昔の銀塩カメラの記録
昔の銀塩カメラの記録
リコーR1 30mm F3.5 /24mmF8 (台湾製)平成07年購入 2005/05/04 11:54 AM photo

コニカビッグミニが登場して7-8年経って発売された。
30mm F3.5 /24mmF8
リコーレンズ 30mm F3.5(4群4枚)
スーパーワイドパノラマ24mm F8(6群6枚)
パッシブ(Passive)方式マルチオートフォーカス(3焦点) 0.35m~∞
フアインダー:採光式逆ガリレオ方式
シャッター:プログラム式電子シャッター 約2秒~1/500秒
二分割SPD受光素子使用(中央と周辺) EV2-15(ISO100)
光量制御電子フラッシュマチック。
ストロボ ガイドナンバー7程度
ISO100 30mm 0.35~2.7m
ISO400 30mm 0.35~5.4m
フィルムカウンター:逆算式
CR-2 3V
117×61×25mm 145g
二焦点カメラになっているが24mm(パノラマ)はオマケである。
形状は、フィルムの入る部分が太く他は薄っぺらな特殊な形状をしている。
実に携帯性がよいデザインである。
買ったのは、「つい気まぐれ」。
ホームセンターで展示、在庫のカメラは全て30%引きと言う広告に釣られて20000円以下で買った記憶がある。
通常30000円程度はしていたようであるが、何故か今まで持っている人に出った事はない。
初期不良で…Made in TAIWAN
「日付の滲み」、「動作不良」、「巻き上げ不良」等2回修理調整した。
調整して快適なカメラになった。
描写は、中心部は非常にシャープで一眼レフと遜色ないが周辺部の流れ、変形は大きい。
室内のスナップはストロボの小ささに影響して難しい面もあるが、日の丸写真を撮るには全く問題ない。
但し、プラスチックのペナペナした質感は高級感はないし、薄っぺらで写真機らしくない外観は高級感を感じられない。
しかし、一眼レフに迫るコンパクトカメラが出現したことに大いに驚いたものでもあった。
尚その優秀さから、その後リコーR1はR1sとなってつい最近まで発売されていたカメラでもある。
これが、後のリコーGR-1、GR-1s 、GR-1v
の高級コンパクトカメラに繋がる。
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Pentax Z10 FA28-80mm smcPENTAX FA70-200zoom 平成2年購入 photo
Z-10は、発売と同時にまだ高崎の西口にあったバラックの様なビックカメラで買った。
OM-1以降一眼レフを買ったのは初めてである。
Z-10は、パワーズームという機構が目新しい物で同時発売のの28-80mmがセットレンズと言われる物である。
兎に角、このレンズの反応はすばらしく何やらMechanicalな感じがプンプンした。
しかし、結構巨大なレンズで写りとしてもコントラスト中心なレンズである。
取り合えずのバカチョン一眼レフとはこのことである。
パーワーズーム(PZ)も70-200mmmを購入したが逆に遅いばかりで使い物にならなかった。
従って、重くてでかい割にコンパクトカメラ並みのレンズ性能に飽きが来て使わなくなってしまった。
その上、Pentaxはレンズメーカーから嫌われてほとんど他社製のものは使えなかったのも欠点だった。
特徴としては、HPプログラムでスポット測光になった。…但しほとんど使ったことがない。
尚、Z-1、Z-1Pなどは全く別物で「名機」と言われている。
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Pentaxペンタックスauto110スーパー
昭和60年購入(1985)2005/05/14 10:49 PM
1983年発売
レンズ交換式110TTLオート一眼レフカメラ
電子自動プログラム式ビハインドレンズシャッター
ファインダー:ペンタプリズム、クイックリターンミラー使用・スプリットマイクロマット式
像倍率0.75倍(標準レンズ24mm、∞)・視野率87%
巻上げ角144度・予備角55度、110ワインダーⅡにより自動巻上げ可能
内光・中央重点測光方式TTL 測光範囲はEV3~17(ASA/ISO100)
SPD受光体使用 シャッター速度範囲は2種のLED(緑色=F2.8・1/45秒以上、黄色点滅=手ブレ警告)で表示
99(幅)×57.9(高)×44.5(厚)mm・164g(電池なし)
これは110のレンズ交換式の本格的な一眼レフである。
レンズは18mmパンフォーカス、18mm/F2.8、24mm/F2.8フィルター径25.5mm、50mm、70mm/F2.8フィルター径 49mm、ズームZOOM20~40mmF2.8/フィルター径49mm
クリップオンタイプ、自動調光方式
