旧式デジタルカメラ・syuun風・カメラ・デジカメ考

2025年9月28日 (日)

昔の銀塩カメラと初期デジタル一眼レフカメラの記録

昔の銀塩カメラと初期デジタル一眼レフカメラの記録

KONICA MINOLTA α-7 DIGITAL
α-7 DIGITALを漸く買えることとなった。

KONICA MINOLTA製品は、何故か1年も経つとほぼ半価になるのは今までと変わらない。
さて、製品は「α-7 DIGITAL 特別レンズキット」という製品である。
何故多少高めな此にしたかというと、最終モデルであるからである。カメラというものはバーションによって色々と改良され同じカメラなのに初期モデルと最終モデルとは似てもにつかないものになることがある。
只、α-7 DIGITALはそれほど大きくは変わらない様であるが。
Pentax ist*Dと比べてみるとその思想が明らかに違うと言うことが良く解る。
最初全くテストをせずに、タムロンSP24-135F3.5を装着して室内撮影に望んだ。ストロボは内蔵ストロボ。
これは、散々な結果になった。
何せ、ストロボが発光しているのに全然効果がない。ADI調光設定になっていたのでP-TTLに変更する必要があったのかもしれないが(D)レンズでなかったのが致命的であったと………後日気づくのではあるが。
但し、スローシャッター効くのは「室内撮影」専門としては大変ありがたいことであった。
この辺は、Pentax ist*Dは単純であったというのは今での話。
ist*Dでも最初に撮影したものは失敗ばかりである。特に色々な癖があってまともに撮影できるようなるのに多少の時間と労力が必要であった。
不具合、不良を経てである。

いずれにせよ、カメラの癖を掴むまでには銀塩でも10本程度撮らないと分からない。
従ってテストをしてみた。
○TAMRON SP AF 24-135mm F/3.5-5.6 AD ASPHERICAL [IF] MACRO(290D・タムロン創業50周年記念モデル)
(D)レンズに比べてストロボ撮影で多少「アンダー」になることがある。
ストロボを使わないときは特に影響はなし。

○TAMRON  AF 28-300mm F3.5-6.3 XR LD Aspherical [IF] MACRO (ミノルタ AF-D)
旧型のDiで無いやつであるが(D)レンズと同じ傾向なので(D)レンズかもしれない。

○KONICA MINOLTA AFズーム 17-35mm F2.8-4(D)
これは、タムロンのOEMでは有るが多少リファインしてあって小生の持っているSP20-40mmF2.7の新型にあたる。
セット品であるのでジャストフィトする。今は、同等のデジタル専用のものが販売されているためか激安になっているのは良く解らない。
銀塩MINOLTA α-7にも使えるからこれはお買い得。

設定も多少絞り込んで、何とかいけそうと思って12月10日の撮影に臨んだ。
ストロポは純正の「プログラムフラッシュ 5600HS(D)」
今までα707Siの頃の「プログラムフラッシュ 5400HS」を使い続けてきたが、これを使ってみてMINOLTA α-7の性能を最大限発揮していなかったと反省するものでもある。
撮影して見て、「色調の階調の豊かなこと」銀塩カメラ的であるのには驚きである。
又、(D)レンズの影響かガラス面にストロボが反射しない。
これでは、又α-7で撮影してみたくなったと思うことしきりである。
近年、コントラスト中心のPentaxに少し飽き飽きしてきたので少し、銀塩も使い始めたこのごろでもあった。
ここで一つ気がついたことがあった。
それは、スローシンクロが使えると言うことである。
以前のα-7の時、Tv(シャッタースピード優先)にしても、露出固定にしても中々うまく行かなかった。
この理由は、(D)タイプのストロボとレンズを使わなかったという理由によるものである様であると気づいたからである。
そんなこんなで、α-7時代のレンズを少し買いそろえなければと多少思い続けている昨今でもある。


ニコン銀塩カメラから撤退 2006/01/14

ニコン銀塩カメラから撤退と思ったら19日コニカミノルタも撤退
 
「カメラ事業から撤退 コニカミノルタ
 コニカミノルタホールディングスは19日、3月末でデジタルカメラとフィルムカメラ事業から撤退すると発表した。コニカの前身、小西屋六兵衛店が1873年に創業してから130年余続いたカメラの老舗ブランドが姿を消すことになる。………デジタル一眼と交換レンズの事業は3月末、提携しているソニーへ譲渡。既存商品の補修などもソニーへ委託する。現像事業は3月末で終了して今後のサービスはノーリツ鋼機へ委託し、フィルムなどの販売も07年9月末までに終了する。…………」(産経)
コニカミノルタは、今後液晶用のフィルムや複写機などと言っている。
なんだか分からないことを言っている印象。
コニカミノルタの複写機は最近見たことがない、その上あまり性能が良く無かったような。いずれにせよゼロックスやリコーには敵(かな)わない。

14日頃のニコンの銀塩撤退で、ある一部では高級銀塩カメラやレンズを買いに走った人が居たとか。
しかし、F6は売り続けるから今からF5やF100、F80S、F50などを買う人もあまりいないであろう。買うとすれば無くなるAFレンズやその他か……

コニカミノルタ関係に関しては、昨年の暮れぐらいからいろいろな在庫が無くなってきていた。
普通に売られているストロボも店によっては品切れ。…問屋にもないと言っていた。又純正のレンズが物によっては半額以下、…色々な不思議な現象。
そして、α7Dが同じく暮れから「投げ売り状態」に入った。発売して1年なのに。αSweetDも半年なのに激安ムード。
この安さを説明するために、春には1000万画素新型が出るなどというガセネタが流布された。
まあそうでなくては、α7Dが投げ売りされている理由が付かない。…ちなみにCanonEOS 20D ボディが\143,000 もする。
こんごSONYブランドになるのか良く解らないが、これはミノルタユーザーはソニーはいやだと言っている。
パソコンで大体こりごりというユーザーが多い。
ソニータイマー、粗ニー………誰もがいやがる「メモリースティック」
Sony独自の特別仕様。ソフトの改悪、正常に動かそうとするとソニーのソフト、プログラムを徹底的につぶすしかない。

だから最近Sonyのパソコンを買う人が居ない。たいしたことがないのに高いし。

あと少し経ったら、ニコンでも買わなければならないとなると大金が掛かるのでゾットするものである。
それともペンタックスに逃げるか。
但し、Pentaxがサムソンになっていなければであるが。
取り合えず、あと半年から1年でミノルタ製品は完全に処分価格になるので「欲しい物」が買えるかもしれない。
ボディが潰れなければであるけれど………

***************

カメラ事業から撤退

 コニカミノルタ1月19日発表その顛末  2006/02/19


丁度一ヶ月前コニカミノルタが撤退というnewsが流れた。
それからが、コニ・ミノルタユーザーの受難の大騒ぎが始まった。
まず、レンズやストロボ、その他小物等目端の利く人は買いに走った。
コニカミノルタ製品は、人気薄なの定価は高いが売値はCanon、Nikonに比べて高くない。
従って、安く売っている店からあっという間に商品が消えた。…とはいうものの2月の初めまではそれほど顕著ではなかった。

実は、この様な供給不足ということは11月末頃から「妙だ」と思っていた。
まず、11月中旬からα-7 D20周年記念セットの価格が下がり始めた。発売して1年になるため下がってくるのかと思いつつも12月に入って急速にさがった。
一方、ストロボはあるカメラ店に問い合わせたところ「問屋に在庫がない」と言っていた。
普通そういうことはあり得ないので直ぐに、12月1日最安値を店に問い合わせて購入した。
1月上旬何やら胸騒ぎがして同様にAF24-105mmを購入
…これはミノルタの最後のズームというべきものであった。
…半値以下になっていた。

1月の発表から末頃まで、それほど狂乱が始まったわけではない。
しかし、発表から1週間以内にαSweetD、レンズキット、ダブルズームキットの安売り情報から「狂乱」が始まった。
なんと言っても、発売が2005年8月末発売から半年を経ずして製造中止、撤退であるから大量の在庫が市場に存在したと想像に難くない。
そんなわけで、まずNTT-XというNTT系の通販会社が
αSweetDのBody\59,800*送料・税込と投げ売りを始めた。
それも多分100台単位であろうと思われる。
レンズキット\69,800*送料・税込
ダブルズームキット\89,800*送料・税込と言ったところ
今まで、レンズキットは\99,800*程度で売られていたからバカ安である。

従って、ビック、ヨドバシなどは。レンズキット\89,800*送料・税込16%還元。
ダブルズームキット\99,800*送料・税込16%還元。
α-7 DIGITAL【ボディ】\99,800*16%還元。
と言うことになった。
又、ビックカメラでは、「生活応援セット」と称してCFカードと三脚をセットにして
\89,800*送料・税込15%還元。
の様に売り出していた。
今となっては、これほど売れるとは思っていなかったと言うのが現状であろう。
従って、今αSweetDはもう大方売り切り、α-7 DIGITALももう少しと言うところなので
はないだろうか。

