荒井柊雲 過去作品1984

2025年9月30日 (火)

2000~2004年(平成12年から16年)の荒井柊雲作品

2000~2004年(平成12年から16年)の荒井柊雲作品

2002(平成14)年

Img134

第55回 書道芸術院展 出品作 題名「行雲流水」     120×70㌢
題名「行雲流水」     120×70㌢  平成14年1月製作。
紙は、和画仙の二層紙〈15~16年寝かせた物〉。
墨は宿墨。
今回は「節筆」を使ってみました。
要らない苦労をしましたが気負っていてどうも重たくなってしまいました。
市民展などの作品より先に書いたので色々試行錯誤になっています。
市民展などの作品は色々試行錯誤の上紙、墨等全く違った物を選択して思うような墨色が出ています。

2002年02月14日
*************
Img135

水魚之交【暢】   68×35 
第36回 前橋市民展 書道部門 出品作 平成14年1月制作
紙は、和画仙の15年ほど前の二双紙。
買った当時どうも良い色が出なくてそのままにしてあった。
そのため練習用に使ったのであろうか残り少なくこの紙は終わり。
又虫の糞がついて隅10㌢幅で使えなかった。
不思議とこういう紙に限って良い色が出たりする。
今年も当番審査員なので少し凝った作品。

2002年01月06日

*************
Img136

水魚之交   68×35
艸玄会の総会の出席者用の景品として作った物。
二双紙。市民展作品と同じ紙。同時期に作成。少しおとなしめ。
あいた空間に大きめの画印…竹印を入れてみた。

平成14年1月制作
******************
2001(平成13年)

Img137

春夏秋冬   95×60
和画仙の二双紙を使い、宿墨で書いてみました。
今回は薄いに滲みです。

写真は、表具前の「まくり」の時のもので今後表具したものに差し替えます。

平成13年10月制作
2001年10月23日

***********

Img138

平成13年度 書道芸術院 秋期展出品作品
題名 「春夏秋冬」179×57㌢
久々「和画仙」をで書いてみました。手漉画仙 二双紙 1985年製

近年、秋期展を見ても「滲み」効かせたものが多くなってきた。
ほんの10年前には少なかったから小生の作品は直ぐ見分けれられた。

と言うことで、滲みとしては一番難しい「濃い滲み」で表現している。
どこか「春夏秋冬」なのかというと、書き始めの○二つが「春」上に上がって「夏」である。

平成13年8月制作

********************

Img139


第54回 書道芸術院展 出品作 97×60
題名  「思  念」 平成13年1月制作
紙は、三層紙(中国画宣1986年製)を寝かせたもの。
墨は、宿墨。印は、小野澤旭堂先生(毎日書道展審査会員、書道芸術院審査会員)のよる竹印。
第54回書道芸術院展において、評論家の先生5人(田宮文平、小野寺啓治、津川 晨、桑原 喬、松岡和雄の5人)による「私の選ぶ10点」の作品の中。
1票獲得しました。
★墨の芸術情報誌・「修美」・2001.4春季・草萌号・第20巻・通巻No74号・修美社刊 page89に掲載されています。

2000

Img140


書道芸術院 秋期展2000年度 出品作
題名     「 蜂 」 168×66
三層紙に宿墨。筆は羊毛筆。
「書道芸術院 秋期展2000年度 出品作」

平成12年8月制作
********************
2002

Img141

  聖     68×45
書道芸術院・前衛書部・大阪展【平成14年3月21日~26日/大阪駅第二ビル】

************

Img142

聖  48×170 第21回 上毛書道30人展 出品作
第21回 上毛書道30人展〈平成14年3月15日~20日・高崎シティギャラリー〉 出品作
紙…中国画仙1986年製・三双紙。墨は宿墨。
墨の滲みを「薄い色」で出すのはどちらかというと易しい。
そこで「濃い滲みを出す」と言うことに挑戦した作品。