オートストロボAF100P/2.2~10[ASA100]/63[幅]×49[高]×48.5[厚]mm・80g[電池なし]
オートストロボAF130P/2.2~13[ASA100]/63[幅]×72[高]×41[厚]mm145g[単3乾電池2本付]
110ワインダーII
写真はそのうち別コーナーで………
auto110スーパーは、auto110の改良型である。確かある程度のセットになった化粧箱に入ったものが7万円程度で売られていたような気がする。
買ったのは、ビックカメラ高崎店が当時高崎駅の東口の路地にあったときである。おおよそ必要と思われたものはフルセットで買った。
ボディ他は、ケース、AF100P、110ワインダーII、18mm、24mm、50mm、70mm、各フィルター、視度補正レンズ
である。ズームは高かったまでパス、パンフォーカスはいらないと思ったので買わず。取りあえずフルセットに近い。
多分65000円程度(詳細は後日)
スキー場へ持っていたりして適当に使ってしまったりして、視度補正レンズが折れたり粗雑に扱った。但しキズ等は一切なし。ケースに入れて持ち歩いていたからであろう。
その後、そのカメラはレアもの!!
との話を聞いて全て点検して、乾燥ボックスの中に収納した。多分10年は開けていない。
乾燥度は、最高値を示しているので多分何ともないと思う。……新品同様。
描写は………110だから描写には限界がある。特に撮影会に持ち出した時は、お話にならなかった。……同時に持って行ったOM-1に対して。
只コレクションとしては結構面白いものがある。
ライカと比べるのも何ではあるが、見て、さわって楽しむ……そんなものの一つである。
ちなみに、これがPentax一眼第一号である。
CanonEOS 100QD/28-80mmF3.5-5.6USM【サイレントEOS・故障】
平成06年購入
○形式・モータードライブ・ストロボ・オートデート内蔵35mmフォーカルプレーンシャッターAF/AE一眼レフカメラ
○ペンタプリズム・視野率90%、倍率0.75倍。
○視度補正-1ジオプター(アイポイント20mm)
○フォーカーシングスクリーン・固定式、AFフレーム付き全面マット
○ミラー・クイックリターン式ハーフミラー
○測光方式・6分割SPC使用のTTL開放測光
1.評価測光 2.部分測光 3.中央部重点平均測光
○測光範囲 EV -1~20
○AF測離輝度範囲 EV 0~18(ISO100)
○シャッター:縦走り フォーカルプレーン式全速電子制御シャッター
○シャッター速度:1/4000~30sec B、X接点 1/125
○内蔵ストロポ:ガイドナンバー 12(28mm)~17(80mm)(ISO100)
○アートコードプログラム(EOSアートコードブックから バーコードリーターで読み取り)
○…2CR5…1個
○580g
これは、名機だった。……だったというのはシャッター幕のダンパーの加水分解によってシャッターが癒着して使えないからである。修理費はおよそ12000 円。中古もその程度以下なのでもう修理をする意欲もない。その上修理したからと言っても10年経つと自動的に又癒着するというタイマーが付いている。…事実上欠陥なのであるが「欠陥」と認めようとしない。(この頃のEOS10 100P も全く同じ症状を呈す。)
…これがキャノンの体質というか以後続く。即ち、カメラは消耗品である。写真を撮るだけの機械である。ニコンやPentaxと大きく違うところである。
この事が大きく分かる事柄である。
さて、機械としては特に不満はなかった。静かであるしAFもソコソコ。ゆったり構えて写真を撮るには良いカメラであった。
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Tokina ATX240 F2.8 《Ca》 大口径ショートズーム 平成07年 photo
これは、ランタン系のガラスを使った結構巨大で重いレンズである。
EOS-100qDを使うことによって、今まで見たことにない様な立体的な写真が撮れた。
比べた描写としては、リコーのGR1sと同様なシヤープ描写。
少し、「黄色」の色が付くので夕方や夜間の写真は非常に良かった。
しかし、EOS100が使えなくなり、EOS7になるとAFに誤動作がおきて何故かうまく行かない。
特にEOS7からCanonは少しAlgorithmを変えたので色々とレンズメーカー製のレンズがうまく合わない。
何とか使いたいとは思っているが、24-40mmでは今では標準レンズの内に入り他に魅力的にレンズがあって中々使えない現状である。
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ペンタックスMZ10 35-80F3.5mm 28-70F4.0AL
平成09年購入
TTLストロボ内蔵 TTL AE・AF35mm一眼レフカメラ