α-7 DIGITAL
Img072

Img069

αSweetD

売れると分かれば、値段が上がるのは毎度事で今一ヶ月経った現在は、α-7 DIGITAL【ボディ】は通販で少し残すのみ、αSweetDのBodyの黒は皆無の状況となった。
レンズも半値で売っていたものが、定価に近くなり全体の相場が上がってしまったのは痛恨である。
その上、一時電源関係NP-400の供給停止の話も出たがそれは供給するとのメッセージであったが、その他の種種の部品が供給されないというのは「無責任」のそしりを免れない。

今ストロボや純正レンズは皆無となったが、多分4月以降結構出てくると見ている。
それは、αSweetDやα-7 DIGITALも同じ事であろうと思われる。

*istDが未だに30台とか10台とか幽霊のように出没して、あっという間に売れてゆく……当然中古価格並みであるが。
こういう事がそのうちに起こるかもしれない。
それも、Sonyのカメラに対する動向次第である。
良いものや「欲しい」と思わせるものが出てくれば沈静がするかもしれない。

いずれにせよ、コニ・ミノルタユーザーは結局他社に乗り換える必要に迫られるであろうし、PentaxやOlympusユーザーも他人事ではないと考えなければならない。

コニカミノルタα7D  2006/04/29

Img072


コニカミノルタα7Dを2005年(平成17年)11月に購入し、それに合わせて徐々にストロボ、レンズを購入していった。
取り合えず必要なものから徐々に…。
コニカミノルタ製品は定価は高いが、値下げ率が高く他社に比べ割安である。
しかし、撤退と言うことになって、安く売られていたものは「あっという間に消え」今では定価かそれに近い価格になっている。

掲示板から色々な情報を得たのであるが、自分の持っているα7Dもその不具合を丸のまま持っているとは気がつかなかった。
即ち、α7D全て共通な決定としては
1.AFの不良
2.ストロボの発光不良
3.CCDの傾き
などであって、1.2が発生していた。

AFの不良というのは、普通に合焦するようなところでピントが抜けることであって、銀塩カメラでは経験したことがない。
画面いっぱいで他にAFが合いそうにないところでピンぼけだから始末が悪い。
これは、2月中旬「ピックアップサービス」で1週間で直って帰って来た。

何も言わないのに、3のCCDの傾きまで点検してあったからメーカーでも承知のことであったようである。
これも、3月になると「修理が激増して」一ヶ月以上掛かっているようである。

修理後のテストでは、中抜けは少なくなったようであるがAFの不安定さは抜けていない。

使い心地は、α7を踏襲していて銀塩を持っていると全く迷わない。撮していて気持ちがよい。但し、バックの液晶は「暗い」何故この様な液晶を使ったのか全く良く解らない。
売り出したとき20万円近くしたはずである。
直接パソコンと接続した場合、USB2.0対応のはずなのであるがケーブルが対応していないのか結構遅い。

★連写テスト
Pentax*istDを使っていたとき、連写は5枚まででこれはどうしようもなかったが、α7Dでは15-17枚程度で不便はない。そしてその枚数を過ぎると急に連写スピードが落ちてくる。
この連写に関しては、約10Mb転送のSunDiscUltraII SDCFH-512-901 (512MB)と
TRANSCEND-80倍速(実質最高約4Mb~3転送) TS1GCF80 (1GB) で比べてみたところ連写では差異がない。
バッファー(buffer)の開放が遅いようである。


さて、以下のように製造番号と製造年が判明したので記載する。

α7Dの場合の製造番号は、
004XXXXX 2004年10月
014……   2004年11月
024……   2004年12月
915……   2005年01月
925……   2005年02月
935……   2005年03月
―>>>半年間の生産。
最終モデルの935XXXXXの内2,000台が20周年記念モデル

αSDの場合

965XXXXX 2005年06月製造 Malaysia
975…    2005年07月
985…    2005年08月
995…    2005年09月
005…    2005年10月
015…    2005年11月
025…    2005年12月で製造終了

α7D、αSDいずれも初期ロット後期ロットでは一般的な製造差異以外の差異はなし。
即ち、機能変更・向上・不良改良などの機械的な変更はなし。

この様なことは、普通企業秘密なのであるがひょんな事から完全に判明してしまった。

又、レンズも近年のものは

005……
というものは2005年製であることが分かっている。
又、製造番号の「印字文字」のフォントの違いからタムロンのOEMとコニミノ製(China)との違いがある。
しかし、レンズは製造番号から冬しか作らないのか不明である。

**************

コニカミノルタαSweetD   06/04/29

ビックカメラ生活応援セット→→三脚、Media込み
レンズキット\89,800*送料・税込○○%還元。

Img069 Img070 Img071


コニカミノルタ撤退と聞いて買ってしまった1台である。
最近何故かα7Dでなくこればかり使っている。

理由は「軽い」「AFが正確」これだけである。

一応一番安心してα7Dより使えるのは後継モデルの特徴か。
例え、格下のものでも後から出てくるものほど性能がよいのは常識だからである。
但し、α7Dとの差別化は歴然としていて「マスストレージ」はUSB1.1対応……とわざと性能を落としたようなところがある。
従って、αSweetDと直接ケーブルで繋ごうとすると「パソコンが認識しない」などという最新モデルとしては今時珍しいことが起きる。 
Medeaはカードリーダーで読むしかない。
バックの液晶は明るいが、画素数が小さいのが難点。
全体に高級感の無いのは価格相応なのだが、最近では3万円程度の価格差になった。

レンズがないと言うことで一応レンズキットを選択した。

AF DTズーム 18-70mm F3.5-5.6(D)

このレンズはミノルタ製でミノルタ色をしているが、写り方としては「コンパクトデジカメ」のように立体感がない。
値段相応であろう。

さて、この連写に関してα7Dと同様にテストしてみた。
結果は画像の大きさが大きくないもの(2Mb程度)では、約10Mb転送のSunDiscUltraII SDCFH-512-901 (512MB)だとメモリー一杯に連写出来そうだ。……但し、バッファー(buffer)量はα7Dより小。
ところがTRANSCEND-80倍速(実質最高約4Mb~3転送) TS1GCF80 (1GB) では20枚程度で落ちてくる。
αSweetDではバッファー(buffer)の開放が多少早いようである。
一般の4Mb程度ではほぼカタロク程度であった。

カメラの評価としては、今の価格ならば十分価値があると思う。しかし、もう本体自体あまり手に入らないのとレンス、ストロボなどの周辺機器が「高価」か手に入らない事が難点であろう。
今後、Sonyがレンズや周辺機器を続々と発売すれば解消されるであろうが不明。

現時点では、レンズ等を持っている人向けと言っておこう。

Pentax  FA35mmF2AL  2006/04/29

Img068

希望小売価格:43,000円(税込45,150円)(ケース、フード付)
ケースS80-80:2,500円(税込2,625円)・フードPH-RBA49:2,000円(税込2,100円)付属
…………………………………
ハイブリッド非球面レンズ、ゴーストレスコートを採用した光学系、大型の花型フードなどにより、大口径広角レンズで問題となる画面周辺部のコマ収差やフレアーを除去。全撮影距離、全画面で、シャープでコントラストの高い画像を実現しました。豊かな階調と深みある色再現性も魅力。付属のフードには円偏光フィルターが操作しやすい窓を設けました。

シャープでクリアな画質
35ミリAF一眼レフカメラ用35mmF2レンズ初の非球面レンズ採用で、諸収差が良好に補正され最短から無限遠までコントラストの高いシャープな画質と、絞り開放状態でも周辺まで高い解像力を発揮する高性能レンズです。さらに、ゴーストレスコートを施すことで画面内の逆光時でもゴースト・フレアの少ないクリアな映像を実現します。また、30cmまでの近接撮影を可能にしています。

…………………………………

このレンズを使ってみて何やら今までの暗いズームレンズが莫迦らしくなった感じがする。
何よりもF2という明るさ。結構ノンストロボでも何とかこなせる。
そして何よりも見たまま「写し撮れる」というのは驚き。
後日AFのテストをしてみた。
テスト方法は、CD-DVDの1cmケースを重ねてそこにパターンとなるものを貼り被写体深度を測るものである。

smcDA16~45mmF4EDALに関しては、メーカー調整済みと言うこともあって、実に正確。ズレなし(28mm付近)。

トキナーATX28-70F2.8Pro(旧)も28mmで許容範囲。

FA35mmF2ALは若干後ピン傾向もあるものの許容範囲で結構良いものであった。
実際の実写でも明らかに解る描写で安心して撮影できる。
*istDとの相性がよいのであろうか。

コニカミノルタ  AFズーム24-105mmF3.5-4.5(D)
 AFズーム 28-75mm F2.8(D)
 AFズーム 17-35mm F2.8-4(D) 2006/04/29


AFズーム24-105mmF3.5-4.5(D)