「濃い滲み」を出すためには、紙に滲みが広がる早さに関係している。
従って、そのように紙を加工し、そしてその紙専門に墨作りをしたもの。

************

Img143

「 唯 」 136×57  第21回 上毛書道30人展 出品作
第21回上毛書道30人展〈平成14年3月15日~20日・高崎シティギャラリー〉出品作
和雅仙《1986年製》二双紙。
最近の中国画仙は、品質が悪いため敢えて和画仙を用いた。
三双紙よりも二双紙の方が楽に滲みが出る。

この作品では、二段の滲みが出ている。

Img144

題名 「青雲之交」 136×35
第21回上毛書道30人展〈平成14年3月15日~20日・高崎シティギャラリー〉出品作
和雅仙《1986年製》二双紙。二段の滲みは二双紙のゆえ。
この紙は、買った当初余りよく滲みが出なかったので適当に積んでおいた。
従って、虫の汚れなどが付いて部分的に使えなかったところがあった。
ここの作品は、一番内側にあって汚れていなかったもの。
こんな紙も何かの偶然で不思議と、良い墨の色が出ることもある。
尚、この紙は全て使い切ったため同じ滲みは二度と出ない。


2002

Img145

水魚之交     半 切   全国学生書道展・指導者展
全国学生書道展・指導者展≪東京都美術館・彫塑室≫
今回は全て軸装。会場に行って赤い軸になっていたのでビックリ。
中国画宣三双紙・1986年製。
紙も古くなると膠分が変質して、色がついてきます。
それで最近「試行錯誤」で汚れ落としをやっています。

この作品の前のものは、紙を持ち上げたら破れて「グシャグシャ」。
再度書き直して、染み抜きもやったのがこの作品。

2002

Img146

第53回 群馬県書道展出品作 題名「魚」 半切
写真は、会場での物。アクリルガラスに反射して妙なことになっている。
紙は中国画仙三双紙。(1986年製)
印は作品に合わせて、縦で「柊雲」と文字だけで枠なしの印。
迷いの無い作品とはなったが、易きに流れた作品として処分してしまおうとも思った。

しかし、不思議と評価してくれる人がいて倉庫の荷物として現在に至っている。

2003

Img147

第37回 前橋市民展覧会・出品作      35×70
前橋市民展覧会・出品作〔委員〕
紙・中国画仙三双紙(1986年製)
冬の寒いときに書いたもの。今年は1月初何故か寒い。
書いた後何かしっくり行かず書き直すことに。
日本画では膠は冬は、薄め。
夏は濃いめに調合する。

膠分はほとんど分解してしまっている宿墨であるが寒いときはやはり薄めが良いようである。
☆第37回 前橋市民展・書道部門【15年2月14~20日~3/1】
   委員   129点  無鑑査作家  145点  一般公募  466点

   ◇書道部門  合計740点    
   ◇美術部門     384点
   ◇写真部門     722点    総合計  1846点

Img148

 第56回 書道芸術院展  出品作「行雲流水」半切
今回は、額のマットの色を生かした作品にしてみました。
仕上がり寸法が決められているためにマット面を大きくすると作品が小さくなります。

そこをあえてマット面を大きく取りました。
従って違った雰囲気が出たと思います。

作品である以上、只大きいと言うだけでなくそれなりの品なり、雰囲気を大切にしたいと思っております。
尚、紙は1986年製三双紙


2003
Img149

青空之交
半切  第10回 艸玄会書展 出品

Img150

第10回 艸玄会書展  出品作「唯」  半切


Img151



毎日書道展 出品作 魚 60×180
2003_5

Img152

2003_8

第54回  群馬県書道展 出品作(半切)
平成15年の第54回 群馬県書道展出品作

紙は、持っている紙の内では新しい方で1990年物の二双紙。
このころの紙はなかなか良い色が出ないのであるが、色々と考えて強制的に乾燥させて風化を進めた結果古い紙と変わらない滲みが出た。
墨との相性もあって今後同様になるかは分からない。