電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター、auto 1/2000~30秒
Manual 1/2000~30秒
ペンタックスバヨネットKAF2マウンド
使用レンズ:KAF2、KAFマウンド、 KA、Kマウンド(AFアタ゜プター使用)
TTL位相差検出3点測離(SAFOXⅣ)
AF EV1~18(ISO100 F1.4)
FA 3速パワーズーム
ペンタミラーファインダー、視野率92%、倍率0.77倍
露出計・測光範囲:TTL開放分割測光(6分割)、50mm F1.4 ISO100 EV0~21
露出補正±3EV(0.5EV)
直列制御TTLストロボ 11(ISO100 /m)28mmカバー 同調速度1/100以下
CR2 2個
データーバック CR2025
MZシリーズからグレードupしないので未だに現役。事実上この上級機はMZSではなくで「ist」と言う普及機であるところが残念。
いずれにせよ、ペンタミラーとAFの遅さは限界に来ている。
銀塩もあまり撮らなくなっているので出番もすくない。
但し、デジカメより安定度はが高いのは銀塩カメラの特徴。
ミノルタα707si 24-85mmF3.5 平成09年購入
言わずとしれた「カメラグランプリ」をとったα707si である。
これは、製造中止になると言うので急遽購入した。10月上旬。
α707siは実際は 9月30日をもってほぼ回収された商品である。従って、微妙な流通在庫のみ。
新宿サクラヤで在庫なしで、東京新宿のヨドバシカメラで購入したが、実際は地元のキタムラで9月に買った方が安かったくらいである。
従って、購入した物は最終モデルである。
試し撮りしていたらファインダーにゴミのような物が見えた。
それで、ミノルタのサービスセンターに電話したら担当の女性は何か威圧的に「販売店で交換してください」という。……クレーマーと思ったのかもしれない。もう製造中止で在庫はないはずというと「まだ生産しています。製造中止していませんと強調する。」らちがあかないのでそのまま引き下がった。
キタムラでも9月30日をもって全部撤去していたので、こんな態度のミノルタはダメだなと思ったのである。
ペンタックスなどは非常に丁寧なので改めてその差が際だつ。
官僚主義というか「ユーザー」には商品を売ってやっているという態度は、どうしたものだろうか。
そのためか、その後合併の憂き目にあった。
そのゴミも使っている内に見えなくなって、今に至っても正常なので「何だったのだろう」と思う。
このカメラの欠点は、スーパーインポーズが付かないのとAFの測点を選ぶのに手間が掛かると言った程度の物である。その他操作が分かりにくいということもある。
しかし、この後継機種のα7が非常に良くできた機種でしかも「激安」なのでこれを使うと言うことは滅多になくなった。
フジ・ティアラズーム 平成10年購入
名機ティアラ・スームである。但し、あまり知られていない。(マニアだけの世界)
発売当時のカタロクの豪華なこと…当時相当に力を入れて作った機種。
従って良く写る……しかしあまり面白くない。フジのフィルムを入れると特につまらない。
結構コダックなどの方が「空気」を感じる。
当然事ながら広角側の方が解像力が高い。……一説には、カメラ好きの皇太子も持っていたティアラより解像力があるとも言われている。……未確認。
普通に撮っていると何とはなしに撮れてしまう。フジのカメラは皆写る傾向が似ていて「透明感」はあるがつまらない「平面的な」ものになる。
特に、ティアラはどんなところでもストロボが発光する。
最近、時代の趨勢かストロボ充電時間に時間が掛かる事に気がつき始めている。
コンパクトカメラは、今デジカメに移ってきているために現役引退も近くなりつつある。
TAMRON SP20-40mm F2.7-3.5 《Mi》 平成11年
旧型製品となってしまった。
昔は、超広角レンズだったが17mmていどは普通になったので少々広角側が物足りない。
描写は比較的「ソフト」で「カリカリ」という今の傾向にはそぐわない。
撮してみると充分な撮れ方をするが、コントラスト重視でもないし特にこのレンズで撮影したという雰囲気が伝わってこない。又、平面的というか最近のレンズにはかなわないのかもしれない。
そのうち、デジカメにつけて試してみたい物である。
Konicaminolta AF17-35mmF2.8-4(D)を買ってしまったために全く必要なくなってしまった。
これは、新型のタムロンSPのOEM品だからである。
SP20-40mm F2.7-3.5 はDレンズでもないのでどうしようもない。
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キャノンEOS7 28-105mmF3.5 平成12年購入
これほど雑誌に騙されたカメラはない。