Img036

これはα7が発売されたときにセットレンズとして売られたものである。
その後も年間2000-3000本程度生産されていたようだ。…製造番号から
定価60000円もする高価?なズームレンズで発売当初「CAPA年間ベストレンズ」に選ばれたほどのものである。
しかし、結構高かったのでタムロンのSP24-135mmF3.5を買ってこれで間に合わせていた。
尚、定評のあったSP24-135mmは何故かコマーシャルが少なかったのか何も賞の対象にはならなかったのには不思議。
時は経ち、AFズーム24-105mmF3.5-4.5(D)を手に入れたのはコニカミノルタが撤退発表する直前であった。
価格は、半値以下捨て値であった。良いレンズも人気がないとダメである。
このレンズは外観、ロゴもミノルタのまま、レンズキャップその他はコニカミノルタになっていた。

実写は、デジタルになっても健在で非常にクリアーな描写。ミノルタらしい非常によいレンズである。
この後述べるタムロンのOEMのコントラスト重視のレンズとは全く違うといってよい。
但し、今は定価に近い価格になっている。


AFズーム 28-75mm F2.8(D) 

Img066

外観から解るとおり最新のコニカミノルタレンズである。当然タムロンのOEM。
このレンズは元々タムロンで好評であったレンズである。AFズーム24-105mmF3.5-4.5(D)と被る領域であるが描写はやはりタムロンであるが、F2.8であるだけでなく中々良い。
AFも正確で良いレンズを買ったと思う。

但し、これは撤退を表明してこのレンズが激安となりほぼ売り切れとなったとき、東京・その他で探し回ってやっと「激安」価格で買ったものである。
元々撤退する以前は、4-5万円もする結構高いレンズであった。
OEMのタムロン(SP28-70)に比べて1万円程度高額。それが30000円プラス10%ポイントであるから買ったときは感動であった。
尚、AFズーム 17-35mm F2.8-4(D)などのセットレンズに比べ圧倒的に製造数が少ないので現在でも入手は難しい。


AFズーム 17-35mm F2.8-4(D)

Img067

これは、セットレンズである。
元は、タムロンのSP17-35mm実は、これの元のSP20-40mmF2.7-4(ミノルタ)を持っている。
SP20-40mmはアッサリとしたソフトな描写で好き嫌いが別れる。一般には描写が甘いと思われている。

AFズーム 17-35mm F2.8-4(D)は、広角側に伸ばしたものでタムロン風のコントラスト重視。
何故か、撮影するときによって非常に描写が変わる。結構難しいレンズである。
どちらかというと、AFは合いにくくα7Dとでは散々であった。
但し現在調整済みだか場合によってAF不良に陥る。

****************

Pentax FA28mmF2.8AL 06/04/30
……製造中止
Img035

希望小売価格:36,000円(税込37,800円)(ケース付)
ケースS70-70:2,000円(税込2,100円)付属・フードPH-SB49:2,200円(税込2,310円)別売
………………………………………………………………
ハイブリッド非球面レンズを採用し、5群5枚のシンプルなレンズ構成ながらFAスターレンズなみの高性能を獲得。球面収差や像面湾曲をはじめとする諸収差がよく補正され、画面周辺部まで美しい画像を結びます。F2.8と明るい開放絞りで、やわらかなボケ味を生かした表現も可能。単焦点レンズならではのコンパクトさとともに、透明感のあるヌケのよい描写性が特長です。
………………………………………………………………
*istDにおいては、全くAFが合わなかった代物。
簡単なテストをしてみるとソコソコFA35mmのような描写を示すが、いざ撮影となると「後ピン」で中抜け状態になる。

実際DVDケースを利用した被写体深度AFテストをしてみると、全くビックリするようなダメ結果であった。

明るい人工光のところでは全くと言って良いほどAFは合わない。
これほどボケホゲのものは珍しい。

ファインダーで覗いたときはまともなのだが、モニターで確認すると全くどうしようもない。
「FAスターレンズなみの高性能」と謳うのであるが、FA35のように「全撮影距離、全画面で、シャープでコントラストの高い画像」「絞り開放状態でも周辺まで高い解像力を発揮する高性能レンズ」

とはFA28では書いていないところが「ミソ」兎に角デジタルには全然使い物にならない。
風景向きか??

Pentax FA31mmF1.8AL Limited   2006/06/10
Img034 Img033
★故障し既に売却


希望小売価格:Silver 127,000円(税込133,350円)・Black 130,000円(税込136,500円)(ケース、フード付)
専用ケース:4,500円(税込4,725円)付属・フード組込み
………………………………
広角の表現に新しい可能性を拓く31mmの焦点距離。F1.8の大口径でガラスモールド非球面レンズや高屈折率低分散レンズを贅沢に採用。ナチュラルなパースペクティブ、コントラストが高く切れ味のよい結像性能、フローティングシステムによる全撮影距離の端整な描写性など、すべてに高品位を求めました。また、円偏光フィルターの操作が容易な花型フードを一体化しています。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
定価を見る限り非常に高価なレンズである。中古で80000~70000程度はすると言うから「お宝」の類になる。
前々から、シャープさFA35に負けると言われているが、実際のテストでは開放付近F2.0ではシャープに結実しない。
実用になるのは、F4.0位からではないであろうか。

しかし、写りは今までのレンズとは一線を画するものである。
描写を一口に言うと、「ヌメ」として描写である。そしてその色や暗部の黒が黒でないところが、コンタックスのレンズに似ている。

現在、AFの関係からあまり撮影していない。F1.8が実際には使い物にならないというのはがっかりである。いずれにせよ「テスト」撮影は欠かせないのでそのうちに「修正レポート」をする。

16-45mmは コントラストが強く 「骨太カリ」と言った印象
トキナーATX28-70Proは、「繊細なキリリ」
FA35mmは、「カリカリ・スッキリ」


但し、*istDとはあまり相性が良くないようで「ガッカリ」である。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞2006年06月10日
いろいろと検討した見た結果、Leicaレンズなどドイツ製の設計では「開放」ではピントを甘くしてボケを大きくし、
絞ると「シヤープ」にという設計らしい。
従って、開放ではあまり解像力がよく写らないということらしい。


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昔の銀塩カメラの記録

昔の銀塩カメラの記録


リコーR1 30mm F3.5 /24mmF8 (台湾製)平成07年購入  2005/05/04 11:54 AM photo

Img078
コニカビッグミニが登場して7-8年経って発売された。
30mm F3.5 /24mmF8 
リコーレンズ 30mm F3.5(4群4枚)
        スーパーワイドパノラマ24mm F8(6群6枚)
パッシブ(Passive)方式マルチオートフォーカス(3焦点) 0.35m~∞
フアインダー:採光式逆ガリレオ方式
シャッター:プログラム式電子シャッター  約2秒~1/500秒
二分割SPD受光素子使用(中央と周辺)  EV2-15(ISO100)
光量制御電子フラッシュマチック。
ストロボ ガイドナンバー7程度
ISO100 30mm 0.35~2.7m
ISO400 30mm 0.35~5.4m
フィルムカウンター:逆算式
CR-2 3V
117×61×25mm 145g


二焦点カメラになっているが24mm(パノラマ)はオマケである。
形状は、フィルムの入る部分が太く他は薄っぺらな特殊な形状をしている。
実に携帯性がよいデザインである。

買ったのは、「つい気まぐれ」。
ホームセンターで展示、在庫のカメラは全て30%引きと言う広告に釣られて20000円以下で買った記憶がある。
通常30000円程度はしていたようであるが、何故か今まで持っている人に出った事はない。
初期不良で…Made in TAIWAN
「日付の滲み」、「動作不良」、「巻き上げ不良」等2回修理調整した。
調整して快適なカメラになった。
描写は、中心部は非常にシャープで一眼レフと遜色ないが周辺部の流れ、変形は大きい。
室内のスナップはストロボの小ささに影響して難しい面もあるが、日の丸写真を撮るには全く問題ない。
但し、プラスチックのペナペナした質感は高級感はないし、薄っぺらで写真機らしくない外観は高級感を感じられない。
しかし、一眼レフに迫るコンパクトカメラが出現したことに大いに驚いたものでもあった。
尚その優秀さから、その後リコーR1はR1sとなってつい最近まで発売されていたカメラでもある。
これが、後のリコーGR-1、GR-1s 、GR-1v
の高級コンパクトカメラに繋がる。
*************
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Pentax Z10 FA28-80mm smcPENTAX FA70-200zoom 平成2年購入 photo

Z-10は、発売と同時にまだ高崎の西口にあったバラックの様なビックカメラで買った。
OM-1以降一眼レフを買ったのは初めてである。
Z-10は、パワーズームという機構が目新しい物で同時発売のの28-80mmがセットレンズと言われる物である。
兎に角、このレンズの反応はすばらしく何やらMechanicalな感じがプンプンした。
しかし、結構巨大なレンズで写りとしてもコントラスト中心なレンズである。
取り合えずのバカチョン一眼レフとはこのことである。
パーワーズーム(PZ)も70-200mmmを購入したが逆に遅いばかりで使い物にならなかった。
従って、重くてでかい割にコンパクトカメラ並みのレンズ性能に飽きが来て使わなくなってしまった。
その上、Pentaxはレンズメーカーから嫌われてほとんど他社製のものは使えなかったのも欠点だった。

