PowerDVD 15 Ultra ・ハイレゾ音源の取り込み再生機能も・・
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サイバーリンク・PowerDVD 15 Ultra レビューの目的と概要
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PowerDVDは、DVDドライブが付いたパソコンを買うとCyberLink Media SuiteのOEM版がプリインストールされていることが多い。
この中にPowerDVDのBDくらいまで再生できる簡易版が入っているのでお馴染みかもしれない。
そのフルバージョンの最新版がPowerDVD 15 Ultraである。
OEMのPowerDVD1x版とPowerDVD 15 Ultraなどの大きな違いは、PowerDVD 14 Ultra(Windows7pro・64bit)のレビューの時に紹介した。
●PowerDVD 15 Ultraは、「Blu-ray、DVD、各種メディアファイル再生、3D 立体視対応」というソフトと説明されている。
従って、DVDや動画を見るのに使うというイメージが先行している。
しかし、それ以上の音、音楽に関する機能があり、PowerDVD 15 Ultraでは別の観点で見る必要があろう。
それに従い、PowerDVD 14 UltraとPowerDVD 15 Ultraとを比較しながらレビューをしてみたい。
(PC構成参考・Windows8.1PRO ・CPU Core i7 4770K・ASUS Z87-PRO・TOSHIBA製SSD・CSSD-S6T512NHG5Q)
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尚、このレビュー記事における見解、見方などは筆者個人の感想である。
※当記事は販売店から発売前に「PowerDVD 15 Ultra 」の提供を受けて執筆している。
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PowerDVD 15 Ultra レビューの目次
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1)サイバーリンク・PowerDVD 15 Ultra レビューの目的と概要
2)PowerDVD 15 Ultraに新たに加わった新機能
・PowerDVD 15 UltraとPowerDVD 14 Ultraとの比較
●新機能の注目点
■「音声、音楽」
■「動画」・「DVD」映像
3)「サイバーリンククラウド」について
4)PowerDVD 15 Ultraを使って見ての感想
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PowerDVD 15 Ultra レビュー
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2)PowerDVD 15 Ultraに新たに加わった新機能
■PowerDVD 15 UltraとPowerDVD 14 Ultraの違いなど
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●新機能など注目点
・動画補正機能・オーディオ機能
TrueTheater ColorとTrueTheater Sound で色と音声を直観的に補正
・高画質動画再生
H.265/HEVC のハードウェア支援再生 に対応
・オーディオ CD から音楽をAAC(.M4A)、MP3 、FLAC 形式に変換して保存
・ファイル名に番号を加えてライブラリーに追加
・ISO ファイルの再生
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その他
イコライザーのカスタマイズ
動画ファイルからの音声取出し(音楽取出し機能)
・レジューム機能・ABリピート(動画)・(倍速再生)・
サイバーリンククラウド10GB---->20GB
サイバーリンククラウドからのストリーミング再生
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新機能の注目点
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●・動画補正機能・オーディオ機能
TrueTheater ColorとTrueTheater Sound で色と音声を直観的に補正
「動画補正機能・オーディオ機能・ TrueTheater ColorとTrueTheater Sound で色と音声を直観的に補正」は、従来の「TrueTheaterエンハンスメント」が「スマート」と言う形でわかりやすくなっている。
PowerDVD 14 Ultraでも動画と音声の「TrueTheaterエンハンスメント」が設定されていて、通常自動調整を使う。
この部分がPowerDVD 15 Ultraでは「詳細設定」となり、PowerDVD 14 Ultraから見ると大きな変更がないように見える。
又、パソコンのディスプレイにも依存するので、PowerDVD 14 Ultraの様にいわゆる「お任せ設定」で使うことになろう。
●・高画質動画再生・ H.265/HEVC のハードウェア支援再生に対応
4K ビデオカメラや対応するモニターを持っていないので使い勝手は不明。
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■「音声、音楽」
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・イコライザーのカスタマイズ
