FUJIFILM X-S20の発売に見るミラーレスカメラの大激震
FUJIFILM X-S20の発売に見るミラーレスカメラの大激震
2023年6月末、FUJIFILMではX-S10の後継機として動画機能を大幅に強化したX-S20を発売した。
このX-S20は、売値184,140円という中級機としては高額である。
しかし、発売と同時に人気が爆発して発売前に予約しても発売日に届かない事態になっている。
それは今でも続いていて予約しても買えない状態が続いている。
この様な背景にはスマホのカメラの性能が静止画像だけでなく、動画性能も格段にあがったことによる。
それは、静止画は強力な手振れ補正、動画性能はアクションカメラなみの性能と進化した。
従い、ミラーレスカメラのエントリーモデルは時代遅れになった。
結果として、2020年頃までに売っていたエントリーモデル・中級機のミラーレスカメラは旧世代のものとなった。
昨年の県展で「そのカメラは1万2万では買えないのでしょう?」と聞いてきた先生のカメらに関する感覚は、概ね5~6万円なのだろうと思う。
それは大方10年以上前のミラーレスカメラの感覚であろうと思う。
ミラーレスカメラの中級機は、2019年には10万円を超えている。
そして、コロナ禍の中では30万円以上もする高級機のフルサイズカメラが発売されるものの誰でも買えるというものではなかった。
少なくとも小生の周辺や人の集まるところで持っている人を見たことがない。
各メーカーではフルサイズの高価なミラーレスカメラの発売を中心としていた。
それがようやく2022年からCanonがAPS-Cのカメラを発売し、それに続いてFUJIFILMがAPS-Cの高級機を発売していまに至っている。
このことから2021年までに発売されたAPS-C(フルサイズではなく)カメラは、時代遅れで生産中止したものも多く新たに買うのはためらう必要がある。
但し、機能の限定した用途として使うのであれば価値はある。
こういう時代の流れの中でユーザーを放置したままで、忽然と消えていったレンズ交換デジタルミラーレスカメラがある。
それは、ミラーレスカメラを一時的なコンパクトデジタルカメラの代替え品として考えていたと思われるNikon(Nikon1)、Canon(EOS Mシリーズ)である。
ミラーレスカメラへの認識や対応が最後まで遅れ結果としてNikon、Canonは、レンズ交換式ミラーレス一眼カメラの後発になった。
Nikon、Canonのミラーレスカメラはコンパクトデジタルカメラの代替え品として小径マウンド(小型レンズ)を採用して登場している。
●Nikon1シリーズは2011年10月20日発売され2018年に生産終了。
2019年11月発売、Nikon Z50(Z マウント・フルサイズ新ミラーレス共通)
●CanonのEOS Mシリーズ(APS-C)は2012年9月29日に発売され2022年秋生産終了。
2022年5月、APS-C(フルサイズRFマウント)EOS R7、R10発売、2023年2月EOS R50発売。
小生としては、このNikon1(V1、J5など)、EOS M(M2、M3、KissM)は、2014年に投げ売りされていたカメラを買った。
Nikon1 V1では、AmazonでNikon1 ズームレンズを買うとV1レンズキットが付いてきたという代物。
EOS Mでは、オマケにストロボとマウンドアダプターがついていたりと撒き餌状態だった。
Nikon1ではJ5で終わってしまった一方、EOS MはEOS M6 Mark II(2019年8月発売・約3250万画素CMOS)、KissM II(2020年11月)まで続く。
この様な背景には先に述べたスマホの登場とその高性能化がある。
コンデジは、スマホの登場で姿を消し、Nikon1は、このコンデジから乗り換えを目指したもののスマホの高性能化によって消滅した。
EOS Mシリーズも同様で、高性能化を目指したEOS M6 Mark IIはマウントの小ささからか限界が見えたのだろうか?
これも消滅しEOS Mシリーズは新しいフルサイズ共通のRFマウントに代わった。
2020年以降のコロナ渦を過ぎた今では、最新のスマホカメラでは出来そうにない動体撮影や高性能の動画撮影に特化したのが最近のカメラになった。
Nikonが2019年11に発売されたAPS-C型エントリーモデル・Z マウントのZ50。
これはスマホカメラやエントリーモデルの従来型のデジタル一眼レフの代替えとして考えられたと思う。
従って、画素数はAPS-C型としては旧型CMOSを使い有効画素数2088万画素と最低。
センサークリーニングもなく、当時性能ではFUJIFILM X-T30(2019_02)に劣っていたものの同性能のZfc(2021_06)、Z30(2022_08)を発売。
その一方、フジはFUJIFILM X-T30II(2021_10)、X-S10(ボディ内手振れ補正2020_10)そしてXS20(2023_06)。
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久々Nikon1 J5とEOS KissMを出してみた。
Nikon1 J5は小さくてどこにでも持って行けそうだが、コンデジには負けないものの既にスマホのカメラに劣っている。
ベストセラーカメラだったEOS KissM。
これはよく写る・・・失敗も少ない、但しそれだけ。
動きものには対応していないし動画も普通レベル。
面白みや感動する一枚というのは一切ない。
やはり一世代前のカメラと言うべきだろう。
CanonではこのEOS KissMの後継機としてEOS R50--APS-C(フルサイズRFマウント)をKissMの流通在庫が終わる頃に発売している。
既に高性能のスマホに劣るもので売れるとも思えない。
2023年7月18日、SONYがα6700という新機種を発売した。
フルサイズ機の「フルサイズ機α7R Vに搭載されている『AIプロセッシングユニット』を搭載。」、α7IVの性能やプロ用動画機の性能を詰め込んだ機種は26万円ぐらいになると予想された。
しかし、結果はかなり値段を抑えた197,010円。(初期売値)
その後の価格変動で2023/08/14では、195,219(税込)円からヨドバシカメラの216,910(税込)円(P21,691)。
これからAPS-C上位・中級機は200,000円前後と決まってしまった。
2015年では、10万円では高級機、コロナ禍まえ2019年では10万円で中級機。
2023年では、APS-Cでもフルサイズモデルと変わらない値段になった。
お陰で中古カメラが売れるわけである。
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