LUMIX GX8、G7、FUJIFILM X-T20などカメラの性能を極める*LUMIX GX 8, G 7, FUJIFILM X - T 20 etc. Check the performance of the camera
LUMIX GX 8, G 7, FUJIFILM X - T 20 etc. Check the performance of the camera
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概要
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2017年4月にPanasonic LUMIX DMC GX8を購入して、今までのLUMIXのカメラとは違うのではないかと何となく思った。
それで過去の「カメラマン」の記事を探していたら2015年9月号に「センサーサイズ別主力モデル徹底比較」と言う記事があった。
このときLUMIX DMC GX8は特集記事に載っているくらいで、テスト機は「試作機・デモ機」である。
ここで今回比較するLUMIX DMC G7も載っているので興味が引かれる。
ここの記事でG7とGX8ではAE・AWB(オートホワイトバランス)の傾向がはっきりと違っていると述べられている。
結果は、「高速追尾、連写性能」を含めGX8>>>>G7の圧勝である。
これはLUMIX DMC GH4と並ぶツートップのGX8なので当たり前かもしれない。
尚、最新型はGH5でありGX8は、8月末に発売されるらしい仮称GX9に変わられる予定。
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それで実写よりテストと言うことで、過去に持っていたG6やG7などのカメラの傾向を調べてみることにした。
LUMIXシリーズでは、発売当初のPanasonicのブロガーミーティングではDemo機のGX1が暗い室内でも良好に撮れたので購入した。
しかし、Demo機と違って実機のGX1は室内では真っ暗で使い物にならなかった。
その後のG6になって多少は良くなったが、やはり室内では暗い。
そう言う不信感があるために、今回のテストは、ある程度暗い室内でどう言う傾向をカメラが示すのかをテストした。
これによって普通の照明の室内でどう言う傾向を示すのかを確かめる。
また、古い傾向にあるカメラを選別するためでもある。
その他、Panasonicの他にSONY、Canon、Nikon。OLYMPUSのミラーレスとPentax K-3などもいずれ調べてみることにする。
しかし、今回はFUJIFILM以外の他社製品は、同一条件で試写できなかったのでテストは再度やり直してレポートしてみたい。
LUMIX DMC GH4については、最終ロット(生産終了品)が安くでているのでいずれ購入してテストしてみる。
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LUMIXカメラ テストの方法
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室内で「太陽光」と錯覚させる照明を使って、そのISO感度(ISO Auto)の上がり方を調べる。
評価機として
FUJIFILM X-T20+XF35mmF2 R WR、XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
を使用して、標準とした。焦点距離は35mmカメラ50mm相当。
マイクロフォーサーズでは25mm、APS-Cでは35mmを使用。
適正露出は、F5.6 S 1/60 ISO1600にした。
Av(露出優先)でF5.6 S 1/60にならない場合は、M(マニュアル)でF5.6 S 1/60にした。
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評価機FUJIFILM X-T20、XF35mmF2 R WRでは、Av(露出優先)でF5.6にすると
「F5.6 S 1/60 ISO1600」になった。
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AWBの傾向は違い、FUJIFILM X-T20は青かぶりしてG7に似ている。
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FUJIFILM X-T20、X-T1
XF35mmF2 R WR、XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
の傾向
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FUJIFILM X-T20、X-T1にXF35mmF2 R WR、XF18-55mmF2.8-4 R LM OISを着装して撮影した場合。
FUJIFILM X-T20、X-T1のAWBは全く違う傾向にあって、X-T1の方が明るくLUMIX GX8に似て、X-T20はG7に似ている。
FUJIFILM X-T20の場合は、違い見られなかったが古い(2012年発売)のXF18-55mmF2.8-4 R LM OISをX-T1に着装すると+1/3に相当明るく写った。
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LUMIX DMC GX8+LUMIX G VARIO 14-140/F3.5-5.6
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Av(露出優先)でF5.6でS 1/60 ISO1600になった。
これはFUJIFILM X-T20と同じ傾向を現して、多少薄暗い室内でも適正露出が得られることが分かる。
AWBの傾向は違う。
「LUMIX G 25mm/F1.7 ASPH. H-H025-K」にすると
「F5.6 S 1/60 ISO2000」になる。
これは+1/3に相当して、G 25mm/F1.7は適正露出より明るく写ることが分かる。
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LUMIX DMC G7+LUMIX G VARIO 14-140/F3.5-5.6
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Av(露出優先)でF5.6でS 1/60 ISO1600になった。
これはGX8と同じAE傾向だが、AWBは青かぶりして多少暗い。
G 25mm/F1.7を着装しても、GX8と同じ傾向で明るく写る。
但し、ホワイトバランスはG7の方がきめ細かくない傾向にある。
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LUMIX DMC G6+LUMIX G VARIO 14-140/F3.5-5.6
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AvでF5.6にしてもG7、GX8と同じにならない。
F5.6 、S 1/80、ISO640
これでは真っ暗である。
M(マニュアル)ではISO Autoにならず断念。
LUMIX DMC G6は、室内では暗くなって適正露出が得られないことが確認された。
AE、AWBの傾向が全く違うことが分かる。
しかし、LUMIX G 25mm/F1.7 ASPH. H-H025-Kを着装して撮影すると、AEは違うが適正露出になるようだ。
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LUMIX DMC LX100--コンパクトデジカメ
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LX100は、同時期の発売のG7と同じ傾向を示すが多少暗い。
コンパクトデジカメであるために、ある程度簡易になっているようだ。
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Panasonic LUMIX カメラの性能を検証する
の結論
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結論など何と言うことではなく、LUMIX DMC G6という2013年に発売されたミラーレス一眼レフは、完全に時代遅れで使い物にならないことが確認された。
また、AWB(オートホワイトバランス)はメーカーによって、多少の違いがあるものの、上位機ほど疑似「太陽光」に誤魔化されることがなく正確に感じるし、明るさも多少上位機の方が明るい。
GX8>G7
FUJIFILM X-T1>X-T20。
コンデジのLX-100は、G7に似た傾向を顕すが、多少暗い傾向。
その他、レンズの組み合わせによるAEの違いも見られた。
GX8、G7+「LUMIX G 25mm/F1.7 ASPH. H-H025-K」
FUJIFILM X-T1+XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
の組み合わせは、
FUJIFILM XF35mmF2 R WR
LUMIX G VARIO 14-140/F3.5-5.6
の組み合わせより+1/3~2/3程度明るい。
その一方「LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./ POWER O.I.S. H-PS14042-K」というGX1のキットレンズはかなりアンダーになる。
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以上のことから
LUMIX DMC GX8があればG7はランク下のカメラであることが明確であった。
FUJIFILM X-T20、X-T1においては、X-T20がX-T2のCMOS、画像処理エンジンを使用していて同等のはずと思っていた。
しかし、AEやAWBなどからどうもそうでもないかもしれない--という感じがする。
デジタルミラーレスカメラは、ハイエンドのカメラ機能から普及機には、性能が差し引かれるようで、やはり性能は値段相応という感じがある。
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