特徴としては、HPプログラムでスポット測光になった。…但しほとんど使ったことがない。

尚、Z-1、Z-1Pなどは全く別物で「名機」と言われている。

***************

Pentaxペンタックスauto110スーパー

 昭和60年購入(1985)2005/05/14 10:49 PM 

Img076


1983年発売

レンズ交換式110TTLオート一眼レフカメラ
電子自動プログラム式ビハインドレンズシャッター
ファインダー:ペンタプリズム、クイックリターンミラー使用・スプリットマイクロマット式
像倍率0.75倍(標準レンズ24mm、∞)・視野率87%
巻上げ角144度・予備角55度、110ワインダーⅡにより自動巻上げ可能
内光・中央重点測光方式TTL 測光範囲はEV3~17(ASA/ISO100)
SPD受光体使用 シャッター速度範囲は2種のLED(緑色=F2.8・1/45秒以上、黄色点滅=手ブレ警告)で表示
99(幅)×57.9(高)×44.5(厚)mm・164g(電池なし)
これは110のレンズ交換式の本格的な一眼レフである。
レンズは18mmパンフォーカス、18mm/F2.8、24mm/F2.8フィルター径25.5mm、50mm、70mm/F2.8フィルター径 49mm、ズームZOOM20~40mmF2.8/フィルター径49mm
クリップオンタイプ、自動調光方式
オートストロボAF100P/2.2~10[ASA100]/63[幅]×49[高]×48.5[厚]mm・80g[電池なし]
オートストロボAF130P/2.2~13[ASA100]/63[幅]×72[高]×41[厚]mm145g[単3乾電池2本付]
110ワインダーII

写真はそのうち別コーナーで………
auto110スーパーは、auto110の改良型である。確かある程度のセットになった化粧箱に入ったものが7万円程度で売られていたような気がする。
買ったのは、ビックカメラ高崎店が当時高崎駅の東口の路地にあったときである。おおよそ必要と思われたものはフルセットで買った。
ボディ他は、ケース、AF100P、110ワインダーII、18mm、24mm、50mm、70mm、各フィルター、視度補正レンズ
である。ズームは高かったまでパス、パンフォーカスはいらないと思ったので買わず。取りあえずフルセットに近い。
多分65000円程度(詳細は後日)
スキー場へ持っていたりして適当に使ってしまったりして、視度補正レンズが折れたり粗雑に扱った。但しキズ等は一切なし。ケースに入れて持ち歩いていたからであろう。
その後、そのカメラはレアもの!!
との話を聞いて全て点検して、乾燥ボックスの中に収納した。多分10年は開けていない。
乾燥度は、最高値を示しているので多分何ともないと思う。……新品同様。
描写は………110だから描写には限界がある。特に撮影会に持ち出した時は、お話にならなかった。……同時に持って行ったOM-1に対して。
只コレクションとしては結構面白いものがある。
ライカと比べるのも何ではあるが、見て、さわって楽しむ……そんなものの一つである。
ちなみに、これがPentax一眼第一号である。

CanonEOS  100QD/28-80mmF3.5-5.6USM【サイレントEOS・故障】
   平成06年購入

○形式・モータードライブ・ストロボ・オートデート内蔵35mmフォーカルプレーンシャッターAF/AE一眼レフカメラ
○ペンタプリズム・視野率90%、倍率0.75倍。
○視度補正-1ジオプター(アイポイント20mm)
○フォーカーシングスクリーン・固定式、AFフレーム付き全面マット
○ミラー・クイックリターン式ハーフミラー
○測光方式・6分割SPC使用のTTL開放測光
1.評価測光  2.部分測光  3.中央部重点平均測光
○測光範囲 EV  -1~20
○AF測離輝度範囲 EV 0~18(ISO100) 
○シャッター:縦走り フォーカルプレーン式全速電子制御シャッター
○シャッター速度:1/4000~30sec B、X接点 1/125
○内蔵ストロポ:ガイドナンバー 12(28mm)~17(80mm)(ISO100)
○アートコードプログラム(EOSアートコードブックから バーコードリーターで読み取り)
○…2CR5…1個
○580g
これは、名機だった。……だったというのはシャッター幕のダンパーの加水分解によってシャッターが癒着して使えないからである。修理費はおよそ12000 円。中古もその程度以下なのでもう修理をする意欲もない。その上修理したからと言っても10年経つと自動的に又癒着するというタイマーが付いている。…事実上欠陥なのであるが「欠陥」と認めようとしない。(この頃のEOS10 100P も全く同じ症状を呈す。)
…これがキャノンの体質というか以後続く。即ち、カメラは消耗品である。写真を撮るだけの機械である。ニコンやPentaxと大きく違うところである。

この事が大きく分かる事柄である。

さて、機械としては特に不満はなかった。静かであるしAFもソコソコ。ゆったり構えて写真を撮るには良いカメラであった。

***************

Img075

Tokina ATX240 F2.8 《Ca》 大口径ショートズーム 平成07年 photo

これは、ランタン系のガラスを使った結構巨大で重いレンズである。
EOS-100qDを使うことによって、今まで見たことにない様な立体的な写真が撮れた。
比べた描写としては、リコーのGR1sと同様なシヤープ描写。
少し、「黄色」の色が付くので夕方や夜間の写真は非常に良かった。
しかし、EOS100が使えなくなり、EOS7になるとAFに誤動作がおきて何故かうまく行かない。
特にEOS7からCanonは少しAlgorithmを変えたので色々とレンズメーカー製のレンズがうまく合わない。
何とか使いたいとは思っているが、24-40mmでは今では標準レンズの内に入り他に魅力的にレンズがあって中々使えない現状である。

*************

ペンタックスMZ10  35-80F3.5mm 28-70F4.0AL

   平成09年購入

TTLストロボ内蔵 TTL AE・AF35mm一眼レフカメラ
電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター、auto 1/2000~30秒
Manual 1/2000~30秒
ペンタックスバヨネットKAF2マウンド
使用レンズ:KAF2、KAFマウンド、    KA、Kマウンド(AFアタ゜プター使用) 
TTL位相差検出3点測離(SAFOXⅣ)
AF EV1~18(ISO100 F1.4)
FA 3速パワーズーム
ペンタミラーファインダー、視野率92%、倍率0.77倍
露出計・測光範囲:TTL開放分割測光(6分割)、50mm F1.4 ISO100 EV0~21
露出補正±3EV(0.5EV)
直列制御TTLストロボ 11(ISO100 /m)28mmカバー  同調速度1/100以下
CR2 2個
データーバック  CR2025
MZシリーズからグレードupしないので未だに現役。事実上この上級機はMZSではなくで「ist」と言う普及機であるところが残念。
いずれにせよ、ペンタミラーとAFの遅さは限界に来ている。
銀塩もあまり撮らなくなっているので出番もすくない。
但し、デジカメより安定度はが高いのは銀塩カメラの特徴。

ミノルタα707si 24-85mmF3.5 平成09年購入 

Img074

言わずとしれた「カメラグランプリ」をとったα707si である。
これは、製造中止になると言うので急遽購入した。10月上旬。
α707siは実際は 9月30日をもってほぼ回収された商品である。従って、微妙な流通在庫のみ。

新宿サクラヤで在庫なしで、東京新宿のヨドバシカメラで購入したが、実際は地元のキタムラで9月に買った方が安かったくらいである。
従って、購入した物は最終モデルである。

試し撮りしていたらファインダーにゴミのような物が見えた。
それで、ミノルタのサービスセンターに電話したら担当の女性は何か威圧的に「販売店で交換してください」という。……クレーマーと思ったのかもしれない。もう製造中止で在庫はないはずというと「まだ生産しています。製造中止していませんと強調する。」らちがあかないのでそのまま引き下がった。
キタムラでも9月30日をもって全部撤去していたので、こんな態度のミノルタはダメだなと思ったのである。
ペンタックスなどは非常に丁寧なので改めてその差が際だつ。
官僚主義というか「ユーザー」には商品を売ってやっているという態度は、どうしたものだろうか。
そのためか、その後合併の憂き目にあった。

そのゴミも使っている内に見えなくなって、今に至っても正常なので「何だったのだろう」と思う。
このカメラの欠点は、スーパーインポーズが付かないのとAFの測点を選ぶのに手間が掛かると言った程度の物である。その他操作が分かりにくいということもある。
しかし、この後継機種のα7が非常に良くできた機種でしかも「激安」なのでこれを使うと言うことは滅多になくなった。

***************
Img073

フジ・ティアラズーム  平成10年購入

名機ティアラ・スームである。但し、あまり知られていない。(マニアだけの世界)
発売当時のカタロクの豪華なこと…当時相当に力を入れて作った機種。
従って良く写る……しかしあまり面白くない。フジのフィルムを入れると特につまらない。
結構コダックなどの方が「空気」を感じる。
当然事ながら広角側の方が解像力が高い。……一説には、カメラ好きの皇太子も持っていたティアラより解像力があるとも言われている。……未確認。
普通に撮っていると何とはなしに撮れてしまう。フジのカメラは皆写る傾向が似ていて「透明感」はあるがつまらない「平面的な」ものになる。
特に、ティアラはどんなところでもストロボが発光する。
最近、時代の趨勢かストロボ充電時間に時間が掛かる事に気がつき始めている。
コンパクトカメラは、今デジカメに移ってきているために現役引退も近くなりつつある。