尚、今年は久々夏に県展の錬成会を行った。
こんな時を利用して初心に戻ってみると良い考えが浮かぶものである。

************
平成16年 
2004

Img153

繋(第38回前橋市民展・出品作)
今まで少し強い調子だったので、少し大人しめに書いてみました。
小画仙四分の一画寸法としては、45×90になります。

今年は、運営委員になったので見本という気持ちで書いています。

 

ブログランキングに参加しています。

Please vote.
人気ブログランキング

 

| | コメント (0)

2025年9月29日 (月)

1984(昭和59)年から2002(平成14)年頃までの荒井柊雲作品

1984(昭和59)年から2002(平成14)年頃までの荒井柊雲作品

★1986


第20回記念 前橋市民展  知事賞  受賞 
作品題名 「  望  」 140×70【180×90】昭和61年

Img031

和画仙の二双紙。〔4年ぐらい寝かせたもの〕宿墨。
滲みは割合良く出ました。

今出せと言われても出ません。

旧作品を見ると年を経るごとにだんだん下手になって行くと思います。

この作品も出品目録に写真として載っていましたが、カラーの方が雰囲気が判るのでこれにしました。

第37回 群馬県書道展  群馬・県議会議長賞 受賞
 昭和61年11月22日撮影  180×90
Img030


紙は和画仙の二双紙を使用しています。偶然に手に入れた紙で二度と同じものは手に入らなかった。
良い紙に気づいた時には10枚程度しか残っていなくて、その後10年間で1枚を残すのみとなった。

尚、この滲みは、現在でもなかなか難しくほとんど実現していない。


1985

第36回 群馬県書道展  群馬県・知事賞  受賞 
昭和60年  180×90
Img029

県展の作品集に写真が載っているのですが、余り綺麗に写っていないのでこちらにしました。

紙は二双紙。議長賞をいただいた翌年の紙と同じです。

濃い滲みこのごろ昔の原点にもどって研究しています。

今は、3尺×6尺の県展出品サイズは今使われていません。もう一回り小さくなっています


1984

第35回 群馬県書道展  群馬書作家連盟賞 
題名 「虞」   90×180  昭和59年製作
昭和59年製作の作品です。

Img028

今から考えると色々考えさせる作品です。

前衛書の書き方を考える原点の一つです。

公募出品の方がやはり力が入っていました。

1997

上毛書道30人展 作品題名 「 世奈 」
平成9年1月製作 172×70 
Img027
うちの娘の名前を書いたのですが、作品は駄作です。

1996 

上毛書道30人展 作品題名「 刷 」 
平成8年12月製作 70×48 
Img026
この時の作品で一番気に入っている一つです。写真は、ライトが強すぎて墨色が飛んでいます。私が撮影したのではありません。
平成8年12月製作 70×48 

上毛書道30人展  作品題名 「 聖 」 平成8年12月製作 70×48 

Img025

久々、横作品です。最近横作品の出品を見合わせてくれと言う、展覧会側の意向もあって書く機会も減っています。
確かに展示で横作品は縦作品の中で僅かなので出てくると困ってしまいますが。


平成8年12月製作 70×48 

上毛書道30人展 作品題名「 能 」
Img024
写真によると、滲みが良く写っていません。
筆は直筆で穂先のみを使って書いています。
墨は。宿墨紙は二双紙。尚、写真は「水谷龍雲先生撮影」
平成8年12月製作 70×48 


1993

第47回 書道芸術院展  書道芸術院大賞 受賞作

平成5年12月製作 172×70 

Img023
紙は、7年寝かせた二双紙。(中国画宣) 墨は、4か月の宿墨。
筆は羊毛筆。
写真では、余り滲みがでていませんが、全体に薄く滲みが出ています。
あまり会心の作とは思えませんでしたが、良い賞をいただきました。