カメラ自体は、どこというものはなく説明書は見なくとも直ぐ使える単純なもの。その上、種種の設定をしてやると色々な風に使えることが出来るがほぼ体制に影響はない。
視線入力でAFをすることが出来るが、明るいところに限られる。
昼間の屋外で使っている限り大して不具合は見つけられない。これはどんなカメラでもそうで今では当たり前である。
こんな事をAFが「正確」とか、写真家という「太鼓持ち」が絶賛した。だから今でもミノルタα7よりも売値が高いという珍現象がでている。
騙されたと思ったのは………
兎に角、暗さに弱いと言うことである。基本的に、結婚式のキャンドルサービスなどは視線入力どころかAFも効くかどうか分からない。
ストロボも旧式380EXではあまり役に立たないし、視線入力に対応したという420EXでも使えない。
何とか誤魔化して使う方法は、視線入力をはずして、センターに固定するこれしかない。
これで少しは使える。これではEOS100レベルのカメラではないか。
それで、暗さに弱い点を検証してみた。
ミノルタα7に他社製タムロンの同じレンズをつけて暗いところを試し撮り。
ミノルタα7で瞬時にAFしてシャッターが切れた場所で、EOS7は迷った末にやっとAFが合う始末。
ストロボをつけての実験も似たようなものというか悲惨であった。
尚も他社製のレンズとはAFが非対応も部分もあって、使えないカメラである。
その上、ストロボを使って宴会写真を撮ると1/60に固定され背景が真っ暗な写真がとれる。
キャノンはTsシャッタースピード優先で1/30にすることが出来スローシャツターを切ってみたが大差なし。
28-105mmも2段程度は絞らないと使い物にならない。
いっそのことナショナルの汎用オートストロボの方が良かったかもしれない。
こんなものに、グリップ・ストロポ・交換レンズ等も買って全く銭失いのカメラである。
これでもうCanon製の一眼レフは絶対に買わないと思ったものである。
Pentax ist*D +smcDA16~45mmF4EDAL+シグマEF-500DG_Super_PA
のこの一年 2005/08/19 22:14:16
Pentax ist*D →→→サービス
は、購入して直ぐにレンズを認識しない不具合があって修理。修理項目は、各種接点、基盤等の交換。
Ver.1.11となって戻ってくる。
結果、1.写りとしては少々明るめに写るようになった。2.Pentax lensだと特に暗くなったがそういうことは少なくなった。当然、「レンズを認識しなくなる事」はなくなった。→→写りはist*Dsに少し近くなる。
シグマEF-500DG_Super_PA→→→点検
ストロボがフル発光してしまう。又は、発光しない不具合。
カメラボティもサービスに送付。
結果、異常なし……接点の接触不良を起こすことがあり、必ず強く締め付ける事を対策として教わる。
ストロボ接点はCanonの純正ストロボの接点と似ているが、Pentax純正のものはもう少し鋭利。
この対策によりほとんど異常は無し。
修理検査の間、旧式のTTL純正ストロボ(AF330FTZ)を使ってみたが、結構この方が良い感じであることがある。
モニターで見るとSIGMAの方がソフトでよいとしても、印刷するとあまり映えないことがある。
smcDA16~45mmF4EDALの16mm側でAFが合わない件。
これは、デモ機で特に酷く一般の風景でもAFが効かずシャッターが押せなかった。
修理から戻って生きたボディではそれほど激しくは出なかったがたまにAFが合わないことが続出。
結果、2005_8:月PentaxにPentax ist*D +smcDA16~45mmF4EDALを送付。
サービスセンターから、工場に送って再検査したが異常なし。(約2週間)
但しsmcDA16~45mmF4EDALと組にしてAF調整。
現在どの様に改善されているか点検中。
以上 保証期間中に少し動作がオカシイと思ったものは点検、修理に出してみた。
PentaxさんもSIGMAさんも実に親切であった。
これで結果として各部の調整をし終わったので、不都合は仕様。……快適に使えると思う。
こういう事であるなら、EOS7を直ぐに点検に出しておくべきであった。
EOS7sはマイナーチェンジだとしても密かに変更している部分があるはずである。EOS7の不都合は旧型だからだという理屈である。
ist*Dはミラーショックも少なく、レリーズもSilkyタッチで中々気持ちがよいカメラである。
新型のカメラもあるが、やっと癖を覚え込んだところであるし、もう暫く使ってゆこうと思っている。
***********
投げ売り商品として売りに出された Pentax ist*D の実情
近年、Pentax ist*Dは、生産中止と共にCatalog落ちの製品となった。
正確に言えば、生産した在庫が無くなったと言うことだろうか?