TAMRON SP20-40mm F2.7-3.5 《Mi》 平成11年 


旧型製品となってしまった。
昔は、超広角レンズだったが17mmていどは普通になったので少々広角側が物足りない。
描写は比較的「ソフト」で「カリカリ」という今の傾向にはそぐわない。
撮してみると充分な撮れ方をするが、コントラスト重視でもないし特にこのレンズで撮影したという雰囲気が伝わってこない。又、平面的というか最近のレンズにはかなわないのかもしれない。
そのうち、デジカメにつけて試してみたい物である。
Konicaminolta AF17-35mmF2.8-4(D)を買ってしまったために全く必要なくなってしまった。
これは、新型のタムロンSPのOEM品だからである。
SP20-40mm F2.7-3.5 はDレンズでもないのでどうしようもない。

**********
キャノンEOS7  28-105mmF3.5    平成12年購入


これほど雑誌に騙されたカメラはない。
カメラ自体は、どこというものはなく説明書は見なくとも直ぐ使える単純なもの。その上、種種の設定をしてやると色々な風に使えることが出来るがほぼ体制に影響はない。
視線入力でAFをすることが出来るが、明るいところに限られる。
昼間の屋外で使っている限り大して不具合は見つけられない。これはどんなカメラでもそうで今では当たり前である。
こんな事をAFが「正確」とか、写真家という「太鼓持ち」が絶賛した。だから今でもミノルタα7よりも売値が高いという珍現象がでている。
騙されたと思ったのは………
兎に角、暗さに弱いと言うことである。基本的に、結婚式のキャンドルサービスなどは視線入力どころかAFも効くかどうか分からない。
ストロボも旧式380EXではあまり役に立たないし、視線入力に対応したという420EXでも使えない。
何とか誤魔化して使う方法は、視線入力をはずして、センターに固定するこれしかない。
これで少しは使える。これではEOS100レベルのカメラではないか。
それで、暗さに弱い点を検証してみた。
ミノルタα7に他社製タムロンの同じレンズをつけて暗いところを試し撮り。
ミノルタα7で瞬時にAFしてシャッターが切れた場所で、EOS7は迷った末にやっとAFが合う始末。
ストロボをつけての実験も似たようなものというか悲惨であった。

尚も他社製のレンズとはAFが非対応も部分もあって、使えないカメラである。
その上、ストロボを使って宴会写真を撮ると1/60に固定され背景が真っ暗な写真がとれる。
キャノンはTsシャッタースピード優先で1/30にすることが出来スローシャツターを切ってみたが大差なし。
28-105mmも2段程度は絞らないと使い物にならない。
いっそのことナショナルの汎用オートストロボの方が良かったかもしれない。

こんなものに、グリップ・ストロポ・交換レンズ等も買って全く銭失いのカメラである。
これでもうCanon製の一眼レフは絶対に買わないと思ったものである。

 

Pentax ist*D +smcDA16~45mmF4EDAL+シグマEF-500DG_Super_PA
 のこの一年  2005/08/19 22:14:16


Pentax ist*D →→→サービス

は、購入して直ぐにレンズを認識しない不具合があって修理。修理項目は、各種接点、基盤等の交換。
Ver.1.11となって戻ってくる。
結果、1.写りとしては少々明るめに写るようになった。2.Pentax lensだと特に暗くなったがそういうことは少なくなった。当然、「レンズを認識しなくなる事」はなくなった。→→写りはist*Dsに少し近くなる。

シグマEF-500DG_Super_PA→→→点検

ストロボがフル発光してしまう。又は、発光しない不具合。
カメラボティもサービスに送付。
結果、異常なし……接点の接触不良を起こすことがあり、必ず強く締め付ける事を対策として教わる。
ストロボ接点はCanonの純正ストロボの接点と似ているが、Pentax純正のものはもう少し鋭利。
この対策によりほとんど異常は無し。
修理検査の間、旧式のTTL純正ストロボ(AF330FTZ)を使ってみたが、結構この方が良い感じであることがある。
モニターで見るとSIGMAの方がソフトでよいとしても、印刷するとあまり映えないことがある。

smcDA16~45mmF4EDALの16mm側でAFが合わない件。

これは、デモ機で特に酷く一般の風景でもAFが効かずシャッターが押せなかった。
修理から戻って生きたボディではそれほど激しくは出なかったがたまにAFが合わないことが続出。

結果、2005_8:月PentaxにPentax ist*D +smcDA16~45mmF4EDALを送付。
サービスセンターから、工場に送って再検査したが異常なし。(約2週間)
但しsmcDA16~45mmF4EDALと組にしてAF調整。
現在どの様に改善されているか点検中。

以上 保証期間中に少し動作がオカシイと思ったものは点検、修理に出してみた。
PentaxさんもSIGMAさんも実に親切であった。

これで結果として各部の調整をし終わったので、不都合は仕様。……快適に使えると思う。

こういう事であるなら、EOS7を直ぐに点検に出しておくべきであった。
EOS7sはマイナーチェンジだとしても密かに変更している部分があるはずである。EOS7の不都合は旧型だからだという理屈である。

ist*Dはミラーショックも少なく、レリーズもSilkyタッチで中々気持ちがよいカメラである。

新型のカメラもあるが、やっと癖を覚え込んだところであるし、もう暫く使ってゆこうと思っている。

***********
投げ売り商品として売りに出された Pentax ist*D の実情 


近年、Pentax ist*Dは、生産中止と共にCatalog落ちの製品となった。
正確に言えば、生産した在庫が無くなったと言うことだろうか?

この製品は、月産5000台とのことだったが本当に月5000台作ったかどうかは不明。
ただ製造期間から考えて、60000~70000台と言ったところであろうか。
「56××××~」で始まる初期ロットは凡そ10000台。この製品はかなり検品を厳しくしたので不良はあまり伝わっていない。
いずれにせよ、発表2003年3月→→ 2003年9月6日の発売当日には30000台は出荷したであろうと思う。
30000台というと多いいように思えるが、10000台は予約等、その他10000台は店頭品・ガラスケース入り等そして10000台は販売在庫。即ち、予約の他は各店舗2台ずつ仕入れた計算である。それから年末商戦までに10000~20000台
と言ったところであろう。これで4-50000台。
要するに、ここまでが多分「初期モデル」と言われるものである。
ファームウェアとしては(VER:1.00 、1.02)

「ペンタックスは2004年6月3日、普及型デジタル一眼レフカメラ(DSLR)を今秋発売すると明らかにした。価格は「他社の普及型DSLRと同等の、 12-13万円前後」(同社)。月産2万台、来年3月末までに10万台の出荷を目指す。」
……と言うように翌年6月にはDsを発表し2004年11月19日(金)に発売している。
この発売時点で10万台の在庫を持って望んだことであろう。(生産期間より推定)

このことから、ist*Dの製造は5月中旬で中止、Dsに移ったことが推定される。
即ち、ist*Dの発売と同時にist*Dsの設計は始まっていてist*Dの評判や各社(Canon KissDigital)の製品に多く影響されたと思われる。
本来ist*Dは Canon EOS10Dを対象にして作られたのであろうと思われたが、「あまりのアンダー傾向」に評判が芳しくなかった。
従って、2004年以降から
2004/01/09 ・*ist D の新ファームウェアが公開(Ver1.10)
2004/03/18 ・*ist D ファームウェア公開(ver. 1.11)→→→最終Ver1.12( 2005/02/25)
とファームウェアが公開されるに従い後期モデルと言われる改良型が発売された。
この後期モデルのファームウェアは当然(VER1.10 および 1.11)となる。

この後期型となって数々の不都合や製造による不良の改善等を行ったと思われる。即ち、何かユニットを変えていると思われるのである。
従って、どの様に直しても初期モデルは後期モデルにはならない。
又、写りの傾向としては、Pentaxが述べてるようにist*Dsの「ナチュラル」がist*Dの写りとなったのである。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞   ∞∞∞   ∞∞∞

少しここで米国Pentaxの価格情報があったので掲載する。
2004年1月30日付けで
PENTAX *ist D bodyから$300(9/10約110円/$)の値引き$1399(153,890円)
PENTAX 16-45mm DAレンズは$200キャシュバックで$229(25,190円)
セットで$1630(179,300円)
とある。
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尚、PENTAX 16-45mm DAレンズの平均価格\47,682は、$429(\47,190)と非常に似通っているのは不思議である。

Pentax cuts *ist D price by $300
Friday, 30 January 2004 20:20 GMT

Pentax USA today announced that it is cutting $300 from the retail price of the *ist D digital SLR as well as an additional $200 from the 16-45 mm DA lens if bought with the camera. By our estimates this means you should be able to get the *ist D with the 16-45 mm lens for around $1630 ($1399 for the discounted body and $229 for the lens), that's the camera and lens bundle for around $60 under the original retail price for the body alone. In addition Pentax USA has also cut $30 from the Optio S retail price and $50 from the Optio 550, 555 and 33WR.

