1年初夏まで 小説Syuun の不思議な少年時代 その39-7 1967年(昭和42年)春頃~
小説Syuun の不思議な少年時代 その39-7 1967年(昭和42年)春頃~
★前橋高校3年間のイベントが集中した1年初夏まで
今から思うと前橋高校一年次は、クラスメイト達のだまし合い、様子見の様相を呈していた。
その「だまし」に騙(だま)されたと・・・今でも苦い想い出として残っていると同クラスだった阿部裕幸先生が語っている。
前橋市のほぼ中心部を学区とする第一中学校、第三中学校からの生徒。
群馬大学附属中学校、前橋市のその他の中学からの生徒。
伊勢崎やら当時の佐波郡(現伊勢崎)というものの、ほぼ太田に近い場所から来る生徒。
前橋高校進学者が多く、優等生が多かった第一中学校出身者などとは違い、同級生に面と向かって「おまえは○○だ」とか罵倒するような生徒がいる。
そして、俺は「(頭が良いから)勉強しなくてもできるのだ・・・」と言う態度を示す生徒。
また、あえて間違った噂や先輩達の話をでっち上げて他の生徒を貶(おとし)めようとする生徒。
それに引っかかればそれこそ「おまえは○○だ」、劣等生呼ばわりする。
勉強ができ、学校の成績が良いから・・・・品行方正で優等生とは別物と大人世界をかいま見る風景。
しかし、事実として教科書などを1回読めば全て覚えるという「勉強しなくてもできる」という超人生徒も存在しうるものの当然静かなものである。
学年があがるごとにこういうことは少なくなるのではなく、都合の良い幾つかのグループを作ってその仲間達以外では会話をしなくなったりする。
今から思えばそれでも前橋高校1年の頃はまだまだ平穏無事であった。
それで1年では、書道、美術、音楽から芸術科目を選択ということがある。
高崎高校では、「書道」がないそうで高校の書道の教師には高高OBは見かけない。
ここで「書道」を選択しなかったのは以前に述べたように「ちょうどこの頃は書道(書写)に若干疲れたという時期」であった。
このとき書道を教えていたのは「田村由夫」先生で雅号を「翠淵」(かな作家)と知ったのは15年以上後のことである。
田村翠淵生誕100年・翠書道会60周年記念展を観覧する
http://syuun.way-nifty.com/blog/2013/04/60-f5ab.html
http://syuun.publog.jp/archives/5943595.html
また「美術」は東京藝大出身の武沢先生だったのだが、「抽象画」だから止めた方がよいという噂があった。
その一方で音楽は、「ギヤマン」が停年に近いから選択した方がよいという噂。
50年以上たった今でも同窓会誌に登場する「ギヤマン」という伝説の名物教師・福島栄三先生。
それでその「ギヤマン」に賭けることとした。
その時、英語塾で長年同席した小林T氏に音楽選択の理由を聞いたところ「レコードによる音楽鑑賞ができるから」との解答があった。
今では全くお目にかかることはない「コールユーブンゲン」とかの授業もあった。
実際はドイツ留学時代のエピソードや世界一と言われる声楽科のエピソードなど今では聞けない貴重な話しもあった。
音楽の授業・・・津久井君(1中出身)の美声に驚き、飯島君(伊勢崎)が絶対音感に近くピアノが弾けたのにも驚いた。
その他では、クラシック音楽のレコードを聴いて感想などを聞くなど。
そうとは言っても音楽選択は、美術や書道などある程度の技術を伴う分野に興味が持てなかったというより・・・・寝ながら楽に授業を受けたいという生徒ばかり。
事実上音楽など興味もないからレコード鑑賞ではみんな居眠り。
こういうやる気のない生徒ばかりが集まったのが音楽選択。
それでほとんどろくな授業が成立せず、やる気のない生徒に対して「ガマンできない」と毎回言う。
その「ガマンできない」を「ギャマンできない」と発言をくり返した。
この「ギヤマン」こと福島先生。
国立音楽大学の声楽科を出てドイツ留学していた経歴がある。
しかし、そのドイツ語を聞いたことはない。
そのドイツ語の逸話では、ドイツ人(音楽関係)に自慢のドイツ語で話したところ「訛りがある」と言われて驚いたという。
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