PowerDVD 15 Ultraから視覚的に詳細設定ができるようになったもので、PowerDVD 14 Ultraでは、「プリセットイコライザー」のみになっている。
・動画ファイルからの音声取り出し(音楽取り出し機能)
動画の部分から「音声取り出し」と言うのも必要があれば面白い機能である。
これには、紹介Tutorialビデオもあるので方法等はサイバーリンクWebサイトを参照。
●・オーディオ CD から音楽をAAC(.M4A)、MP3 、FLAC 形式に変換して保存
PowerDVD 14 Ultraから大きく違ったのは、このCDから「AAC(.M4A)、MP3 、FLAC 形式に変換」と言うことである。
オーディオ CD から高音質・高圧縮のAAC(.M4A)に変換できるものに、「Power2Go 10」がある。
しかし、デジタルオーディオ方式であるPCMのファイル形式、ハイレゾ音源として良く使われるFLAC(フラック、Free Lossless Audio Codec)に変換できるのは最大の特徴でもある。(但しCDは、44.1kHz・16ビット)
FLACは、元の音声データから変換して音質の劣化がない可逆圧縮(再生時に元のデータが復元)であるため、非圧縮であるWAVにもPower2Go 10などを使えば簡単に変換可能である。(必要ないと思われるが)
PowerDVD 15 Ultraでは、FLACに変換すると共にサイバーリンククラウドにアップロードして、ストリーミング再生が可能である。
但し、PowerDVD 14 Ultraでは、FLACは再生できず圧縮音楽ファイル形式AAC(.M4A)にする必要がある。この場合、非可逆圧縮形式なので元のCDよりも音質が落ちる。
★オーディオ CD から音楽を取り込むときに、専用ソフト並みに「題名」も取り込めるのが有り難い。
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「動画」・「DVD」映像
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●・ファイル名に番号を加えてライブラリーに追加
●・ISO ファイルの再生
あまり使う要素がなく、未検証。
動画のISO ファイルは、Blu-rayに書き込むときにISO ファイルでないと再生できないSONYなどのBlu-rayの機器があり対応に苦慮する。
従って、検証していない。
●・レジューム機能・ABリピート(動画)・(倍速再生)
・レジューム機能
レジューム機能は、DVDで「前回停止した位置から再生」するものでDVDを取り出すとこの機能はPowerDVD 14 Ultraでは働かなかった。
それがPowerDVD 15 Ultraでは、DVDを取り出してから再度挿入してもレジューム機能が効くようになり非常に便利である。
・ABリピート
A点からB点の間で繰り返して再生できる機能で、MP4などの動画ファイルで有効に働く。(新機能)
DVDでは画面下の再生パネルから「機能拡張パネル」を呼び出すと、ABリピート機能のボタンが表示。(ABリピート機能のボタンが表示)(PowerDVD 14 Ultraでもあり)
・(倍速再生)
倍速再生は、PowerDVD 14 Ultraの時から「1/8 倍から32 倍まで」変えられて変化なし。
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4)「サイバーリンククラウド」について
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サイバーリンククラウドは従来の10GBから20GBになった。
有効期間は1年間で、その間にサイバーリンククラウドが付いたソフトを買うと有効期間が来ても新しい容量まで使える。
但し、有効期間切れのソフトからもう一度サイバーリンククラウドにアクセスし直す必要がある。
従って、毎年PowerDVDやDirector Suiteを買っているとほとんど更新する必要がない。
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5)PowerDVD 15 Ultra を使って見ての感想
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PowerDVD 15 Ultraの使用感は、PowerDVD 14 Ultraを買ったばかりであったのでその比較で違いなどを検証してきた。
このことから言うとDVDや動画に関しては、4K ビデオカメラや対応するモニターを持っていないので、単に直感的にわかりやすくなったTrueTheater ColorとTrueTheater Sound 。それと「レジューム機能・ABリピート」などが便利になった。
(DVD版のABリピートは、以前から有り)
その一方で、思いもよらなかった「オーディオ CD から音楽をAAC(.M4A)、MP3 、FLAC 形式に変換保存取り込み」には驚いた。
持っているソフトでは、オーディオ CDからMP3やWAV、AACにするものはあったが、PCMのFLACにするものはなかった。
その上、音楽の題名まで取り込めるので、USB-DACを使う人やハイレゾ音源に興味がある人には朗報である。
オーディオ CDからはWAV、又はMP3にしか変換ができないソフトもあり、FLACにできることはかなり価値がある。
従い、このオーディオ CDからPCMファイル形式での取り込み、ハイレゾ音源の再生機能だけを見ても、PowerDVD 14 UltraからPowerDVD 15 Ultraに買い換えても良いのではないかと思われる。
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