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Epson Colorio EP-805Aの詰め替えインク事情
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年賀状の印刷も既に終わって、あれこれ考える時期になっている。
それにしても新しいプリンターを買って、そのスターター用インクの減りの早いことと言ったら半端ではない。
Epsonだと、年賀状の印刷で全カートリッジが空になる気配である。
その理由は、元々スターター用インクの分量が少ないのと
「購入直後のインク初期充填では、プリントヘッドノズル(インク吐出孔)の先端部分までインクを満たして印刷できる状態にする」という理由がEpsonのWebページにある。
今まで、Epson Colorio EP-805Aというプリンターを主に写真印刷用に使っている。そのために今まで耐候性重視で純正インクしか使ってこなかった。
しかし、年賀状を印刷するに当たってはこれだけで約5,000円分消費してしまうのはもったいない。しかも年賀状というのは長期に保管するというのではないから耐候性も必要ない。
それでIC70Lシリーズ(さくらんぼ)の全詰め替えインクを使うことにした。
純正カートリッジは、4セット分もあるので充分Epsonさんには貢献した。
この詰め替えインクというのは「ICチップ用リセッター」がなければ使いにくくて仕方がない。
ところがこのリセッターというのは、インクカートリッジが新規に更新されてから1年以上経たないと発売されないことが多い。
Epson Colorio EP-805Aと共に登場した「IC70Lシリーズ(さくらんぼ)」もEP-806A時代になってリセッターが発売された。
2014年になってからEpsonではインクカートリッジの仕様を変えて、「IC80Lシリーズ(とうもろこし)」になっている。従い、IC80Lシリーズの「ICチップ用リセッター」は発売されていない。
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PIXUS MG7530BW用、詰め替え汎用インク
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Canon PIXUS ip8600(2004/10)も壊れそうな雰囲気だったので、この12月にキャノンのPIXUS MG7530BW を買っておいた。
PIXUS ip8600は、10年使ったのではなく2台買っておいて1台目は5年経った2009年にプリンターヘッドが目詰まり。
その後に「廃インクタンクがいっぱい」という表示と共に使えなくなった。
サービスデーターを見たら1万枚を超えていた。
それで直ぐに2台目に交換。これが今年で5年目。
PIXUS ip8600は何年か作られたモデルで2台目は最終モデル。
それで5年間毎日使ったのかというとインクジェットプリンターは、数年前にビジネス用複合機を導入して置き換えているので時々使う程度のもの。
そのため「プリンターヘッドの目詰まり」もなく「廃インクタンク」の表示もまだまだ。
しかし、1年前から起動時に異音を発生することが多くなった。
これが今回突然に、プリンターヘッドを動かすギヤが空回りして動かなくなった。
これは経年変化によるプラスチックの破損であろう。
プリンターもやはり5年が限度である。
ちなみに純正インク(インクタンク BCI-7シリーズ)は「2014年9月30日販売終了」
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PIXUS MG7530BWは、昨年同種のPIXUS MG7130の後継機だったと思う。
MG7130は2012年発売のEpson Colorio EP-805Aに後れを取ってしまったCanonが対抗製品として出した2013年モデル。
そして多少リファインしたものがPIXUS MG7530で、2015年モデルでは全く違ったものが出ると思われる。
従って、このMG7530に使われるBCI-351・350シリーズのインクの互換インクは発売されているものの「ICチップ用リセッター」は発売されていない。
そういうわけで、試しにサンワサプライの「汎用インクカートリッジ+詰め替えインクセット」を買った。これには「BCI351GY」のインクがないのでこの部分だけ純正を使うことになる。
このレポートは、後日することにする。
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Epson IC70Lシリーズ(さくらんぼ)の詰め替え
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Epson純正インクのIC70Lシリーズ(さくらんぼ)は、Epson Colorio EP-805A、806Aなどの2012、2013年モデル専用で2014年モデルからは「IC80Lシリーズ(とうもろこし)」になっていることは既に述べた。
また、2014年モデルであるIC80Lシリーズの「ICチップ用リセッター」は発売されていない。
Epsonのインクカートリッジは、Canonの様に中のインクが見えない構造になっている。
これはCanonのインクカートリッジよりも複雑な構造をしているからだと思われる。
従ってインクの詰め替えもCanonインクカートリッジの様にタンクに穴を開けて直接インクを注入するのではなく、ヘッド部から滴下するという古典的な方法による。
これが嫌な場合は「汎用インクカートリッジ+詰め替えインクセット」を買うと見える形で詰め替えられる。
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エプソン用IC70カートリッジ対応
