締まった感じで、高音部ものびやか。このこの音質を基本としていろいろなものを試してみた。
●木製のテーブル
これはそのまま木製のテーブルに置いたもので、低音が多少暴れ高音部の切れが良くない。
●1センチ厚の発泡スチロール
高音部は綺麗に表現するが、低音部が切れて迫力がなくなる。
●硬質系ゴムのマウスパッド
テーブルの上にあったいつも使っているマウスパッド。
この場合、製品版インシュレーターとほぼ同等の感じであった。
以後簡単なので、ゴムのマウスパッドの上に置くことにした。
番外編
●ソファーの上に置く
この場合、低音部がふわふわとして落ち着かず、高音部も伸びやかでない。
正直言って、Creative Sound Blaster Roarの音でないと思って差し支えない。
以後のテストでは、マウスパッドの上に置いて検証した。
これで大分違う
やはりだめ
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4)USB DACとの音の聞き比べ(WAV音源)
●コルグの1bit USB DAC、DS-DAC-10+FOSTEX PA-2
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USB DACとの聞き比べでは、Bluetooth接続、mp4音源では比較にならないのでSound Blaster RoarのWMA/MP3プレーヤーを使用した。
音源は、規格上ハイレゾ音源には対応しないので非圧縮のWAV音源(PCM方式44.1kHz-16bit)を用いた。
これをMicroSDカードにコピーして使用した。
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Creative Sound Blaster Roar
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Creative Sound Blaster RoarからWAV音源をプレイさせると突然大音量で鳴り出す。
この場合、「ROAR」のボタンを押すことも必要ない。
WAV音源の場合に「TeraBass」のスイッチを押して、音楽の低音を上げるということをしても、圧縮音源のmp4の時のように嫌みな音にならない。
実際は、この「TeraBass」も使う必要もないかもしれない。
音は、全体に広がり、厚みが増した感じで「竹内まりあ」のボーカルも艶めかしい。
量感、解像感、音場感もあってスタジオの目の前で歌っているとまではゆかないが、調整室ぐらいで聞いている感じがある。
とにかく、この大きさのスピーカーからこの音量と解像感を表現できるというのはすばらしい。
Bluetooth接続、mp4音源でも5-6万円程度のミニコンポを持っているなら全て入れ替えても全く問題ない。
もし、WAV音源を扱えるのなら10万円程度以上のコンポも遜色なしである。
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●コルグの1bit USB DAC
DS-DAC-10+FOSTEX PA-2との比較
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正直言って、この手のUSB DACと比べるというのは値段が違いすぎる。
音質に定評のあるコルグDS-DAC-10では、「スタジオの目の前で歌っている」臨場感があり、高音部の切れ、量感、解像感、音場感も圧倒的である。
特に「竹内まりあ」のボーカルは使っているマイクの感じまで表現できている。
これは「PCM」の音楽サウンドを聞かせるものなので「Creative Sound Blaster Roar」と比較するのはかなり酷である。
それではCreative Sound Blaster Roarとの比較でどうかと言えば、USB DACの8掛けぐらいの感じである。
特に高音部の切れに関しては比較にならない。
しかし、USB DACを取り扱うのにはパソコンの知識と組み合わせるスピーカーなど解決することが多くかなり難度が高い。
その点、気軽に「USB DAC」並の音を持ち出せるというのは非常に魅力的である。
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5)その他の使い方など
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このCreative Sound Blaster Roarには、オマケ的な要素で
●スマートフォンの充電機能(5V/1A出力)
●ハンズフリーのスピーカーフォン(通話内容のmicroSD への録音も可能)
●ボイスレコーダー、再生中の音もWAVで録音
●Bedtimeモード再生
●サイレン
などがある。
そのほか当然パソコンと接続してPC(USB)オーディオとして使うことが出来る。
今回はUSBオーディオとしての機能は試していないが、ハイレゾ音源などを再生する目的があれば別の世界が出現するかもしれない。
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6)Creative Sound Blaster Roarを使って見ての感想
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クリエイティブ サウンドブラスター ロアー(Creative Sound Blaster Roar)ポータブルスピーカーSB-RO20Aは、外見ではなかなかその真価を計り得ない。
ところがBluetoothなどを使って音を再生してみると、取説を見なくとも使い方が分かってしまうという非常に魅力的な製品であった。
特にその音は、小さな形状から思いもよらない豊かな量感、解像感、音場感であって、USB DACサウンドを彷彿とさせる。
USB DACの場合、気軽に外に持ち出せないし時として気むずかしいところもある。
ところが、Creative Sound Blaster Roarは「充電式バッテリー」搭載で元々フィールドで使うことも考慮されている。
だからスマホのBluetoothから直接再生しても良いし、MicroSDカードを差し込んで高音質WAV音源を聞くのも良い。
とにかく気軽にUSB DAC並みのサウンドを持ち出せるというのは非常に驚くべきものであった。
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