2000

上毛書道20回記念展 出品作  題名 「 雷 」
Img022
「雷」文字のうち、まず雨かんむりを書き、「たんぼ」の田を三つ書くと言う感じでデフォルメしてみました。この変形印も阿部先生の作。
平成12年8月製作 68×35

上毛書道20回記念展【平成13年 1月】 出品作  題名 「 聖 」
Img021


なかなか写真では、滲みの色合いが解りません。
画印は、群馬篆刻協会会長 阿部裕幸先生の作です。
題名を見ると読めてしまいそうな作品です。
別に墨象作品として限定して出したわけでないので、点数あわせの作品。
平成12年8月製作 68×34

上毛書道20回記念展(平成13年1月)  出品作  題名 「 麗 」

Img020

群馬県書道展覧会等、群馬で活躍する書家の内、
昭和生まれの先生を発起人として20年前に発足したのが、
上毛(ジョウモウ)書道30人展です。
毎年、県内の県展審査会員相当以上の書家30人の展覧会を開いています。
今年20回に当たるので記念展を開催しました。
その発起人の一人、西林乗宣先生は今や(社)群馬県書道協会 会長として、群馬県の書道界のトップになっていますから、20年という歳月はたいしたものです。

平成12年8月製作 69×36


1999

1999
書道芸術院 秋期展1999年 出品作
題名   「 雷 雲 」 164×48 平成11年8月制作

Img032

三層紙に、宿墨。○宿墨で滲みを出すと言う事は、比較的容易です。しかし、濃い滲みを広範囲に出すと言う事は難しい。15年寝かせた唐画宣を温湿度計を頼りに除湿機の手助けを借り1年掛けて枯らしたものを使用。それに従い、宿墨も調製し直し、根本から考え直して製作した。「書道芸術院 秋期展1999年 出品作」
平成11年8月制作

2001

第35回記念 前橋市民展  題名 「思念」
Img019

市民展の(当番)審査員でしたので、作品は、小振りになっています。
例によって、ストロボの光が入ってしまいました。
写真ではよく分かりませんが、下の方に大きな滲みが出ています。
まあとりあえずの作品。
平成13年1月  68×36

書・淡墨の世界閉鎖に伴う記録
 

 

ブログランキングに参加しています。

Please vote.
人気ブログランキング

 

| | コメント (0)

その他のカテゴリー

01.HPパソコン実機レビュー・ノート・デスク他 02.Director Suite5 ・PowerDirector 15 Ultraで作る簡単ビデオ編集 03.Dellパソコン実機レビュー・ノート他 04.レノボPC実機レビューとLenovoグッズ 05.富士通PC実機レビュー・ノート他 06.自作パソコンを作る・問題点を探る? 07NECパソコン実機レビュー・ノート他 08デジタル一眼レフの世界 09バソコン・プログラムその他 10レビュー記事コンテスト過去最優秀賞・入賞記事など 11富士通パソコン実機レビュー・ノート・デスクトップ 12マウスコンピューター実機レビュー BF4でお買い物。お買い得情報 D'Artagnan物語・三銃士Ⅰ D'Artagnan物語・三銃士Ⅱ syuun の不思議な少年時代 YouTube動画で見る風景 「美人さん」が行く、「美人さん」と呼ばれた少女の一生 いにしえのDVD 鑑賞 お出かけ・旅行・TDL・TDS オーディオ・音響関係 スキー・スポーッ写真など ハリー・ポッターと死の秘宝 パソコン関連記事 保存用美術館 揮毫写真のコーナー2002~2004- 日本の経済・金融議論 旧式デジタルカメラ・syuun風・カメラ・デジカメ考 書道家のお仕事・書論など 本 書評など 消え去った郷土歴史・閨閥の歴史 秋葉原他・お買い物事情 荒井柊雲 過去作品1984 車、バイク、カーナビ、警報機