ライトノベル「京都寺町三条のホームズ」にみる7巻で終わりの特徴
最近なぜかライトノベルを読んでいる。
読んでいるのはスマホの電子書籍で、月末のポイントを消化するのでこういう類いのたわいのない話(ライトノベル) 。
こういうライトノベルというのは、高校生向けというのが定番なので主人公の一人に必ず高校生が出てくる。
それも決まって高校2年生の春くらいからで、高3の受験近くになるとなぜか終わってしまう。
それが7巻前後で大方終わる。
例えば「あやかし双子のお医者さん」は、第6巻「あやかし双子のお医者さん 六 雪女と遠い日の約束」で終わり。
・・・・と言うことで書きだしていろいろなデータを見ることで行き詰まってしまった。
はっきり言えば、ライトノベルでは主人公ないしはそれに類する高校生が大学に入る前で終わると言うのが近い。
異世界ものなどは、現実は数日のことだったりするので高校生のまま成長しないのでこういうことはない。
ライトノベルの読み始めは、「神様の御用人」(既刊第7巻)で日本古来の神々を紹介しているのが非常に勉強になった。
神様の御用人は、24歳のフリーターが主人公なので高校生ではない。
しかし、時代の設定が超円高の就職氷河期を考えて作者がそれを背景にしているためか、ライトノベルなのに何となく今の時代には合わないことが多くある。
この神様の御用人では、吉田穂乃香という神主の娘の高校生が出てくる。
実は親友の神主の妹だが、こういう物語の特徴で、一輪の名花の趣があるように美少女である。
しかも、「生まれながらにして」特別な才能があるために悩みを持ち、孤独だったり人間不信になっていたりするのはお決まり。
この高校生が第7巻で高校3年になり、エスカレーター式に短大に進むとある。
それでこの本の配本を見ると「2016年から1年に一冊なので8巻が出る」可能性もある。出るとすればまだ高校生のままだろう。
それではなぜヒロインが大学生になる直前で終わるのかは、高校生向けだからと言えばそれで終わり。
実のところは、いわゆるプラトニックラブで済む高校生と成人となる大学生とは違うというとこだろう。
著者望月麻衣氏の「京都寺町三条のホームズ」も第7巻、主人公である高校生「真城葵」が大学に進学するところで終わりそうだった。
エピローグのような短い第8巻が出たのだが、続けてかけるようになったとあって第9巻、10巻が出ている。
主人公の「真城葵」は有名大学の大学生になっていて、第8巻から第2部になったという感じである。
こういうライトノベルは珍しいかもしれない。
又「続・お祓い本舗」に「京都寺町三条のホームズ」や「わが家は祇園の拝み屋さん」の登場人物が出てくるので、全般的には終わらないかもしれない。
少し戻ると、
「あやかし双子のお医者さん」の主人公の高校生は、最終刊で大学の附属中一貫校高校の6年。
主人公の女子高生は母親が有名な女優と言うことで、やはり美少女。
こちらは完結してしまっている。
「わが家は祇園の拝み屋さん」や「神様の御用人」は9月に新刊が出ているので、どうなるか。
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