DREAMS CAN COME TRUE:
PENTAX SLASHES *ist D DIGITAL SLR PRICE

GOLDEN, Colorado (January 30, 2004)…Dreams can come true. PENTAX U.S.A., Inc. has reduced the retail price of the*ist D digital SLR by $300. The legendary camera manufacturer also is offering consumers an additional $200 cash back when combined with the purchase of the PENTAX 16-45mm DA digital lens. These special savings are in effect February 1, 2004 through June 30, 2004. In addition, PENTAX has extended previously announced cash back offers of up to $50 to consumers on the purchase of select digital and film cameras All these special savings and extended purchase deadlines are as follows:

* ($300) PENTAX *ist D digital SLR body retail price reduction while supplies last
* ($200) PENTAX 16-45mm DA digital lens if purchased in combination with *ist D digital SLR by June 30, 2004
* ($30) Optio S Digital Camera and Optio S4 Digital Camera if purchased by June 30, 2004
* ($50) Optio550 and Optio555 Digital Camera if purchased by June 30, 2004
* ($50) Optio 33WR Digital Camera if purchase by June 30, 2004
* ($30) IQZoom 170SL Date Camera if purchased by June 30, 2004
* ($30) IQZoom 150SL Date Camera if purchased by June 30, 2004
* ($30) IQZoom 120SW Date Camera if purchased by June 30, 2004
* ($10) IQZoom 115V Date Camera if purchased by June 30, 2004
* ($10) IQZoom EZY80 Date Camera if purchased by June 30, 2004
* ($20) ESPIO 140V Date Camera if purchased by June 30, 2004
* ($20) ESPIO 24EW Date Camera if purchased by June 30, 2004
* ($30) ZX-L Date Camera Body if purchased by June 30, 2004

Rebate information and coupons are available from PENTAX dealers and also available to download from the PENTAX website at www.pentaxusa.com/rebates.
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ist*Dの完全製造中止を受けてと言うか、ist*Dsの発売日が明らかになると在庫処分に走ったた店舗もある。
そして製造中止に近くなると続々安売り店に「ist*D」の投げ売り品が登場する。
しかし、その詳細を見ると初期のレンズセットであったりもする。
そうして極めつきは、マップカメラの6万円台前半しかもグリップ付きと中古価格同然の新品価格。
そうした情報と共に激安情報が蔓延。
最後は、ビックカメラの通販でポイント付き60000円前後から70000円前後で売りに出された。

さて、その実態は各種の情報を見ても初期モデルの店頭在庫品と推定される。
程度の良いものは、カメラのキタムラが11万円(税込み)で2004年9月に売りに出したものであろう。
但し、これは初期モデル中の初期モデルで特に不良品が多いロットである。
「57××××~」で始まるロットで、初期ロットに含まれた(規格外)不良品、又その修理品が含まれると思われ、その上工作精度も上がっていないものである。
実際のところ、ほとんどが店頭在庫・デモとして使われたためにあまり表面化しなかったであろうist*Dである。
「57××××」の後半から「58×××××」になると
ファームウェアとしては(VER:1.02)になっているものがある。

従って、在庫処分として安く売られたものはほとんど゜棚卸し商品や店頭在庫の初期モデルと推定される。

ビックカメラの激安通販
ビックカメラは何故かこういう時期に「激安通販」をやることが多い。
何故やるかと言えば、ビックカメラは「安い」と宣伝するためである。
……と言うことは、ビックカメラは思ったより安くない。
実際通販では驚くほど安くない。
早く言えば、問屋に返品された店頭品、不良品、不良修理品、展示のデモ機等である。
先ほど述べたように、長期展示品・在庫品は完全に初期モデルでしかも曰わく付きの「57××××」である。
当然事ながら、汚れ、CCD不良、ドット抜け、スーパーインポーズのずれ、接点不良、ストロボ不良、AF不良、その他ありとあらゆる不具合が発生する。
小生も、余りに安いので一瞬ネット通販のボタンを押しそうになったが、どうせ調子が良くないだろうと押すのを控えたものである。

しかし、買った人たちは完全に中古価格……実際中古品のようなものであるが「新品の保証」が付いてきたのは「幸運」としか言いようがない。

 

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2025年9月27日 (土)

銀塩・高級コンパクトカメラ  Ⅰ

銀塩・高級コンパクトカメラ  Ⅰ

銀塩・高級コンパクトカメラには、大きく分けて4種類ある。

一つは、リコーのGR1シリーズ
その他
 コンタックス【京セラ】のTシリーズ
 ミノルタのTC-1
 そして滑り込みの フジのクラッセ である。

最終モデルとしては、GR1v、T3【T3D】、TC-1、クラッセ である。

 ネットでの写真の撮れ方としては、「アッサリ」「コッテリ」「カリカリ」「スッキリ」
と表現されているがよく言ったと思う。
但しTC-1は持っていないので何とも言えない。

それでTC-1については多少省かせていただく。

Img082

★リコーのGR1シリーズ

これは、GR1sを持っている。
 実際はその前のR1という普及品を持っていることから、GRに繋がった。
Magnesium合金製、持っているとその重さから結構高級感があるのだが、見た目高そうに見えない。
 28mmという画角に注意して「寄って」撮れば「それなりに繊細」に撮れる。
 兎に角、撮影する撮影者の技量がそのまま出てしまう中々難しいカメラでもある。

★コンタックス【京セラ】のTシリーズ
Img083

 これは、T3Dを持っている。
 何故か、もし一台しかもって行けぬとしたらこれに尽きる。
 色は、何とも言えない良い色で「目から鱗」の写真機である。
 文句なしの世界一の35mmである。
 但し、データーバッグが昔の一眼レフの日付の流用で全くガッカリする。
 リコーの用に小さくはめ込む事は出来なかったのかと残念に思う。

★フジのクラッセ

Img084

 これは、4種類の中で一番安い。
 実際、製造中止の報を受けて29800円プラスTAX、送料で買った。
 しかし、入ってきたケースは一番立派であった。…サスガクラッセ!!!!!
 本体は、妙な丸みと厚み……多分女性のデザイナーなのかなと想像する。
 正直言って日付の調節や緊急巻き上げボタンがあまりに目立つところにあるのも感心しない。
又、電池ボックスの蓋が変形し、高級に疑問符?
フジ製品の全容が見えた気がする。

 写真はティアラズームの撮り方と非常によく似ている。
早い話が、面白くない。
 ティアラならそういうカメラだから良いとして、高級単焦点カメラとしては何か寂しい。
画角40mmなので違った味わいもあるが、持ち手を選ぶカメラの一つである。

★ミノルタのTC-1
 定価がバカ高いので今でも9万円近くする。
 筐体は、まるで小さな宝石の様。
 どちらかというと持っている楽しみの感じである。
 何故かと言うと、Programで即ちオートでは撮れないからである。
 必ず、Av露出優先AEとなる。
 その上、構造からF11が使えない。
 いろいろと制約があって………、持っている人の話によると「たまに失敗」があって良く撮れないと言う人もいる。
但し、作例はいつも秀逸である。


*****************
Img081


なつかしのカメラ
ミノルタMac TeleQD[40-80mmF2.8-5.6] 

昭和62年購入  2005/05/15 22:52:07 

Olympus OM-1の後継機がAFに対応しないことから一時的にコンパクトカメラを買ってみた…移行した…と言うものである。

40mmF2.8/80mmF5.6二焦点カメラ  赤外線MultiBeamアクテイブAF
Lithium電池2CR5
二焦点カメラという形式一時的に発売されたもの。
購入価格26,800程度(定価約50,000円)
この頃のカメラの特徴としてカメラらしい形(Canonオートボーイ型)をしている。

80mmの時、レンズが突き出ると同時にストロボも出るという一見大人しそうな形から奇異な形へと変化する。
この頃、「タケシ」がトリ「鳥」であると鳥の着ぐるみを着てCanon二焦点Cameraのコマーシャルにでていた。
この二焦点カメラは当然ズームレンズの登場と共にあっという間に消えてゆく。

このカメラを買うきっかけになったのは、ある雑誌にOEMでLeica版が出ていると言うことであった。実際、この頃のミノルタは青(ネガカラーの)が綺麗で何故か好きだったのである。
又、《昭和58年頃に買ったペンタックスPC35AE-M SE Date》の様な動作の緩慢な乾電池からLithium電池2CR5となった。
この頃の機種は動作が速く、シャッターも何か「写真が撮れた」と今のカメラから見ると騒々しいが素早くなった。
AFはワイドフォーカスエリアである。

さて、描写はソフトで今のキリキリというデジカメ風には遠く及ばない。
OM-1の代わりに使うと言うのには何か締まらない感じがした。

又F2.8であるので室内でもノンストロボになる。しかし、強制発光・停止はレンズ横の小さなボタンを押しながらでないと作動しない。
逆に、高輝度であるとAFが誤動作してピンぼけになる。
AFも赤外線MultiBeamアクテイブAFで中抜けが少なくなったと言うものの効果は見られなかった。
その上二焦点カメラの80mm側が全くと言って良いばと使い物にならず、オマケにしてはご大層なカメラである。
その上使い込むと、バカチョンカメラとしては大きいし使いにくい。
当時、コニカからビッグMiniという小型(当時の水準としては驚異の小型)の単焦点35mmF3.5が発売されていたので余計にその使い勝手の悪さが良く分かるものである。
ちなみにコニカビッグミニは、35,800円程度の価格がした。

