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2015年5月 6日 (水)

大学受験というのは、奇跡も不思議も何も存在しない現実

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5月の連休も終盤に入った。
この時期としては、8日の(郵送)搬入締め切りに合わせて毎日書道展の公募作品をまとめて宅配便で送るという作業に追われる。
郵貯から出品料を送金しなければならず、これは連休前にしておくという、うっかりすると忘れるという失敗もある。

一方世の中は行楽だといい、新聞を見れば富岡製糸場は連日1万人を超える人出だという。
思えば、この時期に富岡製糸場ではなく近くの群馬サファリパーク(富岡市)に行ったことがある。子供が小学校の上がる前の15年以上前に女房殿にせかされて出かけたのである。
そのときは富岡製糸場などは、公開しているわけではなく当然学校で習って知っていた程度のもの。
その群馬サファリパークにも多少地元という利点から裏道を抜けてさほど遅滞なくたどり着けたのを思い出す。
それ以前では、桐生市の「桐生が岡公園」にはたどり着けなかったし、伊勢崎市華蔵寺公園遊園地では遠くの駐車場に駐める有様。
それからこのゴールデンウィークには、どこにも出かけないことになっている。

遠い記憶では、学生時代この時期「旧国鉄のスト権スト??」というストがあって、今のJRが1週間ぐらい動かず、休みで帰省したものの帰れなかったという何かいやな思い出がある。
いやだったのは、その時期に「輪講」という先生の代わりに専門書の解説をするという輪番に当たっていて、それに出席できなくて迷惑を掛けたことであった。

そんなわけでこのゴールデンウィークでの過去の思い出というのは、余り良いことがない。

今年は大学に進学した娘が、ちらりと帰ってきて何やら用を足していった。家では課題曲が「カノン」だと連日ピアノを弾いてばかりいたらしいが、夜は消音ピアノなので何も聴いたことがない。
ほんの1か月見ないうちに、高校生からあっという間に大学生に変身していて昔の自分の姿を思い浮かべてみたりしている。
考えてみれば大学に合格した瞬間に、状況は一変してあちこち走り回って引っ越しもして入学式を迎えるという有様だった。
今では入学手続きも郵送で出来てしまうが、昔は大学の窓口まで行く必要があった。
入学手続き期日初日に新幹線で初めて静岡の本校まで行った。
受験は殺風景な浜松だった一方、こちらの校舎は東海地震の津波対策で日本平の山の上にある。
毎日山登りをしなければならず、妙なところに来てしまったという思いも多かった。
それでも昼食の生協食堂からの眺めは、高速道路を眼下に見下ろしてドライブインといった趣もあった。
こちらは新幹線で行けたが、昭和39年の時の兄などは札幌まで寝台特急で往復するという今では考えられないことがあった。
そんな大学も今や通った学科も講座も消滅して時代の流れを感じさせるものである。

こういう受験という話から興味を持って少し前から知っていた、「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」というベストセラーがある。
これは映画「ビリギャル」になって公開されているところ、最近ネット情報というのが凄く直ぐに元がバレてきている。
ベストセラー本のビリギャルの写真は、石川恋という栃木出身の武蔵野大学・グローバルコミュニケーション学部在籍の女子大生(当時19歳?-現21歳)のモデルさん。
元「ビリギャル」本人の高校が愛知淑徳学園(中高一貫)という進学校で、高校2年生の夏休みから受験勉強開始して、入学したのが慶応大学SFC。
そんなわけで「ビリギャル」の実モデルというのは、1年半の塾通いに約200万円くらい掛かったと想像され、しかも元々英語と小論文が得意だったと言うから別に不思議でも何でもなかったという落ち。
物語ならどんなことにでもなるが、現実というのは奇跡も不思議も何も存在しない。

あり得ないことだから小説になったと思っていた。
ところが、真実はあの設定ではあり得なかったのである。

続く---

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