第70回・毎日書道展作品完成で一息つく
毎日書道展の作品を3日かけてようやく仕上げて表具屋に持っていった。
これでやっと6月が迎えられる。
3日かけてというものの、書いたのは1日でそれが乾くのを待ってということである。
バケツ一杯の墨が半分終わってしまったから、今年は書きすぎかと思って乾いたらそれほどでもなかった。
書道展の作品は、その展覧会に合わせていろいろと書き分ける。
特に毎日書道展ではどのように書くのかが問題で、頭を悩ませるところでもある。
使える墨が半分終わってしまったとは言え、昨年2回墨を作っておいたからある程度残ったというもの。
今年も2回作るつもりで保存容器を明けてある。
作る墨も毎回多少趣向を変えている。
しかし、墨は毎日変化するので1年も経つとつまらない墨になってしまうから毎年研究である。
梅雨が近いので、今日30日は昼過ぎから雨になった。
雨の日の前日は良い日のことが多い。
昨日29日は、真夏の記憶を呼ぶような初夏を思わせる5月の朝だった。
午前10時に国道を西に向かっていたら、晴天なのにどんよりとした雰囲気で昔を思い出したような風景だった。
太陽の高度は多少低く、それでいて車の温度計は外気温30℃を示している。
これが夏なら朝7時前の感じに似ているのである。
しかし、今は5月で真夏にはなっていない。
これで他に誰も乗っているわけではないから、そのまま進んで高速道路に入るわけではなく道を逸れて北上する。
10年以上前、夏に車で東京に向かうというのはTDS、TDRに行くためであってそれ以外の選択肢はなかった。
それも子供が中学1年のとき、ゴールデンウィークの連休のうち5月2日を「ずる休み」させて遊びに行ったのが最後だった。
子供の中学時代も1年生から内申という部分で縛られるので、ウカウカしていられないしスタートダッシュで出遅れると取り返すのが難しい。
それで早めに遊びに行ってしまったわけだが、母親は別として家族としてはそれ以降出かけたことはない。
最近歳をとったのか何か昔のことばかり思い出す。
考えてみれば、昔のあの場のシーンに集まった親しい人たちはいまほとんど鬼籍の中だったりする。
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