2016年末、ますます世知辛い世の中になった
今年はインフルエンザの予防接種をしそこなってしまった。
それなので予報のために「板蘭飴」などを少し遠い伊勢崎の方の店に買いに出かけた。
店が近くなって雰囲気が薄暗くなっていたから、まさか潰れたかなと思ったが電気が付いていたので店に入って見た。
店頭にいるのが、おばさんではなく若いお姉さんになっているのに違和感があった。
それはともかく、購入時にスタンプカードを出したら「○○堂」は止めて、「うちになりました。」
要するに「居抜きで」代わったわけだ。
「新しいスタンプカートは、こちらになりますから」と新しいものをもらって帰ってきた。
購入するもの、サービスなど全く変わりがなかったが、もうすぐ一杯になりそうなスタンプカードが恨めしいものであった。
そういえば、前回来店したときに「おばさんは」全くやる気がなかった。
時代の移り変わりというものは、こんなところにも出るのか。
考えてみたら、自分も良い歳になっている。
だから年賀状の住所録を調べていたら、年賀状の返事が来ないので既に住所が分からなくなっている友人知人が幾人もいる。
こういうのは住所確認も生存確認もできないし、しかも大学の住所不明欄に載ってしまっているからその生存確認すら怪しい。
事実10年前に突然死してしまった大学院時代の友人は、「寒中見舞い」で奥さんから丁寧なその旨の知らせが来ていた。
子供もいなかったと言うことで、どうしたものなのかと思う。
そして、その友人は今でも「大学の住所不明欄」に載ったままである。
年賀状は、時を経るうちに毎年簡略化してしまった。
三十年前は、一枚一枚「さし絵」を書いていた。
それが下書きが今はないプリントゴッコになり、パソコンに代わり、最後は絵は描かなくなった。
それでも宛名は手書きだったが、今は両面ともパソコンで印刷。
出さなくなるよりまだマシと言うところまで来てしまった。
その一方、子供は年賀状を書かない。
なぜなら小、中、高校とクラス名簿がない。
だから卒業して一回も同窓会というものを開いたことがないし、その通知さえもない。
大学入試の合格者は、昔、新聞に載っていた。
そう言う情報から誰がどんな大学に合格したか直ぐに分かったものだった。
それが今は「口コミ」でしか分からないし、大学側でも一般に公表しないところもある。
兄など合格電報が来る前に名前が新聞に掲載されていて、本人より家族の方が早く知っていたという笑えない話があった。
昔話はともかく・・・・
LINEで連絡が取れるからとはいうものの味気なくなった。
そういえば「運動会カメラ」という言葉もだんだん死後になっているという。
それは、埼玉や東京などの一部の小学校では、運動会でのカメラの持ち込み禁止のところもあるからである。
群馬では聞いたことがないが、随分と世知辛くなってきた世の中である。
それはそうと何年か前の今頃ハリー・ポッターシリーズ最終巻、日本名「ハリー・ポッターと死の秘宝」(Harry Potter and the Deathly Hallows)の英国語版原書を読んでいた。
ここで英国語版原書にしたのは、昔の英語辞典が使えるのとより正確な内容を知りたかったからである。
静山社の日本語訳は、米国語板だったと思うのでこれだと今の電子辞書が使えた。
英国語版の語彙だと電子辞書に載っていないのである。
そう言うことから題名も「ハリー・ポッターと死神の秘宝」が正しい。
内容もそのようになっている。
英国語版原書と米国語板とは、詳細な部分で全く違うものなのかもしれない。
それで、静山社の日本語訳が出て余りに酷い訳で驚いてしまった。
それで最新のハリー・ポッターシリーズが出ているらしいのだが、全く読む気がしない。
映画の方は、それほど細かいニュアンスは感じさせないから単純に楽しめるというものだった。
ハリー・ポッターシリーズを崩してしまったのは、静山社の日本語訳だったと今でも思う。
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