この製品は、月産5000台とのことだったが本当に月5000台作ったかどうかは不明。
ただ製造期間から考えて、60000~70000台と言ったところであろうか。
「56××××~」で始まる初期ロットは凡そ10000台。この製品はかなり検品を厳しくしたので不良はあまり伝わっていない。
いずれにせよ、発表2003年3月→→ 2003年9月6日の発売当日には30000台は出荷したであろうと思う。
30000台というと多いいように思えるが、10000台は予約等、その他10000台は店頭品・ガラスケース入り等そして10000台は販売在庫。即ち、予約の他は各店舗2台ずつ仕入れた計算である。それから年末商戦までに10000~20000台
と言ったところであろう。これで4-50000台。
要するに、ここまでが多分「初期モデル」と言われるものである。
ファームウェアとしては(VER:1.00 、1.02)
「ペンタックスは2004年6月3日、普及型デジタル一眼レフカメラ(DSLR)を今秋発売すると明らかにした。価格は「他社の普及型DSLRと同等の、 12-13万円前後」(同社)。月産2万台、来年3月末までに10万台の出荷を目指す。」
……と言うように翌年6月にはDsを発表し2004年11月19日(金)に発売している。
この発売時点で10万台の在庫を持って望んだことであろう。(生産期間より推定)
このことから、ist*Dの製造は5月中旬で中止、Dsに移ったことが推定される。
即ち、ist*Dの発売と同時にist*Dsの設計は始まっていてist*Dの評判や各社(Canon KissDigital)の製品に多く影響されたと思われる。
本来ist*Dは Canon EOS10Dを対象にして作られたのであろうと思われたが、「あまりのアンダー傾向」に評判が芳しくなかった。
従って、2004年以降から
2004/01/09 ・*ist D の新ファームウェアが公開(Ver1.10)
2004/03/18 ・*ist D ファームウェア公開(ver. 1.11)→→→最終Ver1.12( 2005/02/25)
とファームウェアが公開されるに従い後期モデルと言われる改良型が発売された。
この後期モデルのファームウェアは当然(VER1.10 および 1.11)となる。
この後期型となって数々の不都合や製造による不良の改善等を行ったと思われる。即ち、何かユニットを変えていると思われるのである。
従って、どの様に直しても初期モデルは後期モデルにはならない。
又、写りの傾向としては、Pentaxが述べてるようにist*Dsの「ナチュラル」がist*Dの写りとなったのである。
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少しここで米国Pentaxの価格情報があったので掲載する。
2004年1月30日付けで
PENTAX *ist D bodyから$300(9/10約110円/$)の値引き$1399(153,890円)
PENTAX 16-45mm DAレンズは$200キャシュバックで$229(25,190円)
セットで$1630(179,300円)
とある。
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尚、PENTAX 16-45mm DAレンズの平均価格\47,682は、$429(\47,190)と非常に似通っているのは不思議である。
Pentax cuts *ist D price by $300
Friday, 30 January 2004 20:20 GMT
Pentax USA today announced that it is cutting $300 from the retail price of the *ist D digital SLR as well as an additional $200 from the 16-45 mm DA lens if bought with the camera. By our estimates this means you should be able to get the *ist D with the 16-45 mm lens for around $1630 ($1399 for the discounted body and $229 for the lens), that's the camera and lens bundle for around $60 under the original retail price for the body alone. In addition Pentax USA has also cut $30 from the Optio S retail price and $50 from the Optio 550, 555 and 33WR.