交換インク + リセッターTHE-70KITを使う
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http://www2.elecom.co.jp/paper/ink/epson/the-70kit/index.asp
このTHE-70KITでの詰め替えは、ライトシアンL、ライトマゼンタL以外は同一の注入量で「5目盛り、約350滴」となっている。
また、「ライトシアンL、ライトマゼンタL」は「7目盛り、約500滴」との説明がある。
ELECOM 詰替えインク エプソン IC70対応 6色キット(5回分) THE-70KIT
(参考・http://www.elecom.co.jp/support/manual/paper/ink/THE-70KIT.pdf)
ところが、使い切ったIC70カートリッジの重さを何種類も量ってみたところ残量は同一ではない。
これでは、失敗する可能性が強く安心して詰め替えることはできない。
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滴下の回数ではなく、インクの重さで推定
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それで使用前の純正インクカートリッジLの重さを計測してみた。
(使用前)
マゼンタ(ICM70L)----------------------24.5g
ブラック(ICBK70L)----------------------24.6g
シアン(ICC70L)------------------------24.5g
ライトシアン(ICLC70L)-------------------27.3g
ライトマゼンタ(ICLM70L)-----------------27.3g
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(空カートリッジ)
マゼンタ(ICM70L)--------------------14.0g~13.6g
ブラック(ICBK70L)--------------------14.0g
シアン(ICC70L)----------------------13.9g
ライトシアン(ICLC70L)-----------------14.0g
ライトマゼンタ(ICLM70L)---------------14.0g
イエロー(ICY70L)---------------------13.6g~13.7g
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フタと包装フィルム------------4.2g
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使用前純正インクカートリッジLから「フタと包装フィルム」の重さを差し引いたインクとカートリッジの別々の重さが以下。
マゼンタ(ICM70L)-------------20.3g------------------6.3g
ブラック(ICBK70L)-------------20.4g------------------6.4g
シアン(ICC70L)---------------20.3g------------------6.3g
ライトシアン(ICLC70L)---------23.1g-------------------9.1g
ライトマゼンタ(ICLM70L)--------23.2g------------------9.2g
このことから、この重さになるまで滴下すれば良いことがわかる。
それで実際に滴下して満タンになったブラック(ICBK70L)では、24.2gで20g分滴下している。
実は、安全を見てもう少し少なくても良いかもしれないが重さを量っているのでかなり正確に滴下できていることが分かる。
こんなふうに詰め替えると、非常に早く詰め替えることができ詰め替えも面倒ではない。
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Epson IC70Lシリーズ(さくらんぼ)の詰め替えの感想
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EpsonのIC70Lシリーズ詰め替えという面倒な作業は、重さを量ることによって迅速に、しかも正確に詰め替えことが出来た。
その上適量滴下するために、Canonの様に余った詰め替えインクをインクカートリッジの外に吸収させるということもない。
「ICチップ用リセッター」でリセットするために、残量表示も問題なくしかも印刷品質も純正品と変わらない。
写真雑誌でも互換インク、詰め替えインクだと耐候性が落ちるとのテストが紹介されている。
しかし、エレコムの場合こんな説明がある。
「『耐力インク』を採用耐光性・耐オゾン性能に優れた自社開発インク『耐力インク』を採用し、変色に強く美しい仕上がりを実現しています。」
以前に、サンワサプライ製の「耐候性UP」の詰め替えインクを使って見たことがある。これは、純正品には劣るかもしれないが結構丈夫だった気がする。
ある程度長期保存の写真の印刷は、純正インクを使うことにして一時の印刷では詰め替えインクでも充分な気がする。
今後は、PIXUS MG7530BWで写真印刷をすることになればこのEpson Colorio EP-805Aは汎用印刷にすることになる。
しかし、顔料インクを使うPIXUS MG7530BWの方が文書などは綺麗なので実際どうなるか分からない状況にある。
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