コニカビッグミニ(初期型・silver)35mmF3.5    平成2年購入
コニカビッグミニ・ネオ 35mm~70mmF3.9~F7.4 平成3年購入  05/05/04 12:01 PM

Img079

コニカビッグミニは、…コイデカメラオープンセールで9,800円(税別)で購入した。
発売以来四年経過し、目玉商品になりはてたが当時これに勝るカメラはあまり出現していない。
今の水準から言うと少ししまりのない写りであるが、平成02年購入(発売)のペンタックスZ10/FA28-80mmF3.5の普及レンズの描写と大差無いから良くできたカメラであった。
但し、購入1年をすぎた頃写真機を取り出して見て作動不能になった。
修理8120円
これ以後平成6年まで使い続け、結構使ったカメラであった。
使わなくなったのは、単焦点であることとズーム時代の流行、描写の甘さなどである。

Img080

平成3年 コニカビッグミニ・ネオ(Konika Big mini Neo) 
レンズシャッター式ズームレンズ付AF全自動35mmカメラ
35mm F3.9~70mm F7.4(5群6枚)
Cds受光素子 ProgramAE 中央重点測光
ISO100 f=35mm EV2~EV16、 f=70mm EV4~EV16
CR123A
118.5×65.5×42mm 235g

ズームが欲しいと思って同じシリーズのネオ(Neo)を買ってみたが、似て非なる物でレンズが暗くあまり使わずにしまい込む事になった。 

 

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晩秋の新製品α7D 、Pentax *istDs、OlympusE-300  2004/12/09 20:26:27

晩秋の新製品α7D 、Pentax *istDs、OlympusE-300  

2004/12/09 20:26:27

 11月末から12月にかけて、α7D 、Pentax *istDs、Olympus E-300などが発売された。
 Olympus E-300は、10万円以上の価格設定であったのを*istDsの値段を見てから価格を抑えたため、*istDsの価格でレンズ付きで買えるものとなった。
 確かに、Olympus E-300は高級コンパクトデジカメの価格で買えるのでそんなものと 思って買えばそれなりに良いのではないかと思う。
 但し、一眼レフとしてはファインダーが小さく3点AFとは言うものの多点フォーカスでは無いような印象。
 レンズ付きで9万円ならお買い得ではあるがいざ色々とシステムを欲張るとOlympus地獄に入りそうな気がするものである。
 いずれにせよ、この様な新製品はカタログをみるとその性格がよく分かる。
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コニカ・ミノルタα7D

 34ページもある作例中心の豪華なCanonEOS_20Dのカタログに比べ、簡素だが16ページの結構詳細なカタログ。
 CanonEOS_20Dの詳細そうでよく分からないものに比べ技術は凄いぞとの印象。
 作例は、CanonEOS_20Dと同じRAW現像。

 Pentax *istDs
 16ページプラス2ページ一見して、パパママカメラのカタログ。
 簡単を強調しながらこんな事も出来るという結構力の入ったもの。
 作例は、ほとんどJPEG。

Olympus E-300
 見開き6ページ。作例なし。安く売るからお金がかけられないというカタロク。
 Dust Reductionばかり強調
 この秋に発売されたデジカメ一眼レフに関しては漸く評価が定まったと言うところではないだろうか。
 →製品発売後しっかりしたカタログになった。(2005/1/1修正)

「デジタルカメラ・マガジン2004_12」
にファインダーの見え方の評価がある。

1.コニカ・ミノルタα7D
2.CanonEOS_20D
3.Pentax*istDs

と順位を上げている。
 正直言ってこの出版社の編集者は少々おかしい。
 よく見たら出版社は「インプレス」だった。
 某パソコン雑誌も出している。
 …かってSonyのバイオを絶賛して読者から後で顰蹙をかった雑誌である。
 要するに提灯記事を得意とする出版社である。

 ファインダーの見え方…写真でも明らかにCanonEOS_20Dよりも*istDsのほうがピントは見やすい。
 実物はと言うと、CanonEOS_20Dのファインダーが圧倒的に明るい。即ち*istDsに比べ素通しに近いと言うことである。
 確かにCanonEOS_10Dに比べたら20Dは良くなっているが所詮ペンタミラー(特殊なペンタプリズム2005/1/1修正)である。
 ペンタプリズムに敵うはずはない。但し*istDsは*istDよりも安いプリズム(大きさが大きい)を使っていると言われているが性能が劣るわけではない。
 尚、半年前に出たNikonD70は既に過去のものであるというのは技術の進歩は早いものである。

提灯記事と言えば……

「デジタルカメラ・マガジン2004_11」に

 タムロンAF 28-300mm Ultra Zoom XR F/3.5-6.3 LD Aspherical [IF] MACRO (Model A06)
 とAF 28-300mm F3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A061)の比較記事か掲載されていた。違いはDiが入っているかどうか。
 新製品は、デジタル用にコーティングを改良したもの。
 実際どの程度違うかと言う作例によると逆光に多少強いかなと言う程度である。
 多分比べてみないと分からないかも知れない。

…これを明らかに違うように書くのはインチキである。


 工作精度を高めたとはいうものの、小生のミノルタの初期モデルはマウンドがEngineeringプラコーティング(当時44000円)、そして今回Pentax用の旧型(Model A06)はマウンドが金属。(これは初期から2005/1/1修正)
 Pentax用のマウンドは最後に発売されるから充分工作精度は高いのではないかと思う。
「工作精度を高めた」とは言葉のあや、パンフには一切書いてはいない。
 それにしても、ビックカメラでModel A061は、47000円、Model A06は25800円(15% ポイント還元)。ネット実売で10000円の差。どう見るかである。

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レンズの性能が直に出てしまうデジカメ。

旧式デジタルカメラ・syuun風・カメラ・デジカメ考

2006年6月まで「書・淡墨の世界」閉鎖による転記
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レンズの性能が直に出てしまうデジカメ。  2004/11/25 9:26:27 PM
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○レンズの性能が直に出てしまうデジカメ。

 11月は、県書道展・その他帝国ホテルの記念式典、祝賀会や上野精養軒での講演会諸々で、おおよそデジカメ600枚、銀塩300枚ほど撮影した。
 PENTAX*istDは、室内やストロボ撮影が難しいと言われている。…と言うよりデジカメは一般に難しい。
 PENTAXでは、そのホームページのQ&Aで旧式のTTL純正ストロボ(AF330FTZなど)について述べている。
 Q&Aのストロポに 「TTLオートストロボ撮影では最小絞り付近では露出アンダー傾向に、開放絞り付近では露出オーバー傾向になる場合があります。」
……とある即ち、部屋の中や暗いところではオーバー気味になる。

 ところが、ストロボというのは難しい物で近くに白いものがあると反射していまう。
 たとえば、宴会のテーブルクロスなどが典型。そうすると露出はアンダーになる。
 従って、オーバーの方がよいこともある。

 しかし、今回久々CanonEOS7(銀塩)……【EV1~20(常温・50mmF1.4・ISO100)】……を講演会に持って行って驚いた。
 昼間結構明るい部屋でAFが効かないのである。135mm(開放F5.6)でAFが出来ずレンズがブルブル震える。
 それではと照明器具を狙っても同じ。
 実験結果、100mm(F5.6)位までは問題なく合焦するが135mmだけがだめ。
 結局広角で合焦させてそのままズームせざるおえなかった。

 レンズはタムロンSP AF 24-135mm F/3.5-5.6 AD ASPHERICAL [IF] MACRO (タムロン創業50周年記念モデル290D)である。
 一番感度が高いセンターのセンサーを使ってこうだから困りものである。
 元々、センサー感度が悪いのでミノルタα7【検出輝度範囲 EV-1~18(ISO100)】 に変えたのであるが妙なところで又変な現象が起きてしまった。
 ちなみに、割合と暗いであろうと思われる室内やレセプションでは一回もそのようなことはなかった。
 尚、同時に撮影したPENTAX *istDでは全く問題はなかった。


 某買い物系の掲示板でPENTAX *istDに対して、FA50mm/F1.7などの旧型銀塩レンズなどの評価が高い。
 ……と言ってもRAW現像であるから当てにならないが。
 正直言って、今までの経験からFA50mm/F1.7はあまり評価があるとは思えなかった。
 実際の描写は最低で2段(F5.6)場合によっては3段(F8)まで絞ら無ければ、現在のデジカメの描写の水準にならない。
 どんな安レンズでもF8まで絞ればそこそこの描写は得られる。
 F8の描写なら、FA50mm/F1.7もFA28-70AL/F4、smcDA16~45mmF4EDAL、トキナーNew AT-X270AF PROでも対して変わらない。
 但し、PENTAX系はコントラスト重視の様で、トキナーNew AT-X270AF PROなどの繊細な描写とは趣を異にするような気がする。
 只smcDA16~45mmF4EDALは逆光に恐ろしく強く、PENTAXレンズの特徴のコン ドラスト重視の傾向は見られるが開放値F4からシャープである。
 