DREAMS CAN COME TRUE:
PENTAX SLASHES *ist D DIGITAL SLR PRICE
GOLDEN, Colorado (January 30, 2004)…Dreams can come true. PENTAX U.S.A., Inc. has reduced the retail price of the*ist D digital SLR by $300. The legendary camera manufacturer also is offering consumers an additional $200 cash back when combined with the purchase of the PENTAX 16-45mm DA digital lens. These special savings are in effect February 1, 2004 through June 30, 2004. In addition, PENTAX has extended previously announced cash back offers of up to $50 to consumers on the purchase of select digital and film cameras All these special savings and extended purchase deadlines are as follows:
* ($300) PENTAX *ist D digital SLR body retail price reduction while supplies last
* ($200) PENTAX 16-45mm DA digital lens if purchased in combination with *ist D digital SLR by June 30, 2004
* ($30) Optio S Digital Camera and Optio S4 Digital Camera if purchased by June 30, 2004
* ($50) Optio550 and Optio555 Digital Camera if purchased by June 30, 2004
* ($50) Optio 33WR Digital Camera if purchase by June 30, 2004
* ($30) IQZoom 170SL Date Camera if purchased by June 30, 2004
* ($30) IQZoom 150SL Date Camera if purchased by June 30, 2004
* ($30) IQZoom 120SW Date Camera if purchased by June 30, 2004
* ($10) IQZoom 115V Date Camera if purchased by June 30, 2004
* ($10) IQZoom EZY80 Date Camera if purchased by June 30, 2004
* ($20) ESPIO 140V Date Camera if purchased by June 30, 2004
* ($20) ESPIO 24EW Date Camera if purchased by June 30, 2004
* ($30) ZX-L Date Camera Body if purchased by June 30, 2004
Rebate information and coupons are available from PENTAX dealers and also available to download from the PENTAX website at www.pentaxusa.com/rebates.
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ist*Dの完全製造中止を受けてと言うか、ist*Dsの発売日が明らかになると在庫処分に走ったた店舗もある。
そして製造中止に近くなると続々安売り店に「ist*D」の投げ売り品が登場する。
しかし、その詳細を見ると初期のレンズセットであったりもする。
そうして極めつきは、マップカメラの6万円台前半しかもグリップ付きと中古価格同然の新品価格。
そうした情報と共に激安情報が蔓延。
最後は、ビックカメラの通販でポイント付き60000円前後から70000円前後で売りに出された。
さて、その実態は各種の情報を見ても初期モデルの店頭在庫品と推定される。
程度の良いものは、カメラのキタムラが11万円(税込み)で2004年9月に売りに出したものであろう。
但し、これは初期モデル中の初期モデルで特に不良品が多いロットである。
「57××××~」で始まるロットで、初期ロットに含まれた(規格外)不良品、又その修理品が含まれると思われ、その上工作精度も上がっていないものである。
実際のところ、ほとんどが店頭在庫・デモとして使われたためにあまり表面化しなかったであろうist*Dである。
「57××××」の後半から「58×××××」になると
ファームウェアとしては(VER:1.02)になっているものがある。
従って、在庫処分として安く売られたものはほとんど゜棚卸し商品や店頭在庫の初期モデルと推定される。
ビックカメラの激安通販
ビックカメラは何故かこういう時期に「激安通販」をやることが多い。
何故やるかと言えば、ビックカメラは「安い」と宣伝するためである。
……と言うことは、ビックカメラは思ったより安くない。
実際通販では驚くほど安くない。
早く言えば、問屋に返品された店頭品、不良品、不良修理品、展示のデモ機等である。
先ほど述べたように、長期展示品・在庫品は完全に初期モデルでしかも曰わく付きの「57××××」である。
当然事ながら、汚れ、CCD不良、ドット抜け、スーパーインポーズのずれ、接点不良、ストロボ不良、AF不良、その他ありとあらゆる不具合が発生する。
小生も、余りに安いので一瞬ネット通販のボタンを押しそうになったが、どうせ調子が良くないだろうと押すのを控えたものである。
しかし、買った人たちは完全に中古価格……実際中古品のようなものであるが「新品の保証」が付いてきたのは「幸運」としか言いようがない。
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