 思うに、PENTAX *istDなどのデジカメは旧来のレンズが使えると言いながら実際に は高級レンズしか使い物にならない様な気がするのである。 

 

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PENTAX *istD

旧式デジタルカメラ・syuun風・カメラ・デジカメ考

2006年6月まで「書・淡墨の世界」閉鎖による転記
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PENTAX *istD
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 物の良さは買ってみなければ分からない。
 女性との結婚は、その女性と結婚してみなければわからない。

 今、小生の手にしているのは、PENTAX*istDである。
 バージョンとしては、Ver1.11(Farmware)。
 1.11というのは、言わずと知れた最終バージョンである。
 イヤうちのもVer.1.11だとおっしゃる方もいるかもしれないが、ダウンロードしてファームウェアのバージョンだけを上げたのではない。

 最終モデル。
 使い込みに従って、直感的な「使い易い操作」と「写りの良さ」に愛着が沸いてきたこの頃である。

○初期不良

 *istDは、初期不良の多かった機種として知られている。
 海外の組み立て製品の初期ロットは特にそうである。
 小生が最初に手にした*istDは、多分第二ロット(Ver1.00)と思われる物。これは、レンズの不認識による初期不良があった。
 PENTAXより代替え品として借りたデモ機は、初期ロットと思われ…

1.smcDA16~45mmF4EDALの16mmになると認識しなくなりAFが定まらず、シャッターが切れない。
2. Pモードで1/30以下でシャッターが切れない。
 ハイパープログラムでも1/30以下にならない。スローシャッターが切れないというもの。

○ストロボ

一般に、ストロボ同調の不良等などがある。
(初期の仕様とも言われている。)
 ストロボは他社でも中々調子が良くない。
 それでは何故ストロボの調子が良くないかというと、本来フィルムカメラ用に作られているストロボのフィルム面での光量とCCDに対応する光量が微妙に違う故と言われているからだという。

 *istDの内蔵ストロボは、ストロボを使ったのに暗くて使い物にならないと言う症状であり、外付けでも正常に働くときはアンダー、調子が悪いとフル発光になってしまうという症状がある。
 このストロボ不良は、Ver1.11(Farmware)によって解決したとも言われ、実際小生の*istDVer1.11(Farmware)は、純正のAF330FTZ(結構古い)を使う限り適正露出で割合と従来のモデルに比べ明るく写る。
 又、シグマEF-500DG_Super_PAでは、P-TTLの効果が期待できる。

 このストロボに関して、他社のミノルタα7Dではプリ発光するため従来の5400HSなどの(D)対応でないものは使えないと予め述べているものもある。
 又、CanonEOS_20Dの発売と共にスピードライト580EXを発売している。
 これもに性能アップの外に、何か特別な意味があるようである。
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PENTAX *istD ○雑誌の批評・プロカメラマンの不評。
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○雑誌の批評・プロカメラマンの不評。…初期ロット・初期バージョン(Ver1.00)

 デモ機・初期ロット…発売と同時に買ったプロや雑誌の取材で使われているのは、デモ機又は同等の初期ロット(Ver1.00)である。
 この機種は、「PENTAXのレンズを使うと」明るい所は兎も角、室内や日陰などでは全く暗く写る。
 おおよそ-1.0から1.5位。
 その上、ストロボを使用すると前述の通り暗く写り不良というから困りものである。
 従って、純正レンズを使ったユーザーには非常に評判がわるい。
 雑誌によく登場するプロ写真家のT氏が自分のHPで11月19日発売の*istDsを*istDに比べて絶賛している。
 PENTAXのメーカーの人間が、*istDsの方が*istDよりも完成度か高い(性能が上回っている)と宣っているので実際にはそうかも知れない。
 しかし、一方でその様な不評が聞こえてこない話もあり「変だな」と思うことがある。
 実は、小生の場合初期モデルで社外レンズ(トキナーNew AT-X270AF PRO)を使うとPENTAX純正レンズに比べ+1.0(補正値)程度明るくなりの普通のカメラ並になる。
 但し、修理再生品となったVer1.11(Farmware)*istDでは、トキナーNew AT-X270AF PROを使うと逆に+1.0程度明るくなる(当然)。
 このPENTAXレンズの暗さがたたって、ある女性カメラマンのhome pageで暗く写るのが嫌で、*istD+smcDA16~45mmF4EDALを下取りとして出しCanon EOS20Dを買ったと書かれていた。

 実際、初期のバージョンの*istDは、ストロボの使用や室内などの暗い被写体を写すというのは「どうしようもない・使い物にならない」との定説があった。

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PENTAX*istD  の4種類
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以上のように述べてきたとおり、PENTAX*istDは、*istDと言いながら4種類ある。

 1.初期ロットVer1.00(Farmware)…デモ機で確認。
 2.Ver1.00(Farmware)……………購入品で確認。
 3.Ver1.10(Farmware)……………未確認。
 4.Ver1.11(Farmware)……………修理再生品で確認。
 こんな具合であるが、Ver1.00(Farmware)で起きているストロボの不良や暗い写り等はVer1.11(Farmware)では解決している。
 但し、Ver1.00(Farmware)→Ver1.11(Farmware)へと単にFarmwareをアップしただけでは解決しない根の深いものであることは承知しなければならない。

 今後*istDは、多量?(人気がなかったから流通量が不明)に中古カメラ市場に安価で流入するであろう。
 しかし、この調子の悪い初期のバージョンや初期不良品が混じることが予想されるために注意が必要である。

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PENTAX *istD   高性能AFなのに、根拠のない低性能と言う評判。
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○雑誌のテスト…高性能AFなのに、根拠のない低性能と言う評判。

雑誌の商品テスト(CAPA2004_8)によると、シャッターのタイムラグが大きい方に位置する。*istDはMZ-3とほぼ同じようなデーターでありMZ-3のメカの発展型であるから当然と言えば当然の結果であろう。

「デジタルカメラ・マガジン2004_5」に
「コントラストの違いによるAF合焦テスト」
「低照度下におけるAF合焦テスト」(1.0EV)
というテストがある。
レンズは各社のマクロレンズを使用しているが、この様なテストにレンズの影響はあまりの考える必要がない。
結果
「コントラストの違いによるAF合焦テスト」……(中央センサーのみ使用)では、
 50:60ではNikonD100が4/5 他社は、すべて5/5
 50:55ではCanonEOS1Dsが1/5 、*istDが2/5(5回のうち2回合焦)と最高値を記録している。
 尚、他のCanonEOS_10D、KissD、Nikon100D、D2H、70Dは合焦せず。(0/5)
「低照度下におけるAF合焦テスト」では
 25:0で CanonEOS1Dsと*istDは完全合焦(5/5)。

…CanonEOS_10D、Nikon100D、70Dで4/5。CanonEOS_KissDで3/5。NikonD2H 1/5。
さて、このテストの後で最後に解せない不思議なテストをしている。
 「0.7EV下」で人物の顔でのAFテストである。このテストの方法も明らかにしていないながら、何故か*istDは完敗(1/5)となっている。
このテストは多分捏造であろう。

これは、NikonD2Hが余り良くない数値を出した結果であると述べている。

以上のように、*istDの性能は、低照度やコントラストの低い被写体でもAFが確実に作動することが分かる。

又、同誌では他に
「測距点ごとの違いをみる多点AF精度テスト」などをやっている。
しかし、この様なテスト(各社のマクロレンズで検証)で常に思うのは、Canon製品又はNikon製品のみの製品の差は明らかに分かるものの、仕様の違う他社製品との比較では誤差が多すぎて参考値にしかならないと言うことである。
 その上、誌面で指摘しているとおりレンズを変えると違う数値になってしまう。
本当に、参考値にしかならない。
 又、この様なテストをするならば同一仕様の社外レンズを使用するなどして、少なくとも同一条件にして誤差を少なくすると言うのが常識ではないだろうか。
普通の常識だと思うが、色々な意図があるのかも知れない。(営業サイドの)

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PENTAX *istD  の結論の一つ
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 いずれにせよデジカメ一眼レフの特性を知って、てなづけるのは至難の業である。
 銀塩カメラで明らかなようにCanonEOS系は一般に暗さに弱い。特に中央以外のセンサーの感度が低く、そのために高照度の場合以外使い物にならない。
 これは実際にCanonEOS7で実証済みである。
 CanonEOS_20Dも元になったカメラの性能から、同様な傾向があるようで「カメラマン_2004_10」で落合氏が指摘している。

 しかし、近年のデジカメに関しては、不良品が多い。

小生の場合、
*istD本体の初期不良。
シグマEF-500DG Super PAの初期不良。
 又、最近ではsmcDA16~45mmF4EDALもなにやら挙動がおかしい気がする。

★古いカメラなので良く解らないことが書いてある。
一応記録として保存
2025年9月27日

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